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平清盛 |
第17話(12/04/29)
冒頭がこれまでのダイジェスト版でした…。
お前らは原作のストックが尽きてグダグダ話で「よし5分かせいだ!」とか言ってる銀魂か!
1153年。
清盛が棟梁となりまして、やがて平氏一門は力をつけていくとナレが言ってるんですが。
「あくまでもやがて」という言い方がおかしい。
そこのところを時間かけて描くよってことなんですかね。
ちなみに総会みたいなんに清盛やってきたけど、着物がボロっちく見えるのは気のせいか。
皆が待ってるところにやってきて、清盛、座って一言。
「平清盛である!」
第一声がそれかよ!男塾塾長かてめーは!
それだから盛国に「みな存じております」と突っ込まれるんだろうが!
盛国はお前のツッコミ役として命じられたわけじゃないんだぞ!
清盛は改めて、忠盛の志を継ぎ、武士の世を目指す、それが平氏の志と心得よ、と言います。
つーか「それで?」って感じなんだけども。
んで清盛の子供とか、弟らが弓矢の腕前を披露してるんだけど、まだまだって感じなんですな。
でも別の分野で才能発揮すればいいと思うんだけどねえ。確かに弓矢の腕前が良いにこしたことは
ないけども。
家貞は忠盛がやっていた仕事として、各地の領土の表を出してきて、米をきちんとおさめているか
全部に目を光らせていた、と言う。
そこに盛国が、藤原家成の警護を頼まれてました、あと、鳥羽院がどーたらこーたらと知らせにきて、
さらに忠盛弟が、臣下への給与の割り振りどうなってるとか、兎丸が博多から積み荷が届くぜとか。
お前にいっぺんに言うな!清盛の脳はそんなハイスペックじゃないから!(コラ)
清盛は、これをすべて忠盛がこなしていたのか、と驚きます。
つーか皆も補佐してやれよ…。
一方で時子の方は、今夜の宴の準備をしていますが、通りかかった宗子が「この量で足りるのか」と
心配する。
この時点で食料余分に用意するとかできないのか、時子さんや。
そういうわけで宴に清盛がドスドスやってきたのですが、皆が浮かない顔をしている。
膳を見た清盛はビックリ。
まるで給料前の食卓のようなありさまだ!
時子、こんなに人が集まるとは思わなかったとか言ってます。
いや、余るくらいに用意しませんと…。
頼盛が、食事足りないなら音楽や歌で耳を満たしては、と言う。
フォローかと思ったけどなんかこいつの場合イヤミっぽいな…。
時子はもう琵琶はやめたと言います。
うわぁ…八方ふさがりだ…。
やってきた家成、騒動を聞いたらしくて笑ってます。
清盛は、つくづく忠盛はすごかったのだと感心した、と伝える。
ま、本当にすごい人というのは、努力していてもそれを表に出さず、淡々と仕事をこなす
もんですよ。
で、家成は、清盛が棟梁となったことを高貴な身分の人達も注目している、今度私の
別邸で歌会をするけれども、鳥羽法皇なども呼ぶから、清盛もおいで、と。
そこで歌を詠みなさいと言われてあわてる清盛。
後ろでは、妻は琵琶がひけず、父は歌が詠めないとは話にならんとか子供らが言ってて
一緒に笑ってる時子。
笑ってる場合か!
家成、お題は「春」と言って帰って行きました。
というわけで信西に歌の作成を頼む清盛。
西行は「三毛猫ホームズの推理」の収録…もとい、山かどっかにこもってるらしいです。
でも信西は断ると。
今近衛帝が病気で結構やばい状態になっていて、朝廷内の力関係がどうなるかわからない
らしい。おまけに呈子も妊娠しており、生まれてくる子によって今後も変わってくる。
歌会は清盛が今後力を発揮してくる連中の一角に連なることができるかどうかを占う
機会だから、信西がそう簡単に力を貸すわけにはいかない、といったところでしょうか。
そうして悩みながら清盛が帰ろうとすると、義朝に会う。
なんか彼は前の話まで荒れていたとは思えないくらい温和になっていて、清盛に「平氏の
棟梁となったお祝いを申し上げる」と言ってきました。
どっかで頭でも打ったんか、こいつ。
すると彼の後ろには常盤御前が。
最初思い出せなかった清盛も、酒売りの娘だと言われて思い出す。
すっきり見違えてきれいになっていました。
義朝、俺の妻とした、と言います。
え、由良姫は…?
3ヶ月したら子も生まれるしな、という義朝。
あっはっはー!天よー!この男に隕石ば落としてくれー!!!!
