多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→龍馬伝


龍馬伝

第33話(10/08/15)

 今回の話を見て私は決意しました!
 龍馬伝、シーズン3だけDVDBOX買おうと…!(全部そろえろやー!)
 だって高杉やってる役者さんがあんなに素敵だとは思わなくて、カワイイ高杉に
なってんだもん。アホの子みたいなとこが…。(バカにする意味ではなくて)

 というわけで。
 長州です。
 手紙がきました。
 高杉の方は水を飲んでるんだけど、ヅラが読んでる手紙が気になるらしくてチラッと
見てるのがかわいい。
 高杉を呼んでヅラ、一緒に読んでいます。とても読みにくいと思うのですが気に
ならないようです。
 それは龍馬からの手紙でした。

 西郷は覚悟を決めた、薩摩名義で武器を買ってくれる、これらは自分達が必ず
手に入れる、成功したらどうか、薩摩と手を組んでくれ、と。
 高杉も夢中になって読んで、ウヒヒって顔してます。(どんな顔だよ)
 高杉としてみれば、面白いことするなぁーって感じらしいです。
 おい、仰いでるその扇子くれ。大事にするから。
 ヅラの方も少し考えた後、金の用意を頼んでます。
 なんかもう高杉の満面の笑顔ばっかり見てたらヅラがなんていったのか聞いて
なかった。(ので、ビデオで見て、金の工面だとわかりました)

 小曾根の屋敷にグラバーを呼んで、龍馬は薩摩が軍艦を仕入れてほしいと言ってる
と伝えますが、グラバーは、薩摩藩士がいないことを不審に思います。
 確かに龍馬達が交渉を任されてるといっても、グラバーはあまり龍馬達のことを知らない
わけだし、こないだやってきていきなり船買おうとしたこともあるし、ガキの使いじゃねーんだぞ
って感じでしょうなぁ。
 侍は商人を甘く見てるとかわざわざ英語で言ってグラバー、帰って行きました。

 黙っていた小曾根が龍馬に、金の出所が明かせないと言われて、それで船を探すような
商人はおりませんよ、と言ってくれます。
 厳しいけどそういうことをきちんと教えてくれるあたり、小曾根は今や龍馬に絶大な信頼を
置いているのではないでしょうか。
 
 一方で西郷は大人しく習字してました。。
 龍馬達の苦労を知らないわけではなく、自分達が出ていけば話が早いことはわかって
いたけれども、幕府をまだ警戒していたと。
 長州が窮地に陥るのがわかってたから。
 計画がばれたら水の泡ですもんね。
 だからこそ、ジッとしてたんだと思います。

 お元の方は、奉行所から、最近薩摩の動きがない、と言われてますが、今は特に
かわったことはない、と言ってます。龍馬のことも、今店には来てないと。
 お元が引田屋に向かっていた時のことです。
 おお、なんということでしょう。
 まーたでかい声であれこれ言いながら龍馬達が歩いてきてました。
 龍馬達はヅラと西郷がそろって出て来てくれたら話が早いのにーと言いながら歩いて
います。
 だからさー、君らはさー、ここ長崎だってこともっと警戒しようよ!
 西郷があれだけ幕府警戒してるのにこいつらの警戒心のなさときたら!

 そんな中、ちょっとした騒ぎが起きます。
 隠れキレシタンだった女性が、十字架が見つかって連行されていくとこだったん
ですね。
 龍馬、思わず止めようとするんだけど、今やっかいごとにかかわるべきでない、と
沢村に止められます。
 
 亀山社中に戻ってきた龍馬ですが。
 どうやらかすてぃら、売れるようになってきたらしいですね。
 よかったですねー。
 でも軍艦の方はなかなかうまくいかない。
 中岡も、またヅラや高杉が騙されたと思ってるかも、と心配しています。
 龍馬は、大事なことを隠してるの、どうして見破られてしまうのだろうか、あの隠れ
キリシタンの娘のようにのーとか言ってますが。
 …隠してるというか単に君達への信用がないだけのような気がしますが。

 お元、グラバー邸に招かれていました。
 大浦の誕生日ぱーちーをやるのに、踊りを披露してたらしいです。
 芸妓だもんなぁ、すっかり忘れてましたが。
 あと大浦さん、ケーキのろうそく一度で吹き消すの失敗しましたね?まあいいけど。

 仕事忘れて飲みましょう、と騒いでるグラバー。
 お元もワイン飲んですぐ外に出ました。好みではなかったらしい。
 前回の予告で出て来て今回セリフがなかったのですが、「血のようで好かん」という
セリフは多分ここで出てくるはずのシーンだったのでは?ワインは血のようで好かん、的な。
 で、廊下に出たお元は、キリストの像が飾ってあるのを見て、よせばいいのに十字を
切ってるんですよ。
 それをたまたま外に張り付いていた龍馬に見つかってしまう。
 …あんた…何してんですか龍馬さん…。
 ホラー映画で、主人公が物音に気づいて振り返ったら窓際に立ってましたジェイソン、的な
登場の仕方をするんじゃねーよ!本気で幽霊かと思っただろうが!
 龍馬は、グラバーに会いにきたらしいです。
 お前主人公だろうが!窓に張り付いてる主人公なんて聞いたことねーよ!

