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野次馬ニュース

週刊ダウト 11月13日付メールマガジンより抜粋

名探偵の弟子コンビが事件をスピード解決!

 まったくもって許せない事件がおきました!
 喫茶ポアロに「爆弾を仕掛けた」という電話があり、ポアロは捜査のため一旦店内にいた
お客さんには帰宅してもらい、1時間の休業を余儀なくされたというものです。
 ただし犯人は事件発生の2時間後、自宅にいたところを踏み込んだ警察によって逮捕
されるというスピード解決。
 一体何があったのでしょうか?

 事件は先週末9日の夕方に発生しました。
 ポアロにかかってきた電話にバイトで入っていた安室さんが出たところ、「店に爆弾を
仕掛けた。15分で爆発する」と相手が言ったとのこと。
 これが普通の人ならあわてていたでしょうが安室さんは落ち着いてこう返したとのことです。
 「店をお間違いではないですか?うちは喫茶エルキュールですけど?」
 これには犯人も予想外だったと見えてあわてたようで(なお安室さんは電話を取った時点で
「喫茶ポアロです」と名乗っていた)、いきなり電話は切れてしまいました。
 安室さんはその間に、たまたま店内にいた少年探偵団の江戸川コナンくんを呼び、博士の
発明でもある音声録音機をセット、再び犯人から電話がかかってくるのを待ちました。
 そして1分後、再び犯人から電話がかかってきました。
 今回は安室さんの「はい、喫茶ポアロです」に犯人も「喫茶ポアロで間違いないんだな」と
確認ののち、爆弾を仕掛けたことを通告。電話は切れました。
 ここまで聞いたらなんとも間抜けな話ですが、爆弾が仕掛けられたといわれたらそのままで
いるわけにはいきません。
 お客さんには事情を説明して店を出てもらい、一旦ポアロは休業に。
 通報を受けて駆けつけた警視庁の捜査員と爆弾処理班が店内を探しましたが爆弾は
ありませんでした。
 ただのいたずらだったようです。
 安室さんとコナン君がすごいのはここから。
 録音した内容を再生した時に、犯人の背後に電車の通過する音がかすかに入っていたこと、
車両数、音、そしてたまたまその時鳴った車のクラクションからあっという間に犯人の居住地を
割り出し警察に情報提供。
 犯人がいると思われる住宅にて警察が任意で話を聞いたところ、自分が電話をかけたと認め
ました。
 その後行われた家宅捜索で犯人の家からは爆弾の原材料が見つかり、実際に別のお店へ
爆弾を仕掛けるつもりだったことがわかりました。
 ポアロに電話をかけたのは、店がどういう対応をするのか報道で調べるつもりだったそうです。
 まさかこんな短時間で逮捕されるとは思っていなかった犯人、なぜこんなにすぐばれたのか
不思議がっていたとのこと。
 毛利名探偵のお弟子さんが二人そろっていたことが敗因ですね。
 なお喫茶ポアロには工藤新一君の家に居候しているという沖矢昴さんという大学院生もおり、
犯人の居住地割り出しに協力したとのこと。
 詳しいお話は聞けませんでしたが、なんとも頼もしい味方がいたものです。
 以上、週刊ダウト編集部記者、Hでした!


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※これら掲載の記事はすべて実際の事件・団体等に関係の無い架空の物です。


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