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龍馬伝 |
最終話(10/11/28)
さあ、弥太郎伝もいよいよ最後だよ!(違う!)
砂浜でなんかワイワイやってるので何かと思いましたら。
武市さんが門下生に指導してるシーンでした。以蔵もいるよ!
ということはここはあの世!?
龍馬もきたし!
ああ、これ完全にあの世ですね。
龍馬にみんなが「ようやったのー!」とニコニコと声をかけてきて。
長次郎がまんじゅうを差し出してみんなで食べるんですね。
…まあ、夢だったわけですけども。
なんていうか、もう一つの未来って感じでよかったです。
多分ここで陸奥が龍馬を起こさなかったら、そうやってみんなでワイワイやってるところに
「やあ坂本さん」と高杉が久坂とともにやってきて、「頼まれてた船が手に入ったんで」と
言ったんじゃないかなと思いますね。
そうして皆で旅行に行こうと盛り上がる、みたいな。
で、高杉はまたいつもの「にゃははは」みたいな笑いをしてて、武市が「あなたが龍馬の手紙に
書かれていた高杉さんですな!私は武市と言いますきに」と喜ぶ、的な。
死者だけの登場で構成されていたのもよかったと思います。
そういうわけで夢だった龍馬。
いきなり陸奥をたたいてます。
起こしに来ただけなのにこの仕打ち!
龍馬は、陸蒸気、つまり、蒸気機関車のことを考えてるうちにいつの間にか寝てしまった、と
言います。
これからはそれが走れば、蒸気船とどちらが早いかって世の中になるだろうって。
龍馬さん時代が早すぎます。
ともあれ龍馬は陸奥に、各藩の重役にこれを送ってほしい、とかなりの数の手紙を押し付けて、
自分は外に出ていきました。
危ないとか言われてるのに全然話聞いちゃいません。
大政奉還ののちに龍馬は陸奥の計らいでここ、近江屋にかくまわれていました。
もっと転々とした方がいいだろ!
政府の形が整うのを見届けようとしたらしいですけども。
その頃弥太郎は龍馬を探して土佐藩邸に来ていたのだけれども、すげなく追い返されていました。
対応した藩士の態度からして、土佐でもあんまり龍馬はよく思われてないみたいですね。
ま、今までのぬるま湯につかっていたかった連中からしてみれば、龍馬は目の敵みたいなもん
ですからねぇ。
この後龍馬伝のタイトルが出ました。
最終回はあのオープニングもカットですかー。
その龍馬はといえば、メシを食いながら目頭目じりの話を。
そんなお前第一話でやって誰もが忘れてたような話をまだ繰り返すんかい!
近江屋の人たちは、塩や米の値段が下がらないから困る、と話をしています。
龍馬はもうすぐ安くなる、と慰める。
つか猫いるのかわいいんだけどニャーニャーセリフとかぶってんだけど。
龍馬は京を抜けて越前にいってました。
さっさと仕事放り出して帰ってしまった春嶽のとこにいったわけです。
この頃京の街では新撰組とともに、京都見廻組が徘徊してました。
要するに、旧幕府は、大政奉還しましたでめたしでめたしではなくて、土佐や薩長に
怒ってたらしい。気持ちはわかるが慶喜が大政奉還した以上、どうもならんと思うのですが。
龍馬を迎えた春嶽は、この手紙を西郷やヅラにも送ったのか、と少々驚いている感じです。
龍馬は涼しい顔で、これからはみんなが同じ方を向いて新しい国の形を作っていかなければ
ならない、と説明。
春嶽は、○○○が気になるようで、尋ねてますが、龍馬はリーダーの名が入る、と言う。
つまり、神楽ですね?(リーダー違い!っつかそれ言ってるのヅラだけだから!)
龍馬は自分にも誰が入るかわからん、と言う。
それより大切なのは米や塩の値をもとに戻すことです、と言います。
春嶽が今話してた話を無理やり横にどかしやがりましたよこいつ!
