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龍馬伝

第25話(10/06/20)

 寺田屋にて、自分の母そっくりのお登勢を見てやたらテンション高くなる龍馬。
 えーと、猫耳ババアのキャサリンはいつ頃出てきますかね?
(出てきません)
 お泊りどすやろか、と聞かれてはい、と答える龍馬。
 母に似ていてそわそわするのはわかりますが、はたからみていたらただの挙動不審者です。

 中に入ってからも声をかけられるたびに敬語になる龍馬がかわいいです。
 しかも顔がまともに見られない有様。
 好きだった加尾にもこんなピュア龍馬は見せてなかった気がしますが…。
 さらにこの後龍馬のボケ全開です。
 自分の顔に見覚えはないかとか、18年前に土佐にいて、死んだと思っていたら
生きていたとかないかと、言っていることがムチャクチャです龍馬。
 お登勢さんはドラゴンボールで何度も生き返る悟空か!
 少し落ち付け。
 あの時から生きていたらお登勢さんはいったい何歳なんだ。
 今度は龍馬、母親の妹説を持ち出したようです。土佐に姉はいなかったか、とか
すごい勢いで聞いていますが、お登勢は「???」状態。
 ハイテンション龍馬、手がつけられません。

 幼き頃の思い出を振り返る龍馬。
 うん、ヒロシと怪物くん…じゃなくて幼い龍馬と母親だね!
 寝付けないので外に出ると、お登勢がいまして。
 やっとこさ龍馬は、母親に似ている、と言うんですね。
 こんなに似ているかというくらいそっくりだと。
 そりゃそうですよ。二役ですから。(身も蓋もないな!)
 それで得心がいったのか、お登勢は怪しい者を見るような目はやめたようです。
 
 龍馬の身分を聞いて、頼もしいと褒めるお登勢。
 でも龍馬は、自分は脱藩したからもう土佐には戻れない、両親の墓参りもできない、と
いう。
 けれどもお登勢は、二人ともちゃんと龍馬を見てくれている、と励ましてくれるのです。
 確かに墓がどこにあろうと、二人のことが龍馬の心にあれば、それでいいんじゃ
ないでしょうか。

 で龍馬、視聴者が大体予想していたであろうことを言い出します。
 一度だけでいいから、母上と呼んでもいいだろうか、自分を龍馬と呼んでくれないだろうか、と。

 んで「母上」「龍馬」って言いあうんだけど龍馬は嬉しそうに「やっぱり全然違う」って言って
去っていくんですね。
 お登勢としては「は???」って感じなんだろうけど。
 多分、全然違うってのをわかってても龍馬としては嬉しかったんじゃなかろうかと思います。
いろいろと心のモヤモヤが取れたんじゃないかと。
 久しぶりに嬉しそうな龍馬を見た気がします。

 しかし歴史は再び大きく動き出していました。

 八月十八日の政変、池田屋襲撃事件などで散々に叩き潰された長州藩ですが、それでも
まだ攘夷を諦めず決行しようとしていました。
 この人達もすごいと思います。
 何度でも立ち上がって結局は意志を通してしまったわけですから。ただし残念なのはそういう
強い意志を持っていた人間達は戦いでほとんどが命を落とし、政府を作ったのはしょーもない
連中ばかりだったということでしょうか。
 えー…それから少し前の攘夷決行の時には出てきませんでしたが、高杉晋作はこの頃には
既に奇兵隊を作り上げていました。
 でもって八月十八日の政変の後、いろいろあって謹慎処分に…。
 役に立ってない!役に立ってないよ高杉!これから蛤御門の変がー!
 この時にもし高杉がいたら…?うーん、帝は長州藩に擁護されて、長州は官軍になっていた
かも知れませんなぁ。

 で。
 久坂はもう京に攻め入るしかない、と考えており、ヅラはこれを止めます。
 朝敵になってしまうぞ、と。

 でも帝は一年前に攘夷だと言った、それが心変わりしたはずがない、これは帝をお守りする
戦なのだと久坂は言ってきかなかった。
 これが、1864年、元治元年に起きた禁門の変、蛤御門の変でした。
 また子も頑張って戦ったんですがねー…(来島又兵衛ぇぇぇぇ!!!!)
 この時に長州が発砲したので、朝敵として薩摩藩、会津藩が迎え撃つわけです。
 もちろん新撰組も出てきますが、今回は予算の関係か出番はありませんでした。チッ…。
こういう時こそ沖田のバズーカじゃねーか!(歴史変わる!)

