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平清盛

第10話(12/03/11)

 …いつのまにか佐藤が、清盛の無二の親友設定になってました…。

 堀河局が璋子を起こしに来ると、璋子は起きてるといや起きてるっぽいのですが、
ひたすら一つの歌を詠み続けていて、なんか壊れかけのレディオみたいなことになって
います。(どちらかというと壊れて同じとこばかり演奏してるレコードプレーヤー)
 ビックリする堀河。
 そりゃそうだ。
 そんなヒマがあったら早く起きろやってことですよね!(違う)

 得子の方は、わが子の躰仁を次の帝にすべく画策していました。
 どうでもいいがもっと読みやすい字で名づけていただけませんか。
 ところが鳥羽上皇は、それに異を唱える者がいる、という。
 つまり、得子の身分が低いから、その子を帝にするのには問題があるということです。
 江戸時代だと大奥に上がった時点である程度身分の選別はされてるから、男の子を生んだ
時点で地位は上がりましたが、昔は大奥なかったからこんなもんですね。ま、天皇の血筋という
のもあるし。
 得子は、躰仁を帝にって言ったのおめーじゃん、ふざけんなと怒ります。
 その後藤原忠通(頼長のダメ兄←ダメ兄言うな)を呼んで、子のできない崇徳帝の奥様、聖子に
躰仁を養子としてもらってはどうかと提案。
 つまりそうすることで、帝の母としては問題なくなるわけで、得子としてはどうしてでもわが子を
帝にして璋子を見返してやろうという気持ちがあったんだと思います。
 こわいですのー。
 そういうわけで思惑はうまくいって、躰仁は生まれて3ヶ月で次の帝と決まったようです。
 得子としてみればもう、これで権力は思いのまま!なんて感じだったでしょうね。
 そうは問屋がおろさぬわ!(なんでだよ)

 清盛はそういう話を聞いて、躰仁は帝になるのか、とビックリ。
 雅仁が帝になる見込みは?と佐藤に聞いています。
 あれはもうどうしようもないから無理だろ、という佐藤。
 確かにあんなのが帝になったら世の中終わりだよな、という清盛。
 そういうフラグを立てるからのちの世が大変なことになるんだろうが!

 高階が頼長のとこにやってきてんですが、前に出てきたオウムを結局飼ってる頼長が笑える。
あんた結構真面目だな!
 頼長は、得子の行いも露骨だが、躰仁が生まれた祝いの席で、崇徳の歌をいけしゃあしゃあと
詠んだ佐藤も許しがたい、と言う。
 お前は気に入らぬ者ばかりだな、頼長。

 清盛はその頃、佐藤を連れて自宅へ。
 皆がポーッとなってるのが面白かったんだけど、それが面白くなかったようで、いきなりケンカを
吹っかける兎丸。
 あんた何してんですか!
 しかも吹っかけておいて相撲で勝負してあっさり負け。
 恥ずかしいったらありゃしない!
 そんな才能あふれる佐藤を清盛は褒めるのだけど、佐藤は清盛こそうらやましいという。
 明子は実は佐藤の誘いを蹴ってたらしいです。
 「なんで佐藤より清盛なんかを選んだのか」と失礼なことを明子に聞く女房。
 オィィィィ!!!!一応お前らの主人!

 そういうことがありまして、清盛は、最近出番がめっきり減った義朝の言ったことも本当に
なる気がする、と言い出します。
 武士は朝廷の犬ではない、朝廷こそ、武士がいなければなにも出来ないのを思い知らせる、
的な。
 あーそんなことを言ってた時もありましたね…。
 そんなこんなで、佐藤がいい気持ちで帰宅すると、手紙が届いてました。
 急いで璋子のとこに行く佐藤。
 下心丸出しすぎです。
 するとそこにいたのは堀河局。
 しまったぁぁぁぁ!!そーいやこいつにも手を出してたんだった佐藤!!!
 堀河は、璋子が佐藤に出会った日から璋子の様子おかしくなったからオメーもう来んなよ、と
言うけれども、佐藤は璋子を救いたい、と言う。
 お前の救いたいというのは手を出したいと同意義だろうがよ。
 
