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金田一少年の事件簿R「黒霊ホテル殺人事件」読書日記5

※この日記はネタバレを含んでいます。読まれる際には十分ご注意下さい。

3/23 マガジン17号

 長編になるかと思ったのに意外にあっさり終わりそう…。
 もっと死ぬのかと思ったよ。
 
 なんか気が付いたらいつの間にか黒い悪霊という通り名が出てきてましたよ!
 犯人とは!?
 と思ったけど次のページでいきなり犯人指さしてなかった。
「殺人犯がこの中にいるって?」「ちょっと待って」とお決まりのパターンきました!
 美鶴さんが殺されたってどういうこと、と小鳩が聞いています。
 そーいやそっからだったな…!
 あれは美鶴一人を殺すための大がかりなトリックだった、それを起動させるスイッチが
あのスタンドライトだった、と説明するハジメちゃん。
 スタンドをつけて音を鳴らすと停電になったんでしたね。
 そのシステムがここに作り上げられていた、と。
 それは犯人のアリバイを確保するためのものでしょうね。
 その場にいなかったらすぐばれるわけだし。

 マネらは、ヒーターをつけた覚えはないという。
 このホテルは内装は新しいが配電設備は古いから、電気の使い過ぎに気を付けてくれと
ホテル側から言われていたそうです。
 アンペアが多くないんでしょうなぁ。昔はそんなに電力を食う家電ってあまりなかったから。
 家庭とかでも昔の家とかだとアンペアが100Aくらいしかなかったりして、エアコンを各部屋で
つけるとブレーカーが落ちたりすることがあります。こういう時は電力会社に頼んで、200Aくらいに
あげてもらうのがいいです。(と聞いたので数字があってるかはわかんない)

 さて犯人はこのことを知っていて、わざとブレーカーが落ちるギリギリまで電力を消費させた。
 そしてスタンドライトをつけると少しして停電になるように仕向けた。
 白熱灯は電気食いますからねぇ…。
 ただし何度も練習していると他人に姿を見られる可能性があったので、悪霊の噂を利用した、と。
 岩屋さんの見た影はどう見ても悪霊というより人間だったんですけど。
 ここで小鳩が、どうして停電でシャンデリアを落下させることができたのか、と質問。
 そんな短い期間で落とす事など不可能だと。
 だからそれの仕掛けを今から説明するんでは…。

 電気が通るとくっついて、電気が切れると離れるもの、それは磁石だそうです。
 え、そうだっけ?
 と思ったら電磁石か。
 なるほど!
 美雪ちゃんさすが。
 
 なるほど、屋根裏のくりぬいた跡だと私が思ってたやつは、シャンデリアを固定するための
鉄の板だったようです。なんだぁ…。
 そこに電磁石をおいて、シャンデリアの固定金具を引きつけておき、停電になったら電磁石が
効果を失うから落下というわけですね。
 こんな細工を堂々とできる人は、演者側でなくてスタッフ側でないとできないなあ。
 だって俳優さんとかがこんなことしてたら目立つでしょ。
 
 小鳩は、あの後屋根裏にいってみたが、段ボールがあるだけで電磁石はなかったという。
 箱の中に入っていたというハジメちゃんですが、それならコードはどこにあったのかと聞く小鳩。
 なるほど、それが先週見つけたあれにつながるわけですか。
 コードは目に見えない形で目の前にあったと言い出すハジメちゃん。
 屋根裏に行くと段ボールの箱が再現されていました。
 ただし、電磁石の入っていた箱は犯人が持ち去ってしまったためにない。
 犯人は捜査が一段落ついた時に、証拠隠滅のため電磁石を持ち去ってしまったのだろうと。
 ただほかの箱を持っていくと目立つから、それは残しておいた。
 でも仕掛けまで残しておくってのがねぇ。
 結構ずさんですね、この犯人。
 それともこの仕掛けに気付く人はいないと思ったのかな。
 せめて中にものをいれて隠すくらいしとけばよかったのに。
 
 実験としてハジメちゃん、段ボールの中の電灯をつけて見せました。
 銅線が仕掛けてあって、これが電流の流れをつないでいるようですね。
 確かにメッキした鉄だと電磁石に吸い寄せられてしまうからなあ。
 これで犯人は巧妙に、コードレス電磁石を操ってみせたというわけですね。お見事。
 あと、宇津木もこの磁石を使ったトリックで、確実に呼び寄せられていたようです。
 それがつまり、階数の表記をごまかしたやつってことなんかね。
 で、犯人は次週ですか。
 次週最終話だそうです。


<今日のメモ>
 犯人は、コードが自動的に箱の中へ巻き取られる仕組みを考えた方が早かったかも知れない。



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