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平清盛 |
第11話(12/03/18)
なんか冒頭で璋子と堀河が佐藤の出家についてウダウダ言ってますがどうでも
いいです。
崇徳帝のところに、佐藤の出家を知らせにいった清盛。
崇徳帝は、佐藤だけが心のよりどころだったのに!と大層嘆き悲しみます。本当に友達
いないタイプだな…。
まあ彼の場合は璋子がもうちょっと鳥羽に優しくしていたら、周りにもっと人がいたんで
しょうけども。
清盛は自分も白河法皇の落胤であることを明かし、いつまでもその影に振り回されるのは
ごめんだ、面白く生きていくつもりである、と言います。
彼なりに励ましたつもりなんですかね。
そんな中、一つの吉報が。
崇徳帝に待望の子、重仁が生まれます。
つまり崇徳帝が、「この子に帝の座を譲る」と言えば、今の天皇は一応崇徳なので、鳥羽が
いかに得子に「今度の帝は躰仁だから」と言っても通用しないわけです。
崇徳帝もそうするつもりだったのでしょう、重仁を次の帝にする、と宣言します。
つまり、「ずっと俺のターン!」宣言です。
これにあわてたのが藤原忠通。
急いで得子に知らせに行くけれど、得子はニヤニヤ。
なんかいい策があるんでしょうね。
これが鳥羽に紹介されてビクビクしていたのと同じ女性だとは…。時の流れ、人の欲とは
恐ろしいものですなぁ。
得子は崇徳のところに行き、重仁を帝につけたいのであれば、まず躰仁に譲位しなさいませ、
と言う。譲位がJOY!(それは攘夷)
躰仁を帝にしなければ、忠通がうっさいでしょうよ、と。
そうすれば自分の息子なんだから、院政をふるうことができるというわけですね。
そうしてすぐ躰仁を譲位させ、重仁を帝につければいい、と。
まともに考えたらそんなことをしなくても、崇徳が重仁を次の帝にと言い張れば誰もどうすることも
出来ないはずなんですけど、崇徳はアホ…ゲフ、もう勝ったと思ってるから、そうした方がいいかなぁ
みたいな感じで受け入れてしまう。
そうして躰仁に帝の座を譲った崇徳ですが。
なんと躰仁は、崇徳の弟として帝の座を受け継ぐわけなんですね。
つまりそうすれば崇徳が口出しすることは当時の仕組みではできなかった。
(天皇が自分の子である場合にのみ、上皇は口出しできる。崇徳はこちらだと思っていた)
だから得子はわざと、弟に帝の座を譲るという宣誓書にしたわけです。元は養子であるから、崇徳と
躰仁は腹違いの兄弟であるわけで、それを利用したんでしょう。知らぬは崇徳ばかりなり。
崇徳が気づいた時にはもう遅く、躰仁は近衛天皇として3歳で帝となりました。
これがのちのちの、内乱へとつながっていくわけです。
さて、1142年のこと。
平氏の間では、鳥羽だけでなく、得子に取り入っておいた方がいいのでは、という声もあがりますが、
忠盛は、時代の流れにあっちこっちと移動するんじゃなくて、どーんと構えておこうみたいな話を。
それを離れて聞いていた清盛が笑い飛ばします。
帝にも摂関にも、信じられるような連中はいない、と。
なんか家盛が結構怒ってるとこに、宗子らがやってきて楽器を演奏しはじめるので、その話は
何となくお流れに。
宗子ら3人の女性が美しい音色を奏でるのを聞いて忠盛は、これぞ平氏の追い求める一門の
姿だ、と言います。なんかスィートプリキュア♪に変身しそうじゃないですか?(年齢的に無理←なんてことを!)
一方。
すっかり存在を忘れ去られていたかも知れない時子。
メジロ飼ってんのかよ。
またまた光源氏を読んでハァーとか言ってます。
そこに明子がやってきまして、琵琶の練習は最近しているか、と聞くのですが、まさかサボってました
とも言えない時子、やってると見栄を張る。
明子は、上流階級の女性に琵琶を教えることになったから、一緒に手伝ってくれ、と言ったのでありました。
見栄を張ったのが裏目に!
皆の前でろくに琵琶を引けない時子。
と、そこに清盛ら男衆がドヤドヤ戻ってくるわけですが。
清盛はすっかり忘れているらしくて、明子から時子のことを聞いて、「お初にお目にかかります」とあいさつ。
怒る時子。
二度もあっている、と言います。
ああ、あのウ○コもれそうな時と、参拝しすぎてて叱られたやつね。
で、そんなことを言ってる間に明子は、盛国が集まってる女性の中の一人をじーっと見ていることに
気付きました。
明子は清盛に、そろそろ盛国の結婚の話を考えてあげましょうよ、と言うのだけれど、清盛、フンフンと
聞いてるだけ。
と思ったら、ワンテンポ遅れて「そうじゃ!」と。
おせぇよ!脳に情報行くのにどんだけ時間かかってんだよ!
糖分か!?糖分がないからこんななのか!?