 その頃平氏は、鳥羽の命令により、デモを起こしている坊主どもを制圧していました。
 それでめきめきと信用をあげていったらしい、
 一方の為義も、忠盛とのことや息子のことが功を奏したのか知りませんが、仕事を頑張って
いて、検非違使の地位についていました。
 つーか!
 ナレーションの義経が「祖父為義もそれなりに働いていたと察する」て!
 お前のじーさんやろが!
 ちゃんと語ってやれ!ジッチャンの名にかけて!(うっせーよ)
 さらに義朝も、東の国の諍いをおさめていって、次第に臣下を増やしていったようです。

 1139年の年末ごろ。
 雅仁が元服しました。
 …お前何歳の設定だったんだよ。
 鳥羽上皇の前で見事な挨拶をするかと思いきや、ここでもふざける雅仁。
 お前あんまりふざけたことしてると、病死という名の暗殺されても知らんぞ。(歴史変わる!)
 雅仁の行いは元服後もひどくなる一方で、遊びまわったり、ライアーゲームに参加したりしてました。
(後者違う)
 ある時通路で得子と行き会うのですが、雅仁のイヤミに、得子は「あんたさぁ、鳥羽の子と思えない
けど実は白河の子じゃないの。生まれてこなくてよかった子じゃないの」と応酬。
 すると、そこに現れた璋子がすごい剣幕で「雅仁はまごうことなき鳥羽上皇の子です、今の言葉
取り消してください」と掴み掛るのであります。
 どうでもいいけど、得子も璋子も両者で「院の子」って言ってるから、ただ聞いただけじゃ
何がなんだかわかんねーだろうが!
 
 と、そういう騒動が起きたと耳にして、いてもたってもいられなくなる佐藤。
 いきなり帰ると言い出して帰ってしまいます。
 お前、今の世の中だったら「もう明日から出社してこなくていいよ」って言われるぞ!
 とことんフリーダムに生きてんな!
 
 でもって、忠実ら家族が鳥羽に会いに来たんだけど、彼は水仙を見に出かけたと言われ、
日を改めるかーという感じなのですが、頼長は、今日こそは言ってやるんだから!みたいな
意気込みで帰りを待つと言います。
 水仙を見に行くあたり、鳥羽としてもまだ、璋子への気持ちがあるのかもしれませんね。
 とかなんとかやっていると、璋子のとこに佐藤参上。
 本当に足早いなお前は。
 璋子は、菊に植え替えられた庭でひっそりと、水仙を探していたのであります。
 一つ見つけて喜ぶ璋子でしたが、その姿を見ていきなり逆切れする佐藤。
 いや、意味がわからんのですが。
 一方的に思いを寄せて、眼中にないと知ったら一方的に逆切れとか、典型的なストーカー
じゃねーか!
 許さぬとか言って璋子の首を絞める佐藤。
 許さんのはお前だから!!!!お前の方がもっと怒られることしてるから!
 駆けつけてきた清盛、あわてて佐藤を引きはがします。
 そこに堀河が来てビックリしているのですが、恐らく何があったのか瞬時にして悟ったの
ではないかと思います。
 騒ぎを聞きつけた警備の連中が駆けつける前に、二人に逃げるように言ってくれました。

 えー、頼長の方は鳥羽ちゃんが帰ってきたので、やれやれこれでネチネチ長いイヤミを
言ってやるぜと口を開きかけたら。
 璋子のことを聞いた鳥羽、あわててそっちに行ってしまいます。
 …待ってたの、結局無駄になりましたね…。
 その頼長、文句言いながら帰ろうとして、庭を走り抜ける佐藤と清盛の姿を目にする。
 こいつにしてみれば、新たな説教の種、ゲットだぜ!というところでしょうか。

