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龍馬伝 |
第2話(10/01/10)
えー季節がすぎ、1852年秋。画面から見て今の暦の10月〜11月頃でしょうか。
坂本家では、年老いた父の代わりに兄が家長代わりになっていました。どうでもいいが
老けとんのー、兄!
兄は龍馬に話があったらしいのですが、その前に龍馬が、土佐を一度も出たことがない
から出てみたいと言い出しました。
それはそれでいいのですが、それなら四国一周めぐりでもしてくればいいものを、いきなり
江戸に行きたいとか言い出します。
ドラクエで言うとレベル1の勇者がこんぼうとおなべのフタ片手に、ラスボスに突っ込んで
いくようなものです。
で、父親はもっと真面目に考えろと、真面目に考えて発言した龍馬の発言頭から否定です。
そして彼に、久万川の堤を直すよう言いました。
どうでもいいけど、「久万川に行け」と言われて「え!?」と答えた龍馬が東京DOGSの奏
みたいでした。気をつけろ龍馬!あの世の母から電話かかってくるぞ!(ねぇよ)
龍馬に「川があふれんようにするのが堤じゃ」と説明する父。龍馬「それはわかっています」と
答えました。お父さん、龍馬はそういう意味で「え!?」とか言ったんじゃないと思います。
20日以内に直せ、世の中を見たければ働くのが一番だという父。一理あります。
そういうわけで武市さんたちのところに報告に来た龍馬。
さっそく仲間達に「江戸が久万川になった」とバカにされています。
いいんだよ、江戸という名の久万川だと思っておけば!(思えるか!)
皆は、武市こそ江戸に行くべきだ、頭もいいし剣もできるから、と言ってます。
ご安心ください皆様!
近い将来皆さん江戸行きです。
もう皆、岡田以蔵操るデンライナーに乗って行けばいいよ!
武市は、ここでも学問は学べる、とあまり乗り気ではない様子ですが…。
んで弥太郎君。キュウリをくわえて歩いています。食べ歩きやめろ!(昔だからいいだろ!)
加尾がやってきて、聞かれてもいないのに、背負っている鳥かごに対して「スズメでも飼おうと
したら買いすぎた」とかごまかす弥太郎。何羽飼うつもりだ。
そんなだからキミは話を聞いてもらえないんです。
加尾は、江戸ってそんなにいいとこですかねーと聞いてて、龍馬が江戸に行きたいって言って
ると伝えるんですね。その後「弥太郎さんには関係のない話でしたね」とさりげなく失礼な
右ストレートをかます加尾。
弥太郎がやたら龍馬にライバル心を持つのは、えげつない加尾さんの言葉のせいでもある
ような気がするのですが。
そういうわけで龍馬が江戸に行きたいという気持ちがあると知って動揺を隠せない弥太郎。
安心しろ。お前も将来江戸行きだ!
で、武市さんがどうして江戸行きに前向きでないかというと、要介護のばーさんがいたから
です。(要介護とか言うな)
家族思いの優しい武市としては、おいて江戸に行くなどって考えなんでしょうね。
まあ今と違って江戸に言ったら簡単には帰ってこれないですもんね。ハハキトクとかいう
飛脚が届いたとして…急いでどれくらいだ?江戸と大阪が約2週間と仮定して、四国だから…
3週間前後ですかね。(船便のことを考えて)
こりゃあ気軽に帰省できませんね。帰省ラッシュとかないわー…。
でもって久万川に張り切ってやってきた龍馬は、働いている農民に、オッスおら龍馬!よろすくぅー!
とか挨拶するのですが、盛大に外したようです。
つーかあれこれ指示してるけど、何もせんで皆動いてんだから無理に指示しなくてもいいような
気がするっていうか、私は見ていて、農民が働きやすくなるように、水とかをいつでも飲める
ようにしておいたらどうかと思うのですが…。
まだこの龍馬じゃ無理だろうな、人を動かすのは。
んで龍馬が「退屈じゃー」とかほざいていると、女の子がパッと何か置いて逃げるんですね。
これがのちのおりょうさん…なわけはないので、龍馬は頑張って追いかけます。ガキ足はぇぇぇ!!!!
彼がたどり着いたのは、米を一生懸命、千歯扱きで脱穀している母子の姿でした。
龍馬に子供が渡したのは握り飯だったらしいんですが、母が龍馬の姿を見てひれ伏して
「今はこれが精一杯」って言うんですね。なんだそのカリオストロ城のルパンみたいなセリフは。
お前はルパンか。
何かわけがあるらしいのですが、聞きだした龍馬はなんかすごい納得したような顔で戻って
きました。
お前大事なところをはしょるんじゃねぇぇぇぇ!
