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平清盛 |
第1話(12/01/08)
さあ始まりました、平忠盛伝!(それお父さんですやん)
第一話まるっとお父さんの活躍だったよ!
成長した清盛出てきたと思ったら終わったよ!
時は1185年鎌倉。この時点ですでに平清盛死んでるわけですが、ここからどう話を広げて
いくのかと思ったら、源頼朝の語りが始まりました。
龍馬伝形式か!
ちなみにこの年は鎌倉幕府成立の年です。(最近の研究によってこの年になった)
そこにやってきたるはベラさんです。
どうしたんですかベラさん!闇に隠れて生きてたんじゃなかったんですか!
…てなわけで北条政子です。
壇ノ浦で平家が滅亡したことを知らせてきたのでありました。
さすがベラさん!ムチで平家を薙ぎ払ったんですね!?グリンガムのムチですか!?
(妖怪人間ベムとドラクエ混じってるがな)
それを聞いておめでとうおめでとうを連呼する部下たち。ええいお前たちはエヴァンゲリオン
でも見たんかい。
驕る平家は久しからずの言葉通りに滅亡だ、という部下たちをいさめる頼朝。
平清盛なくして、武士の世はこなかったのだぞ、と叱ります。
そうして頼朝は、海に栄え、海に沈んだ平家一門の事をまるで見てきたかのように語りだす
のでありました。
で、OPはちょっとおとなしい感じがしたけど、後半につれて盛り上がっていくのでいい
感じですね。
終わりごろ子供の声がするので「座敷童子が!?」とおびえてたら歌だった。こぇぇよ!
声なしにしようよ!
1118年の京にて。
草むらを逃げている女がおり、それを探してる武士たちが。
この頃の武士はまだ地位を確立したものではなく、朝廷の番犬などと揶揄されておりました。
新撰組が壬生狼と言われてたようなもんですかね。
しかし地獄の番犬とか言ったらかっこいいな!(関係ないですやん)
まだまだ貴族の方が身分が高くて、「〜でおじゃる〜」みたいな蹴鞠ストがいた頃ですよ!
そんな中で清盛の父にあたる忠盛は、父らとともに、白河法皇の命を受けて盗賊狩りをして
いました。
盗賊の名は朧月というらしい。
なんだその捨てキャラにしては無駄にかっこいい名前は。
これを見事討伐しまして、報告に行く道で、関白とかいうのが道をやってきて、忠盛らはよけて
通り過ぎるのを待つわけです。
したら、車の中からおっさんが「うわマジお前らくせぇ。そんなんで京入ってくんなよ」とか
言うわけですよ。藤原氏かよ。どうせ滅亡するクセに!(コラコラコラコラコラコラ)
ちなみに忠盛の父は正盛というらしいです。…並盛は?←ありません。
ま、貴族があーだこーだ言ってものちの世は武士なわけですからね。
川でブツクサ文句を言いながら血を洗い流す忠盛。
するとそこにボロ布をまとった女がやってきて、最初は怪訝そうに見る忠盛ですが、彼女が
身ごもっているのに気づき、あわてて馬小屋に連れて行ってやります。もうちょっといいとこに
つれてってやれよとか思ったのですが、後から考えればこの判断が清盛の命を救ったといっても
過言ではないでしょう。
んでなんも知らずその馬小屋にやってきたのが、源氏の方の、為義とかいうおっさんです。
頼朝の回想によると、白河法皇は源氏をバカにしてたのではなくて、この男を個人的に見くびって
いたっぽい。
なるほど、平家は盗賊征伐を命じられてるのに僕らは女探しだよガッデムと文句を言いつつ、
床をダーン!ってやって痛そうにしてるあたり、弥太郎より悲惨なポジションになりそうです。
さっき女を助けたばかりなのを思い出して事情を尋ねる忠盛。
まあ簡単に言うとですね。
この時代の鳥羽天皇のとこに嫁いだ璋子という、一発で漢字が出てこなくてイライラする
人がおるんですが、この方が嫁入りした直後から体調が思わしくないらしい。
薬師に見せてもダメだという鳥羽天皇。
病院つれてけよ。(ねぇよ)
そういうわけで鳥羽天皇の祖父であり璋子の養父でもある白河法皇が陰陽師に占わせたら、
お前(白川)が手を出して孕ませた女のせいだよ、という結果が出まして、その子を何とかした
方がいいということになったのですが、その女は子を殺されるということで逃げたらしい。
忠盛、内心ヒヤヒヤしまくりだったと思うのですが、為義は気づかず立ち去りました。
セーフ!