ここで春嶽、自分のところにきて座ってみないか、と誘います。
景色が違って見えるだろう、と。
龍馬は、でも自分は下士だから、殿様の席は居心地が悪い、と言う。
つーか話をずらしてきた龍馬にこっちも話をずらして対抗しやがった、春嶽!
春嶽はそれを聞いてやはり変わってると笑うんですね。
普通は権力を握ったらそれから降りたくなくなる、と。
慶喜は降りてくれましたという龍馬。
いやあの、そういう話をしてるんじゃなくて、普通はそういうのが多いって話をしてるっていうか
だからてめぇ春嶽が話してるのを聞けよコラ。
春嶽は、慶喜だからできたことだ、と言います。
これからは身分の上下がなくなるという龍馬に、容易には変わらんという春嶽。
確かにその通りですね。
○○○には自分が入るべきという者も多いだろう、と春嶽は言いますが、龍馬はそれでいいんだと。
こうしてあれば誰がふさわしいか真剣に考えると。
薩摩の方では西郷がビックリしてました。
誰を○○○に入れようとしている、とめっちゃ疑心暗鬼です。
もうオーズでいいじゃん!
まさか龍馬は慶喜を入れようとしているのではないだろうな、そうしたら徳川天下と結局同じこと
みたいな話になって。
ミッチーは、やっぱり徳川を滅ぼさなければならないと言いますが、まだ滞在していた中岡は、
龍馬はそれだから早く政府を作ろうとしているんです、とフォロー。
ダメだ、中岡の説得じゃ弱い!フォロ方さん呼んで来い!
弥太郎の方はなんでか知らんけど龍馬の居場所突き止めてやってきましたが、無理やり入ろうと
して藤吉に突き飛ばされて「なんじゃー!!!」とメッチャ切れてるのが笑える。
そこに現れた龍馬。
彼は、後藤が土佐に戻ってなんでか土佐藩邸に入れなくなった、薩摩も頼れない、と言います。
ともあれ弥太郎は龍馬に、会うのはこれで最後、と言う。
実は銃を売ってもうけた金が5000両以上になったらしいんですが。
ムチャクチャ皮肉で言ってるっぽいけど、龍馬はそれを聞いてすごい素直に喜んでます。
で、弥太郎はこの金は要らない、という。
戦争になると見越して仕入れたけれども、龍馬が大政奉還をすると聞いて、もしかしたらやり遂げて
しまうかも、と思って信じてしまった、だから、龍馬のおかげで儲けたようなものだから、そんな金は
いらんと、こういうわけですね。
なんか弥太郎も変なところで真面目だなぁ。
きっかけは龍馬でも売り切ったのは自分の才能、とか思わないところが。
これから商売でお前なんか足元に及ばん男になる自信がある、と言い放つ弥太郎。
つーかこのツンデレっぷりが「お前はベジータか!」と言いたくなるわけですけども。
龍馬は、嫌いだという弥太郎に、お前のことを嫌ったことは一度もない、と言います。
土佐にいるころからずっと死ぬまで友達だと思ってる、と。
弥太郎は龍馬のそういうところが嫌いだと言う。
思うままに生きて、やることなすことうまくいって、一緒にいたら自分がいつも小さい人間に思えた、と。
うーんまあ実際はともかくとして、龍馬伝の龍馬と弥太郎は、私はお互いに高めあっていける良いライバル
だと思ってみていました。
弥太郎は龍馬がやることが腹立って仕方がない。
だからくっそぉー!と思って頑張る。
父親のことで吉田東洋のとこに直談判しにいった時なんか、弥太郎が先に行動起こしてたわけですし。
まあ多分弥太郎自身それには気づいてたと思いますね。
嫌いだ消えてしまえと言いながらも、龍馬は生涯の友であったことに。
弥太郎は、皆が新しい世界を望んでいると思ったら大間違いだ、扉が開いたら戸惑う者もいる、
そういった恨みつらみ怒りの矛先は全部龍馬に向く、と言います。
龍馬もその通りかもしれない、という。
気づかないうちに人を傷つけ、恨みを買ってるかもしれない、と。
え…気づかないうちって、恨み買ってるとこたくさんあるんですけど!マジで気づいてないのこいつ!?