義朝、常盤がいたからどんなこともできた、心の支えだと言います。
それを聞いていたく感じ入ったらしい清盛は夜、時子に家を背負う男には、支える妻が
欠かせないな、お前の役目は大きいぞ、というのですが。
時子、口を開けて寝てました…。
清盛があきれてそれを閉めるのがちょっと笑った。
その頃の由良姫は、鬼武者とともにぽつーんとしてました。
重婚はこの時代罪ではなく、子を沢山残すのが奨励されていたとはいえ、可哀想な話ですね。
義朝がもうちょっと家族大事にする人だったら今後の展開も変わってきたかも知れません。
一方為義。
なんか考え事してました。
猿が暇そうにしてたのがちょっと可愛かった。
為義は、義朝の弟である、頼賢に、源氏に代々伝わる友切の太刀を授けていました。
つまり為義は、頼賢を源氏の後継者として選んだということになります。
為義は頼賢に東国に行くように言う。
そうして、義朝に対抗する勢力をつけてこい、と。
…義朝の領土になってる場所で何をしろと…という気もしなくもないんですが。
お付きの人も友切を渡したことで、頼賢が後継者か、と大いに驚きます。
為義は、忠盛が死んだ後に清盛が棟梁となった、我々がとらえて差し出した赤子がそのように
なったんだ、という。
忠盛は見事育て上げた、と。
これが何を意図するのかわからないんですが、可能性というものを為義は見出そうとして
いたのかもしれません。
さて、崇徳と雅仁。
雅仁は近衛帝が早く死ねばいーのにとか不謹慎なことを。
近衛帝に何かあったら重仁が即位する、そうしたら鳥羽法皇は政が出来なくなっていい気味、と
いったところでしょうか。
えー清盛の館。
犬を可愛がっている時忠が。
あれ、この犬もしかして…某携帯電話の?(違います)
盛国が清盛息子らの家庭教師をしています。
偉いですなぁ。
息子らも、退屈とか言ってる清三郎に対して、盛国は最初は読み書きができなかったのに
一生懸命覚えてここまで出世した大変すごい人なのだぞ、と言う。
こういうことが言えるのはひとえに、清盛と時子がきちんと盛国がいかに大切な存在で
あるかを言って聞かせているからでしょうね。
ところが。
それを聞いていた時忠が何を思ったか、清三郎にいらんこと吹き込むんですよ。
お前は時子の実子だし時子は正妻なのだから、本当は一番に平氏後継者の資格があるのに、
明子の子供ら二人がいる、清盛はこっちの息子の方がかわいいと思ってる、とか。
どうせお前はこの先寺に入れられるだろう、と言う時忠。だから、文武をやらなくても良い、と。
こいつが何を思ってこんなこと言ったか知りませんが、この場に清盛がいたらブン殴ってたと
思いますよ。
清盛にとって子はみなかわいいんですから。
清盛と家盛の確執を見てきて勘違いしてるのかもしれませんが。
この時忠のキャラは好きになれないわー。人として最悪なことばっかり言ってるじゃないか。
清盛が歌で悩んでいると、時子が一首詠む。
それをあわてて書きとめようとする清盛ですが、時子はこれは紫の上が詠んだ歌だという。
そして光源氏と紫の上がちょうど今の清盛と自分のようである、と喜んでいます。
うん、いやそれどころじゃないんだけどね、清盛!
そこに清三郎が暴れまくってるという報告が。
行ってみれば教本を破り捨てて荒れまくってました。
清盛、自分は歌会で忙しい、家のことはお前の役目だろう、と時子を叱る。
お前…小雪さんに後ろからドロップキックされろ!(松ケンさんが言ってるんじゃないから!)
明子ならもっと俺を立てる良い妻になっていただろう、という清盛。
あーこれは清盛がいけませんね。
それを言ったらおしまいだよ。
死んだ人にはどうやったって勝てないんだから。
そこに時忠がやってきて、清三郎には自分が、勉強しなくてもいいと言いました、としれーっと。
うわぁ、むかつく…!
そして、時子が琵琶をやめたのは、清盛が言ったからだ、とも。
記憶に残る明子の琵琶の音をかき消されたくないからだ、というやつですね。
でもそれは時子が言わずに内緒にしてたことであって、わざわざ時忠が言うべきことでは
ないと思う。
時忠は、清盛がそう言ったのを今でも守って時子は琵琶を弾かないと言います。
清盛はもう10何年も前のことだぞ、と驚く。
えっ、1、2ヶ月前のことじゃないんですか!?(物語の中では時間経ってるの!)
