多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→龍馬伝


龍馬伝

第19話(10/05/09)

 テレビ雑誌に、「勝が刺客に襲われたところを危機一髪で以蔵が助ける」って書いて
あったから楽しみにしてたのに、そんなシーンなかったぞこのヤロー。
 最後の見せ場になるかと思ってたのに残念です。

 冒頭で、勝塾にて皆が、海外の技術に驚いています。
 こんなすごい仕組みを外国は数十年も前に開発してたのだと。
 それから約100年後にはその技術をもしのぐ力を日本が身につけるつーたら…驚く
通り越して信じないでしょうねー。

 土佐勤王党から派遣されてきた三人が、ここはすごく楽しい、武市の下ではこんな気持ちに
なれなかったかも、勤王党は武市のいいなりにしているだけでつまらなかったからな、と満面の
笑顔で言ってて、それはそれで良いことなのですが、龍馬は浮かない顔に。

 その頃、その噂をされていた武市さんは、クシャミをするという空気読むようなこともせず、
屋敷の中をさまようよろい状態になっていました。

 さまようよろい たけち が あらわれた!
 たけち は ぼーっとしている。
 とさきんのうとう メンバー は にげだした!
 しかしまわりこまれてしまった!
 たけち は じょうい を となえた!
 ミス!
 ダメージ を あたえられない!

 そのころ勝は以蔵に、攘夷には2つあると話していました。
 あれか、攘夷とJOYですね!(横文字にしただけじゃねーか!)
 一つは、何がなんでも異国を追い返せというもの。武市がやってることですね。
 もう一つは、日本が力をつけて対等になり、日本のことに海外が口出しできないように
させることだと。
 つーか以蔵クン周囲を警戒するのに忙しくて聞いてないんですけど!
 聞けよてめぇ!今結構いいこと言ったよ勝!

 どちらの攘夷も国を守りたいというのは同じだという勝。
 だから攘夷志士が襲ってきたからといってむやみに斬っちゃダメ、と以蔵に諭しますが、
以蔵誰かが来たので警戒中。
 うんダメだコレ。家帰ってからでないとろくな話ができん!

 やってきたのは龍馬でした。以蔵刀に手をかけててちょっと危なかった。
 龍馬は勝に、幕府が攘夷決行を約束したと知らせにきたのでした。
 
 あと山内が土佐に帰ったこと、龍馬の脱藩の罪が許されたということもわかります。
 酒を飲みながら以蔵は龍馬に、これで堂々と土佐に帰れる、と喜びますが龍馬は、今は
帰っているわけにはいかない、海軍を作る目的があるからという。
 以蔵はそんな龍馬のことをうらやましい、と言います。
 自分はまだ何をしたらいいかわからないと。
 とりあえず勝のボディガードを全力でやればいいと思う。君は強いんだから。赤と青と黄色と
紫と白の背後霊がさぁ…。(それ背後霊じゃないし電王だし)
 龍馬は武市のところに戻れ、と言いますが以蔵は、戻ったらまた人斬りをやらされる、と言う。
確かに私も勝のところにいた方がいいと思うんだけどねぇ。

 したらそこにあの収二郎さん登場ですよ。
 以蔵見つけて何してるって感じでやってくるんだけど、龍馬がいるのを見てアチャーみたいな
リアクションが、素に戻ったというか芸人ぽくて、「みっやっさっこっです!」とか言いそうでちょっと
ハラハラしました。(こんな緊迫したシーンでやったら間違いなくNGです)
 
 と、グチグチと昼ドラに出てきそうな姑のごとく収二郎が2人にイヤミを言いかけた時、いきなり
役人が現れて「ルパーン、逮捕だぁー!」と収二郎を捕縛しようとします。まあ別に収二郎は
クラリスの心を盗んだわけでも「とっつぁーんまたなー」とか言ったわけでもないのですが。
 要するに、藩に黙って朝廷に取り入ったことがばれたわけで。
 ばれたというか山内容堂が仕組んだことですけどね。まんまとひっかかったわけです。
 ここで龍馬がバッと追手の前に立ちふさがって、以蔵に収二郎を連れて逃げるように言うのが
かっこよかった。
 どんな状況でも自分より人を優先できる龍馬がかっこいい。

 この後以蔵は収二郎と一目散に逃げ…以蔵クン。逃げる時に君が、たてかけてある木材とかを
倒していくと、後ろを走っている収二郎さんに全部当たります。これ収二郎逃げる前に死ぬ!材木とかの
下敷きになって死ぬ!
 お前は逃げたいのか収二郎を捕まえさせたいのかどっちなんだ!
 