「世の人は 我を何とも 言わば言え 我が成すことは 我のみぞ知る」
龍馬は自分ができることをしただけ、と言う。
そして弥太郎に金を無理やり返し、お前は世の中のみんなを幸せにする会社を作れ、それは
自分には出来ん、弥太郎だけができる仕事だ、と言います。
それはいいんだけど返し方が!なんか弥太郎めっちゃ嫌がってるし!
自分にもやるべきことがあったように、お前にも必ずやるべきことがある、という龍馬。
奇しくもそれは、弥太郎の将来を見通したような発言でありました。
「たっしゃでの」
これが龍馬と弥太郎が交わした、最後の言葉になりました。
それから弥太郎はどうして帰ったかもわからず、ただただ、龍馬の最後の言葉が繰り返されて
いたといいます。
お龍さんのとこにも龍馬から手紙が届いていました。
これが終わったら土佐に帰って世界旅行じゃー!みたいな。
んで、英語も学ばないといかんよみたいなこと書いてありました。
今龍馬は海援隊にいって、辞書を作らせてるらしいです。
…イギリスの辞書を買ってきてそれを翻訳して出すという形はいかんのかい。
ともあれ、子供がこの国に生まれてきてよかったと思う国を作りたい、と手紙に書いている龍馬。
近江屋の子供に本をやってるんだけど、梅吉にやった本を「これはちょっと難しいかもしれんが、
頑張って読みや」とか言ってます。
おお、そんなすごいんだ…と感心してたら。
「わしにゃさっぱりわからん」
お前がわからんものを押し付けるんじゃない!
あと手紙で龍馬はお龍に、簡単な英語を書いていました。
「I love you.」でした。(尾崎豊!?←違う)
ちなみにドイツ語だと「イッヒ リーベ ディッヒ」(スペル書くのめんどくさい)、イタリア語「ティ アーモ」
フランス語「ジュテーム」、中国語「ウォーアイニー」、韓国語「サランヘ」、ロシア語「ヤー ティビャー リュブリュー」。
これを知ってるとヘタリアのメンバーと会話できるね!(無理)
まああれだ、アイがユーしてラブなのよ、と。←古い。
薩摩では、西郷が○○○に慶喜を書くつもりだったのなら、となんか殺伐とした感じになってます。
龍馬は徳川を助けたから信用できないとかいうし。
つーか龍馬は最初から大政奉還と言ってて、それをあんたらが勝手に信用しなくて武力討伐って
いってて、振り下ろすこぶしの持って行く先をなくしただけでしょうが。なんで龍馬のせいにしてんの。
ちなみに長州ではみんながヅラに、龍馬を信じよう、ヅラはどうか京で新政府を作ってほしいと
言ってました。
大人じゃねーか長州の方が!
ヅラはつぶやきます。
「坂本君はどう思ってるんだろうなう」←そのつぶやく、じゃねぇ。
どう思ってるって…ヅラだと思ってるとか、エリザベスは気に入ったかのーとか。(銀魂ですよね?)
中岡は西郷に、龍馬の真意を確かめてくる、というんですね。
それでもし、言ってはならん言葉を口にしたならその場で龍馬を切る、と。
言ってはならない言葉って…「You Know Who」の人?(それは今ハリーが戦ってる!)
ヴォルデモートが世界支配したら終わりだな、うん!
どうでもいいですが西郷さんは風が強いのに障子を開けないでください。
見てみぃ!
座敷の中枯葉だらけだろうが!お前が責任もって掃除しろ!
