多分花鳥風月→金田一、コナン的読み物ページ→ドラマ&もろもろの感想→金田一少年の事件簿「雪霊伝説殺人事件」読書日記12
※この日記はネタバレを含んでいます。読まれる際には十分ご注意下さい。
4/11 マガジン19号
いよいよ今回の話もクライマックス直前ですかね。
動機は多分あの女性遭難がかんでいるとは思うのですが、どういう話になるか楽しみです。
あと名探偵コナンの映画が「今年は推理とアドベンチャー」って言ってるけど、毎年推理より
アクションの方が多いと思う。
ところで。
今頃になってあれですが、黒沼さんのあのマスクって何の力で張り付いてんの?見た
ところゴムヒモじゃないし、頭からかぶってるようにも見えないし。中に両面テープでも
仕込んであるんでしょうか?
ともあれ始まり始まり。
おや、冒頭から指紋の話だ。
…この法律の本から堂崎次生の指紋が検出されたらどうかって言ってる…。
誰にも貸してなくてもですよ。
次生が犯人で、その部屋に入って触っていないという証拠は?
ハジメちゃんよ、「誰にも貸してないと言っているから他人の指紋はついていないはず。
ついていれば俺の推理は正しい」というのはですね、推理ではなくて単なる「こじつけ」と
言うのですよ…。
えーとですね。
誰にも貸していない本は、所有者の指紋しかついていない。
所有者の指紋しかついていない本は、誰にも貸していない。
これは成立します。
しかし、次生の指紋がついていれば、二人は犯人である。
二人は犯人である。何故ならば、本には次生の指紋がついているから。
これは不成立です。(ちょっと文章間違ってる気がしますが…)
本に指紋がついていることが、犯行の証明を何一つ立証しえないからです。
さっきも言いましたが、勝手にパラパラめくってみていた可能性をまず潰せない。
なんかややこしくなってきて自分でも分からなくなりましたが、指紋がついてる=共犯は
いくらでも覆せます。
あと、1ページ1ページに指紋がついていると言っていますが。
本を読んでみればわかるけど、むしろハッキリ指紋のつくような読み方をするような
人が少ないわけで。
ハジメちゃん、この証拠の挙げ方はちょっとどうかと思う。
(決してハジメちゃんが嫌いとか憎くて言ってるわけではありませんのであしからず)
…って人がこれだけない頭を絞って説明したのにだな、カメベン貴様あっさり本を
燃やそうとするとはナメてんのか。
しかもあっさり認めたぁぁぁぁぁ!私の反論の苦労返せコラ。
あ、マスクとったら結構いい男ですよこのやろう。
やっぱ動機はあの女性カメラマンの遭難だったみたいですね。そうなんですよ。(死ね)
ところで黒沼さん遭難して寝ちゃダメだとか言ってますが、一応寒さを防げている
状態ならばむしろ眠って体力を回復するのも正しいビバークの仕方ですよ。寝ないで
いると体力消耗するだけですから。
まあそんなおバカさんを救ってくれたのが神城さんだったと。
で。
えーと氷壁岳で彼女は遭難したらしいですが。
でも山の天気が安定しないのはいつものことだから十分な装備をしていったか、怪しく
なってきた時点で戻ったんじゃないのかなぁ…。いやいや、前者のケースで多分あいつらに
装備剥ぎ取られたんですかね、彼女は。
一応発見された時点では事実わかってないから、黒沼さんと合流する予定での軽装…
ってそんなわけあるかぁぁぁぁ!なんでこの時点でおかしいと思わんのだ黒沼。
その後入院した先で黒沼は偶然遭難救助されたあの4人の装備を見て、残酷な事実を
知ってしまうわけですね。
瀬倉は緊急避難と言うておりますが、そこはさすが腐っても弁護士。黒沼は「これは
人殺しだ」と言うんですね。当たり前だ。ド素人が勝手に「緊急避難」なんて都合のいい言葉
使うんじゃねーよ。(プロならいいわけではないですが)
マンガとはいえ実際この手の「自分勝手な解釈」はよくあることですし、ほんっと腹立つな。
瀬倉が真っ先に殺されたのも分かる気がする。
自分の身内とかがこんなことされたらたまらんでしょうな。
それで氷垣さんに胸のうちを話したら協力してもらえることになったと。
うーん…。まあお金出せば殺しやる人間なんて沢山いるからそっち雇って…とか言うと
不謹慎な発言かも知れませんが、真実を4人に知らせるつもりもなかったみたいだし、そういう
のじゃダメだったんですかね。
なまじ自分がやったからこそばれたような気もするけど…。
一志の一人二役は別に計画ではなくアホの一志が一人で考えたことなんですね。まあ一人
ドリフやったその根性は認めてあげよう。あれにあとサラリーマンと主婦と子供と豆腐屋さんが
加われば完璧だったな。(何を求めてるんだ)
いよいよ次回クライマックスだそうです。
ハジメちゃんがどういう救いの言葉をかけるのか、これはちょっと興味ある。出来れば
殺すなんて無駄なことしたとか言うんじゃなくて、もっと別の言葉かけて欲しいとは思う
けど。
今回の話は前回よりやりきれないですね。どちらかというとオペラ座館第3の殺人を
彷彿とさせるような、悲しい事件だと思います。
もちろん殺人というのはいけないことだと思うけれども、人を死に追いやって反省する
こともなくのうのうとしているような人間に生きる価値はあるのかと、ふと思います。
明治6年、1873年に「仇討ち禁止令」というのがでまして、こんにちまで仇討ち、いわゆる
復讐は行ってはならないと法律で定められています。これは、仇を殺せば今度はその身内が
討った方を狙い、殺せばまたその身内が…ときりがないからという意味もあるのですが。
法律が被害者に代わって加害者を裁くから、秩序を保つためという意味合いが大きいん
ですね。
ところが今は殺人者は加害者保護の観念から手厚く守られ、未成年にいたっては名前も
住まいも公表されない。一方で被害者はプライバシーをすべてさらされ『被害者にも落ち度が
あったのでは』という中傷にもさらされる。
こんな世の中で「復讐はいけない」と言って誰が我慢しようとするでしょうか。
人の幸せを突然奪っても、口先だけで「反省しています」といえば許され、何度も同じことを
繰り返す。
さてマンガとはいえ、これまでの復讐者の行為を「やっちゃいけないこと」と頭から否定
できるか、私にはとんと自信がありません。
<今日のメモ>
神城さんは実の正体は滅却師かなんかだろうか。(セーターの模様)
さすがにあの年でペアルックはどうかと思う。
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