 そうして京都は火の海に。京都では、「この前の大火」っていうとこの蛤御門の変を
さすらしいです。「この前の戦」って言うと応仁の乱でしたっけ…。

 池田屋事件で新撰組が焼き打ち作戦を未然に防いだことは防いだのですが、結果的に
あまり意味がなかったような気も…。
 この戦いでまた子(また子言うな)と久坂は戦死、長州藩はまたしても多大な被害を出す
ことになりました。
 これでもあきらめなかったんだから、長州人の粘り強さというのは本当にすごいと
思いますね。

 操練所でも、長次郎が都が火の海になっている、と言いに来てみんなビックリです。
 そうしてしばらくしてから様子を見にきた龍馬は、ヅラを見つけます。
「おおっ桂さん!桂さんじゃろ!桂さん!大丈夫だったか桂さん!」
 隠れてるんだから大声で名前連呼すんじゃねぇぇぇぇぇ!!!!

 さしものヅラも龍馬に突っ込む余裕はなかったようで、絶対にあきらめないと言って
去っていきました。
 …っていうかあんた何のためにここにいたんだ…?
 このしぶとさが、攘夷と言い続ける銀魂のヅラに継承されていく…わけはないですね。

 ともあれこの時の戦いが元で、長州はメチャクチャ薩摩を恨むわけです。それを、龍馬、
高杉、ヅラ達はなんとかまとめて連合にさせるわけですから大したもんだと思います。
 
 京の惨状を見て驚く龍馬。
 この時に、戦の悲惨さが改めて龍馬の胸に刻みつけられたのだと思います。
 それでお龍を見つけた龍馬は、店が焼けてしまって勤め先がなくなったこと、食べ物が
なくなった人達に家が襲われる危険性があることを知ります。
 これは捨てておけないと思った龍馬、母上に似ているというよしみだけでお登勢に
お龍一家を預かってくれるよう頼み込む。
 いい迷惑だな…。
 お登勢もあまりにも龍馬が他人他人と連呼するのでいたたまれなくって、「私がいけずに
聞こえてくれるからやめてくれ」と、彼女たちを預かることを約束してくれました。
 なんか「計算通り」という龍馬の心の声が聞こえてきそうな…。

 えー土佐。
 まだしぶとく出てくる容堂です。
 クワガタどうし戦わせるのはともかくとしてこいつ全然見てないじゃん!っていうか流石に
こないだ首の後ろをかまれでもしたのか、今回手に取ることはありませんでした。

 部下が、今こそ土佐が立つとき、薩摩が権力を握りそうになってると報告するのですが、
容堂は、田舎侍とは格が違うとか言ってる。
 …あんたも十分田舎侍ですがね。
 そこに後藤が来て、以蔵が全然しゃべらんから武市を拷問させてくれ、と言うのですが、
もはやそんなことにまったく興味がない容堂はうざがって、お前が以蔵をはかせればいい
ことだっつーて立ち去りました。
 ぐでんぐでんに酔ってるから話が通じやしねぇ。
 しかも掛け軸見てっし…。

 で、以蔵への拷問はもう、サンドバックに打ち込みやってるとしか思えないくらい厳しく
なるのですが、以蔵は口を割らない。
 つーか!
 なして後ろで弥太郎が、両脇掴まれてこれ見させられてんの!?
 弥太郎への拷問になってるぅー!
 完全に巻き添えじゃないですかー!