と、ここで馬小屋の中にかくまった女は子を出産していました。
馬小屋で子がお生まれになった!!!
この子が!
のちの聖徳太子もしくはイエス・キリストですか!(各方面から苦情来るからそのネタはやめなさい!)
女は子を殺されると勘違いして忠盛に刀もって襲いかかってくるんだけど、落ち着きなさいと
もみ合う過程でなんかぶつけて「あ痛て!」とか忠盛言ってた。
その言葉はいいのかおい。なんか現代の言葉のような気がするが。
まあいいや。
女は、子を殺されるくらいなら自分の手で、と殺そうとするのだけどそれを止めて忠盛は
厳しく叱る。
母親なら子を守るのが務めだろうが、と。
そんな彼に対して女は、「てめぇ武士のクセに説教すんじゃねーよ」とか言い出すわけですよ。
忠盛も「お前だって白拍子じゃねーかよ」というわけで、低レベルの言い争いが始まるのですが、
赤ちゃんが泣きだしたので途端に双方黙るのが面白かったなぁ。
やはり泣く子には勝てませんなぁ。
忠盛から報告を受けた父らは、早く白河法皇に差し出せと言うけれど、殺されるとわかって
いて渡すつもりはない、と忠盛は強く反発。
陰陽師が言う事なんかあてにならん、と言います。
確かに、清盛がのちの世を支えていったことを考えれば大外れですが、でも朝廷にいろんな
火種をばらまく原因になったと考えれば…ううーん…。
つーか忠盛も、父の言うことに従う気ないなら最初から報告しなきゃいいのに…。
女を安全な場所にかくまってご飯をやって忠盛は立ち去ろうとするのですが、その時に女が
言います。
「…マイコ」
マイコー!?(違うよ!!!!)
舞子という名らしいです。お前、最初から「私の名は舞子です」って言えや。マイコだけ言われたら
マイケルジャクソンのことかと思うだろうが!(思わないよ)
白河法皇の方は、源氏に女を探させていたけどまだ見つかんないよ、もう平家に頼むよ
みたいな感じです。
この頃から少しずつ両家に確執が出来てきたんですかねぇ…。
そんな白河法皇のとこに、祇園女御という女性がやってきて、舞子の命を助けてくれるように
頼みます。
この人は平たく言えば白河法皇の愛人です。この頃は奥さんのほかにこういう側室を持つ
ことも珍しくなく、さらに、寵愛の程度によって権力を持ったりしていたのが普通でした。よって
この頃は朝廷の勢力争いとかも頻繁に起きてて、日本史やってると「天皇の関係が分かりづらい!」
なんてこともしばしばでした。
まあそれはともかくとしまして。
祇園女御が、「元はと言えばご自分のまいた種でしょう」とチクチク怖いよ!
しかし白河法皇は、璋子の命がかかってるといいます。
いやだからその、璋子の命が危険になった元凶がお前だっつってんだろうがハゲ。
その頃なーんも知らない鳥羽天皇は、ふせってる璋子のために、「そうだ、里に帰らせてあげたら
具合よくなるんじゃね?」とか言ってました。
これがのちの世に朝廷を真っ二つにするような権力争いを引き起こすとは、まだ誰も気づいて
なかったのであります。いらんことするから日本史で暗記することが増えただろうが。
忠盛が皆をつれて京を歩いていると、父なし子に出会うんですな。
それは朧月の子供でした。
でもまあどうしようもないですね。
一人ひとり養ってたらきりがないし。
んで忠盛はまたまた舞子のところを訪ねていくのですが…。
武士の仕事に不満を漏らす忠盛。
舞子は歌を歌います。
その意味を聞いて、呑気なものだな、と忠盛は言うんだけど、舞子は、一生懸命生きる
ことは素晴らしいことだ、と説きます。
夢中に生きるということはどういうことなのか、武士の仕事を一生懸命していればわかるん
じゃないの、みたいなことらしいです。
忠盛、その言葉を聞いてハッと気づいた感じでした。
不満をもらしていても何も変わらないのだから、この世を一生懸命生きてみよう、ってこと
ですかね。
そうして彼は鹿をとってきて、その角を魔よけのお守りとして舞子に渡すわけですよ。
…鹿って春先になれば自然にツノ落ちるのに…。(そこまで待ってられるか!)
この渡し方がなんか、好きな女の子に旅行で買ってきたお土産を渡す男子高校生っぽくて良い。
それを舞子は髪の毛に差しました。
そこに存在をすっかり忘れ去られていた、為義が通りかかるわけですよ。
様子を見て「忠盛のやつ嫁さんもらったか」とか呑気なことを言っている為義。
…あなたがなぜ白河法皇から呆れられてるか、なんかわかった気がする!