時忠は、清盛よりは時子のことを自分が分かっていると言いますが、確かにこういう点は
清盛気づいていなかったかも知れないけど、時忠は人の心が理解できてないと思いますね。
人を傷つけることしか言ってない。
清三郎に言った事だって、家族全員を傷つける結果にしかならない。
こういう物言いしかできない人は嫌いです。
歌会が始まりまして。
それぞれの歌披露ということになったのですが。
崇徳の歌も褒められているんだけど、得子なんかイヤミバリバリですよ。
そんで清盛の番がやってきました。
彼は歌をしたためた紙を、詠む役目の、家成の息子に渡しますが…。
その頃時子のところに息子らがやってきて、琵琶を聞きたいと言っていました。
重盛らなんかは、明子が亡くなった時にずっと弾いてもらっていたから、この
音色が耳に残っている、と。
それを話していたら清三郎が聴きたいといったので弾いて下さい、というわけです。
時忠があーだこーだ言わなくても、まっすぐ育った良い子らですなぁ。
さて、清盛の歌を受け取った家成の息子君。
読めません、と言います。
その歌とは。
「重盛、基盛、清三郎、清四郎、みな我らの子、と詠みました」と清盛。
雅仁めっちゃ笑っとるがな!
皆口々に、お題無視してるしとか、その前に歌じゃねーしとか。
鳥羽が歌の意味を聞きますと。
「重盛、基盛、清三郎、清四郎、とは息子の名でございます」と。
うん、さっきそれ聞いた!
清盛は説明します。
この歌会に心を奪われて、妻に言ってはならないことを言ってしまった。それ以来、
妻の事が心をしめて、歌のことは考えられなくなりました。
後添えという立場だっただけに、心内ではいろいろ引け目があったのでしょう、しかしそれを
おくびに出さず、明るく振舞っていた、まさに春の陽だまりのごとき女です、と。
そうして、この歌会は政の場だから言うけれども、自分は妻子、親兄弟、一門を何より
大事に思うと言います。
グダグダといつまでも政権争いをしている鳥羽らには耳の痛い言葉でしょうな。
そういうわけで家成に、私の歌会はこれまでにしていただきたい、と言う清盛が
良かったですね。
これには家成も苦笑せざるを得ず。
得子は歌会を終えて、清盛はもろ刃の剣である、と言いますが、鳥羽院は、自分達に
一番足りないものを持っている男だ、と言います。
雅仁と信西は、清盛の話をしていて、世の災いとなるか、宝となるか、と言ってるけど。
雅仁は、自分は政治には関係ないからどうでもいい、というようなことを言う。
しかし信西は意味深に、そうはまいりませんぞとつぶやいていました。
まるでこれからの歴史を知っているかのようだな!(シッ)
清盛が急いで帰宅すると、時子が琵琶を弾いて聞かせていました。
で、重盛らが清盛に、時子がいたからこそ、明子が死んでも健やかに生きてくることが
出来たのだ、大事な母を傷つけるようなことを言うと父でも許しません、と言う。
おおっとこれが反抗期か!(違います)
盛国も、急いで帰ってくる必要はなかったですなぁ、と。
ま、清盛がいろいろ失敗してもちゃんとわかってくれている、良い家族だと思います。
清盛は時子に琵琶を聞かせよと言います。
明子と音色がまるで違うから、どちらも忘れはせん、と。
…あれ、これどさくさに紛れて失礼なこと言ってないか?
平氏がこうして丸く収まった一方で、源氏はいよいよ骨肉の争いが始まろうとして
いました。
弟に友切を為義が授けたことを知った義朝が、怒り心頭で乗り込んできたのです。
お前、常盤といると心が安らかになるとか言ってなかったか。
為義は義朝に、お前は強くなり過ぎた、父の誇りを踏みにじって何の痛みも覚えない
ような男に、源氏を背負わせるわけにはいかない、と言う。
義朝すごい顔だな。
で、父がそういうのなら自分は自分の道を貫くのみといって出て行きました。
いつから道をたがってしまったんでしょうねぇ…。
義朝が東国に行くと言った時には、まさかこんなことになるとは思ってなかったでしょうね。
そうして源氏も平氏も、世の大きな流れに身内をいやおうなく巻き込んでいくことになった
のであります。
なんかこのナレーション毎回同じような話を聞いてるような気がしなくもないのですが、
次回こそいよいよ、大きな流れになります。
次回、「これからは…新世界の創世を見せてやるよ」