多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページ対談→対談4


◆対談4◆

 目次

13.高遠逮捕!14.こんな警察ってアリ?15.理想の女性像は





13.高遠逮捕の瞬間を語る

氷河「えーと、大阪府は匿名希望(笑)さんからの質問です。決死行で剣持警部が高遠さんを
連行していましたが、状況や場所柄から考えて李刑事が連行するのが普通では?」
明智「…これはICPOのことなども絡んできて、警察の仕組みを理解していないと説明の難しい
問題なのですが」

高遠「私の相手としても剣持警部では役不足でしたね…クックック」
明智「茶化さないで下さい! とりあえず、警察の企業秘密ということで説明は無しということに
させていただきましょうか」

氷河「それじゃ対談終わっちゃうじゃないですか(会場爆笑)。妥当ではあるんですか?」
明智「一応はね。あれが例えば、私が逮捕するシーンになっていたら大問題ですね」
氷河「何で?なんか二人でイヤミの応酬とかしてそうじゃん(笑)」
高遠「…刺しますよ…」
氷河「あ、ちょっとそれは痛いんでやめて下さい(笑)。でも何で?」
明智「海外へ逃亡した犯人は、国際指名手配としてICPOが手配書を回すのですが、彼が
香港へ逃亡しているという確たる証拠はありませんでした。つまり私が香港へ出向いたとしても
捜査権はないんですよ。確かに緊急逮捕と言えば後でどうとでもなりますが、李刑事がいた
にも関わらず逮捕したとなれば国交問題に発展しますからね」

氷河「ん?えーと、つまり海外へ逃げた犯人はICPOが手配してからでないと、日本の警察が
乗り込んでいっても逮捕できないってこと?」
高遠「そう言ってるじゃないですか。本当に物分かりの悪い人だ…」
明智「まあ、政治がらみのことでもありますから、なかなか理解しづらいでしょうね」
氷河「んじゃ剣持さんが来た時は…あ、本物のね、手配は回ってたの?」
明智「ええ。関係者の証言から李刑事がICPOに緊急手配したようですね。なかなか賢明な
対処でしたよ」

氷河「ふーん。何か頭こんがらかってきた。そろそろ次のテーマいきましょう」
高遠「伝達岐路の少ない脳ですね」
氷河「うるさいよー!(笑)」



14.空想の警察を語る

氷河「刑事もののドラマで有名どころっていうと、『太陽にほえろ』とか『あぶない刑事』、最近では
『踊る大捜査線』が浮かぶんですけど、現職の刑事さんとしては何かコメントとかはありますか?」
明智「…ヒットする作品が出る度に、警察官志願者が増えて人事の方では喜んでいましたね」
氷河「いやそんな、いきなりリアリティありすぎな話はちょっと(笑)」
高遠「実際の警察は非常に地味ですよ。派手な銃撃戦もなし、パトカーで追走劇の挙句大破
させたりなどということは有り得ませんね。あれらはひとつの作品としてみるべきでしょう」

明智「時折知り合いにも聞かれますが、どれが一番現実味を帯びているかといえば、やはり『踊る
大捜査線』ですね」

氷河「どの辺が?」
明智「アクションシーンよりも、警察それも所轄署の日常にスポットライトを当てたところですね。
なかなか、キャリアとしては身につまされる内容でしたよ」

高遠「警察上層部や警察庁は所詮、政治の世界でしょうからね。上の考えと現場の意見が食い
違い、結果些細なことなど握り潰されるのが現実です」

氷河「何か…いろいろあるんだね。でもさ、よりリアルに描いたからこそ警察の人気も上がったん
じゃない?キャリアはともかく…あ、こりゃ失敬(笑)、現場の警察官がどれだけ頑張ってるかって
いうのが押し出されてて、見ていてすごく感動したよ」
明智「…それについてはあえてコメントを避けます。いろいろありましてね」
高遠「フン、警察の秘密主義には呆れますね。検挙率のノルマが現場の捜査にも大きく影響して
いるのは、上層部が憂慮すべき現実だということにいつになったら気づくのでしょうね。政治家に
なった警察官OBも何をしているやら…といったところでしょう」

氷河「あわわ、やばい、シャレならなくなってきたので少し話題を変えます!じゃ、マンガとか小説は
どうですか?最近は詳しい人も増えてきて、現場に私立探偵が入ったりなんてごまかしはきかなく
なってきてますけど」
明智「…冗談半分や、警察の知識を広める上で『ここの描写はおかしい』という指摘は結構だと
思いますが、あくまでも無知をあげつらうことを目的とした指摘は目に余るものがありますよ」

高遠「架空の物に現実を持ち込む人間は確かに鬱陶しいですね。作品として楽しむ気がないのなら、
読まなければいいと思うのですが」

氷河「何か…遠まわしにイヤミ言われてるんでしょうか、私…(笑)」
明智「そう聞こえるということは身に覚えがあるということでしょう?」
氷河「うわ、手厳しいなぁ。でも私達は一般の方から見てもおかしいと分かることを指摘したり、自分
達の作品でやらないようにというつもりなんですけど、どうですか」
高遠「作品にリアリティを追求し過ぎると面白味のないものになります。しかし配慮した上でなら構わ
ないと思いますけれどね。どうせ君達なんかの作品など誰も気にしませんから」

