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龍馬伝 |
第9話(10/02/28)
仕方無いんですが、津波警報に隠れて、人の名前が何人か確認できんかった…。
江戸にやってきた龍馬。土佐の出来事を千葉先生に報告しています。
そこにお茶を出しにきた佐那さん、不機嫌MAX状態です。
ツンデレどころかツンツンになってしまっています。
兄が叱ったところ、「だってすぐ戻ってくるといったのに2年と4ヶ月も戻ってこなかった
んですよ!」とか言ってます。
なるほど、たった数話の間にそんなにも年数が…。誰も老けこんでいませんでした
からそんな月日がたっていたとは龍馬も気づいていなかったことでしょう!
というか父を亡くした龍馬さんの立場もちょっとくらい考えてあげてください、佐那さん。
兄が佐那をなぐさめようとして、彼のために家事頑張ってきたんだもんなーとか
余計なこといって柄杓で殴られてるのが笑えます。
痛ー熱っ!って感じで。
舞妓Haaaaan!!!!じゃないんだから…。
んで江戸の土佐藩屋敷にきた龍馬は以蔵と話をしながら、こっちで武市さんの顔を
見てない、と言ってます。
武市さんは百江道場?とかいうとこにおってメキメキと才覚を現し、もう塾頭になって
いるとのこと。すげぇな。江戸中に武市の名前が轟いているらしいですよ。
という、そこまでの「顔を見てない」というフリはなんだったのかというくらい次のシーン
では龍馬、あっさり武市と顔を合わせています。
というか龍馬さん。
人と話す時くらいじっとして下さい。屋敷の中をウロウロしたあげく、勝手に庭へ水を
撒き始める人を初めて見ました。
武市は、ここに来たのは剣術修行のためではない、と、「それ土佐で聞いてます。ボケ
たんですか?」みたいなことを言い、今夜会合がある、と言います。
それはいいですけどあんたも花瓶をいじるな。なんで皆黙って話ができないんだ!
ここで各藩の藩士が紹介されましたが字幕が見えませんでした…。まあのちのちも
また出てくるだろうからいいわ。
んで、ひとり遅れてやってきたのがいたのですが…。それはなんとヅラでした。
久しぶりの再会に喜ぶ龍馬。
で、武市が話を切り出そうとするのへ、駆け付け一杯、と酒を飲む桂。でも武市さんは
早く話をしたいようで、一杯飲んだからって話を切り出してくるんですね。
まあいいけどさぁ…。
ここでの話を簡単にまとめますと、幕府はもうダメだから攘夷派が手に手を取って
攘夷を皆が知らないといかん、ということですね。
各藩はもうとっくに動き出していて、ほとんどの藩が攘夷という言葉は子供だって
知っている、といい、ヅラも、長州藩の殿さんが自分の話を聞いてくれたという。
それで土佐は?と話をいきなりフラれて、さっきまでの威勢の良さはどこへやら、
とたんにしどろもどろしてしまう武市さん。
あんた…あれだけ偉そうに土佐とか江戸の道場で先生、先生ってあがめられて
天狗になっておいて、殿さまにも会えてない状況じゃないですか。それでよく龍馬を
批判できたな。
そういうわけで帰路で、うってかわって荒れ荒れの武市。
龍馬は他の人達とあれだけ話をしててすごいと褒めるんだけど、武市は、自分なんか
まだ城にも入れてもらえない、とか言うわけですよ。
なんかこの際土佐藩は捨てた方がいいような気もする。
で、武市は龍馬に改めて仲間になれというのですが、龍馬は首を縦に振らない。
そりゃなぁ…やっぱり見てるとこが違うから仕方ないでしょうね。
一方幕府。
ハリスが土足でドカドカあがってきておりますよ。
履物をお脱ぎ下さいといってきかないんなら、そこの赤いじゅうたん引っ張ってやれば
いいべ?確実に転ぶぞ。
結局交易開始になったらしいのですが、それが京の都の高明天皇の耳に入り、天皇は
朕は異人が嫌いだ、と申された。
これがのちのち武市やヅラに力を与えることになったと。
つまり弱体化した幕府を見捨てて天皇のもとで新たに政治を行うとかなんとかいうような
感じの体制になっていくわけですよ。(うろ覚えすぎる)
一方弥太郎君。
まだ牢にいました。
早く出せバカタレ!とすごい叫んでますが、セット壊れるからあまり叩かないように。グラグラ
揺れてんじゃねーか!
