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平清盛 |
第13話(12/04/01)
誰かがセリフを言った後「…と言うのは嘘」と言ってくれるかと期待していましたが、誰も
言いませんでした。(当たり前)←エイプリルフールネタかよ。
1147年6月15日のこと。
平一族が祇園社に、一族の繁栄を願って、伝楽を奉納しに来たのですが。
ここにいた糞坊主(コラコラコラ)のうち二人が、以前兎丸とともにのさばっていた海賊だった
ことから、清盛の下にいる兎丸をからかい、乱闘になってしまいます。
自分らだって強奪行為してたクセに、坊主に弟子入りしてる時点で、人のこと笑えないって
いうか、自分らの方こそ世俗にまみれすぎてるとか反省はせんのか、オイ。
兎丸がこの金角銀角をケガせさたことから坊主は、血で汚されたと大慌て。
ええっ、坊主だからけが(毛が)なくて良かったね、とはいかんのか!←無理。
白河法皇が目の前で舞子を殺させたのはいいんかい、というツッコミが浮かばなくもないの
ですが、ともあれこれで坊主どもは鳥羽法皇に「あいつら何とかしてくれよ」と言いに行く。
忠盛は清盛に、盛国らに自首させろと言い、彼はそれにしたがって検非違使に盛国らを
差し出します。
要するにこれで手打ちとしてもらおう、みたいな感じですね。
さて延暦寺。
おい、なんかさっきから画面をウロチョロしてる鬱陶しいのがいんぞ!
すいません、エキストラの方はもうちょっと後ろでお願いします!(サブキャラ、サブキャラ!)
彼の名は鬼若。
今はこんなに落ち着きないですが、後世になればもっとどーんと構えてくると思います。
坊主どもは、鳥羽が何もしないのに怒って、平氏の力をそいでやろうと考え、神輿担ぎだして
強訴に。
馬鹿の一つ覚えだなぁ…。
これの対応に当たったのは源氏です。
お気の毒に。
平氏に対して文句言ってる坊主を源氏が制圧せねばならんとは、何の因果でしょうか。
義朝は、下がらんと矢を射るぞてめーという感じですが、坊主並びに鬼若は、やれるもんなら
やってみぃ、神輿に傷つけたら神罰下るぞ、と強気。
為義は、神輿を傷つけないように矢をかけろ、と言うけれども、武士らは及び腰です。
と、そこに誰かが神輿につけられた鏡を射抜く。
お見事!
景品は米一年分です!(ねぇよ)
何故か思い切り腰を抜かしている鬼若。
こいついきがってたクセに大したことないぞ!
義朝が振り向くと、清盛が建物の上におりました。
彼が射たらしい。
…源氏の矢は一本も当たらなかったのか…。(神輿にではなく人に)
ナレーションの頼朝が、実は藤原忠実の父が、同じように神輿に対して矢を射て急死
したというエピソードを告げます。
だからなんだよ。
強訴と称しては神様持ち出して好き勝手やってる奴の方がタチ悪いわ!
そこに信仰心はないだろ。
自分らの欲のために神様担ぎ出してるわけだから、神様だって気分悪いと思いますよ。
平氏では清盛のした行為が大騒ぎになっておりました。
皆は神罰が恐い、と騒いでいます。
清盛は問われて、わざと神輿を射た、と言う。
神罰は怖くない、ただの箱だと。
私は清盛の言うことが正しいと思いますね。
ただ、わざと神輿を射たと言うことが明るみに出ればさすがにおとがめなしでは済まない。
忠盛は清盛を殴ります。
そうして、蟄居すると告げる。
つまりこれは自分らから謹慎することで、世の中に「反省してます」アピールをするという
ことです。
武士はよくこれやりました。
今の世の中だったら「引きこもってんじゃねーぞコラ」と言われて終わりだったと思いますが。
清盛は忠盛に対して謝ります。
謝るくらいならすんなとも思うんだけど、そんな彼に忠盛は、鴨川だとかサイコロだとか、
そして坊主どもだとか、白河でさえ思い通りにならなかったものがあるのだから、自分達が
あわててもどうすることもできない、というのでありました。
本当にこれ清盛の話じゃなくて忠盛の話にした方がよかったんじゃなかろうか!
延暦寺の坊主どもは、平清盛に罰が下るようにとか護摩たいてました。
おおっとそういうことなら、ヘタリアのイギリスを呼んでもらおうか!
黒魔術なら得意だぜ!たまに魔法陣から共産主義者が出てくるけどな!