ところが盛国は断ってきます。
まだ学ぶことは多い、と。
なんてストイックな五右衛門なんだ!(五右衛門関係ねぇ)
盛国が気にしているのは、いいなと思ってるお嬢さんが、そこそこ名のある貴族のとこに
仕えてる娘だから、自分がもし粗相などすれば、清盛に迷惑がかかる、ということでした。
明子は盛国に、あなたはよく頑張って清盛を支えてくれている、だから、どうか私たちに婚礼の
支度をさせてと言い、盛国は承諾します。
まあ明子から言われたら断れないでしょうなぁ。
それをこっそり隠れて聞いていた清盛は、明子のことをできた妻だとよくほめます。
さてさて。
義朝の方です。
どっかの館をなんかもらってました。
つーか部下が皆食事を手づかみで食べているのですが、さすがにこの頃はもう箸が
あったような気がするんですが…いいけども…。
どんどん勢力を広げて部下を増やしていった義朝、当然女性も選び放題です。
お前、結構豪快な性格だけど下半身緩いなぁ…。
この時に頼朝の兄となる子を数人産ませてるっぽいですね。
そんなことになってるとは知る由もない由良姫。
なぜかいきなり為義にダメ出ししまくって、逆切れされました。
そらそーだ!
由良姫は義朝の帰りを待っているのだと言うけど、だったらお前、将来のお父さんにもうちょっと
優しくしてやれよ!
由良姫が泣きだしてしまったので為義、布きれで拭いてあげようとしてんですけども、
豪快に引かれてるのが笑える。
得子の方は璋子を呼び出して、あんたんとこの女房が私を陥れようとけしからんことしてた
から土佐へ島流しにしたよ、と言ってました。
なるほど!この子孫が坂本龍馬に…!(なるわけない)
その女房が呪詛に使ったという人形を見て璋子は、自分が得子に献上した産着だと気づく。
つまり、得子がわざと璋子を陥れたのは明らかなわけですが、璋子は自分のした仕打ちをこうして
示して下さるのじゃ、とかワケわからんこと言ってます。
そうして結局、佐藤が言ってた、鳥羽が璋子への愛情をまだ持ってるどうのこうのは決着が
つかないまま、二人は別れ別れに暮らすことになります。
清盛らは住吉神社に参拝に来ていまして。
明子は、清盛のこと以外に、盛国のことやら平氏一門のことやら祈ってたとか言います。
多すぎだろ!
神様も「ちょ、多いから!覚えきれないから!」とか絶対言ってるって!
すると清盛は、自分のことを祈らないのだな、じゃあ俺が祈ってやると言って、明子のことを
神社に祈願し始めます。
それを「願いが多すぎる」と言う明子。
いやいやいや!さっきのあなたの方がどう見ても多かったですから!
明子は、では一つだけ頼んで下さい、と言う。
今年海にいって、清盛と船に乗れますように、と。
きっと神様の声が聞こえていたら、こうおっしゃっていたと思います。
「それ死亡フラグだからマジやめて!」
その帰り道明子は、道に倒れている人を見つけて親切に介抱します。
ところがその夜、明子は熱に倒れました。
医者が来て言う事には、これは疫病だと。
あの倒れていた人から移ったんですね。
清盛は博多に薬を求めに行く、と言う。
止めた盛国をめっちゃ殴ってますが、そりゃまあ誰かに行かせて自分はここにいて
やれよ…。
で、明子のところに清盛はどうしても行きたいわけだけれど、疫病であり、人に移るからには、
平氏を次に率いていく立場の清盛を行かせるわけにはいかない。
止める盛国も必死だったと思います。
清盛に何かあれば、明子は自分のことよりももっと苦しむでしょう、と。
何も知らず時子がやってくると、清盛の子ら二人が離れで遊んでいまして。
明子は?とか聞いて子を泣かせる時子。
お前…。
その時祈祷の声が聞こえてきて、時子も何があったのか悟ったんじゃないでしょうか。
まあこの時代はろくな薬はなくて、祈祷して直すくらいしかなかったからなぁ。
清盛は陰陽師を呼ぼう、と言い出す。
安倍晴明ですか?
忠盛は、そんなものをあてにするなと叱る。
実際、白河が陰陽師を呼んであれやこれや聞いたせいで、清盛は母子ともに命を狙われ、
母は死んだのですから、忠盛としてはあんなものが何のあてになるか、といったところでしょう。
ちなみに時子は子供らを慰めようと、琵琶を一生懸命ひいてやるのですが、明子とは
違う、とダメ出しされる始末。だから練習をちゃんとしとけと言われたやろが!
ただ、その音に明子が目を覚ましました。
駆けつけた清盛に、御簾ごしに明子は、もう十分に見せてもらった、大きな船も、海の景色も
殿の目に映っていたから、と言う。
おいおい、寝言は寝て言えよ!(死んでしまうやろが!)
明子は自分は幸せだったと言い残し息を引き取ります。
御簾を開けて中に入り、嘆き悲しむ清盛。
まあこれだけ血色のいい死人もいないだろうと思うのですが、もう少しメイクなんとかならなかった
のか。
この後清盛、悲しんでいたかと思ったら、またどっか走って行きました。
落ち着かん男やのー。
彼は祈祷をしていた坊主らを蹴りばし、明子を生き返らせよ、なんのための坊主だ、とか言ってます。
坊主は普通故人を送るための立場ですがな…。
盛国が止めて、恨むなら、宋の薬を買うのを禁止している鳥羽法皇を恨め、疫を止められぬ朝廷を
恨め、そして、皆が健やかに暮らせるような世を清盛が作って欲しいと言います。
それこそが明子の夢見た景色でしょう、と。
いい事言うなぁ。
と、いういいシーンだったのですが、頼朝のナレーションが、暴れる清盛を見て忠盛は、白河法皇と
同じモノノケの血が流れているのを実感してたというのですが。
奥さん亡くなったら怒り悲しむのは普通のことだし、そりゃ当り散らしもするでしょう。
どこら辺が白河をほうふつとさせるのか、頼朝のナレーションもよくわかりませんなぁ。
次回、「いいだろう、私は初めて「L」として人前に姿を現そう」