 武市は収二郎に追手がかかったという知らせを聞いて、驚きのあまりひっくりかえりました。
 おおーいダメだこれ。ジェネラル・ルージュ呼んでくれ!
 
 容堂の方は大笑いでした。自分の策略が見事なまでに成功したからでしょうね。
 こいつは風向きを読むのがうまかったらしいですが、要するに風見鶏っつーことですよね。
 自分の意見を持たず、強い方に常について行く。確かにそれのほうがしたたかに生きていける
かもしれないですが、義を重んじる侍たちから見れば、どうしようもない上司だと思いますよ。

 幕府の方は、喉元過ぎればなんとやら、で、藩に脅しをかけまくってるんですね。
 攘夷するなら長州の方についたとみなす、攘夷しないなら幕府の方、みたいな。
 久坂の方も公家から、幕府が不穏な動きしてる、藩にそれぞれ圧力かけてるらしいよという
話を聞くんですね。っていうか久坂さん久しぶりに見たな。

 武市らの方も皆が、5/10は夢がかなう日だ、異人ども皆殺しじゃー!とか言ってました。
 つーか武市さんよかったね、人が戻ってきて。いなかった時はどうしようかと思ったわ。
 でもそれならなぜ容堂は土佐に帰ったのか、と言われて武市は、攘夷の準備のためだと
答える。
 でも武市自身薄々と気づいていたのではないでしょうか。もう容堂が、攘夷をする気はない
ということに。

 このあと武市は龍馬に呼ばれるんですね。
 見たら以蔵と収二郎がかくまわれていた。

 武市はこんな状況にあってもなお龍馬の言うことに耳をかさず、以蔵に対してどうして勝の
用心棒になった、お前がバカなのは分かっていたがここまでとは、飼い犬に手をかまれるとは
このことだ、と言いたい放題ですよ。
 つーか結局、散々書いてきたけど武市は以蔵のことを便利な駒くらいにしか思ってなかった
わけですよね。ガンダムで言うとザク程度の。(なんでガンダムが唐突に出てくるんだ)

 裏切ったとか武市は言ってるけど、裏切ったというのは対等な関係で信頼していた場合に
のみ罵れる言葉であって、武市みたいに駒程度にしか思ってない人間に対してよくも裏切ったなとか、
アホかとしか言いようがないわ。
 そんなに攘夷のために人斬りが必要だというならまず武市自身がやれや。
 結局自分は上に取り入るばかりで、周囲の人達にフォローないからこんなことになってんじゃ
ねーか武市。
 みんな人間なんだから、手がらは自分の独り占め、ミスは部下を責め立てる、ばっかりじゃ
誰もついてきませんて。

 収二郎のことだって、彼自身は武市のため、国のためを思ってよかれとしたことで、決して
武市を追い落とそうとか悪意があったわけじゃないですからね。
 
 収二郎も平謝りで、どうかしてた、と言います。
 ああ、朝廷と同化してたのか。(そのどうかしてた、じゃねぇー!)

 龍馬は、武市は攘夷のためなら何をしても構わないというが、自分は違うと思う、と一生懸命
フォローするのですが武市聞く耳持たず。
 龍馬を、戦おうともしないお前に何がわかる、と怒るばかりです。
 戦ってるからすごい、戦ってないからすごくない、で人を評価するな武市。

 5月10日がくれば正しいのは自分だと証明される、と武市は言い、収二郎には土佐に帰れと
言います。んで以蔵は好きにしろと。
 よしわかった。もうイマジンに襲われていても電王は武市を助けないからな!

 武市は残った勤王党メンバーに、容堂から必ず命令が来るから待ってろみたいなことを
言ってます。
 自分は容堂にすんごい数の手紙送ってんですけどね。
 でも容堂は答える気がありませんでした。
 もう不幸の手紙でも送ってやったらええやん。

 幕府の方は、ほとんどの藩が攘夷しないつーたからホクホクしてて、勝に、戦ったら負けると
いったのはお前だろう、言った通りの結果になってよかったなーと言うわけですよ。
 むかつくなー。
 お前その眉消してるとこに、両さん眉毛書いたろか。極太のマジック黒で。

 勝も「天下の幕府が姑息なことすんじゃねー!」とかなり本気で怒ってました。

 以蔵の方は魂が抜けたようになってましたが、勝の用心棒はいいんだろうか。ここで勝が
襲われたら大変だぞ。
 なつのところに転がり込んでて、わしのそばにおってくれとか言ってました。
 なつさん、まんざらでもないようですが、その人、今で言えばひきこもりニートですよ。