すると部下が、探してるのは白拍子でしたよねとか言い出すわけです。
(こういう歌を歌うのは白拍子しかありえない)
部下も無能だったら良かったのに!!!!
忠盛が異変に気づいて引き返した時には赤子もろとも舞子の姿はなく、ツノのお守りが落ちて
いただけでした。
魔よけの意味ナッシング!!!
つーか人目につくところでかくまってる意味ないだろ!
白河法皇のとこに祇園女御がやってきて、璋子がなんか元気になったらしいよ!だから舞子は
殺さないであげてよ!と命乞いします。つまり、命運と舞子の赤子は関係ないことだと。
そこに忠盛もやってきまして、法皇が舞子を探してたのは知ってたけど、陰陽師のたわごとを聞き入れて
法皇の子を殺したりなんかしたら威厳に関わる、それこそ禍の種になるからなんとか許して下さい、と
頼み込むわけです。
これはこれで説得力ありますね。
でも白河法皇は、このまま済ませたら、陰陽師のたわごとに振り回されて大騒ぎしたと笑いものに
なる、という。
…陰陽師を処分しろや!!!!
法皇は忠盛に、舞子を殺せと命じます。
ああもう面倒くさいから白河法皇斬れよ誰か。(ダメだっつの)
忠盛は、舞子を妻にしたいと言い出しました。
ここ、「このおん…舞子を」って言ってたけど女と言いかけて言いなおしたってことですかね?まあいいけど。
忠盛も、「自分が舞子を妻にすれば、この子は自分の子ということにできる、皆が口つぐめば誰も
この子が法皇の御落胤だなんてわかんないよ!」とか言えるくらい口がうまかったら良かったのですが。
彼は、自分が武士をしているのは、世の人達のつつましい暮らしを守るため、そういう世の中に
なるよう法皇や帝が頑張ってると信じればこそ、もしそうでなく体面のために罪のない女を切れと
いうのはおかしい、みたいなことを伝えます。
すると舞子が唐突に忠盛に子を預け、ふさわしい名をつけて下さい、と伝えます。
そうして自分は法皇に対して歩いていって刀を出します。
まあそうなれば殺されるのはわかってるわけで。
多分最初から死ぬ気だったと思うんですが。
白河法皇は片付けとけみたいなことを言って立ち去りました。
こいつマジむかつくわー。後ろ頭磨き上げて鏡の代わりにしてやろうか!
忠盛の父は、これから院に詫びに行く、かくまってた咎を舞子一人が引き受けて死んでくれたんだ
というようなことを言い、武士は朝廷に仕えてるんだからおとなしくしろよと言います。
権力になかなか逆らえないのはいつの時代も同じですなぁ。
ススキの中で赤ちゃんを抱きかかえる忠盛のところに舞子の歌が聞こえてきました。
でもって彼は子に、平太という名をつけます。
平氏の太郎だから平太らしいです。…平太郎じゃね?(黙れ)
それから7年が経過しました。
忠盛の父はすでに逝去しており、忠盛が平氏のリーダーになっておりました。
忠盛は平太とともに舟に乗ってんだけど、平太はうまく立てない。
漁師の子である鱸丸は簡単に立ってるわけですね。
それを忠盛は、鱸丸は漁師の子として生きるのはどういうことかということを見つけて、体に
軸が出来ているから、舟の上でも倒れない、お前も立てるようになりたかったら、しっかり体を
支える心の軸を持てよ、と説きます。
あれだ、要するに「お前ら銀魂持ってんのかァァァァ!!!」ですね。
すると彼らは、海賊が船を襲っているのを発見します。
いきなり飛び込む忠盛。
え?死ぬの?(違います)
単身で海賊らのところに乗り込み、バッタバッタとなぎ倒していく忠盛。
…あれ、これパイレーツオブカリビアンじゃね?
ジャックスパロウじゃね?
ここのシーンはぜひ、例の音楽をかけてお楽しみ下さい!
そういうわけで援軍が来る前にほぼ海賊を制圧してしまった忠盛。強すぎます。
平太は、忠盛のような武士になりたい、と言い、忠盛は、その気持ちを心の軸にせよ、と言う。
ここのシーン、忠盛上半身脱いでるんですけど、中井貴一さん、腹の底から声出してセリフ言ってる
のがよくわかるシーンですなぁ。(どこを見ている)
この頃、忠盛は奥さんである宗子を迎えていました。メモ見たら「宗子をみとった」って書いてあった
けど「みとった」じゃなくて「めとった」だよ!なんで素ボケしてんだよ自分!
