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平清盛 |
第19話(12/05/13)
後白河が誕生したのはいいが、公卿が顔白く塗ってるせいでキョンシーの群れに見えたわ!
(古い)
朝廷は思いもよらぬ帝誕生に騒然となっていました。
皆、雅仁親王の頃から面倒見てきた、信西が当然発言力でかいと知ってますから
チヤホヤです。
信西もこの様子だとまんざらでもない様子ですね。
うーん…。
前に「誰でもよーい!助けてくれー!」と言ってた頃のこの人は、なんつかまだまっすぐに
この国の未来を変えようとしていた気がしたんだけど、こうして権力を握ってからは、自分が
何でもできちゃう、この世の中心は自分、みたいな勘違い路線に走ってしまってきてるような
気がします。ま、世の中の権力持った人が大体たどる結末ですけども。
乗り込んできた清盛はどういうことだ、と言う。
でも信西は涼しい顔で、崇徳の世になったら自分が困っちゃうから雅仁を天皇にしたよ、と
しれっと。
清盛としては、鳥羽法皇と崇徳上皇を仲直りさせる絶好のチャンスだったのに、みたいな
感じらしいです。
別にそれは今からでも何とでもなりそうな…。
その頃鳥羽法皇は許せ許せと言いながらなんか書いていて、崇徳は許せん許せんと言って
おりました。
お前らうるさいから外出てやれ!
頼長の方は書き物をしていたらフィリピンオウムが「けしからん、あいつが帝とは」と言い出して、
そんなに覚えるほど言ってたか、と。
うわぁこいつフツーに鳥に話しかけとる!(お前もだろ)
しかも、内乱の夢を見たとか話しかけちゃってますよ!
一方その頃得子は、口寄せみたいなのをしていて、近衛帝が死んだのは誰かに呪詛された
からだということで調べさせていると、確かにそういう人形みたいなのが出てくる。
あんた自分も似たようなこと璋子に仕掛けてたやん…。
ともあれ、それはいつしか方々から怨みを買っている頼長がやったのではないかという噂になって
いました。
日頃の行いが悪いとこういうことになる、という例ですな…。
忠通や忠実ももはや頼長を切り捨てる方向に。
こうして頼長は一人孤立していったのでありました。
あとオウムちょっと空気読め。
源氏は、身内争いをしていて、義朝は頼朝の兄である息子に弟を襲わせ、友切の太刀を手に入れて
いました。
なんかもうこいつ最悪だな。
こういうことをして手に入れたら、源氏は間違いなく内部分裂起こすと思うんですけど。
この義朝の行為を見ていた頼朝は、子供ながらに父親のすることを軽蔑していたのだけれど、由良姫は
父の考えがあってのこと、といさめてました。
フォローするのはいいけど思い切り存在が忘れ去られてるしなぁ、この人も。
常盤のとこいってますし、義朝。
もう本当にこの人、いっぺん天罰くらったらいいのに!
起きたら頭が白髪のモジャになっていて死んだ魚のような目になっている罰に!(あれ、それ銀さんじゃね?
別に銀さん、天罰じゃなくね?天パーじゃね?)
清盛の館には、重子という、時子や時忠の妹となる女性が来てました。
皆が、誰の嫁さんにとか話をしていて、忠盛弟がなぜかウキウキした感じで立ち上がろうとするの、
超笑いました。しかも、家貞が「ワシかー!」…祖父にしか見えない世代の人は黙ってろ!
ここのシーンは久々面白かった気がする。
で、誰と結婚するんだ、清盛の妻としてもとかあーだこーだ言ってると、時忠は、高貴な身分の人の
奥さんになってもらいたい、という。
しかしそんなことに興味のない重子は、うっせーハゲろ!といって立ち去るのでありました。
その話を清盛は宗子と話していて、これからはああいう強い志の者がいりますなぁ、という感じなんですが。
自分のことについては、後白河の覚えがめでたくなるよりも、崇徳を何とかしてやりたい、血がつながらなくても
本当の親子になれるのを自分は知っているから、と言います。
つーか自分らは対立してなかったでしょうが、崇徳と鳥羽は全然立場違うからなぁ…。
お付の人が、清盛が去った後で、何と心強いことを、忠盛が聞いたら喜ぶでしょう、と言うのですが
宗子は、苦笑いしているかもしれません、と言うのでありました。
あの人、こないだ大阪国の総理大臣してましたよ。(それ「プリンセストヨトミ」な!)
そうして後白河が正式に即位しまして、祝いの席が設けられた時に、崇徳から歌が届きます。
詠まれた歌を聞いてみなは、即位を祝っておられる、大変に心の広い方だ、とほめるのですが、
後白河は歌が書かれている紙を読み、隠されている怨みを読み取りました。
要するに頭をとってよむと、「あなにくし」となるわけです。
大人気ねーなあいつもたいがい!
ここで後白河、笑って済ませるかと思いきや、いきなり大暴れですよ。
ここは私の世だ、と。
あんた政に興味ないとか言ってた割にやる気満々じゃねーかよ!
それを見た鳥羽法皇は、そこに白河法皇の姿を見て、恐れをなして倒れてしまいます。
意外に打たれ弱い!
さすが失恋しただけで、寝込んで死んでしまうガラスハートの時代!