まあともかくですね、そうやって帰って来ると、農民の間でケンカが起きてる。
どうも、2つの村から農民が来てるらしいのですが、そこの農民たちは仲が悪くて、田に
使う水を取ったとらんでいつもモメてるらしい。まー水は貴重ですからね。水がないと田が
枯れて死活問題になったので、見張り番とかもいたくらいです。こっから「我田引水」の
言葉ができました。
弥太郎の方は生活のために、自分の本を売ろうとしています。自分はこんなに苦労している
のに、苦労も知らんと江戸に行こうとしてる奴が許せんとブツブツ文句中。
まあいくら稼いで来てもあのクソオヤジが博打と飲み代に使ってしまうんじゃあなぁ…。
と、そこに母が、ヘソクリを見せてくれるんですね。大事な本は売ったらいかんと。
いやー絶対これ使われるわ。博打とか酒に使う奴ほど金のにおいには敏感といいます
からのー。
加尾さんは自室で読書中。それファッション誌っすか加尾さん。なんかいろんな髪型の絵が
乗ってたけど。…これがのちのananである!(嘘はやめなさい)
そこに兄貴がほくほくでやってきて呼び出すことにゃ。
加尾さん、唐木とかいうとこから縁談が舞い込んだんだそうです。相手に不足なしという
ことで兄も喜んでいるらしい。
しかし加尾さんは乗り気ではありません。断ってほしいと言います。
おお、なんか話の展開が「JIN-仁-」みたくなってまいりましたー!このあと加尾さんが
龍馬を助けるべく武士の前に立ちふさがるわけですね!(歴史的にはおりょうさんが似たような
ことをしますがまだ早いです)
ここでナレーションが、その頃の龍馬は堤のことで頭がいっぱいで、加尾のことどころか
江戸行きのことも頭から吹っ飛んでいた。ましてやペリーが向かってきていることなど知りも
しなかったっていうけど当たり前だ!
ペリーが来ること知ってたら歴史が変わるだろうがぁぁぁ!デンライナー絶対どっかに
あるよ!
江戸幕府の方はオランダから、ペリー来るよって聞かされて皆で会議中です。
ここで日本がずっと鎖国を続けていれば今のぐだぐだな日本は変わっていたかも…とか
ちょっと思ったりしたんですが。
アメリカって本当マイペースだよね!
龍馬の父は後妻さんを迎えてて、でもって二人して龍馬のことを心配しているのが
笑えます。
なんだかんだいっても龍馬に甘いような。
で、隣の部屋から「わからんわからん」という龍馬の不気味な呪文みたいな声が聞こえて
きて笑えます。乙女さんが聞いたら「ぐちぐち鬱陶しい!」とか怒りそうだ。
んで龍馬ですが。
ふと、手に持っていた風車が回り始めるのを見て遊び始めてました。
そんなことをしとる場合かぁぁぁぁ!戦わなきゃ現実と!
翌日龍馬は酒を持ってきて、今日は仕事をやめて皆で飲もうとか言うんですね。
うーん…。あれだ、今龍馬がやろうとしてることは、うまく部下を使えない上司がご機嫌
とろうとして飲みに誘うのと似たような感じだと思う。一番失敗するパターンですね。
龍馬父が屋台でのんびりしてるとこに武市さんが通りかかりまして。
武市は今龍馬が久万川で働いていると知ってびっくりしています。
そんな彼に父、武市くらいに龍馬の頭がよかったら…と嘆いてますが。
武市は、一度働いている現場を見に行っては、そんなに思っているような男じゃないかも、
って言うんですね。
武市さんは、学問ができる「頭がいい」っていうのと、世の中を渡っていける「頭がいい」
というのは違うと気づいてるんだと思います。
自分は前者で龍馬は後者なんだって。
だからこそ父に、現場を見に行くように勧めたのではないでしょうか。
えー。
こちらスタジオでーす!現場リポートの龍馬さーん?
はいこちら龍馬でーす。只今久万川でーす。お葬式みたいに静まり返った現場からお送り
しておりまーす!誰ひとり楽しそうじゃありません!
ほらみろ、作戦が裏目に出てるじゃねーか!
三味線で歌を歌ってみたものの逆効果です龍馬さん!
三味線は高杉にまかせとき!あいつ都々逸好きだから!
農民たちにとってみれば、下士といえども自分達より上なわけだから、それがふんぞり返って
ああせいこうせいと指示してるのが気に入らんと。自分達は畑仕事もあるというのにここで
働かされていて腹が立つと。
その様子を龍馬父、隠れて見守ってるんですね。どうやら一番悪いタイミングで来たような気が
しますが。
農民たちは「土佐にいらんものは下士と犬の糞じゃ」と、お前それは犬の糞に失礼だろ!的な
ことを言ってます。(下士に失礼だよ!)
それで今日はもう帰るって言いだすんですね。
おいおいお前らタダ酒だと思ってさんざん飲み食いしやがって。
そんな彼らに龍馬は、この久万川は毎年氾濫して、下流の村は男が流されて今は女しかいない、
皆、堤を作っている自分達を仏のように思ってくれている、と話をするわけです。
男だけ流される洪水ってのもどうなのって気もしますが、まあともかく、それであの握り飯の理由が
わかるわけです。
この堤作りには人の命がかかっている、気に入らないことがあったらワシにぶつければいい、
けれどもこの仕事だけは最後までやってくれ、と。
でも皆帰って行った。
おぃぃぃ!ここは皆感動して頑張ろうとかいうとこじゃないのか!マジに帰ったよこいつら!