鳥羽法皇のとこには、藤原頼長が、清盛は流罪にしましょうそうしましょうと言ってました。
忠通は、今平氏の兵力がなくなると自分達にとっては厳しい、と言う。
元々は祇園舎が言いがかりをつけてきたのだから、と。その坊主どもの言いなりになって
しまうようでは朝廷の名折れです、ということらしいです。
この忠通、存在は幽霊のように薄いですが(コラ)、言うことは至極まっとうなことを
言っていると思います。
頼長は、平氏の武力なんかなくたっていいじゃん、と言う。
いいじゃんいいじゃんスゲーじゃん。(黙れ)
まあ源氏がおるからと思ってんのかも知れないけど、平氏がいるから源氏もまだ台頭
しないのであって、力のバランスが崩れれば、いざ源氏が反旗翻した時に、誰も止める
ものがいなくなるのですが。
頼長も結構目の前のことしか考えてない気がする。
信西に意見を聞く鳥羽法皇。
信西は、頼長の意見は見事だが、賛同できないと言う。
要するに、白河がおさめてきた道を鳥羽も歩いてるようなもんだけど、だからといって
すべてのことを断ち切って新しい形態で政治を始めるのは今はまずい、ってことですな。
そんなところに忠実がいらんこと言うわけですよ。
このままだと鳥羽の政権も長く続かないよ、自分の父は神罰で死んだから言えるけど、
清盛を許したら世の中に災いが下るよ、と。
今思えば鳥羽法皇はそういう、因縁というか、目に見えない呪縛を断ち切りたくて仕方が
なかったのかもしれませんね。
頼長は信西に、なんで俺の言うことに文句つけんねん、と怒りますが、信西はしれっと、
私が目指すのは新しい政治のやり方であって、藤原家の摂政のような古臭いものでは
ない、と言いました。
そうして頼長は、「あいつマジムカツク。清盛は絶対に流罪にしてやるもんね」と誓うので
ありました。
一方坊主どもは、なかなか鳥羽法皇が決断しないので、まーた強訴をしてました。
本当にキミら懲りないですね…。
制圧にあたるハメになった源氏、うんざりといった感じです。
為義なんか、このまま忠盛と清盛が流罪になってくれたら源氏の世が来るのに、なんで
俺らがそれを止めなきゃならんの…といった感じ。
義朝の方は、清盛というライバルを流罪になんかさせるかよ、という感じ。
…親子で考え方が180度異なってます。
宗子の方は検非違使庁で蟄居している忠盛のとこに着替えを持って行かせるのですが、
その時に、鹿骨を見つけて複雑な気持ちになる。
まだ持ってるのがいろいろ引っ掛かるんでしょうなぁ。
でも死んだ人の思い出にはどうしても勝てないから、そこはそこで割り切らないと。
生きてる人間はこれから思い出を作って行けるのだし。
そういうことに宗子が気づいてくれて、少しでも救われるといいなぁと思いました。
で。
忠盛には着替えは届いたけれど、清盛のとこにはない。
時子からの荷物を開けてみれば、双六が出てきました。
めっちょ怒る清盛。
まあさすがに着のみ着のままではクサ…あ、いや、さすがにねぇ。
時子の方はモリモリご飯を食べながら、光源氏だって流罪になった先で浮気したんだから
流罪なんてとんでもない、と明後日の方向に怒り爆発です。
と、ここで陣痛が。
このタイミングで…?
屋敷にやってきた忠盛弟、取り込んでる女房達にめっちゃ放置プレイくらいます。
息子ら見ててとか言われたし。
清太の方は元気いっぱいだったけど、清次の方が元気がない。
尋ねてみれば、時子は子が生まれることで、その子ばかり可愛がってしまうのでは
ないか、自分達がおざなりにされてしまうのではないか、と悩んでいるというのです。
まあこの子らにしてみれば当たり前の悩みなんでしょうなぁ。
忠盛弟は、血のつながりなんか関係ない、生まれてきた子もお前達もかわいい子に
違いない、と言う。
これで忠盛弟も気づいてくれればいいんですけどね。
清盛もずっとこの思いを抱えていたのだ、ということに。
清盛の方はすることもないのですごろくを忠盛とやってます。
忠盛、また自分の負けだという。
さすがL!勝負には強いぜ!(でも月にはチェスで負けてました)
清盛はどうして自分を引き取ったのか、と第2〜第4話で散々やったと思うのですが、
改めてその話を忠盛に振ります。
平氏に自分が災いする日がくるとは思わなかったのか、と。
忠盛は、白河にたった一人立ち向かった人だった、と舞子のことを語り始めます。
なんかそれも前に聞いたような気がするけどまあいいや。
陰陽師の世迷言をものともせず、清盛を身を挺して守り抜いたと語る忠盛。
そしてこの時が来るのを待っていた、と忠盛は言い出します。
つまり、あてにならない迷信に清盛が立ち向かってくれる時を待っていたのだと。
「お前はなくてはならない男だ。平氏にも、これからの世にも」
だからこそ、神輿に矢を射て、あれはただの箱という清盛を内心頼もしく思ったの
かもしれませんね。表向きは叱っておかないとやばいから殴ったんでしょうけど。
つーか忠盛の先読み能力すげぇな!
その頃頼長は切々と、清盛の所業を鳥羽法皇にチクり中。
兎丸が実は海賊の頭領で、制圧したと見せかけて自分とこの手下にしていた、朝廷に
刃向うつもりじゃないのか、みたいな。
信西が海賊は知恵も力もあるから味方にしたんだ、とナイスフォローしますが頼長は
それを詭弁と一蹴。
本当に反抗する気があるならもっと早くからやってるだろ。
すでに朝廷は平氏の財力、武力なくしては立ち行かないんだから。
やばい、こいつ結構アホだぞ!
