多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→龍馬伝


龍馬伝

第27話(10/07/04)

 えー、OPの間に花鳥のパンフを読んでいたら本気で読みすぎて、OP終わった時に
自分が一瞬何をしていたのか把握に時間がかかりました。

 寺田屋にやってきた龍馬。
 お龍がちゃんと笑顔ができていると褒めます。まんざらでもないお龍。
 ちなみに次のシーン、いきなり鴨の親子が出て来ていたんですがあれですか、非常食
ですか?(多分野生)

 龍馬はお登勢に、薩摩の人間は泊まりに来るか、どういう気質か、と聞く。
 お登勢は、ここに泊まる薩摩の人達はとてもいい人で、嫌な思いをしたことはないという
のですが。
 龍馬のことを見透かしたように、それよりあんたはニートになって大丈夫なのか、と
声をかける。
 それを聞いて驚くお龍。
 龍馬は、薩摩に行くかどうかはわからない、今悩んでいると答えるのですが、そんな彼に
お登勢は、うちで雇ってもいいよ、と気さくに声をかけます。
 おいおいばあさん!雇うのは万事屋だろ!(違)
 龍馬は仲間のことも考えんといかんと言うんだけども、そこにお龍が、人の面倒を見ている
場合か、自分のことを心配しろ、と言ってくる。
 ツンデレのツンを存分に発揮しています、お龍さん。
 さっきまでの笑顔がどこへやら、です。

 でも、お登勢も龍馬もツンツンはわざとみたいなもので、心配しているというのはわかって
いますから無問題です。

 神社をたまり場にしている龍馬達。
 龍馬は皆に、薩摩の西郷に、勝の勧めで会ってきたと言います。
 陸奥も後ろで興味津々なのがちょっとかわいいです。
 …っていうか龍馬の説明が全然意味わかんないんですけど…。もうちょっと簡潔に言おうよ!
 要するに、得体のしれない男だと言えばよろしいものを。
 龍馬は自分の言葉を聞いて西郷は長州征伐をやめたと言います。
 …え…?やめてましたっけ…?
 沢村は、お前の言葉を信じて脱藩までしたのにどうしてくれる!騙された!と、常に己の人生を
責任転嫁して生きて行くようなダメダメっぷり全開で怒っています。都合の悪い時だけ龍馬のせいで
うまくいけば自分の努力、楽な人生ですね。

 一方大和屋では長次郎が親子の再会を楽しんでいました。
 そんなところに空気読まずに「ワシにも抱かせて」と現れる龍馬。
 
 長次郎は、戻ってはきたものの、それでも自分の志を貫きたかったと心情を吐露します。
 それはいいのですが、誰かきましたよ。
 忙しいな!

 戸を叩く声の主は「怪しくない!入れてくれ!」と言います。
 あやしくないという奴が一番怪しいんじゃボケェ!
 と思ったら鞍馬天狗でした。
 …と思ったら久々登場、溝渕でした。皆もう存在をすっかり忘れていた頃に華麗な復帰です。
 お前は頭巾をそんな風にかぶる趣味があるのか。

 なんでも、土佐の藩邸に龍馬宛に手紙が届いたということで、たまたま最初に見つけた
溝渕が親切にも届けてくれたのでありました。だったら先に名を名乗れ!
 差出人は弥太郎でした。
 溝渕は、弥太郎はすかないが、あいつが龍馬に手紙を出してくるというのならよっぽどの
ことだろう、と思って届けてくれたらしいです。いい人です。
 それにしても鞍馬天狗はねぇよ。

 なんだろうと思って開いた龍馬は内容に驚愕します。

 お前はどこで何をしている。
 武市や以蔵がどんな目に遭っているか知らんのか。
 以蔵はひどい拷問を受けている。
 武市は楽にしてやりたいと言って、自分に毒饅頭を持たせた。
 どうして自分がそんなことをしなければいかん。
 武市や以蔵と仲がいいのはお前だろうが。お前が毒饅頭をくわせてやれ。
 お前は好き勝手している場合ではないのだぞ。
 土佐に戻って来い。
 お前の眼で修羅場を見ろ。

 この手紙を書きながら弥太郎はどういう思いだったのでしょうね。
 多分月明かりだと思うのですが、それにしてはやたら明るいライトの下で弥太郎、
めっちゃ叫びまくってましたが、うるさいから静かにして下さい。

 そして龍馬の方も激しく動揺しました。溝渕がびびったほどです。
 溝渕に「土佐に帰る!武市と以蔵が死んでしまう!帰る手助けをしてくれ!」と言います。
 帰りたいという気持ちはわかりますが溝渕にムチャ振りをするな。
 あと落ち付け。

 お前も叫ぶな!
 近所迷惑だよ龍馬!何やってんだよ!人ん家だよ!
 お前らそろって吉田栄作か!