龍馬が、今夜は冷えるのーとかいいながらまた書き物をしていると、陸奥が土佐藩邸に手紙が
届いていた、と持ってきます。
あ、龍馬は入れてくれないけど手紙はちゃんと渡してくれるんだ、土佐藩邸…。
手紙は中岡からで、場所を知らせろと書いてありました。
つーか中岡は手紙受け取ってから京に入ったの?
次のシーンでもう京にいるんたけども!
そこに新撰組がやってきましたよ!
近藤が、お前は龍馬と一緒にいた土佐もんだろう、と声をかけてきます。
やーねぇー最後の最後でテレビ映ろうとして出てくるなんて…。(違)
あれ?近藤さん、額の冷えピタどうした?(冷えピタじゃねぇよ!鉢金!)
ここで中岡は近藤とやりあうことになるんだけど。
近藤なんと、抜身の刀を手でつかんで中岡の肩にかみついてます。
近藤さんが本物のゴリラになったぁぁぁぁ!(土方さん、違いまさァ。近藤さんはもとからゴリラでさァ)
痛い!といって近藤を突き飛ばす中岡。
いや、痛いのはわかるけど、割と普通なセリフ言いましたね、あなた。
この後中岡なんと刀を放り出します。
逆切れ!?とか思ったんだけど彼は、こんな刀など何の役にも立たない時代が目の前に来てる、と
言うんですね。
でもって近藤の左手に懐紙を当てる。
おっ結構いいやつだな中岡。
そして中岡は「これからどうするんだ」と近藤に問います。
そんなことわからん、という近藤。
えっ?またお妙さんとこストーキング行くんですよね!?
それで近藤らは帰っていくんだけど。
なんか、最後こっちの新撰組の近藤も好きになったなぁ。
激動の歴史に飲み込まれていきながら、それでも生きる場所を探してあがく新撰組の姿が
ちょこっとだけど描かれてたって感じで。
この後新撰組は、松平容保のもと、旧幕府軍として戦いを続けます。
私は彼らの生き方も間違っていたとは思いません。
まっつぐ、銀魂貫いて生きてたもんの何が間違ってるよ。
遠く、会津や函館の地で、新撰組隊士は何を思っていたのでしょうか。
さて。
やさぐれまくっている弥太郎。
ずーっと飲んだくれているようです。
おい大丈夫か!
顔が悪いぞ!(顔色な!)
そこに、京都見廻組がやってきて、龍馬はどこにいる、と尋ねる。
でも弥太郎のことですから、龍馬を殺すつもりか、誰だ、と逆に問います。
新撰組、見廻組、薩長か紀州か、長崎奉行所か、と。
おいおい、見廻組にバカ受けしてんぞソレ!
龍馬恨んでる者はたくさんいるな、とか言って!
弥太郎は、あんな奴は殺されて当然だ、と言う。
それで見廻組はこの男が龍馬の敵とみなしたのかしりませんが、そのまま去っていくのですが。
弥太郎は龍馬は殺されるほどのことはしていない、と言う。
あいつは日本のためになることを考えてるだけだ、と。
龍馬を殺したらいかん、殺さないでくれ、この金をやるからという弥太郎。
ここのシーンでやっぱ弥太郎っていいやつだなと思いました。
心の底で龍馬を憎み切れなかったんだなぁ、と。
でも見廻組は、あいつは徳川に忠義を尽くす侍を愚弄した、我々のすべてを無にした、と
言って去っていくのです。
あんたらにはわからんでも無理はないが、龍馬はあのまま行けば戦いになるのを避け、無駄な
血が流されるのを避けるためにも慶喜に大政奉還を勧めたのであって。
まわりまわって龍馬はあんたらの命を助けたのでもあるわけですが。
決してそれは愚弄したわけではない、っていうのを誰か一人でもわかってくれる人がいたなら
歴史も変わったかもしれません。
龍馬の方はなんかまだ書き物してまして。
陸奥が心配して声をかけるのですが、今日はめでたい日だ、と龍馬言い出します。
誕生日らしいです。
え?誕生日が命日?マジで!?
