多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→龍馬伝


龍馬伝

第23話(10/06/06)

 えー、皆さん冒頭から何やら狂ったように踊っておられるので、こりゃあハシリドコロでも
間違えて食ったんかいと思ったら、単に長次郎の祝言でめでたいと盛り上がっていたので
ありました。
(そっちの発想が出てくる方が怖いよ!)

 龍馬も我がことのように喜んでいますが、加尾とか佐那さんのことはいいんでしょうか?
 それと細かいことだが、この嫁さんと旦那さんの座ってる位置は江戸風ではないのか。
(カメラワーク的に、長次郎が手前でないと見えにくいってのはあると思うのですが)

 ま、そういうわけで勝もお祝い持ってきてさらに盛り上がったところに勝は、神戸村の
操練所が出来上がったと知らせてきます。
 お祝い事が重なってさらにめでたいですのー。
 長次郎、せっかく結婚したのにしばらく単身赴任状態です。
 ちゃらっららっら〜。←ヒトシ君ボッシュートされた時の音。

 操練所にやってきた一同、流石にテンションたけぇー!修学旅行で新幹線に乗り込んだ
小学生か!ってくらいはしゃぎまくっております。
 確かに長年の夢だった、黒船が目の前にあるわけだから、これからのさらに地獄のような
しごきも耐えられるってもんですよねー!
 つーかなんか訓練が筋肉番付みたいになってんぞおい。

 で、この訓練生の中に陸奥という男がいた、とナレーションが。
 あれですよね、銀魂のOPでいつも辰馬に銃つきつけてる女の人のオリジナルですよね。
(それしか覚えてないのかよ)
 ってかなんか長州藩士がおらんとかバカにしてますが。
 お前はそんな偉そうな口が叩ける身なのか。吉原通いがばれて破門され、行くとこなくて
ここにやってきたクセに。

 一方長州の方では、何とかして攘夷を盛りかえさねばならんと、多少手荒い方法でも構わない
という気運が高まっておりました。
 その計画を成し遂げんと、ヅラが京にいっていたのです。
 なんかこのドラマ見てると長州→京の移動がえらい早いような気がするが…。

 ヅラは京にいるメンバーで、薩摩から帝を救うという手を相談していたんですね。
 で、お龍がお酒を持ってくるんだけど、皆は殺気だっていますから、話を聞いていただろう
だとか、幕府の犬じゃないのか、というけど、ヅラはまあ国のためにやってることだから
信用してくれとか言うわけですよ。
 龍馬のことを知ってるって言うたら、お龍さんもちょっとはヅラのこと信用するのかも
知れないですけどねー。そんな相手が知ってるなんて知らないもんねえ。

 土佐の方では武市さんが朝飯持ってきた人に、今朝は拷問の声がせんけど、と聞いたら
拷問が取りやめになったらしい、と教えてくれる。
 次は自分の番かと思う武市ですが、その見張りのおっさんは、今も一応身分は上士なんで
武市さんが拷問されることはないという。
 でもって、自分は下士だけどこういう役目をしているから、土佐勤王党に入りたくても入れ
なかった。でも、武市さんのことは下士を率いて頑張っていた人として尊敬している、と
言うんですね。ええ人やー。
 そして武市は、以蔵が捕まったという話を聞いて驚きます。

 なんかもういい加減ダラダラしているとこしか見てない山内容堂ですが、後藤が、以蔵への
取り調べを厳しくさせてっていうのには「なんかーチョーかったるーい」って感じで応じません
でした。
 慶喜からもらった掛け軸見てニヤニヤしてるからダメだよこのおっさん。
 話になりゃしねぇ。
 お前は会議場で寝ていても給料もらえる政治家ですかぁーコノヤロー。

 そして弥太郎のとこでは、子供が生まれてウハウハです。
 かわいいですね。
 今が一番幸せな盛りですのー弥太郎。

 操練所では、なんか学問を覚えるのが難しいとかなんとか言ってた望月に陸奥が、ワシは
1日で覚えたとか言って挑発し、ケンカになるんですね。
 しかも止めに入った長次郎に「ニセ侍が」とか言ってるし。
 で、この後望月が「言わんでええことと悪いことがあるろー!」って言ったけど。
 …同じ意味ですよね…?しまったりとじたり、みたいな。
 言っていいことと悪いことがあるだろう、じゃないのか?
 聞き間違いでしょうか?