さらに、忠盛と宗子の間には平次という子が生まれていました。
これがのちの世で西の名探偵と言われる服部平次…になってたらすごい騒ぎですな。
また、祇園女御も平太には目をかけてくれて、たびたび屋敷に呼んでいたようですね。
すごろくが強いのも舞子譲りと喜ぶ祇園女御。
こいつはすごいばくち打ちになりそうだぜ!
カイジ3始まるよ!(Lのライバルだった人が主役の映画だからそれ!)
えーと、この頃鳥羽天皇は鳥羽上皇(つまり天皇の地位を譲ったという意味)になってました。
ええい面倒くさいなもう。
ここから鳥羽上皇の回想になりまして、何があったかがわかります。
鳥羽天皇が天皇の地位についていたとはいえ、相変わらずの権力は白河法皇が握って
おりまして、それで鳥羽天皇にいきなり譲位せよと言いにきたわけです。
攘夷がJOY!(その攘夷じゃない)
鳥羽天皇の息子である(ということになっている)顕仁に譲れというわけです。
その顕仁が習字うまくできたよーとやってきて、鳥羽天皇は「父(自分)に見せよ」と言うん
だけど、顕仁は白河法皇に見せるわけです。つまり、そういうことでありますな。
んでほぼ強制的に鳥羽天皇は引退に追い込まれたようなもんだったんですね。
顕仁は皮肉なことに鳥羽天皇と同じ5歳で皇位を継ぎ、崇徳天皇となりました。
まあ白河法皇が自分が権力を握るために、こういうやり方をしてたのではありますが。
ただこういうのって自分が生きてる間はいいけど、死ぬと途端にすごい権力争いになる
からなぁ。
さらに鳥羽上皇が許せなかったのは、自分の奥さんである璋子が白河法皇と出来ちゃってた
ことですな。
こういうただれた関係してるから、清盛だとか崇徳天皇が白河法皇の子だっつー話が
出てくるわけですよ、いろいろと…。
(このドラマでは清盛はハッキリ御落胤ということになってますが、歴史上では素性はあまり
よくわかっていない)
その頃、平太と平次はいつものように仲良く遊んでるんだけど、平次が落っこちてケガを
してしまうんですね。
騒ぎを知った宗子は平太を厳しく叱責する。
それで平太は飛び出していってしまいます。
まあ連れ子と産んだ子じゃ差が出てきちゃうんですかねぇ…。
街中をさまよってた平太はたまたま盗みを働いてた子と知り合うんだけど、それは朧月の
子であり、平太の父忠盛のことを、法皇に取り入るために子を貰い受けた卑怯な奴と
罵る。
お前、自分の親だって、育てるためとはいえ褒められるようなことはしてないのに、それを
棚上げして一方的に責めてどうすんだよ。
朧月だって子を育てるために盗みや人殺しをしてきたかも知れないだろうに…。
それで平太は帰宅して忠盛に、自分は法皇の子かと尋ねますが、忠盛は自分の子で
ある、と言います。
さらに宗子が来て、さっきは叩いてご免みたいなことを言うけど、平太は出ていってしまう。
お前、最初から信じる気ないなら戻ってきて聞くなや!
つーかパッと会った子の言うことを信じてどうするよ!
このままどこ行くかと思ったら、泥まみれのまま祇園女御のとこ行ったよ。
法皇の子ですかとか聞いていたら運悪くその白河法皇がやってきたとこでした。
空気読まずにこの法皇に突撃する平太。
お前…下手すると殺されてるぞ…。
白河法皇は平太を放り出すように言い、知らんプイプイ。
この後平太が叩き出された直後に、不自然に犬が横切っていくんだけどあれはなんだよ。
平太が飼ってた犬が飛び出していった、というつもりなんでしょうか。
意味のないシーン入れるなよ…。
忠盛らは、これからもこの運命を知った上で生きていくとかなんとか言ってますが。
まあ、虐げられて育ったわけではなし、親からの愛情は注がれて育ったのですから、
平太も曲がることなく成長していってくれるといいですね。
朝、平太が目を覚ますとなぜか突然飼ってた犬が目の前で死んでいる。
何かと思ったら、縄張り争いか何か、戦って負けたらしい。
脈絡ないのー…。
まあいいわ。
で、現れた忠盛は、白河法皇が実の親であることをはっきり伝え、死にたくなければ強く
なれ、と言います。
この時から清盛の戦いは始まったのでありました。
この直後成長した清盛が出てきますが30秒もたたずに終わった…。
次回、「そして僕は新世界の神となる!」