運悪いなぁ…。(そういう問題ではなく…)
このころはまだ確か誕生日を祝うという習慣がなかったはずなので、誕生日知らない人も
多かったと思うのですがよく覚えてたな龍馬。
(生まれ年を覚えておけば年はわかるので、そもそも生まれた日を知らないというか興味ない
人が多い。ちなみに元日に年を取る数え方なので、元日生まれの人はその日一気に2歳で
カウントされるという悲惨な運命)
で、陸奥は帰っていくのですが。
龍馬はずらずらっと名前を書いた紙を広げて満足そうな顔をしています。
それは新政府のメンバーだったんですな。
ああ、デスノート@幕末版じゃなかった。(当たり前!)
「武市さん。新しい政府には、志を持ったもんが集まらんといかん。考えが違うもんもおらんと
いかん。いろんな考えがあっていい」
そういったあと、「ここに武市さんの名を書きたかったのう」という龍馬。
たまには加尾のお兄さんのことも思い出してあげてください!←おめーも名前思い出せてねぇんじゃねーか!
「以蔵、お前はやさしい男じゃき、人を助ける仕事がむいとるのう」
そうだねぇ、仮面ライダーとか向いてると思うよ、うん!
この後、まだ亀山社中だったころの写真を龍馬持ってきます。あ、持ってたんだ…。
「お前のことも忘れとらんぞ、長次郎。お前は世界中を回ってもらう仕事を任せる」
…うんまぁ、今会計の仕事してますけどね!生まれ変わっても金勘定!(「黄金の豚」)
「高杉さーん」
あ。内蔵太飛ばされた…。
「高杉さんが夢見た、新しい日本がくるぜよ」
高杉の名を書きたかった、と言わなかったのは、もし彼が生きていたなら「僕は世界中旅行に
行きたいですきー。えらい仕事は桂さんに任せます。にゃははは!」と言ったからでしょうね。
その頃、中岡の後をつけている見廻組が、ヒタヒタと迫っておりました。
おい…傘を捨てていくな!拾うぞ!(拾えばいいんじゃないでしょうか)
中岡は何も知らずに近江屋を訪ねます。
中岡は胸に決意があるからすごい形相をしている。
多分龍馬もなんとなくわかってたんでしょうね。
彼はさっきの名前リストを見せながらこれをヅラと西郷に考えてもらおうと思ってた、と
中岡にも見せます。
けれども彼は、春嶽らの名がある、と驚く。
徳川御家紋だぞ、と。
龍馬突然腹が減ったのーとか言い出して、シャモ買いに行ってくれと梅吉に頼みます。
お前はぁぁぁぁ!空気読め!
話の腰を折ることにかけては天才的な龍馬!その技は最終回でも不滅!
中岡は、徳川を政府に入れてはいかん、というけれども、これは日本人による、日本のための
政府だから、という龍馬。
つまり、敵味方関係なく優秀な人間を登用しようってことですね。
確かここに、慶喜の名前もあったと思うんだけど。
それでも中岡は、人の気持ちは簡単に割り切れん、と言います。
それは弥太郎にも言われた、という龍馬。
で、中岡は気色ばんで○○○の中には誰の名前が入る、と龍馬を問い詰めます。
しかし龍馬はけろっとして、皆が入る、と言いました。
志がある人間ならだれでも入る、それをみんなで選ぶのだと。
つまり、選挙ですね。
そうして皆で選んだ人をここに書いてある人間が支えるのだ。
それが龍馬の描いた新政府でありました。
自分を切る前によく考えてみろという龍馬。やっぱり予想してましたね。
んで中岡は改めてその紙を見るのだけど、そこに龍馬の名がない、という。
龍馬は、自分は役人になる気はないと言います。
ああ、「海賊王に俺はなる!」ですか?
ちなみにこの会話、史実では西郷と龍馬とで交わされています。
つーか語るのはいいけど龍馬、戸を開けんな!
