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龍馬伝 |
第47話(10/11/21)
京では、「ええじゃないか」が大流行してました。
要するに「いーじゃんいーじゃんすげージャン」ということですね。(電王じゃねぇよ)
やってきた龍馬もビックリです。
まあ江戸から四国、関西のあたりに広まったらしいから、長崎にいてたらまだ伝わって
きてないかもですね。
その頃徳川幕府も混乱してました。
ええもちろん幕臣が「ええじゃないか」を踊っていたわけではありません。
容堂が慶喜にあてた建白書を読んでいたからです。
むっちゃ慶喜怒ってます。
まあそれはわからんでもない。
史実の慶喜はというと、結構あっさり大政奉還OKしたらしいです。
おそらく、幕府の終焉が見えていたのかも知れませんね。
臣下たちは、こんなことを慶喜に言うなんて容堂は許せん、とか言っています。けれども、
容堂は世の中の流れを読むのにたけているから、政権返上しないと徳川は滅ぶということ
かもしれないという部下もいます。
…場の流れを読んで有利な方向につくことを、いい言い方をすると「流れを読むのにたけて
いる」となるわけですね。容堂はスネオか!
でも戦してでも返上すんなってやつもいて。
慶喜はしばらくお口チャックしてろと言います。
土佐藩邸では後藤や龍馬が落ち付かない様子。
今頃幕府は大騒動になっているでしょうが、龍馬としてはもう一押し、何かしたいところ
なのだそうです。
その気持ちは後藤も同じだけれども、策が思いつかない。
その頃弥太郎は、新しい仲間とともに、銃の取引に力を入れていました。
売れ具合は上々らしいです。
引田屋でも、大浦やグラバー、小曾根に自分の読みがどうのと自慢しまくってます。
儲かるから銃の代金も倍にして返しちゃる、とか。
しかし小曾根らは、大政奉還の動きがある、というんですね。
容堂に龍馬が建白書を書かせたらしい、と。
耳が早いな流石に。
でも弥太郎は、お前らは坂本坂本と言うが龍馬に何ができる、という。
おいおい最終回手前になって何を言いだすんだよてめぇは。
今までの龍馬伝全否定ですかぁコノヤロー。
徳川を動かせるはずがない、と言ってますが、大浦は、あんたこそ龍馬の行動力を
間近で見てきたんでしょう、という。
確かに弥太郎は、龍馬のすごさを認めたくないだけで、彼が、いったんやろうとしたことは
必ず成し遂げてしまうってことを知ってるハズなんですよね。
その頃その龍馬君は、新撰組相手に土下座してました。
え?なにしちゃってんの!?何しちゃってんの!?
と思ったら、新撰組が警護して、移動してるおっさんに用事があったらしい。なんだよ、SPの
宣伝かよ。(別に新撰組はSPの番組宣伝で出てきたわけではありません!)
容堂に建白書を書かせたのは自分です、と頭を下げて言っている龍馬に切りかかる
新撰組隊士。
話をしてる最中だろうがてめぇ!
お前らは変身ポーズの最中に仮面ライダーへ襲いかかるショッカーか!
切りかかってきた沖田を取り押さえる龍馬。
その刀を突き付けられた形になって動けない土方。
「おおっと自分の意志で動けないでさァ。うわああ刀が止まらねぇ(棒読み)。土方、死ねぇー!」
「お前ソレ、坂本押さえてないよね!?思い切りお前の力で切りかかってきてんだろうが!」
「チッ…」
「なにがチッだてめぇ!」
という会話はありませんでしたので御安心を。(当たり前)
そういうわけで永井登場。
彼は自分の屋敷に龍馬を連れて来てくれて、話を聞きます。
なんていい人なんだ!
この人は勝の師匠さんらしいですよ。
で、永井が神戸の操練所より前に長崎に似たような組織を作っていたことを知った
龍馬は、操練所で学んだ話をします。
嵐に巻き込まれた時に船長がとるべき行動は、船や荷を守ることではなく、客や
船員の命を優先すること。
幕府という船は今異国に狙われ、薩長に攻め入られようとしている。まさに嵐の南下に
いるのと同じこと。
慶喜がすべきは、徳川家の人を守ることである。
つまり、それが大政奉還であり、慶喜の役目である、と龍馬は説くわけですね。
100年200年後の日本の将来を決める決断をどうか、と。
永井が彼の言葉にどう思ったか知りませんが、彼は出ていけ、と龍馬に言いました。
話聞くだけ聞いといてこの仕打ち!