 大騒ぎになりかけたのですが、龍馬が刀抜いて土下座したことでグラバーびっくりします。
「侍としてではなく、ひとりの日本人として話を聞いて欲しい」
 
 というわけで部屋に通してくれたグラバー、「いっ、忙しいんだからね!10分だけなら話を
聞いてあげなくもないんだから!」と言います。(グラバーさんはツンデレ属性ではありません。)
 龍馬は唐突に、日本は好きか、と尋ねる。
 グラバーは、商売で金稼げるから来てんだよ、と言うのですが。
 龍馬は、もし日本がどうなるかわかったら、それを自分で決められるなら、大儲けできますよ、
と話を持ちかけます。
 すると外で話を聞いていたらしい大浦がパッと入ってきて、船捜してるのと勝手に話に
加わってしまいます。
 さすが金儲けの話は聞き逃さないババアだぜ!(謝れ!大浦さんに謝れ!)
 そういうわけで龍馬、諦めて大浦にも話をすることにしました。

 実は、薩摩が買う軍艦の金の出所は長州である。
 龍馬はそう言います。
 おお、時が止まった。
 びっくらこいて固まるグラバー。
 何の話、とびびる大浦。
 龍馬は、幕府はもうすぐ終わる、薩摩と長州が手を組んで幕府にとってかわる、と
言います。
 そりゃーびっくりしますよねー。
 あれだ、今でいえば「管政権もうすぐ終わりますよ」って言われたのと同じ…あれぇ、
全然びっくりしないぞ!
 
 信じないグラバーに龍馬は、双藩もうその気だ、と言います。
グラバーが軍艦を仕入れてくれたら、この日本は大きく変わる、と。

 気になったお元は外で聞いています。
 あれだけ警備とかいたはずなのに、立ち聞きに関しては誰も警戒している人がいない
みたいです。

 大浦は、いつか龍馬が言っていた、日本の仕組みを変えるとはそういう意味か、と
聞いてます。
 日本を守る手立てはこれしかない、と龍馬キッパリ。
 でもそういうことはどうでもいい、今は金儲けの話を持ちかけているという龍馬。
 グラバーに対しては日本の行く末をあれこれ言うよりも、金がもうかるといった方が
早いことがわかってるらしい。
 長州がどれだけ用意してるか、と聞かれて龍馬、15万両だと言う。
 その証拠に、龍馬はヅラの証文を見せました。
 要するに「長州マジで金あるんだって。このヅラが保証するヅラ」という内容ですね。
 グラバーがひったくるようにしてそれを見て、大浦もびっくりするのがよかった。
 
 龍馬は、もうこれで隠し事はない、乗るか乗らんかはグラバー次第だ、と言う。
 したら大浦が、自分が仲介に立ちますよ、と言いだすんだけど、グラバーが慌てて、
いやいやいや、と押さえます。
 で、一つ質問があると龍馬に聞く。
「あなたの取り分は?」
 ここでなんで龍馬が「いい話がありますよダンナ」とばかりに、グラバーの耳元で
囁くのかよくわからんのですが。
 龍馬は「一銭も入らん」と言いました。
 驚くグラバー。
 「わしは日本を守りたいだけじゃ。私心あっては志とは言わん」

 そういうわけでグラバー、軍艦は自分が都合する、と、大浦からヅラの証文を
奪い取ったのでありました。
 なんとか第一関門クリアですね、龍馬。
 パーティ会場に戻ってくるグラバーですが、すごい機嫌よくなってて、まさにテンション
アゲアゲな感じです。
 で、気になったらしいお元が探りを入れに行くんだけど、答えませんでした。
 さすがに、話していいとことやばいとこはわかってらっしゃる。

 龍馬の方は走って戻って亀山社中に報告。
 の前に茶を所望してます。しかも熱いのはいかんぞと注文つけやがった。
 こまかいな!
 おーい、ぬるいお茶、ドラムカンでお持ちしてー!