外から見つかったらどうするつもりだてめぇ!
龍馬はこれから、海援隊のみんなと世界を見て回ると言います。諸外国がいったい
どれくらいの国か、と。
そして、これからの日本は変わる、と言う。
世界中の知恵や技術を日本に持って帰って、そしてこの日本にそういったものが集まったら
日本は夢と望みにあふれた国になる、と。
満面の笑顔で望みじゃ!という龍馬。
…新幹線?(そののぞみではなく…)
さらに、蝦夷地へいってここを開拓して新しい村を作る、と言う龍馬に、面白そうと興味を
ひかれる中岡。
話のペースに巻き込まれておりますな。
その頃1階では、近江屋の人らが、「中岡の家内です」という声に、戸を開けようとしていました。
中岡はここで、誰にも言うなよ、実は俺は泳げんとか言い出します。
…え?だから陸援隊?
てめぇふざけんな。
と、そこで大きな物音がして、「ほたえなや(騒ぐな)」という龍馬。
いち早く異変に気付いたのは、入り口近くに座っていた中岡でした。
彼は突進してくる刺客を見た。
こっからは数秒ほどの出来事でした。
ちなみに選挙速報出したNHKはふざけんなよ。
斬られた龍馬は血まみれになりながらも中岡に「泳げんでも平気じゃ、わしの船はどんな
嵐でも沈まん」と言います。
中岡は「ほんなら安心じゃのう」と。
…君ら致命傷負ったのに結構余裕ですね。
世界はどれくらい広いんだろう、という中岡に、じき見に行けるという龍馬。
それは…死ぬ的な意味で?
最期に龍馬は、自分はこの命を使い切れたか、と中岡に問います。
中岡はまだまだだ、と言いました。
それが死にゆく龍馬を励ましてのことなのか、それともまだこれからだという意味だったのかは
わかりません。
それでも龍馬は、まだかい…と言って息を引き取りました。
その頃必死に走っていた弥太郎は、近江屋にたどり着いたところで、出てきた見廻組と
鉢合わせする。
その刀が血に染まっていたことから、彼は何が起きたかを悟ります。
この後、まだ生きていて這いずり回っている中岡と、死んだ龍馬が映るんだけど、わざとだとは
思うのですが、龍馬の顔に銚子が重なってて「え?嫌がらせ?これ嫌がらせ?」とちょっと思った。
ここで、慶喜の名もあの紙にあったのが映るのは印象深かったですね。
龍馬がちゃんと慶喜のことも考えていた、と見廻組が知っていたら、龍馬は暗殺されなかったでしょうか。
降りしきる雨の中で弥太郎が「龍馬を返してくれ、大切な人なんだ」と泣いてて、ちょっとうるっと
した。弥太郎の人生の中で、喜勢よりも家族よりも、何よりも大事な人だったと思います。
そのあと、浜辺にたたずむお龍の映像が出てきました。
ここで龍馬がこの海の向こうに広い世界があるーとニコニコしながら言ってて。
海だぞ、うーみって言って。
そのあとお龍が見るともう龍馬の姿はないのです。
それはお龍が見た幻だったのか、以前交わした会話だったのか、それはわかりませんが。
乙女と龍馬兄がやってきて、それにお龍は笑顔を向けた後、砂浜を歩いていきました。
…どこ行くんや!
そうして弥太郎は坂崎に語りました。
明治の世になっても、西郷やヅラがいない政府は醜い勢力争いばかりでどうしようもない、と。
坂崎は、それでもいつか龍馬が思い描いていた国にきっとなりますよ、というのですが。
そんな甘いことではないという弥太郎。
「龍馬はのー、能天気で自分勝手で人たらしでおなごに好かれて、あんな腹立つ男は
おらんかった。わしはこの世であいつが一番嫌いだ。
あんな男は…あんな龍はどこにもおらん」
それは、弥太郎が龍馬に贈った、最初で最後のほめ言葉だったんじゃないでしょうか。
そうして弥太郎もまた、明治18年にこの世を去り…おぃぃぃぃ!死に方がなんか金田一耕助の
事件に出てくるような感じになっとるぞ!なんでこんな死に方になってんだよ!