弥太郎は海援隊本部にやってきました。
顔を見せるなとかいっておいて自分から龍馬を探しにくる弥太郎。
さすが龍馬伝一のツンデレはやることが違います。
沢村は、弥太郎の商売に対する姿勢をこまいのー!と鼻で笑う。
自分達が商売をしているのは、龍馬が自由に動けるようにするためだ、と。
今その龍馬は京都にいる、大政奉還の総仕上げを必ず成し遂げる、と。
だから自分達は武器には手を出さない、と沢村言うんですね。
弥太郎も多分こうして足を運んできたのは、なんだかんだ言いながらも、龍馬ならやる
だろうという気持ちがあったから、そしてそれを確認したくなったからじゃないかなと
思うのですか。
その頃永井は慶喜を説得していました。
道は一つしかない、大政奉還をしなければ戦いが起きてしまう、と。
…おいおい、このマユナシハゲ、チッとしか舌打ちしやがったぞ!
瀬文さーん!瀬文さーん!こいつ舌打ちしました!
(SPEC見てないと分からないネタはやめてあげて!)
慶喜は、京にいる藩の連中を全員集めろ、と永井に言います。
おおっとこれは、天下一武闘会でも開かれるのかー!?←開いてどうする。
龍馬のところに中岡がやってきて、明日重役が二条城に集まるらしい、と言います。
おそらくその場で大政奉還を却下するつもりだ、戦が始まる、と。
え?OKするかもって選択肢は最初からないの?
薩摩や長州でも出陣命令が出てるんですね。
皮肉なものです。
龍馬があれだけ苦心して結びつけた両藩が、今や龍馬の敵となってしまいました。
中岡は、西郷と約束している、土佐も挙兵しなければならないと。
戦いをしたいわけではないけれど、徳川を倒すには戦以外にはない、と。
龍馬はそれを聞いて急いで後藤に手紙を書きます。
戦いだけは避けなければならない、もし慶喜が大政奉還を明日拒んだなら、
自分は海援隊を長崎から呼びよせて慶喜を切ると。
彼一人の命で世の中が救われるならそれをするというわけですな、龍馬は。
もちろん自分が生きて帰れないのも承知の上でしょう。
そこまでして龍馬は日本を救おうと考えていた。
つーか後藤様もそのお覚悟でって手紙に書いてたらしいんですが。
後藤様を巻き込まないであげて!
(まあ、事情理解しといてね、程度の意味だとは思うけど)
いろいろと考えていた弥太郎は、明日のうちに仕入れた銃をすべて売り切って
しまうことに決めます。
弥太郎、初めて素直に龍馬を信じたのではないでしょうか。
そうして1867年10月13日のこと。
重役がぎっしり集められました。
狭い!なんかすごい密集してる!
その中には後藤の姿もありました。
で。
慶喜は、容堂が大政奉還するように言ってきた、皆はどう思う?と意見を聞く
わけです。
私ここのシーンを見て、やっぱりみんな日本人だなぁと思いましたよ。
自分の一存では決められないから、国に帰って皆で相談して改めて返事します
ってやつがほとんどだったんですね。
そんな中、後藤が勇気を振り絞ります。
彼にとっちゃーまさに、前回の容堂への意見とともに、一世一代の舞台だった
ことでありましょう。
後藤は、大政奉還したほうがいい、と言います。
大政奉還は大英断です。
異国の侵略を防ぎ、薩長との戦いも防いだとして、慶喜の名は国を救った英雄と
して語り継がれるでしょう、というんですな。
…まあ英雄っていうか…。
日本人で初めて自動車運転して、初めて自動車事故起こした人として歴史に語り継がれて
おりますけども…。(そんな豆知識いりません)
御英断を、という後藤の胸倉をつかむ慶喜。
意見聞きたいつーたクセにこの有様です。
で、慶喜は全員下がらせて一人ぽつーんと残りました。
つーかこの人も容堂と同じく、「さがれ…下がれ!」て、人が行動する前にブチ切れんなよ!
下がるヒマもないだろうが!
この情報が龍馬達のもとにももたらされます。
「慶喜公が人払いをされたらしい!」
でゃー!バタン!←それ腰払いね。(文字だけでは伝わらないネタがある!)