 土佐の方では相変わらず以蔵に拷問がくわえられていたのですが、以蔵の前に、
見させられている弥太郎が死にそうです。
 でも後藤に「もう(拷問は)やめや」っていってて、やっぱし根はいい人なんだなと思ったり。
 一方武市の方は数年山ごもりした仙人みたいなヒゲになってました。
 
 武市の奥さんは、板の間で寝てました。
 板の間というか思い切り縁側のような気がしますが、何をしているかと思ったら、坂本家
家族に説明していた乙女さん曰く、夫が地べたに寝ているのに自分だけ布団で寝たら
申し訳ないといってそうしているらしいです。
 …土間で寝た方がより近付けるような気がするのですが…。

 で、それを話している乙女さん、もう完全に坂本家に戻っているっぽいです。
 皆が、武市がいつ戻るか、そんなことはわからない、と話している時。

 龍馬の兄の尻に石がクリーンヒット。
 あぶねぇな!
 石には溝渕の手紙がくくりつけてありました。
 要するにこっそり届けたかったらしいが、お前それにしても兄の尻を狙うことはなかろう!
 風車の弥七見習え、弥七!(風車が尻に刺さるぅー!!!!)

 怒り心頭の兄は、「静かに勝手口を開けてほしい」と書いてあったにも関わらず、大きな
音を立てて勝手口を開けて「何事ぜよ!」
 静かにしろといっとるだろうがぁぁぁぁぁぁ!!!!
 しかも溝渕が「シィィィィィィィィー!!!!」とか言いながら入ってきて笑える。
 お前は殺虫剤捲いてる主婦か。
 その後ろには龍馬がいて驚く一家。
 だから騒ぐなと言ってるだろうが!
 龍馬かえ!?とか確認の声もでけえよ!
 皆、聞いてあげて溝渕の注意!!!!

 朝、ウキウキとして龍馬を迎える一家。
 昨日はさぞかし眠るのも惜しかっただろうと思います。
 龍馬は、今日の夜には土佐を出ると言い、戻ってきたわけを聞かせてくれと言う兄に、
武市を助けるためだ、と言う。
 皆はザワザワ驚くんだけど、兄は半ばわかっていたような感じじゃなかったかなぁと。
 そして龍馬は、離縁してくれ、と言います。

 一方弥太郎。
 弥太郎の父が、お前以蔵の拷問に手を貸しているのか、とかしたり顔で言ってきてうざい。
お前こないだは食い意地発揮して危うく毒饅頭食うところだったのに、今回は今回で説教とか。
どんだけうざいんよ。
 弥太郎は自分だってそんな場に立ち会いたくない、と泣きます。
 気持ちわかるなぁ。
 母は、非道なことに手を貸していると思うのなら、頼んでお役目御免にしてもらえ、と言う。
 お前の好きにしいや、と。
 皆覚悟はできている、と言います。

 多分弥太郎が役目辞退を申し出れば後藤が一家ひっとらえて罰することもある、そういう
覚悟ができている、と母は言ったんじゃないかなと思います。

 好きにしいやと言われても…とほてほて歩く弥太郎。
 会社に行きたくない月曜日朝のサラリーマンを見ているようで笑えません。

 と、いきなり弥太郎拉致されました!
 大変だ!三菱が消えてしまう!
 …って思ったらイマジンでも外道衆でもなく(敵が一世代古いな!)、溝渕と龍馬でした。
 彼らは弥太郎に静かにするように言いますが、その前に口と鼻を押さえていたら普通の人は
本気で静かになってしまいます。驚きなや!とか言われても驚く以前の問題です。

 やっと落ち着いた弥太郎、まさか本当に戻ってくるとは、と言ってます。
 そんな彼に龍馬は、吉田殺しの吟味書を見せてくれ、と言う。
 要するに現場検証の調書みたいなもんですね。
 どのように吉田は殺されたかということが生き残った人間から聞いて詳細に書かれている
内容のことでしょう。
 また声を荒げた弥太郎に「しぃー!」と言う2人が笑える。
 今日こればっかですか。

 龍馬は、吉田が殺されたのは自分が脱藩した後だから、状況がわからん。それがわから
ないと話にならない、と言う。
 だから弥太郎に書類持ってきてほしいと頼む。
 弥太郎がもうちょっと冷静だったら、多分龍馬が何をしようとしているかを理解して突っぱねた
かも知れません。
 でも、弥太郎にしてみれば、龍馬なら何とかしてくれるのかも、という希望もあったんじゃ
ないでしょうか。

 武市の方は絵を描いていました。
 お前…結構余裕あるな!