龍馬、ここは後ろからクロスチョップするしかねぇぞ!(余計に怒られるわ!)
えー。
すっかり心配になった父は龍馬が剣の腕を磨いた道場を訪ね、彼の腕前を聞くんですね。
そうしたところ、相当の腕だ、というお墨付きをもらう。
先生は言います。
強いけれど何かが足りない、何かが足りないが大きい、大きいがわからん。
おい…なんだそのスフィンクスが出したなぞなぞみたいな説明は。すごい回りくどく言ってる
けど龍馬が変人ってことじゃねーか!
先生は、これまでの弟子の中で龍馬のような男は一人もいなかった、と言います。
つまり龍馬は幕末の野原しんのすけというわけですね!?(何か違う気がする)
弥太郎ですが。
また酔っ払って戻ってきた父の姿を見て呆れつつも、はっと気づいて床下を見てみれば
へそくりのお金が残ってない。
いやこれは…弥太郎でなくてもマジギレするだろ。
お詫びに切腹するとか言うけど絶対こいつする根性なんかないし。
やめぃ!と弥太郎が怒鳴ったら、そうかっていそいそと刀をしまった上に屁をこいたし。
今すぐこいつに隕石ば落してくれー!!!!!
弥太郎が、どうして自分だけこんなことになるのか、って嘆くのもわかりますね。
弥太郎こそ江戸に行くべきだと思う。
相変わらず現場で無視されまくっている龍馬。
そこに加尾ががお弁当の差し入れを持ってくるんですね。
たまたま見ていた弥太郎、嫉妬メラメラって感じで「どうして見せつけるんじゃ!」とか文句
言ってますけど、どちらかというと通りかかったキミが勝手に見始めたと思うのですが。
お弁当のにしめが絶品だという龍馬。
おいしそうな色には見えませんでしたが…。(失礼だろ)
どっかお妙さんの卵焼き入ってなかったか!?(待て)
加尾はここで、縁談が来たことを言うのですが。
というか思ったのが好きなら何で「受けた方がいいと思う?」って聞くんだろうね。まあその
反応で龍馬が自分のことをどう思ってるか確認、みたいなのもあるんだろうけど、それで龍馬が
「受ければいんじゃね?」みたいなことを言ったからって切れなくてもいいのに…。
おおっしかも加尾さん弁当まで取り上げた!龍馬まだにしめしか食べてないよ!?(そういう
問題ではありません)
自分から話を振っておいて「なんでそんなこと言うの!?」と理不尽な切れ方をする加尾。
私は龍馬さんが好きなのにと言って走り去っていきました。
呆然とする龍馬。
お弁当残念でしたね。←今それはどうでもいいー!
雨が降ってきたので午後の作業も自主的にやめる農民たち。
お前らサボることに関しては積極的だな。
並盛から風紀委員長呼んでこい!あいつ監視なら1日で堤完成するだろ。(その前に全員
殴られて入院になりそうです)
龍馬は、箸を握りしめたまま呆然としていました。
人の気持ちをわかってなかった、と思った龍馬は、ひとりで土砂降りの雨の中作業を始めます。
俵をかついでますが、農民がおいてった道具を使った方が早いように思うのですが。
まあ多分龍馬は思い通りに動いてくれない農民のこととか、加尾のこととかで、人の目線に
立つことの大切さを知ったのではないかと思います。
農民に対して接するのでも今までは、ご機嫌取りとか上から物を言っていたのに変わりないで
しょうからね。
それで泥の中に転がって「ワシに何が出来るかー無理じゃー」と叫んでいるところに農民が
戻ってきて、おかしな武士じゃのーとか言いながら手伝ってくれるわけですよ。
うん、今のでっかい独り言絶対聞かれたな!
お前らのためじゃない、人の命がかかってるからやってやるんだと、ムダにツンデレを発揮
しながら作業してくれる農民たち。
次のシーンで泥まみれの着物からすっかり綺麗な着物になった龍馬が嬉しそうな顔をしています。
ま、農民たちも同じ農民が下流で苦労していると言われりゃほっておけなかったんでしょうね。
そういうわけで堤は完成し、幕府が言ってきた期限に間に合ったみたいです。
一年二年単位でずるずると工事してだらだら仕上げるどっかの公共工事とは大違いです。
一つ成長した龍馬。
道を歩いていると、昼間から酒飲んでいい御身分ですね的な父が店から出てきます。
そんな父に龍馬は改めて土下座して、江戸に行きたいと頼みました。
今回のことで骨身に染みた。自分は人に助けてもらって生きている、ひとりで生きてみたいと。
父はそんなあいまいな理由では江戸にやれん、って言うんだけど、その懐から手紙を取り出す
んですね。
それは龍馬が行ってる道場の先生が書いた推薦文なわけですよ。
江戸の千葉という道場宛てに、こいつ(龍馬)を置いてやって下さいという。
剣術の腕を磨くという名目で父は龍馬の江戸行きを許したわけです。
いよいよ、龍馬の江戸進出がスタート…しなさげです。(次回予告を見る限り)
次回「アンパンマン!新しい手形よ!」
絶対見てくれよな。