龍馬は藤吉に、船の操縦についての説明をしています。
地図を見て日本が小さいことに驚いている藤吉。
陸地が見えなくなったような時には、星で位置を確認する、という龍馬。
周囲はこんな時に何を呑気なって感じらしいんですが、龍馬としては、もう大政奉還は
勧めたのだから、自分がやるべきことはやった、って感じらしい。
あれだ、センター試験終わってちょっと息抜きしてる受験生の気分。
じたばたしても仕方がない、と言ってます。
早く船出したいのーとワクワクしている龍馬。
皆とともに旅行してみたい、と星を眺めながら語ります。
藤吉が、自分も連れて行って、と死亡フラグ立てまくりです。←そういうつもりで言った
わけではなかったでしょうが。
…一月後にまさか龍馬一人(と中岡、藤吉)で船出してしまうことになるとは…。
船の模型を出して、久しぶりじゃのーと懐かしそうな龍馬。
これを作った頃の龍馬は、まさか自分が日本の未来を決めるだなんて思っても
いなかったでしょうね。
ヅラと抱き合って黒船にびびってたのが懐かしい思い出です。…間違えました、抱きあって
びびってたのは新撰組!の近藤さんと土方でした。(素で間違えた)
朝、誰かが龍馬のところを訪ねてきます。
それは、勝でした。
懐かしいな!このまま出番なしで終わるかと思ったよ!
彼は江戸でもいろいろ噂になってる、心配になって様子見にきた、というんですね。
で、騒ぎに巻き込まれてヤレヤレだ、と。
どっちの騒ぎなんでしょうか。町のええじゃないか、か二条城の出来事か…。
まあどっちでもいいけど。
勝は、容堂に建白書を書かせたのが龍馬だと知っていました。
永井から話を聞いたらしいです。
さすが話が早いですな。
幕府の役目は終わった、という龍馬に、気安く言うな、という勝。
今は仇同士だぞ、とか言ってますが冗談に聞こえません、勝先生。
幕府がなくなったら、2万人が路頭に迷うという勝。
仕事探そうよ、ハローワークで!(ハロワークないよ)
龍馬はそんなことどうでもいい、と言います。
まあそれについては勝も思ってそうですけどね。
大政奉還になったら、帝をてっぺんにして、あとは上も下もなし、2万人の人も
仕事をすれば良い、町の皆と同じように、自分の食いぶちは自分で稼げば良い、と。
勝はそんな龍馬の言葉を筋が通ってるとほめた後、一つ条件を出します。
政権返上したといっても、慶喜は大政奉還決意するのにすごい勇気と覚悟がいった
はず、それをぞんざいに扱うのは俺が許さん、と。
チャキチャキの江戸っ子ですなぁ、勝先生。そんなだから慶喜から「俺将軍やめたから
あと頼むわ」ってお江戸の後始末全部押し付けられるんでさぁ…。
ともかく今は、薩長の暴走を今一度押さえることが必要になってくるわけで。
龍馬にそれができるか、と聞きたかったわけですね、勝は。
龍馬、しっかりと約束します。
「オッケェーイ、我が命に代えても」←軽い!
と、そこにずだだだーと「坂本さん!」と叫ぶ声が。
「刺客だ!」と慌てて一人だけ逃げる勝。
お前…。
やってきたのはもちろん刺客ではなく、藤吉たちでした。
つーか刺客がこんな騒々しくやってきてたまるか!
彼らは、慶喜が大政奉還を決意したことを知らせに来たのです。
永井の屋敷のものに藤吉が聞いてきた、と。
お手柄じゃないか藤吉!
勝も外で聞いて何とも言えない複雑な表情に。
おっさん、口あいとるぞ。
龍馬は、よくご決断された、と喜びます。
きっと高杉もやったぁとか言ってんでしょうねー。
お前とっととヅラの枕元に立って「戦争はいかんです」と言ってやってくれ!