 佐藤は清盛に酒を注いでもらってんだけど、女が良かった…とか言って思い切り
はたかれてます。
 そりゃそうだ!
 空気読めや!
 佐藤は、璋子が人をいとおしく思う気持ちを引き出したかったと言うのですが、
引き出されたのは自分だった、と。
 君にぴったりの言葉がありますよ佐藤くん!
「お前は、アホか」

 堀河の方は何があったと聞かれて直接は話さなかったんだけど、鳥羽上皇に、元はと
いえばあんたが璋子を捨てたから悪いんだからね!と言ってました。
 いや、その元々は白河と璋子のせいな気も…。

 頼長は佐藤を呼びよせて鳥羽の前でネチネチと、鳥羽上皇が出かけた隙に、どうやら
こいつが璋子に変なことしたみたいですよ、と知らせる。
 その一方で清盛は璋子に会って、問題行為を起こしたのは自分だと鳥羽に証言して
欲しいとお願いしていました。仮にも帝の奥さんに、こんな簡単に武士が会えるのかと
思わなくもないですが、そこはまあおいておきましょう。
 清盛は、佐藤の行為は、奴なりに璋子を救いたいと考えてのこと、だからたーのーむーよー
という感じです。
 璋子は、言われた通りにしたとして、お前はその後どうする、というんだけど、清盛は
そんなものどうとでもなる!と。
 まあ清盛らしいといやらしいんですが。
 ここでもし清盛が処罰されてたら歴史変わってたな…。

 えー。
 頼長のイヤミ、まだ続いてました。
 よっぽど長かったらしく、清盛から話を聞いた璋子がやってくるぐらいでした。
 しかし鳥羽は、別に咎めないといけないことやってなしい、どうでもいいよ、と去ろうとする。
 思惑が外れて驚く頼長。
 鳥羽上皇は現れた璋子に、お前が誰と何しようと別に気にしないし、と言って去って行きました。
 これを現代語訳すると、「べ、別に気にしてなんかいないんだからね、ばかぁ!」となるかと
思います。(すごい意訳だなおい!)
 結局本当におとがめなしということで二人は帰るのですが、清盛は佐藤に、奥さんと子供に
詫びよ、心の中でなと言う。
 あ、やっぱ直接謝れとは言わないんだ。確かにね!
 そんで清盛、また夕飯でもどうよ、家族も一緒に、と誘うのだけれども…。
 帰宅した佐藤、いきなり子を蹴っ飛ばして走り去ってしまいました。
 子供にあたるなよ!ひどいやつだな!

 佐藤は駆けつけてきた清盛に、出家すると言います。
 鳥羽上皇が自分を許したのは、まだ璋子を愛しく思っているのだ、愛しいから突き放すのだ、と。
 …それはヤンデレと言います。
 そういうわけで、昼ドラのようなドロドロした恋愛関係はお断りだという佐藤は出家を決意
した、ということらしいです。自分が1/3くらい原因になってるのは気にならないんでしょうか。
 こいつも結構うぜぇ…。
 清盛、怒って殴るんだけど、殴るのはいいけどそれで説教かましておいて「聞いておるのか!」は
ねぇよ!聞く余裕ねぇよ!説教するなら殴るのやめろよ!聞いてはないけど(パンチが)効いてるよ!
 つーか佐藤死ぬ!
 
 そういうわけで佐藤、お前はたった一人の友だとか言い出しました。
 自分の行く末を見届けて欲しい、と。
 どうでもいいけど背景の桜散りすぎだろ。どんだけ散るんだよ。

 佐藤は帽子を脱いで髻を落とします。
 いきなり歌を詠って「今はこれまで」と消えて行きました。
 …脱いだ帽子とか切った髪の毛は清盛が片づけるんですかね…・

 ちなみにこの時代、男子は烏帽子でマゲの部分を隠していたのですが、これが外れて
見えるのは非常に恥ずかしいこととされてました。
 今で言うとズボンとパンツが同時に落ちたくらいか?
 ま、そんな感じでした。
 そういうわけでたった一人の友を失った清盛。愛と勇気だけが友達なんでしょうか。

 
 次回、「えっ!?私の身を案じてくれるの?やったーっ」



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