 さて。5月10日がやってきました。
 長州は、通りかかったアメリカ商船にガスガス大砲撃ちこんでました。
 他の藩は動かず。
 この後長州は海外と幕府からもボコボコにやられるのですが、それでもあきらめず、
幕府を打ち倒して明治維新をやり遂げました。そのパワーはすごいと思います。
 多分リーダーとかが「ダメだこいつ(幕府)…。早くなんとかしないと…」ってテレビ見ながら
感じたんだと思います。
 高杉晋作が出てくるのはCMのあとすぐ!(嘘です)

 土佐勤王党はずーっと容堂の命令を待ち続けましたが、来ることはありませんでした。

 幕府は長州藩がメッタメタにやられたと聞いてニヤニヤしてます。腹立つなこいつ。
 しかも長州にやられた軍艦があったら外国だけじゃなく他の藩のも、幕府が無料で
修理するぞーと、財源もないのにほざきやがる。
 勝がすごい腹立たしい顔してて、気持ちわかるなーと思いました。
 
 龍馬は武市を訪ねました。
 武市が今までとはうってかわってすごい静かな感じで、まるでトイレに間に合わなくて
もらして放心してるみたいな感じの人になってました。
 
 龍馬は、長州は圧倒的な力の差の前にメタメタにやられた、土佐ももし仕掛けていたら
同じ目にあった、もし他の藩もやっていたら、日本というこの国がなくなってしまったかもと
武市に声をかけます。
 攘夷には他の手段がある、海軍だと。
 武市はもう遅いと言います。
 いや…遅いも何も、5/10になったら俺の方が正しいのが証明されるんじゃー!とか
ほざいてたのあんたですが。

 しかも土佐に帰った収二郎が捕まった、自分は彼に申し訳ないことをした、とか言い出して
ます。
 あんたはいつも、終わってから気づくね。
 昔みたいに「私はロリコンではなくフェミニストです!」って言っとけばよかったのに!
(それ昔じゃなくて銀魂の武市!)
 龍馬は、そんなことない、皆武市さんのことを慕ってる、とフォロー。
 今回武市のことフォローしまくりで、このまま二代目フォロ方十四フォローになれそうな
勢いです。どんだけフォローしまくってんだよ。ツイッターかよ。
 龍馬、一緒に海軍しよう、本当の攘夷を実行しよう、と誘うのですが、武市は土佐に
帰らなければならないという。
 収二郎をほっておけないと。
 
 龍馬の顔から笑顔が消えて、それだけはいかん、戻ったら捕まる!と本気で止めて
たのが彼らしいなと思いました。
 
 何を言う、という武市。あれだ、何を言う、早見優って。(古いな!)
 自分が頼んだら容堂はわかってくれるというのですが。
 龍馬、意を決して、容堂は思っているような人物ではない、と言った。

 土佐勤王党を快く思ってない、自分はそれをじかに聞いたと。
 武市は「俺菓子もらったもんねー!」と、ガキの張り合いか!みたいなこと言いだしました。
 ホント何いってんのあんた。菓子とか。
 
 武市が吉田を暗殺したこと、勤王党が下士の集まりであることから、容堂は武市を嫌って
いる、と龍馬は言うんだけど、武市は、吉田は容堂をそそのかして藩を間違った方向に
動かした悪い奴だと譲らない。
 あ、こいつダメだ。人望もないが聞く耳もない。
 
 武市としては、自分の生きてきたすべてを否定されているような気になっているんで
しょうね。
 まじめ過ぎたんだと思う。あと頭が固すぎる。

 いったん土佐に戻って収二郎を助けたら、今度は以蔵のために戻ってくるという武市。
以蔵にも謝らないといけない、と。
 つーかまず謝ってから帰れよ土佐に…。

 武市は龍馬に、お前といろいろあったけど、お前を嫌ったことはないと、あれ、前に「もう
お前とは幼馴染でもなんでもない」とか言ってませんでした?ということをスッパリ無視
した発言をします。お前は「記憶にございません」しかしゃべれない政治家か!

 武市は、また会おう、今度はうまいもんでも食べながらゆっくり話をしよう、そして、異国の
脅威から独立して、日本を守れるなら海軍に入ってもいい、と、死亡フラグが3本くらい余裕で
立つような発言をしました。携帯でいったらアンテナ3本立ってる感じだよコレ。
 そうして去ってしまいます。

 以蔵の方も、転がり込んでいたのがばれて追手がかかりました。
 人斬り以蔵として追われる身となった以蔵。
 勝のとりなしとかもこれは無理そうだろうなぁ…。
 収二郎の方も投獄されています。吉田を殺した罪らしいです。
 いよいよきなくさくなってきました。



 次回「いつでも会えると思ってると結構会う機会がない」
 絶対見てくれよな。