一人でこれほどのことをやってのけた、という勝に、自分だけじゃない、皆で
やったことです、とフォロー忘れない龍馬もよかったですね。
そうして龍馬は外に出て「新しい日本の夜明けぜよー!」と喜ぶのでありました。
ここに来るまでに一体何人の友の夢が途中で潰えて来たか。
今は嬉しさいっぱいであっても、龍馬はそれをちゃんと背負っていたと思います。
10月14日。
ついに幕府は終焉を迎えました。
沢村達も知らせを聞いて喜びます。
弥太郎の方は…負けたとか言ってましたが。
でも売り逃げたんやろ、お前は。
中岡の方も喜んでいるのですが、薩摩は渋い顔。
龍馬を生かしておいたのは間違いとか言ってます。
大恩人じゃねーのかよてめーらはそうやって手のひら返しやがって。
まあこうやって、薩摩のためと言いながら、龍馬を殺したがっていた西郷が、のちのちに
新政府へ反旗を翻して自刃することになるのも皮肉というか、ある意味自業自得といったら
言い過ぎだけど…。
長州の方でも、誰が慶喜をたぶらかしたー!とか言ってます。
もともとは日本の未来のために倒幕だったはずが、いつの間にか武力で制圧する
ことに目的がすり替わってしまい、「どんな形であれ新しい日本はきた、よかった」に
ならないのは皮肉な話ですね。
ちなみにこのあと、どうしても戦いたかった薩長は、半ば罠にはめる形で旧幕府軍に
手を出させ、それを理由に挙兵、そっからいろいろな戦いが始まったのはご存じのとおり
です。(新撰組も巻き込まれた)一番不幸だったのは将軍にいろいろ押し付けられて、その
将軍もさっさと座から降りちゃって、それでも忠誠心から旧幕府軍を率いて戦った
松平容保だったかもしれませんね。
幕府の方でも、薩長に手を組ませ、土佐を寝返らせた人間がいる、それが坂本龍馬です
みたいな話が出てました。
もうええやろ、大政奉還したんだし。
龍馬は京の街で、徳川が政権返上したぜよー!と叫んでるのですが。
聞いてるのかこいつらは。
と、そこに新撰組登場です。
おお、今回はよく出てくるな。
そこに割って入ったのは勝でした。
彼は、龍馬を切るということは、慶喜の決断をないがしろにするということだ、わかってんのかと
新撰組を一喝。
こいつを切ることは自分がゆるさねぇ、と立ちふさがります。
そこまでされたら新撰組だって手が出せませんね。
というか皆額に冷えピタしてどうしたん?(鉢金ェェェェ!!!!)
龍馬は近藤に、もう人斬りはやめないか、と語りかけます。
これからの日本は変わる、自分達と一緒に新しい日本を作らないか、と。
近藤この後「新しい日本だぁ…?」と言うのですが。
そのまま黙って引き上げました。
なんかリアクションしていこう!久しぶりの見せ場!
後ろで沖田が「近藤さん!」と叫んでいました。
「近藤さん!なんなら俺が坂本の代わりに土方を殺りまさぁ」と言いたかったんだね!?(違う)
龍馬は、大政奉還は自分の夢だった、戦いをしないで世の中を変えることができたと
言います。
でもそれだけでは人々の暮らしは変わらない。
むしろこれから。
そういうわけで勝は、これからどうするかだ、また会おうぜと言って帰って行きました。
弥太郎の方は大浦と小曾根に、約束通り金を倍にして返しているわけですが。
龍馬を信じたんですねとか言われて面白くない様子。
まあ彼は彼なりに龍馬をライバルとして認めてたと思いますけども。
龍馬の方はまた書き物をしていました。
大政奉還がなった以上、京にいるのは危険、という周囲の意見にも耳をかさず
彼はまだ京にいたのです。
あとこの書き物で「○○○」と龍馬が書いていましたが。
これは仮面ライダーOOO(オーズ)のことではなくてですね(当たり前)、新政府の
メンバー表だったと思います。
トップは当然帝ではあるのですが、まあ政府の上に立つ人間を誰にするかっていう
ので、誰の名前を書いてももめることから、とりあえず○○○とした、と。
龍馬暗殺まであと一月。
ちなみに慶喜は人によっていろんな評価が分かれる将軍ですが、渋沢の栄一
君が、名誉回復しようと、「こんな働きをしたんですよ」というインタビュー形式の本を
出そうとします。
ところが慶喜はなにを聞かれても「覚えてない」「忘れた」と今の政治家のような発言を。
…やっぱこいつ将軍辞めて正解だったと思う。
次回いよいよ最終回!
「いなくなって初めて、そのありがたみがわかってももう遅い」
絶対見てくれよな。