多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→龍馬伝


龍馬伝

第7話(10/02/14)

 土佐の坂本家では、帰ってくる龍馬を迎えるべく料理を作ったりあれやこれやの
大騒ぎ状態でした。
 帰って来た龍馬は、いろいろな人と出会い、物の考え方が様々であったことを話し、
江戸に行ってよかったと思います。
 これならお父さんも、アタック25のアタックチャーンス!で江戸行きをゲットした価値が
あるというものです。(お父さんは司会の方です)
 千葉先生から預かってきたという書簡には、龍馬君は才能があるから、また江戸に
戻って修行してね、というものでした。江戸に来て、ではなく江戸に戻って、と書かれている
あたり、なにやら「佐那と結婚佐那と結婚結婚結婚…」という雰囲気が垣間見えたのは
多分気のせいだと思います。(ヘタリアのベラルーシか!)

 龍馬は父に、やっぱ剣の道極めたいし、江戸にまた修行行きたいと思うんよ、みたいな
ことを話し、喜ぶ父は早速兄に藩へ届けるよう伝えます。
 ただ、家族としては、せっかく戻ってきたんだし、少しゆっくりして欲しいという気持ちが
ある様子。確かに今みたく、一度いったら簡単に戻れる道のりではないですからなぁ。
 この頃父は体調を崩していたようですが、龍馬に心配させたくない父は家族に黙って
いるようきつく念を押します。
 父としては自分のことなんか気にせず、龍馬には自分の道を進んで欲しいという気持ちが
あるのではないでしょうか。

 一方武市道場。
 龍馬が江戸に行く前の雰囲気とはうってかわって、なんか殺気立った感じになって
しまってます。
 あれだわ、たとえは悪いけど友達同士の集まりーって感じだったのが帰ってみたら軍隊
みたくなってました、みたいな。
 でも龍馬は空気読めませんから、門下生たちに黒船の話をして聞かせ、イライラした
他の人間達から「武市さんは攘夷派の旗頭じゃ、気安うすんな」みたいなことを言われます。
ムカつくなー。攘夷派のてっぺんだったらなんじゃっちゅーねん。
 あと武市さん「攘夷」って書いてある文字の夷の字がおかしいよ。直せ。

 まあそんなわけで武市道場はどういったらいいのかなぁ、変な雰囲気になってることは
間違いないですね。
 きっと前みたいに休憩のときには皆でワイワイバカ話をする、なんてこともなくなったん
だろうなぁ。

 岡田以蔵は龍馬と団子を食べてます。かわいいなぁ。
 で、彼は「今どき攘夷でない人間がどこにいる」とも。
 龍馬は、黒船は化け物みたいにでかい、外国を蹴散らすと言ったところで、どうやって簡単に
やっつけるなんてことができよう、と言ってます。
 孫子の言葉に、「敵を知り己を知れば百戦危うからず」という言葉があります。
 説明しなくても意味はわかると思いますが、龍馬は江戸で悩みながらもこのことに気づく
ことができたわけです。けれども武市の方は相手のことも知らんと攘夷、攘夷と言っている。
これがやっぱり龍馬と武市の違いではないでしょうか。
 で、ともかく以蔵は畑の仕事を手伝わねばならんと立ち上がって去っていきました。
 あれ…お勘定は…?こいつナチュラルに支払いを龍馬に押しつけやがった!(先に払った
んだよ、多分!)

 んで龍馬の方はといえば、加尾とバッタリですよ。
 龍馬は加尾がもう嫁入りしたと思っているらしく、髪型についてあれこれ言ってますが、
つくづく色事には鈍い男よのー。たまには死ぬ気で告白!とかないんか。(リボーン先生、
一発やっちゃってください!)
 龍馬は加尾が、学問を学ぶため縁談を断ったと聞いて素直に驚いています。龍馬が
諦めきれなくて断ったのが正解なのですが、言葉の裏を読むというスキルはまだ龍馬には
ないっぽいです。
 そんで弥太郎のとこに通ってたけどもうやめたという加尾。
 なんだよやっぱり前回のあれ、「ごめんなさい」だったのかよ。
 弥太郎かわいそう…。

 でもまあ弥太郎はまた龍馬の文句言ってるから、そんなに傷深くないような気もしますが、
そんな文句を言っている時に来てしまうのが空気読めない男、龍馬なのでありました。
 お前はいつも最悪のタイミングだな…。
 しかも呑気に「江戸の話をしにきた」です。
 弥太郎のツンツンイヤミ攻撃も全然効いてないっぽい龍馬。
 弥太郎は、自分は龍馬なんかとは違う、自分は日本を動かす男になるんだ、といい、どっかに
出かけてくみたいなんですが…。
 あの、弥太郎さん…後ろ龍馬が「なんだよーどこに行くんだよー俺もまぜろよー」みたいな、
中学生か!的ノリでついてきてますけど…。
 弥太郎は、河田というおっさんのとこに行くらしいです。
 絵描きなんだけど土佐一のもの知りらしい。
 弥太郎に断られても面白そうだとついていく龍馬。
 関所の時と反対で笑えますね。
 
 その河田のとこにいくとめっさ人がいるんですよ。
 話を聞こうと集まったらしい。
 で、それを仕切っているのが河田の弟子とかいう長次郎という男なんだけど、龍馬とは知り合いの
ようです。
 やい、長次郎、「おーい、きたろー」って言ってみろ!(そんな中の人つながりのネタわかりませんて!)