演出もうちょっと考えろ!
感動が全部吹っ飛んだわ!
最後は、船に乗っている龍馬の後姿の映像で終わりました。
彼は今、どこの海を旅しているんでしょうか。
近江屋事件の後、誰が龍馬を暗殺したのか、ということになりました。
陸奥なんかは、紀州藩の仕業だと決めつけて、紀州の人を襲ったりしています。(天満屋事件)
新撰組が最初いろいろありまして、犯人だと思われていて、それで近藤勇が捕まった時に、土佐藩の
要望によって彼は斬首されています。とんだ濡れ衣です。(斬首されたのはそればかりでもないですが)
京都見廻組だと分かったのは、この後に、メンバーが自分らがやったといったからです。
こののち明治の世の中になりましたが、龍馬が思い描いていた世は残念ながらやってきませんでした。
弥太郎も言ってましたが、龍馬の死後もまだ戦いをあきらめていなかった薩摩は戊辰戦争で旧幕府軍を
メタメタにたたきましたが、その後勝海舟に無血開城を受け入れさせられ、新政府とたもとを分かった西郷は
やがて、その新政府と戦うことになり(西南戦争)自害することになります。
龍馬が邪魔だと言っていた西郷、自らも同じような運命をたどるとは思ってもみなかったでしょう。皮肉な
話です。(もっとも、史実の西郷は邪魔者扱いしてはいなかったですが)
大久保利通ことミッチーはそれなりに頑張ったけど、紀尾井坂で暗殺されたのは有名な話ですね。さらに
有名な話ですが、その後彼の財産はいかばかりやと民衆が興味を持つ中、公開されたのは多数の借金
でした(現在の額で約2億円)。彼は私財を投じて新しい世のために頑張っていたのでありました。
そしてヅラはというと。いろいろ頑張りましたが病に倒れまして、「西郷、もういい加減にしないか」と西郷と
明治政府を心配しつつ、西南戦争のさなかに世を去りました。
ちなみに初代総理はおなじみ、伊藤博文です。あの長州ファイブの一人です。
また、陸奥は龍馬の遺志をついで諸外国と日本の間に結ばれた、不平等な条約をただすなど、鋭い
外交を行ったことから、「カミソリ大臣」の異名がつきました。
ヅラや西郷といった明治政府の立役者がいなくなった政府は迷走しました。
高杉の作った奇兵隊のメンバーが政府役人になっていたのですが、一部は反発して戦いになったりも
しています。
また、利権は薩長の一部の偉い人間が独り占めしてしまったため、明治の世の中に入っても庶民の
貧しい暮らしは変わることなく、時代の移ろいとともに政府は軍国主義に傾いていき、世界中を巻き込んだ
戦争に突入していくのです。
龍馬が生きていたら。
日本はもうちょっとましな国だったかもしれません。
けれども数々の戦争を経て、二度とこのようなことは起こすまいと誓い、それぞれの明日に向かって
迷いながらも人々が生きていく。
そういう日本もまた、龍馬の愛した国の姿なのではないでしょうか。
龍馬伝、これにて閉幕!
年末には総集編もあるらしいですよ。
「来年は辰馬伝じゃぁー!あっはっはー!」
「おめぇの出番はねぇんだよボケ!」
「おおっ、ひどいのー金時ー!」
「銀時だっつーの!」
「攘夷がJOY☆やるなら今しかねーZURA」
「おめーは黙ってろヅラ!」
「ククク…獣が騒ぐぜ」
「お前もすっこんでろ!」
「あっはっはー!これにてほんとに終わりぜよー!」
「世の人は 我を何とも 言わば言え 我が成すことは 我のみぞ知る」