 望月は、武市さんらのことを心配しているから、本当はここで練習しながらでも、気が気で
ないっつーのはわかる。
 だけど、自分一人が心配してるわけじゃないし、自分がいま出来ることをすることもまた、
大切なんじゃないかなぁ。
 
 で龍馬はなんでそんなことを望月に言ったと陸奥に聞くのですが。
 こやつも性格はきついし口は悪いし、辰馬に銃向けるしで(最後の違いますよね?)アレな
人だけど、ここに来るのに親が許さなかったから脱藩してきた、というきちんとした決意は
持っていたわけです。吉原通いばれて破門されたのは言ってないみたいですが。
 だから一日も早く知識を身につけたいし、甘えたこと言ってる望月らが許せなかったと、
そういう気持ちもわかるけどねぇ…。
 自分が出来るから人もできるとかそういう考えを押し付けてもよくないと思うよ。

 龍馬は望月のところにいって、武市のことは自分も気になるけど、今は皆新しい道を進んで
いる、と言うのです。
 けれど望月は、下士が犬猫みたいな扱いをされていたのを救ってくれたのは武市だった、
尊王攘夷の心を忘れてしまったのか、という。
 あの志は変わらないという望月に龍馬は「目を覚ませ」という。
 今さら攘夷、開国が何になる、もっと日本国は力をつけなければいけないと。
 要するに龍馬が言ってるのは「急がばまわれ」ということですね。
 それを思い切り近道した挙句失敗しちゃったのが武市だと言うこと。
 もう後戻りしてはいかん、と龍馬は言うのですが…望月の顔を見る限り納得してねぇなーこれ。

 一方イギリス公使館。
 日本を食い物にするぞー4ヶ国で攻撃してやんぞーと、イギリス、アメリカ、オランダ、フランスは
決起しておりました。つい100年前に独立戦争やったばかりなのに仲いいな、イギリスとアメリカ。
フランス兄さんも「どっちにも反対」のクセにちゃっかりいやがる。オランダは…まあいいや。
 あと決起するのはいいけどそこの犬がうるさいんじゃ!黙らせろ!セリフにモロかぶってんじゃ
ねーかよ!(字幕出るから関係ないといえば関係ないけど)
 
 武市の家ではまーた乙女さんがいました。
 毎日きてやるっていうのはいいけどこれ逆に、本当に毎日こられると、結構鬱陶しいですよ…。
 さらに今回は弥太郎登場。
 材木持っていろいろ直しにきたらしいです。
 気持ちを考えやという乙女さん。いや、あんたも結構お富さんの気持ち考えた方がいいと思うよ!
 すると弥太郎、タダで直しちゃる、というわけですよ。
 乙女に「あんた心配してくれてるの」と言っても、「してない」というツンデレ全開の弥太郎が
かわいいです。

 自分のところに幸運が続いているから、あまり幸運をため込むと不運がやってくる、だから
今のうちに損をしておこうと思っただけだ、とか言ってるけど。
 弥太郎なりに心配して来てるんだと思いますよ。
 いい奴ですねー。
 だからこそ龍馬もなつくんだろうなぁ。
 
 と、そこに「ごめん下さい」とやってきた男が。
 「なんじゃおめー、勝手に人の家の庭先に入りこんで」
 うん、弥太郎テメーそれさっき自分が乙女に言われてたよね!
 ほれみぃ!お前に突っ込んでたらこの男の名前聞き洩らしたやないか!(知らんわ)
 
 ともあれこのやってきた男、牢番をしていると言い、武市からの手紙を預かっている、と
渡してくれまます。
 そこには、心配せんでいい、という内容が書かれていました。
 弥太郎がそれ見て大丈夫そうやな、と慰めの言葉をかけてあげてるのが良かったです。

 武市のとこには後藤がボロボロになった以蔵を連れてくるのですが。
 武市は、吉田を暗殺した人間を探しているようだ、それを話してしまうと勤王党全員が
殺される、ホントのこと言ったらあかんで、というわけですね。
 なんかもっとこう、慰めの言葉はかけてあげられなかったのかなぁ。
 いや気持ちはわかるんだけども。
 
 この時武市は思い知った。この牢にいる限り、誰ひとり救えないということを。
 確かに、以蔵とかを助けようと、自分一人が暗殺したと申し出たとしても、連帯責任で
皆が殺される可能性はあると思います。
 だったら知らぬ存ぜぬを通すしかないのかも知れませんね。

 そんな中龍馬の周辺がいよいよ動き出します。
 操練所で、望月がいないことに龍馬気づく。
 相部屋の奴に聞いても、最初は知らんと言ってたんだけど、京へ言った、と話すんですね。
 長州が何か計画を立てていると聞き、夜中に出て行ったと。
 龍馬はあわてて自分も京に向かおうとするのだけれども。
 皆はもういいだろう、という。
 なんでそこまでする、と。

 以蔵の時は確かに龍馬の幼馴染でもあったし、ほっておけんというのもあったでしょう。
けど、望月の場合は同じ藩だというだけで、なんでそんなにまでするのか、こっちの訓練の
方が大事じゃないのか、と皆は言いたいわけですね。
 自分で攘夷の方を選んで出て行った人間を連れ戻す必要はないだろう、と。