 んで河田がなんと庭から登場。最初猫が映ったから「え、この猫が河田先生!?」とかマジで
びびっただろうが!普通にやってこいよ。
 あと猫がいる設定はいいけど話ししてる最中ずーっとニャーニャー言ってるよ!なんとかしろよ!
「ニャー武市さんニャー」「ニャー攘夷ニャーあるのみニャー」「開国とはニャーバカらしい話だニャー」
みたいな。(武市が河田に文句言ってるとこ前後)
 
 ともかくですね、河田の話が始まりましてですね。
 武市もいるのを見つけて龍馬は手まねきするんだけど、彼は庭で聞いてる感じでした。
 ただ、顔が険しいのがちょっと気になります。
 あと河田先生は開口一番「ヌーヨーカー!!!」とか言わないように。ちゃんと主語と述語を
つけるように。
 
 河田は、アメリカはすばらしい、とても豊かな国である、そして大統領は誰でもなれる、農民
でも商人でも関係ない、というのですね。
 武市は、アメリカが日本よりすぐれているだと、ってすごい怒るし、大半の人もバカバカしいって
言って帰ってしまいます。
 まあそれだけ保守的な人が多いってことですね。
 安心しろ、100年後には追い越せなくてもあの大国に次ぐ経済大国になるんだから日本は。

 河田はまったく気にせず、今度は世界地図を出してきます。
 世界の大きさ、日本の小ささに改めて驚く龍馬達。
 そりゃ小さいでしょうなぁ。でもこの国が今現在において世界に張り合うくらい頑張ってることは
日本人は少しくらい誇ってもいいと思う。(最近モラル低下やら経済悪化やらいろいろありますが…)

 武市が言った「攘夷あるのみ!」という言葉に河田が「出た、攘夷がJOY(実際は言ってません)」と
からかうように言ってたのが面白かった。
 河田はおそらく、何かというと攘夷、攘夷としか言わない連中をたくさん見てきたんでしょうね。
 それでいて攘夷と言う人間に限って、ではどうすべきか、と聞いても「外国連中を蹴散らす」と
しか言わないでしょうし。
 なんていうか、中身が伴わないから河田はバカにしたように言うんじゃないかと。
 そういうわけで残っていた人達もバカらしいって帰って行くんだけど、誰か帰り際に長次郎に
「弟子やめろ!」って言ってたのが面白かった。
 まだまだ残っている龍馬、弥太郎、武市です。
 河田はジョン万次郎から話を聞いたらしい。
 武市は彼の話を期待外れだ、とバカにするのですが、そんな武市をさらにバカにしたのは
弥太郎でした。
 蒸気船ですでに世界は変わったのだ、日本だけがいつまでも同じでおられるはずがないと。
 流石いろいろ読んでいるだけあって弥太郎も知っていますね。
 ただ、この先がよくなかった。
 弥太郎は河田に、金持ちになれる方法を聞くのです。
 ところが河田は涼しい顔で、ワシに聞くな、金持ちに聞けという。
 …そりゃそうだ。
 というわけで河田に言わせれば弥太郎も失格だとのこと。
 この間、怒る弥太郎、武市に対して龍馬笑いっぱなしです。
 お前…ほんっと空気読めよ…。
 ちなみに弥太郎と武市が険悪な雰囲気になっていますが、後ろに猫がいるのがかわいいです。
ここの見どころはズバリ、猫!(違う)

 まあともかく、そろそろ収集つかなくなってきそうだったので龍馬、二人の間に割って
入ります。
 弥太郎には、黒船はクジラだって逃げる、武市さんには、黒船が起こす波をどうやって
刀で押し戻すつもりじゃ、みたいなことを言います。
 自分は江戸で学んできた、己を惑わす敵は己の中にある、と。
 さすがに自分が最初に惑わされたとまでは言いませんでしたね、龍馬。

 河田が言いたいのは、外国をあれこれ目の敵にする前に、この日本を守るという
心構えを持てということだ、と諭す龍馬。
 それこそが孫子の教えにもつながることでしょうね。
 小屋の中から聞いていて感心する河田。彼は龍馬に興味を持ったようです。

 で、弥太郎は、わしだって江戸に行くことになったんじゃー!と龍馬に自慢して
見せますが、何と言っても龍馬ですから、全然皮肉は通じてなくて「よかったのー」と
めっちゃ喜ぶ始末。
 あと武市は怒りながら出て行くんだけど、猫がちょっとビクゥ!ってなってたのが
かわいかった。

 そういうわけで弥太郎、旅立ちの支度をしてます。
 家族が見送って感動の別れ…となるはずだったんだけど、赤ちゃんがおしっこ漏らした
とかでみんなおしめ取り換えなきゃ、とさっさと中に入ってしまいグダグダです。
 まあ弥太郎っぽくていい感じの別れではあると思いますが。