 今日は静かだな、という彼に和助が、以蔵が死にかけたので拷問を止めたと答える。
 さすがに殺したとあってはまずいようですね、後藤も。
 武市は、自分達がこんな拷問を受けるのも容堂の命令かのーと言ってました。
 そんなのんびりしてる場合じゃないと思いますけど。

 その容堂はといえば、深山なんとかっつーあの掛け軸書いたおっさんかな、茶室で優雅に
お茶こいてました。
 出された茶が映ってたけどなんか薄そうだな、その茶!
 
 深山は、世の中には育ちがいい上にかしこい人がいる、うらやましくもあり痛ましくもある、
と言う。
 容堂がその意味を尋ねれば、要するにあれこれ言ってたけど、先の展開が読める分、
自分の限界も見えてしまってやるせなさがあるからじゃないかと思うんですけどね。
 そんな先読みの能力があってもジャンプの展開だけは読めないよ!(by銀魂)

 弥太郎、龍馬のために吟味書をとってきましたよー!
 メチャクチャあわてすぎです。
 龍馬はそれを読むのですが。
 弥太郎が「早くしろ、持ちだしたのがばれるとやばい」と急かすのへ、めっちゃ余裕こいて、
「お前は出世する人間なんだから、これくらいでオタオタするな」と、まるで未来が見えている
かのような言葉を。

 で、どうやって吉田が殺されたか理解した龍馬。
 弥太郎に吟味書返すんだけど。
 弥太郎!慌て過ぎだ!紙をまいて行くのがグシャグシャになってる!そっちの方がよっぽど
持ち出したのばれるだろうが!

 龍馬は兄に離縁状を渡し、藩に提出してくれ、と言います。
 そして、自分は武市を助けるために書いている、と。
 皆も、もちろん本当に縁を切るつもりはない、って言ってて、それでも次いつ会えるかわからない
状況では、いろいろ思うところあるんだろうなと思いました。

 龍馬が脱藩してから二度と会えないと覚悟していた。
 でも姿が見られて幸せだ、という家族。
 ツイッターをやればいいんじゃないでしょうか!
「脱藩なう」
「土佐に戻ったなう」
「離縁なう」
 とかで。(ねぇよ)

 どうかお達者で!と別れを告げた龍馬。
 そうして彼はいよいよ後藤に会いにいきます。
 弥太郎と溝渕が隠れて見ていて、ハラハラしてるのがよかった。
 なんだかんだ言いつつも弥太郎ちゃんと心配してるんだなぁと。

 龍馬は後藤に、自分の手がらが横取りされるのを黙って見ていられない、と言います。
 武市の考えが甘くて自分は土佐勤王党を飛び出した、武市は殿の部下であるという
考えから離れず呆れかえったから、と。

 そして龍馬は、吉田を切ったのは自分だと言います。
 吟味書で得た内容からうまいこと状況を話して後藤に信じさせようという龍馬の、
一世一代の芝居がおみごとでした。
 
 襲ったのは3人だ、という後藤に、ひとりは自分であとはヤクザもんを雇ったという龍馬。
 吉田は腕が立つから念を入れた、という理由らしいです。
 いやーうまいこと言いますね、龍馬。

 それで、武市は殿のためにしたことといって、自分がやったことにして腹を切って、あっぱれ
武市と言われたら腹が立つ、自分の手柄だと言う龍馬。
 後藤、ブチキレました。
 よく聞いたらおかしいというのにも頭悪いから気づかず、うまいことのってくれたっぽいです。
 
 龍馬に斬りかかるわけですが、もとより剣の腕が違うわけですから、かなうはずもありません。
たちまち地面に叩き伏せられてウンウンうめく後藤。
 いい気味です。
 
 そして龍馬は、ワシを捕まえることは誰にもできんと言って逃げて行くのです。
 逃げた先で弥太郎、溝渕と落ち合ってやったやった、とかいう感じなんだけど。
 弥太郎は真剣に龍馬のことを、「あれでいいんか、お前が吉田殺しとして追われる身に
なる、坂本家にも迷惑がかかる」って心配してて、やっぱいいやつだと思った。
 龍馬は、坂本家とは絶縁した、と言います。もう自分は坂本家の人間ではない、と。
 
 2人に別れを告げ、引き留める弥太郎に「もう行く」と言い、再び龍馬は旅立っていきました。
 弥太郎も戻って来いと言ったり行くなと言ったり忙しいやつだな!

 一方後藤はまだ地面にひっくりかえってウンウン唸ってました。
 お前…人望ないのう…。

 次回の予告が容赦ないほどネタバレでした。

 


 次回第二部完結!
 「さらば良太郎、さらばハゲタカ、ファイナル・カウントダウン」
 絶対見てくれよな。 




多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→龍馬伝