清盛は一生懸命写経みたいなことをしている鳥羽のところにいって、今こそ仲直りする
時ですよ、と伝える。
つーか普通に会いにいけないんですかね。
そんな遠くに住んでるわけじゃなし。
清盛はこの後、鳥羽が書き上げた手紙を持って崇徳に会いにいきます。
その手紙というのは、この子はまさにわが子である、という内容の、物語をうつしたもので
あったのですが、なんと崇徳はこれを破り捨てる。
もったいないやろが!ちゃんと古紙回収の日に出さんか!
まー、こんな状況ですから、仲直り以前の問題っぽいですなぁ。
年があけて、鳥羽の状態はますます予断を許さなくなっておりました。
得子に鳥羽は、死後に何が起きても、崇徳にしてきたことの報いである、と言う。
つーか死後の話じゃなくて今なんとか和解する努力をしろよ…。
自分は死んだらあと関係ないからいいかもしれんけど、残された方はたまったもんじゃねーよ。
そうして京にいる武士たちに、もし今争いが起きたら、鳥羽を守ると誓え、という命令が下されます。
誓文を差し出せと。
盛国がそれを清盛に報告するのだけれども、今そういうことをしたら崇徳がますます孤立するだけ、
と感じた清盛は、どちらにも味方せず、間を取り持つようにする、と言う。
つーかあんたさ、毎回そうやって耳触りのいいことばっか言うけど、言ったことをちゃんと実行
出来た試しないよね。言うだけいって最後いつもあらためてるじゃん。
いい加減、リーダーとしての行動力を持って欲しいんですけど。
平氏の行く末を心配した宗子は、何かあったら忠盛の志をあなたが守って欲しい、と忠盛弟に
頼むのでありました。もしかしたらこれがのちの悲劇につながったのかもしれません。
義朝の方は誓文を書いておりまして。
でも、そうやって自分勝手に行動することで、彼の乳父である人らももうついていけない、と
離れてしまうのでありました。
この人もある意味自業自得ですなぁ。
ムシャクシャしている頼朝は、清盛の館を訪ねるのですが。
訪問に驚き、天変地異の前触れか!?とか言う、割と失礼な清盛。
さらに、彼が誓文をかいたと聞いて驚くのですが、義朝は逆に清盛が書いてないと知り、驚く。
なんなんだよお前らは。
崇徳が孤立したら世が乱れるという清盛に、義朝は、乱れたらいい、武士が必要とされる世こそ
自分が望むものである、と言います。
で、友切の太刀を抜いて、これが源氏の跡継ぎである明かしだとか言う。
要するにそれを見せびらかしたくて来た、と…。
しかしこれを、弟を我が子に殺させて奪ったものだと知った清盛は激しく怒ります。
つーかお前ら結局ケンカするんだな…。
何してんだよ本当に。
崇徳のところには得子がやってきて、自分の身の上を話して聞かせ、鳥羽はもう長くない、
どうか仲直りをとお願いしましたが、さて届いたかどうか…。
信西のとこに清盛が来るわけですが、信西は、今はもう誰が即位しても、世は争いに向かって
うねっている、すなわち天下大乱である、と言う。
あーダメだこれ、もう期待しちゃってますね。
信西は清盛に、本当に守るべきものは何か、よく考えて(この先の行動を)決めろ、と言う。
そうだね、視聴率だね!(それはどうしようもできねーよ!)
その夜時子は、義朝を優しそうな人とか言ってました。
お前ちょっと眼科行ってこいや。
重盛らを優しそうな目で見ていた、あの人にも大切な妻子がいるのでしょう、と言うけれど、それに
しては乱暴な行動だし、つーかあいつ由良姫を放置してるし。大切というかやっぱ好き勝手してる
ようにしか見えんのですがね。
ともあれそれで、清盛は心を決めたんじゃないでしょうか。
いよいよ鳥羽院が危篤状態に陥り、武士らがつめかけていました。
鳥羽院は得子に、お前の人生を巻き込んで済まないと謝ります。
この場に崇徳がいたらもっと幸せだったんでしょうがね。
と思ったら、崇徳が来たわけですよ、外に。
ところが、警護を固めている武士らが、鳥羽法皇に仇なす存在は通さない、と空気読めないことを
言うわけですわ。
鳥羽が元気だったらこの武士らをしかりつけただろうになあ。むしろ自分が走り出てきたかも
知れない。
崇徳は神輿から降りて、自分が直接歩いていくというのだけれど、そこに清盛が現れる。
てっきりこいつ、案内してくれるのかと思ったら、剣を抜いて崇徳に突き付けるわけですよ。
遅かった、自分は護るべきものがあると。
つまりこいつも誓文をかいた、ということです。
あんだけ仲直りどうとか言っておいて結局それかよ。
お前それでも銀魂持ってんのかぁコラァァァァ!!!!
忠盛がいたら「何と情けない事よ」くらいは言ったかもしれんなぁ…。
で、崇徳は鐘の音を聞き、鳥羽法皇が逝去したことを悟ります。
そうしてフラフラと歩いていく。
歩いていった先で出会ったのは頼長でした。
つーかなんですかこの、少女漫画だとこのまま恋愛展開になりそうなオチは。
次回、「今またはっきりわかったが、俺は竜崎が嫌いだ。竜崎のやり方全てがな!」