そんな彼にもっさいおっさんが話しかけてくるのですが、このおっさんは、10両で買ったものを
200両で売ろうとしたために牢に入れられたとか。
さすがの弥太郎もそれは詐欺だという。
どうでもいいけど詐欺って言葉はもうこの頃にはあったらしいですね。漢字を当てはめたのが
いつごろかは知らんけど。
ともかくおっさんは、ここにまんじゅうがあったとして、満腹の者には1文の値打ちしかないが、
空腹の者は10文であっても欲しい、自分はそいつに10文でまんじゅうを売る、商売とはそういう
ものだ、というわけですね。多分銀ちゃんなら100文でも買うアル。
それを聞いて納得した弥太郎。(銀ちゃんの話じゃないですよ?←当たり前)
ここで彼の商才の薄目が開いた、といった感じでしょうか。
えー龍馬の方は佐那の兄に呼び出されていました。
気をつけろ!こいつ爆薬を仕掛けてデパートを吹っ飛ばす気だぞ!(それ民放のドラマですやん)
兄は龍馬とでサシで飲んで何か話があるようなのですが…。
酒をついでもらって龍馬が飲もうとしたとたん、兄が「僕は君が大好きだ」と言ったので盛大に
酒を吹く龍馬。いやあ…ドリフでも最近お目にかかれない吹きっぷりだぜ…!
兄が言ったのは人柄が好きだという意味だったのですが、見ろ!そういう肝心なことを省略
するから龍馬大惨事になっとるやないか!
兄は、佐那をどう思っている?と龍馬に聞くわけですね。
つーかどう思ってるかというよりめちゃくちゃ答えを誘導しているような気がしなくもありませんが。
そこに佐那が来て、龍馬は佐那が作ったという料理を褒めます。
佐那も多分兄に言われて料理持ってくるように言われたと思うんだけど、わざとらしく兄が
「気が利くなー」と言ってるのが笑えます。
さらに「うっ、急に腹が痛い!」とかいって席を外そうとする兄。
龍馬は仮病だなんて知りませんから本気で心配して付き添おうとするのですが、それを突き飛ばす兄。
…めっちゃ元気だなおい!
そういうわけですごい不自然な形で二人きりになる龍馬と佐那ですが、龍馬はこの通り
恋愛沙汰については鈍いどころか天然入ってますから全然気づいてません。
とりあえず龍馬は佐那に酒を勧めるのですが…。
「私はお酒は…飲みます」
飲むのかよ!
つーかここのBGMこぇぇよ!どっちかっつーたら幽霊出てくるBGMだよ!なんでこんなもん
流してくるんだよ!今恋愛のドキドキシーンだろうが!シーンと曲があってないにも
ほどがあるよ!まるでパフェにマヨネーズかけて食う土方だよ!
で。
ニブチン龍馬君は、料理を褒めて、これならどこにいっても恥ずかしくないですね、と
言います。
佐那は、私は家柄を気にしませんし、父や兄もそう言っています!と食い下がります。
「あれ?」とか思い始めている龍馬。
佐那、龍馬さんに食べて欲しい、と言い切りました。
ここに至ってようやく何かやばいと思った龍馬、大声で佐那が言いかけた言葉を
遮って、兄を心配して出て行こうとするのですが、佐那に腕を引っ張られました。
恐いです。迫力が違います。ここでさっきのBGMなら納得できます。
そんな佐那に酔ってる!顔が赤いから!と言って強引に逃げました。
桂小五郎は逃げの小五郎というあだ名がありますが、龍馬も負けてはいない気が
します。
帰りながら困った困ったといっている龍馬。
加尾のことを思い出しています。
そういえばこの人、加尾のことも必ず迎えに行くといって待たせたままです。どうする
つもりなんでしょうか。
同じころ、事件が起きようとしていました。
武市と同じ道場にいるえーっと棚村?と山本とかいう侍が酔っ払っていい気持ちで
帰っていたんですけど、途中で棚村のバカヤローがいたずら半分で商人を脅してゲラゲラ
笑ってたんですよ。したらその商人が時計を落としていったことに気づいた。
お前な、上士の文句言ってるクセに、やってることが同じだぞ。恥ずかしいと思わんのか。
翌日、土佐藩上士が武市を訪ねてきます。なんでも、質屋に盗品をもちこんだ奴がいると
届け出があって、それで質屋がもちこんだ人間の素性を聞いたら土佐藩の山本だっつーんで
やってきたらしい。
皆は山本がそんなことするはずがないっていうんだけど、山本は、棚村が売ってしまえと
言ったのでやってしまいました、というわけですね。
ここで不思議だったのは、この棚村という人間が全然咎を受けてないことなんですけども。
そそのかした方だって悪いし、同罪だと思うのですが。
ともかく武市は、ここで自分が山本を許したら、いくら攘夷といったところで誰も耳を
傾けなくなる、山本は切腹しろというわけですよ。
どっかの「母親が毎月お金を入金してくれていたことは知らなかった」とかほざいている
総理にきかせて差し上げたい言葉ですね。
困った以蔵は龍馬を頼るのてすが、龍馬が武市にあって話をしても、武市は聞く耳持たず。