 皆が、龍馬が座ったのにさえ「おおー!」とか言っててリアクションし過ぎです。
 少しでもカメラに映ろうとする芸人か!
 で、龍馬やっとこさ、グラバーが商談を引き受けてくれたと話す。
 もちろん社中大騒ぎです。
 交渉は今から、長州も加わらんと、と龍馬はいって、交渉そのものは長次郎に任せると
言う。
 それは彼が商人であったこと、英語堪能なことを見越してでしょうね。

 社中の大仕事ということで俄然盛り上がる一同。
 今が一番心配しながらも楽しい時だろうなぁ。

 そういうわけでグラバーとの商談は、誰にも知られないように始まりました。
 偽名を使って長崎にやってきた長州藩士二名井上、伊藤もやってきましたよー。
 長次郎は彼らが、イギリスに留学経験があると聞いてすっごいうらやましそうにしています。

 前にも書いたけど彼らが長州ファイブの2人で、井上はのちの井上馨、伊藤はのちの
伊藤博文です。伊藤は吉田松陰が斬首された時江戸にいたので、亡骸を預かっています。
また、留学経験を生かして、外国との交渉に引っ張り出された高杉の通訳もやってました。
高杉の一番弟子みたいなもんですね。

 んで軍艦のカタログを見ているわけですが、長次郎は当然操練所で知識があるわけ
ですから、沢村とともに、ここにある船は20年前のもので古い、スクリュー船のカタログ
出してくれや、と言います
 しかも、スクリュー船のカタログが出てきたんだけど、これで3万9000両は高い、それなら
ボイラーを新しいのに交換してくれとかテキパキ。
 やっぱり交渉は長次郎にして正解でしたね。
 グラバーも多分わかんねーだろうとナメてたとこはあると思うんですよ。
 目のきく人だ、と根負けした様子で言いました。
 長次郎、サッとグラバーに握手の手を出して言うのです。
「Nice to meet you!」
 …間違っちゃいない、間違っちゃいないけど…商談の前に言って欲しかったな!
 
 大和屋では、長次郎の奥さんが手紙受け取って嬉しそうにしています。
 後ろで子供が楽しそうにしてて、そっちみてたら手紙の内容聞いてなかった。
 多分、がんばってるよ、と言ってたと思います!(おおざっぱ!)
 つーか子供が何か上から手にとって口に入れてるよ!ちょっと、おかあさぁぁぁぁん!!!!

 交渉をいろいろ重ねていく間に長次郎は、井上と伊藤からイギリス留学の話を
聞いていました。
 あちこち好きな場所に行ける…って言ってたのは車の話か?(また聞いてなかった…)
 京から江戸まで半日で行ける、と聞いて驚く長次郎。
 彼は留学に大きな期待を抱いてたようで、嫁さんへの手紙に、留学の夢がかなったら
親子3人でいきたい、と結んでいるのでありました。

 余談ですが。
 残念ながらこの後長次郎の人生は良い方向には向かいませんでした。
 次の話でちょろっと出てくるみたいですが、ざっと追いますと、どうしても留学をしたかった
長次郎は、グラバーに頼みこんでイギリス船に乗せてもらおうとします。けれども天候不良で
出発が遅れて計画が露見、さらに亀山社中のお金を使っていたこともばれたために切腹を
させられることになるのです。
 あいにくと龍馬は薩長同盟のため留守。
 戻ってきて長次郎の死を知った龍馬は、自分がいなければ死なせずにすんだのに、と
とても悲しんだそうです。その一方で、頭が良すぎて私心に走ってしまい、このようなことに
なってしまった、とも言ってはいるようですが。

 さて話を戻しまして、長次郎のおかげで話はうまくまとまりまして、グラバーの、クイズ
ミリオネアのみのもんたばりのタメはどうかと思ったのですが、とにもかくにも3万6000両で
大筒つけて軍艦の売買を承諾しました。
 場所引田屋なんですけど、こんな危険な場所で商談するよりグラバー邸の方がいいんじゃ
ないかと思ったんですが。
 龍馬は外で見張りをしてます。
 と、龍馬はお元が話を聞いていたことに気づく。
 お元も挑発的に、長州の侍が何をしている、とか言ってきます。
 うぬぼれ刑事ー!うぬぼれ刑事を呼んできて下さい!(もう第2話で終わったって!)