いずれ鳥羽法皇に仇なす存在である、と主張する頼長は、鬼若を連れてきていました。
見たことを話せというわけです。
鬼若はあの時清盛が、何の迷いもなしにまっすぐ、神輿の鏡を射抜いたことを話します。
たーまやー!(なんか違う!掛け声もシチュエーションも違う!)
つーかそれを見たのはいいとしてなんでお前は腰を抜かしてたんだよ。そっちの説明も
しろよおい。
頼長は、この証言の通り清盛は神聖な神輿に対してわざと矢を射る無法者だ、と言う。
このまま見逃せば大変なことになります、京より放逐しましょう、と。
それを信西は、たった一本の矢に国中がかき乱されておりますな、と皮肉を言うんですね。
かき乱されるということは、この世に清盛は必要な存在である、という証明だと。
鳥羽法皇がぽつーんとしておりますと。
得子がやってきて、何を迷っているのかと聞く。
そんな彼女に鳥羽は、白河法皇は死んでもなお、自分を振り回し続けた、と語ります。
璋子が死んでもその呪縛から逃れられない、そうして落胤の清盛が騒ぎを起こして自分を
追い詰める、と。
今も政治をしているのは自分ではなく白河のような気がするという鳥羽法皇。
だから、忠盛と清盛を救うのは白河に操られているように感じるのだ、ということらしいです。
白河だったらあんな面倒な騒ぎ起こす奴はさっさと切って終わりだと思いますけどね。
源氏をうまく使えばいい、くらいにしか思わないような気がする。
そうして迷う鳥羽法皇はなんと、蟄居している清盛のところを訪れる。
なんか龍馬伝で牢にいる武市のとこ訪れた山内みたい。
つーか偉い人なのに割と簡単にこういうとこ来るよね!(シッ)
尋ねたいことがある、という鳥羽法皇。
神輿を射たのはわざとか、それとも手違いか、と鳥羽法皇は言います。
なんか言い方が抑揚なくて、初音ミクみたい。(ミクはもっと可愛いですぅー←コラ)
清盛は何の迷いもなく、わざとやったのだと答えます。
それに対して鳥羽法皇、いきなり両手を広げます。
ジュディオング?紅白の時の小林幸子のマネ?(例えが古くてわかりづらい!)
彼は清盛に自分を射てみよ、と言う。
おーい、こちらの清盛さんに弓矢をお持ちして!←死ぬから!ホントにやっちゃダメだから!
清盛は想像の中の矢で、これまたためらいなく鳥羽法皇を射抜きます。
お前ももうちょっと手加減してやれよ…。
鳥羽法皇は笑い、見えない矢で射られた胸から、忌まわしき白河法皇の血が吹き出ている、
と言う。…眼科行け。
彼はこうすることで、白河の呪縛から解き放たれてスッキリしたのかもしれませんね。
迷信に立ち向かった清盛に問うことで。
忠盛が満足げな表情をしていたのも良かったです。
彼自身鳥羽の悩みを見抜いてたのかもしんない。
鳥羽法皇は清盛に、「そなたこそ、神輿を射ぬいた矢そのものだ」と言う。
白河、そして自分が乱した世に報いられた矢であると。
…あの、当の清盛がなんかきょとんとしてる感じっぽいですが大丈夫ですか。
清盛の屋敷で子守をしていた忠盛弟、二人が軽い処分で許されたと聞いて安心します。
同時に、時子が出産。
めでたさが二重になりましたね。
ところが収まらないのが藤原頼長。
清盛の処分を聞いてンギギギーって感じです。
このことをきっかけに世は、2つの勢力に別れていくことになったのでありました。
宗子の方は、流罪を免れたというのにうかない顔をしています。
それは、忠盛がいまだに舞子のことを思っている、と知ってしまったからでありました。
あの鹿骨ですね。
家貞に、舞子は特別な人、だから今もその落とし子である清盛を必死に護ろうとするん
でしょう、と言います。
というよりも、清盛の才能を見抜いて、何とかしようとしているように私には思えるの
ですけどね。
それを立ち聞きしていた家盛。
まーたこいつはこいつでモヤモヤ考えるんだろうなぁ。
こいつが悩んで行動するとろくなことにならない。
屋敷に戻った清盛。
蟄居している間に生まれた子を見てデレデレです。
いい雰囲気になったところに盛国がコホン、とやってきたのはちょっと笑いました。
家盛がやってきたというのです。
歓迎する清盛に対して家盛はこう告げます。
「これより先は兄上を嫡男とは思わない。平氏一門は自分、家盛が背負う」と。
え、いいの!?やったぁぁぁ!
これで清盛好きなことができる!(ちょっとォォォォ!!!!!)
次回、「いや、容易にできないって…少なくとも僕には…」