明日の夜明けに切腹させると言う。
この山本は、武市の奥さんのいとこにあたるのですが、それとこれとは別の話だと言う。
確かに別の話だけど、そう杓子定規に切腹切腹ということもないでしょう。
ほれ、四角四面は豆腐屋娘、色は白いが水くさいって言うだろ!…これは別にどうでも
よかったな…。
龍馬は、この時計を商人に返して謝って許してもらったらそれでいい、たかが時計だろ
と言います。
でも武市は攘夷のためといって聞かない。
龍馬は、攘夷のために仲間を殺すというのか、というのですが…。
つーかもう武市さんどうしようもないな。
私自身あまり武市という人物を知らないのですが、あんまり好きじゃないですね。確かに
歴史の裏で必要な人物だったとは思いますが。
ともかく、龍馬はこの時計を返して謝ってくるといって出かけていきます。
こういう時龍馬は行動早いですもんね。
商人の家にやってきた龍馬は、訴えを取り下げてもらわないと、山本が腹を切らされると
告げます。
商人もこれには驚いたようで、そこまでしなくてもいいですと龍馬に言うわけですよ。
そういうわけで訴え取り下げてくれたきゃっほーい!と龍馬帰ってくるのですが。
加尾の兄がやってきて、龍馬お前は何をしてんだ、山本を許したら武市が今まで
やってきたことが無駄になる、って言うんですよ。
だめだこいつら…。かんっぜんに自分の理想に凝り固まってしまってる。
なんだろな、新撰組も鉄の掟があって鬼副長がいましたが、それでも事情があって隊を
抜けなければならないような時、きちんと話をすれば切腹申しつけられることもなかった
そうで、ここまでひどいもんじゃなかったですよ。どちらかというと彼らは、厳しくはあった
けれどもちゃんと守るものを見据えていた印象があるんだけど。
こっちの攘夷派は「自分達の考えにそぐわないものは排除!」って感じで当初の目的を
見失ってる気がします。
武市は山本に、親に手紙を書いておけ、と言い渡すわけですよ。
そんで加尾の兄も龍馬に、金輪際加尾には近づくな、とか言います。ふさわしい相手に
嫁がせるからと。
こんな兄を持って気の毒になぁ加尾さんも。
弥太郎の方は牢の中で、自分は今まで学問で身を立てることばかり考えていた、しかし
商売は違う、物の価値は人それぞれだ、才能次第でどうとでもなるもんなんだ、と気づき
始めたわけですよ。
ここから商売人、弥太郎のスタートが始まるわけですね!
どうでもいいですが今週はこのセットの中だけですか、弥太郎さん。
龍馬、剣を振ってましたけど、その間にいろいろ武市の言葉とかがあったりしたので、
もしかして龍馬自身、武市さんとのつながりを断ち切るべく、剣を振っていたのかなぁと
思いました。
友達づきあいをやめるとかじゃなくて、それはそれ、これはこれって感じで。
そうして龍馬は泣きながら手紙を書いていた山本のところに行き、彼を逃がしてやるの
ですね。
川にとめてあった船に乗っけてやって、さらにお金も少し渡してあげるんだけど、ここの
シーンがセット丸出しで、ドリフみたいに、船に乗りかけて山本が落ちたらどうしようと
ハラハラして見守ってました。(これ一応真面目なドラマです)
というか船に乗る少し前のシーンで、龍馬と山本が語り合うシーンがあるのですが、
すいませんがグラグラしないでシャキッと立ってくれませんかね。
左右にフラフラしながらセリフしゃべられると見づらくてしょうがない。なんでそんなフラフラ
してんだ。ボディにパンチでもくらってんのかお前らは。
その翌日。
武市さんは上士に呼び出されて、責任を問われ、土佐に帰ることになります。
武市さんは龍馬が逃がしたことを薄々感づいているようですね。
ここでちょっと嬉しいなと思ったのは、武市さん自身、龍馬のことを友達と思っていると
ちゃんと言ってくれたことです。お前のように、一緒にいて心のなごむ奴はいない、と。
けれどももうこれから先自分のことを邪魔するな、と武市は言うわけです。
もう目先のことにとらわれてはいられないと。
そんな彼に「山本の命が目先のことですか」という龍馬。
そんなことを言うのは鬼だと。
武市は、鬼になってこそ大きいことを成せると言いますが、龍馬は、武市さんは
一輪の花をめでる心を持っていると、一輪ざしの花をさして言うわけですよ。
鬼は花に目は向けん、と。
したら武市、その花を切り落としやがったよ!わかった風なこと言うなって言いやがったよ。
すいません新世界の神よ。こいつの名前をちゃちゃっとデスノートに書いておいてください。
次回も波乱の展開のようですが…。佐那さん。練習中の龍馬を影からじぃぃぃぃぃーっと
見るのはやめてください。恐いです。
ここにも鬼がいるよ!(鬼ではありません!鬼小町です!)
次回「危機一髪で助かった人ほど偉業を成し遂げてる」
絶対見てくれよな。