 で、ちっこい部屋に招き入れるお元。
 龍馬はこんな暗い部屋の中で美しい芸妓と二人きりで落ち付かん、とか言ってますが、
あんまりそれでごまかされてくれないような雰囲気ですよ龍馬さん!
 お元は、前も長州藩士はいましたよね、と言ってきます。
 ああ、食い逃げの…。(もうやめてやれよ)
 お元は自分が奉行所に訴え出ることだって出来る、と脅してくる。
 それで龍馬は、そのこないだの食い逃げ事件の時に、役人が来るのが早かったが
お元が呼んだのか、と気づく。
 女将にとりなしてって言ったらお上にとりなしにいっちゃった件ですな。

 お元は、今回は言わないであげようかと思って、と言ってくる。
 その交換条件が、誰もが忘れていたような、グラバー邸で見たことを言わないでくれ、と
いうものでした。
 バカだなお元。多分龍馬すっかり忘れてたぞ!
 聞いてくれなければ奉行所に走る、と戸を開けるお元なんだけど、龍馬は、お前出て
行く前に自分の刀が届いてしまうぞ、って言っててなんかカッコよかった。
 でも龍馬は、お前のことは言わん、と言うのでありました。
 世の中にはいろいろな人間がいる。
 キリスト教を信じたい人間がいてもいいだろうと。
 
 あーでも調べてみたら、耶蘇(やそ)はプロテスタントの方で、キリスト教といっても
クリスマスとかイースター祝わない、ちょっと変わったものなんですね。
 今はキリスト教会に加入してるようですが。

 迫害を受ける可能性があるのに、そんなにいいものか、という龍馬にお元は、私の
すべてですけん、と言いました。
 この世の苦しみは、神が与えた試練、その苦しみを乗り越えたら天国にいける、と。
 そういう風に考えて、苦しみを乗り越えられていけるのであれば、信じる心は悪く
ないと思いますよ。
 宗教を悪用する奴が悪いんだから。

 龍馬は、お前が隠密をしているのは金のためか、とかいきなり聞いてきます。
 宗教の話はもういいらしいです。
 話題転換が早すぎます、龍馬。
 1日でも早くここから抜け出したいと思っているというお元に、売れっ子芸妓
だから普通にやってればすぐ出られるじゃん、とか割と無神経なことを言う龍馬。
 お元は、自分が逃げ出したいのはこの国だ、と言いました。
 なるほど、海外に行くための資金かー。
 
 まあとにかくそれで、お互いに秘密をしゃべらない、という約束をしたわけですけども。
 お元、すっごい確認してるけど、だいたい龍馬がお元の秘密しゃべっても、何も
得することないんですけども。
 
 んで龍馬は、立ち去ろうとしたお元を呼び止めて、この国を変えようと思っている、と
伝えます。
 お前が逃げ出したいと思うこの世の中はなくなる、と。
 お元もいつか聞いた、笑って暮らせる国のことか、と聞きます。
 龍馬はそうだっていうんだけど、お元は、おめでたい人っつーて去りやがった。
 なんてことを言うんだお元!
 確かに龍馬はあんたの言うとおりちょっと…いや大分おめでたい人だけど、それでも
おめでたいなりに頑張ってここまできたんだぞ!(何故龍馬にトドメをさすんだ)
 国がひっくり返ったらちゃんと龍馬に謝れ!(お前も謝れ)

 グラバーは契約書を井上らとかわしています。
 だからなんで前回の打ち合わせだけ引田屋でやったんだよ!
(お元でるシーンがいるからだよ!)
 井上らが、世話になったと長次郎にすごいお礼言ってて、長次郎も嬉しそうでよかった。
 庭を見てるグラバーのとこに長次郎がいって、また「Nice to meet you!」って言ってた
けどまあいいわ。
 
 龍馬は手紙を書いていました。
 薩摩はもう手を差し伸べたも同然。長州はその手を握らんといけん。

 その手紙を見るヅラと高杉。
 多分西郷も同じ手紙を受け取ったんだと思います。大きく息をはいてましたがそれは
安堵だったんだと思います。
 んで、手紙を読んでめっちゃ喜んでる高杉。
 軍艦手に入ったぞー!ヤッホゥ!とメチャクチャ喜んでます。
 アホ…もとい、かわいいな、高杉。
 ヅラはまだうかない顔でした。
 確かに、薩長同盟を結んだ後でもヅラはしばらく、西郷がひっくり返す気ではないかと
疑っていたようですから、それは仕方ないと思います。
 逃げの小五郎と言われていましたがそれは裏を返せば慎重ということの表れでも
ありますから。
 さてさてどうなりますことやら。
 後ろで喜びまくってる高杉がかわいいの回でした。

 なんか次のシーン、こぶし突き上げてるのでラオウかと思ったら。
 龍馬でした。
 なんか動きませんけど。
 え?わが人生に一片の悔いなし?
 龍馬伝、応援ありがとうございました。(これから盛り上がるところぉー!)





 次回「志を忘れて私心に走ると、ねずみ男になる」
 絶対見てくれよな。