 その夜龍馬は食事の席で、河田に会ったことを話して聞かせます。
 彼は二条城のふすまの絵も描いたという、すごい画師さんらしい。
 ただその場で父、食欲なくて龍馬はそれを心配するんだけど、味噌汁が塩辛くて食べる
気がしないだけっていうのを家族皆で言ってて、いい家族だなぁって思いました。

 と、そこに河田が現れるんですね。
 龍馬、てっきり「河田先生」と呼ぶかと思いきや「小龍先生」と、いきなり下の名呼びです。
え…昼間の会話のどこらへんにそこまで親しくなるフラグあった…?
 それはいいけど、来てから河田居座りすぎ。めっちゃくつろいどる。
 河田は龍馬に、黒船が起こした波とはどんなものだったか教えてくれ、と聞くのですが、
そこで父が倒れてしまい、それどころではなくなります。

 河田が医者のところに走ってくれて何とか落ち付いたのですが、普通こういうバタバタが
あったら帰るものですが、河田ですからまだ居座っています。
 どんだけおんねん。
 龍馬は眠っている龍馬の枕元で、自分は何もしらないで好き勝手なことをしていた…と
言うんですね。
 でもなんていうか、父はそんなこと気にしてないと思いますよ。

 そんで河田。
 今度は風呂に入ると言いだします。まだおんのかい!
 黒船の波の話を龍馬に聞きたいと言われて、「そうそう、船の波の話がまだ終わっとらん」
とか言い出す龍馬兄。
 龍馬は、すごい波だったーと言いだします。
 ムービーないのかムービー!(ねぇよ)なんか龍馬宣伝してるじゃん!←それは中の人だ。
 龍馬はあわてて何か取りにいって戻ってくるんだけど。
 丸太に旗みたいなんがくっついてるなーと思ったら、これが黒船の模型らしい。
 …すいませんが龍馬さん。
 ヅラに模型借りてきた方がよかったんじゃないですかね…。あれがまだ船の形してた分
マシだと思うんですけど。
 案の定家族からも下手クソと大不評の模型でした。
 
 河田は龍馬に、どうして黒船の仕組みに興味を持った?と聞きます。
 龍馬は黒船を作りたい、と答えました。

 起きた父に、黒船を作ってどうする、と聞かれ龍馬は、まだそこまで考えてなかったと
言います。
 考えておけよ…。つくづく先のこと考えない奴だな。まあそれが龍馬らしくていいんだけど。

 そんな彼に父は、自分のことは気にするな、命を使いきれ、と励まします。
 まだ父に何も見せてない、と龍馬は言うんだけど、お前は大きく成長して江戸から
帰ってきてくれた、それで十分だ、と父は言いました。
 子供の成長が親にとって一番の幸せなのだ、と。

 龍馬は河田からジョン万次郎の資料とか見せてもらってます。
 こっちの方が絵、うまいじゃん。これを家族に見せてやればいいのに。
 万次郎は外国でジョンと呼ばれていたと聞いて龍馬、自分がアメリカに行ったら
ジョン・龍馬か、と言ってます。
 何かに似てると思ったら、響きが「ドン・ボンゴレ」に似てる。(似てないよ)

 そんでまたまた河田は龍馬の家で絵を書いてます。
 どうでもいいけど父寝てんだからふすまくらい閉めてやれよ。
 絵を描いている河田に父は、龍馬のことが心配でならない、と口にするんだけど
河田は、あれは結構芯が強い、この家は人の温かさに満ちている、そんなところで
育った男だから大きな花を咲かせる、と言います。
 ここの口調が、武市や弥太郎と対面していた時と違ってすごい穏やかで、暖かくて、
河田はもともとそういう人なんじゃないかなーと思いました。弥太郎達と話していたのは
わざと、人を食ったような感じにしてるんじゃないのかなと。

 んで龍馬、思いついて家族総出で海にやってきます。
 なんでも、黒船を作ってどうするかの答えが見つかったらしい。

 黒船を作り、家族全部を乗せて世界を見て回りたい、という龍馬。
 なるほど、それは考えましたね。
 この時点で龍馬、のちに日本初のハネムーンに旅立つことになろうとは思っても
なかったでしょうね。まああれは外国への旅ではなかったですが…。

 ヨーロッパやアメリカのすごい文化を見てみたいという龍馬。
 …この頃は確かイタリアがあれこれモメてた(って言い方はおかしいけど)時期じゃ
なかったですかね…。まあいいけども。
 大統領にも会ってみたいという龍馬。うん、多分全力で阻止される!
 
 父はウキウキと語る龍馬の様子を見ながら、こんなに嬉しい日は初めてだ、と喜びます。
そしてそれからまもなく父は息を引き取ったそうです。
 
 河田が龍の絵を書いていました。
 これが龍馬をイメージした絵なのかも知れないですね。

 

 次回「昨日の敵は今日もやっぱり敵」
 絶対見てくれよな。 



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