氷河「高遠さん…」
明智「それからあるドラマの影響か、意外と誤解されがちなのですが、警察官の殉職率はそれほど
高くはありません。一般企業と同じ程度です」

氷河「ん?職務中に犯人と格闘したりして亡くなられた警察官のことを報道してますけど?」
高遠「それは滅多にないことだからニュースになるだけのことですよ。飛行機の事故だってそうで
しょう?毎日数え切れないほどの飛行機が世界中を飛び交っているにもかかわらず、事故が報道
されればいかにも頻繁に発生しているように錯覚しませんか」

氷河「そういえば…。じゃあ殉職が多いというのはドラマの演出と考えてもいいんですか」
明智「ええ。ただ、最近は過労死が問題になりつつありますね。警察官の死亡原因のトップ
なんですよ。どうしても一人一人の受け持つ仕事量が多くて、ろくに有休も取れないという警官も
多いでしょうね、現場には」

氷河「なかなか大変なんだなぁ、警察も。ああー、日本の警察さん頑張って下さい。少しでも
犯罪が減るといいですね。ね、高遠さん!」
高遠「私に何を言えと言うんですか、君は(会場爆笑)」



15.理想の人を語る

氷河「今までこの質問してなかったっけ。長崎県のMさんからのお便りです。2人の理想の女性像を
教えて下さいって」
明智「…そうですね、礼儀正しいのはもちろんですが、何事にも真摯に取り組む人は見ていて素晴
らしいと思いますね」

氷河「高遠さんは?」
高遠「フィーリングが合えば、特には。ああ、やかましく騒ぐ人は論外ですね。誰とは言いませんが」
氷河「ちょっと待って下さい。こっちを見て言わないで下さい(笑)。明智さんは、国公立大学出の女性と
具体例をどこかであげておられましたよね。それって学歴差別じゃないですか?」
明智「そう言われると困りますけどね。最低限その程度の知能は持っていて欲しいということで、
差別したつもりはないですよ。逆に学歴を自慢する女性は好きではないですね。ブランド物を自慢する
女性と同じでね、権威に威を借りて自分は何なのかと聞きたくなりますね」

氷河「おっと、女性に優しい警視のお言葉とも思えませんね。でも分かるような気はします。高遠さんは
これについてはいかがですか?」
高遠「淑女の方々にそんなことを自慢する人はいませんのでね。センスのいい女性は好感が持て
ますが、だからと言って衣服のレクチャーを受けようとは思いません。品性や知識はさりげなく見せる
ものですよ」

氷河「そうなのか。メモしておこう(笑)」
高遠「君はもう手遅れでしょう、どう考えても(会場爆笑)」
氷河「口が悪いのは減点対象にならんのか…(怒)。んじゃあ話を変えて、七瀬さん達について語り
ましょう。七瀬さんや速水玲香ちゃん、えーと…ほっかっにっはっ、ダメだ覚えてないや。まあとりあえず
女性陣についてコメントをどうぞ」
明智「七瀬さんは非常に素晴らしい人だと思いますよ。向上心もお持ちですしね。金田一君も大分
助けられていることでしょう」

高遠「確かにね。彼女の証言・意見が元になって解決へ向かったことも少なくないようですしね。
彼女がいなければ解けなかったものもあるのでは? 彼女に謎解きを仕掛けてみるのも面白いかも
しれませんね。金田一君とはまた違った展開が望めそうだ」

氷河「また物騒なこと言って。美雪ちゃんが高遠さんの罠にかかったと知ったら、絶対金田一君や
明智さんが出てくるよ? そしたらまたいつもの対決でしょ」
明智「その通り。君の思い通りにはさせません。女性を危険な目に遭わせようとするとは、呆れ
ますね」

高遠「ショーに男も女も関係ありませんね。誰を舞台に上げようと、それは仕掛け人のセレクト
次第でしょう」

氷河「あーはいはい。やってもいないことで争わない! 速水玲香さんについてはどうですか?」
明智「そうですね、積極的な所はいいかとは思いますが、もう少し落ち着いてものを考えるように
すればいいと思いますよ。ただあの誘拐事件の時といい、危機に対して冷静に行動する知能の
高さは評価できますね」

氷河「ふーん、なかなかいい評価なんですね。高遠さんはいかがですか?」
高遠「…表裏の激しい人間は苦手でね。立場の弱い人間に対して優しく出来ないのはちょっと」
氷河「あー!小渕沢いじめられたんだね!はっはっは。あいた!何で刺すのよー!図星だからって
さー。いや確かに私も、ああいう表裏ある人は苦手だけども。でも明智さんとか高遠さんもそうじゃ
ないの?」
明智「確かに建て前と本音はありますが、それと弱者に優しくしないのとは違うでしょう」
高遠「わがままも度を越せば目も当てられませんね。気が強いというべきか、まあ私と合わない
のは明らかですよ」

氷河「ふーん。芸能人は表しか見ないに限るっと…。そういえば怪盗紳士についてはどう思い
ますか?」
明智「剣持君にも困ったものですね!あの程度の泥棒も捕まえられないとは!」
氷河「いや仕事としてじゃなくて、女性として…(笑)」
高遠「分野は違いますが、ポリシーを持って行動している点は評価に値しますね。誰かさんは
気づかずに食事をご一緒されたそうですが、優秀なエリートをだましおおせるほどの実力であれば、
一度お目にかかりたいものです」

明智「私は知っていて見過ごしたわけではありませんから、それについてとやかく言われる筋合いは
ありません」

氷河「で、明智さんはどう思われますか?」
明智「…話をする分には楽しいでしょうね。それなりに知識もお持ちのようですから」
氷河「あと他にめぼしい方いましたっけね…。まいいや。ということで今回はこれまで!ばっははーい!」

(対談作成/氷河&中村)

 

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