 龍馬はそれは違う、と言う。
 自分達は仲間だ、異国は日本がバラバラになるのを待っている。
 おらんでいい仲間なんていない、望月を死なせるわけにはいかん、と。

 確かに龍馬の言うことももっともではあるけれども、でも私はちょっと納得いかないなと
思いました。
 何より望月自身が自分がやりたいと思って選んだ道なのならば、それをそんなことをしては
いかんと引き戻すのは、望月の人生の否定にしか他なりません。それはそれで失礼だと
思う。
 さっき私は、自分が出来ることをしたほうがいい、と書いたけども、いろいろ考えて望月が、
自分がいま出来ることとして京に行くことを選んだのであれば、それはもう選んでしまったの
だからどうしようもないんじゃないかなと思います。
 龍馬が助けたいと思うのは龍馬の道、望月が攘夷をしたいと思うのは望月の道、だから
龍馬が助けたければ行くのはいいけど、望月の行動を否定したらいかんぜよ。

 それで、えーと前回の扇がどうたらの宿。
 お龍の前に龍馬が現れて、「背丈はこんくらいで顔がいかつい望月という男がこなかったか」
と言う。
 お前、それでわかったらモンタージュいらんのじゃ。
 最初は教えられないと言ってたお龍も、熱心な龍馬に動かされて、池田屋にいったと教えるの
ですが。
 風のように去って行く龍馬。お礼くらいは言って行けぇぇぇぇ!!!

 一方池田屋
 皆が集まっています。
 お前ら、いくら京間いうても、そんだけ男がひしめき合ってたら狭いっつかむさいというか…。
 ヅラがもうすぐ来る、と言っていますが…。
 この時ヅラ本人は「いや、早く来すぎて、ちょっとトイレいってたらその間に池田屋事変が…」とか
言ってんだけど、別の証言では、「マジにヅラさん来てたんだけど、逃げるのオニ早かったんすよー」
ということらしいです。(ムリして若者言葉使わなくていいのでは)
 こいつの逃げの速さは天下一品、あの新撰組に囲まれてさえ逃げのびてますから、さすが
攘夷がJOY☆と言ってるだけはありますね…。

 龍馬、池田屋めざして走ってんだけど、そんな遠かったっけ…?
 ともかく、攘夷志士達が何もしらずに、京都の街へ火を放ち、そして御所にも火を放ち、混乱に
生じて帝を連れ出す、と話をしていた時…。
 幕末最大の騒乱と言ってもいいかも知れません。
 池田屋事変はおきました。
 この続きは「新撰組!」DVD-BOXで!(待て)

 龍馬は物陰に誰かが倒れているのを発見する。
 それは、望月でした。
 腹を切っている望月に驚く龍馬。
 ここ、何言ってるかいまいち聞き取れなかったのですが、断片的に聞こえたセリフと
状況から判断するに、要するに新撰組に切り込まれてやられて、そのままやられて死ぬ
のは武士の恥だから、ここでせめて腹を切って面目を保つということらしい。
 池田屋で何があった、話してみい!と、息も絶え絶えに望月が話そうとしているのに
思い切りゆさぶる龍馬。
 お前は話してほしいのか黙ってて欲しいのかどっちなんだ!
 そんな強くゆさぶったら助かるもんも助からんわ!

 望月は、お前の言う通りにしてたらよかったなーと言って死んでいきました。
 それもまた人生じゃろ望月よ。
 自分が選んだことを後悔して死んでいったらあかんよ。

 龍馬は池田屋に向かいました。
 人ごみをかき分けて見てみれば、激しい乱闘の跡が。
 うん、いやセットとかこだわったのはわかるけど、おっさんの死に顔をアップでじっくり
見せられても嬉しくないんで…。このカメラワーク考えた奴はどいつだー!

 その一方で新撰組凱旋中。
 なんか呪いの歌が聞こえてくると思ったら沖田が歌ってたよ!?
 え?これ土方死ねとか呪いを込めた歌ですか?!
 誰か、マホカンタ!マホカンタを土方さんにかけてあげて!
 
 龍馬はそこらの人達に誰がやった、と聞いています。
 新撰組や!と答える人達。
 まあこれはわかりやすく新撰組と言ってますが、京の人達は決して新撰組とは言わず
あくまでも壬生狼と呼んで蔑み、恐れていたはずです。
 まーそれくらいの方が治安保てていいのかも知れませんが、こいつらの方がタチ悪いと
いやタチ悪かったからなぁ。もう少し土方あたりが下々の方まで目を光らせてればと
思ったんだけど、沖田で手一杯だったらしい。(それは真選組の土方だ)
 どこも集団になると下っ端があれこれやらかすのは同じですなぁ。
 
 龍馬は、新撰組屯所が壬生村の八木邸にある、と聞くと走って行きます。
 ええええ、お前乗り込んでいくつもりかー!
 やめとけー!
 せめてヅラとエリザベス連れていけー!



 次回「人生はやってみないとわからないことだらけ」
 絶対見てくれよな。 




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