 一方幕府では、長州が敵と帝は言ったから、長州を征伐するぞ、と一ツ橋慶喜が話してんですが。
 勝は驚いてそれをいさめるんですね。
 今は異国とどう向き合うかを考えるべきであって、内戦してる場合じゃない、と。
 勝の考えはわかる。
 こんな時外国に本気で攻め込まれたらどうしようもないですからね。
 でもこの慶喜たわけだからわかんねーんだそういうのが。

 前々からお前はいけ好かないと思ってたと、主人公にガンくれるヤンキーみたいなことを言って、
操練所の人間の中にも脱藩者がいたし、その脱藩者の一人が先の池田屋事件で謀反を企てて
いたというではないか、と指摘。
 勝を軍艦奉行罷免にしてしまいます。

 そういうわけで操練所にやってきた勝、自分が罷免されたこと、この操練所を閉めなければ
ならなくなったことを告げる。
 当然龍馬達はびっくりです。
 でも勝に土下座までして謝られてはそれ以上責めることはできないでしょうね。
 誰が悪いってわけでもないのだし。
 
 またまた土佐。
 弥太郎がもういい加減本当のことを言ってくれ、と武市に言いに来てました。
 以蔵のあんな姿を見ているのがつらい、という弥太郎。
 根はやさしい人間なわけですから、どう悪ぶったところでそういうのはつらいでしょうねって
だからなんで後藤も、弥太郎に拷問見させてんだよ。お前の行動の意味がわかんねーよ。

 武市は懐から饅頭を取り出します。
 和助に頼んで知り合いの医者に都合してもらった、天祥丸という薬が入った毒饅頭だと言う。
 定額給付金のことですね。(それは麻生内閣がやった定額給付金を管直人が皮肉って毒饅頭と
いった出来事…って解説が必要なネタをふらないように)
 これはまあ武市がいろいろな用途で使ってて、投獄された時も自分の意志で自害できる
ようにと持ちこんだ人間もいたようですが。
 以蔵が可哀想と思うからこれで楽に死なせてやってくれと本当に思っているのか、自白されたら
沢山の人間が捕まってしまうからという意図があるのか…。
 どちらにせよ弥太郎は受け取りませんでした。
 ばかだなぁそれを容堂と後藤にやれよ。(弥太郎が捕まる!)
 
 寺田屋の方では、お龍が働いているのですが、お登勢としては客商売なのでもうちょっと
愛想よくして欲しいところ。
 でも、お龍は、そういうのが苦手だと言います。
 もとから望んできた場所ではないとはいえ、それはちょっと…。
 そんな中龍馬がやってきて、お龍に突然「うみ」の発音をしてみろ、と言う。
 何度も繰り返すお龍。
 龍馬は、その顔だ、と言う。
 え?メドゥーサに似てるとか!?(待て)
 龍馬は、その顔で自然な笑顔になれるって言うんですね。
 さすが龍馬。

 恥ずかしがってお龍は立ち去ってしまうんだけど、お登勢がよく言ってくれた、とお礼
言ってました。
 その後龍馬の様子がおかしいのに気づいてお登勢は声をかけるのですが、龍馬は
なんでもない、と言って答えませんでした。
 んで、帰るつーてお龍に声をかけて行くんですが。
 今度はいつ来られるかわからない、とお龍さんの気持ち考えずに言う龍馬。
 がっかりしているお龍に「自分がいなくても大丈夫」とさらに追い打ちです。
 今はお龍がツンデレのデレモードだからいいけど普段のツンモードだったらそこらの
石くらい投げつけられているところです。

 それで龍馬は帰って行ったんですが。
 うみを練習するお龍さんがかわいかったです。

 龍馬は誰もいない操練所にやってきました。
 夢だった日本海軍がなくなってしまった、と悔しがる龍馬。
 龍馬って、こういう部分は誰にも見せないところがありますね。
 弱いとことか怒ってるとことか見せたりはするけども、本当の本当にどうしたらいいか
わからなくなった時は、こうして一人で悩んでるように思います。
 行くあてのなくなった龍馬、はたしてどうなる!?



 次回「「ごわす」って言っとくとなんとなく鹿児島弁に聞こえるでごわす」
 絶対見てくれよな。 




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