多分花鳥風月→金田一、コナン的読み物ページ→ドラマ&もろもろの感想→平清盛
平清盛 |
第21話(12/05/27)
1156年7月10日、ついに保元の乱が始まります。
ちなみに私は「いい頃(1156年)起きた保元の乱、それから3年(1159年)平治の乱」と
習いました。
まあ社会全般赤点だったので何の役にも立たなかったわけですが…。
盛国が時子に、忠正は崇徳側についたと知らせに来て、彼女は大いに驚きます。
宗子あたりは予想していたことでしょうが、その辺はやっぱ経験の差でしょうね。
後白河の前にはせ参じた義朝は、死んだ後に褒美をもらっても何の意味もないから
今すぐ昇格させてくれ、という。
後白河は面白がって、下野守の地位を与えます。
これで軍議などにも加われるらしい。
今の栃木県かぁ。役目としてはいいものかもしれませんが、京からちと遠すぎません
かねぇ。
ま、実際は部下におさめさせると思うけど、義朝。
一方忠実は息子の身を案じていました。藤原家の地位を取り戻そうとしていたつもりが
何の因果か息子同士対立することになってしまった、と。
あーたなんかドクタードリトルの時にも似たようなことになっておられませんでしたか、
土門先生…。
ダメな父親やらせたら日本一だな!(失礼な言い方はやめろ!)
んで、得子の方は一応避難してたんですが、これ誰の息子だっけ、あ、後白河のらしい、
戦が終わったらあなたにも大きな役目があるのですよ、と言い聞かせておりました。
つーか後白河、子供いたんかい!そっちの方が驚いたわ!
さて戦略会議が双方の陣で行われておりまして、面白いことに、八郎と義朝双方が、
夜討ちをすべきだ、と崇徳、後白河に提案してました。
なんだかんだでやっぱ兄弟だなおい。
夜の明けぬうちに攻め込みましょう、という八郎。あれ、それって夜討ちというより朝駆けじゃね?
(いいんだよ夜討ちで!)
頼長は呆れ側で聞いている。
忠通の方も、おぞましいとか言ってました。
なんだかんだでやっぱ兄弟(以下略)。
頼長は、そんな卑怯なことはしてはダメだ、これは帝と上皇の争いである、そんな卑怯な手で
勝てば、臆病者のそしりは免れまい、と言う。
つーかいちいち孫子引用すんな。引用料請求されっぞ!
一方、信西の方も同じように、孫子いわく夜討ちは卑怯とされていると言う。
ただし彼はその先を言った。
けれども孫子は、ただボンヤリとして朝を待つなと言っている、今すぐ動け、と。それを受けて
忠通も、すぐに打って出よという。
後白河の側では夜討ちが決まりました。
崇徳の方は、頼長の言うとおり、それに従え、と。
運命は決しました。
信西は提案をした義朝を大いにほめ、手柄を上げたら褒美を沢山やると約束。聞いていた
清盛はたまらず、自分達も必ず存分に働くから恩賞をくれという。
二人が去った後部下が信西に、義朝に酷じゃないですかとか言ってたけど、あれは身内が
敵味方別れて戦っていることが耳に入ってたからですかね。
平氏の側の忠正が直前になって裏切ったのはまだ届いてないのかも。
清盛は皆を集めて、八郎が一番の要だ、と言う。
皆は、源氏一門で争わせておけばいいじゃん、という感じですが、それでは平氏の手柄には
ならん、と。
そらそーだ!つーか言う前にちょっとは考えようぜ皆!
源氏に手柄持ってかれたら我らは朝廷の犬のままだ、という清盛に、伊藤兄弟が、自分らが
八郎を打ち取る、と名乗り出ます。
清盛はこれも経験と思ったのか知りませんが、わが子らに伊藤の軍に加わるように命じる。
ここで、前回まったくいいとこなかった頼盛が、「自分も行く」と名乗りをあげるが清盛はいきなり
ブチ切れて、ここから今すぐ立ち去れ、心の弱い人間に率いられる兵士が気の毒だ、と怒鳴り散らす。
これはもしかして清盛、平氏の血筋を残すためではないか…と思ったんですけどね。万が一自分と
忠正が相打ちになった時に、直接の平氏の血筋は絶えてしまうわけだから。
(忠盛と宗子の子は頼盛だけ)
後白河は戦いにあたり、崇徳は白河法皇の血を引くもの、得子が崇徳を追いやり、近衛帝を
地位につけたが、逝去されたと説明。
うん、いや今までの話見てきてるから知ってますけど。(黙れ)
私が帝になったことに怒った崇徳が今回挙兵している、すなわち、すべては白河法皇から始まって
いる、これを止められるのは武士しかいない、これより新たな世の始まりである。
要するにうまいこと武士の士気を上げたわけですね。頼りにしている、と言われたわけだから。
一同、大いに盛り上がって出陣です。
そうして7月11日午前4時ごろ、夜討ちが始まったのであります。
それをたまたま屋根の上から見ていたのが鬼若でした。
お前何しとんねん…。
後白河の軍は3手に別れて向かいました。
突然の夜討ちにあわてる崇徳の軍勢。
なんと卑劣な、と頼長は言ってるけどこんなもん勝ったもん勝ちじゃい。
一同は為義に上皇を守れと言います。
えー鎌田父(義朝の乳父の父親)が、子供同士が戦うのを見るべきではありません、ここを
守っていて下さい、というのはなかなか良かったですなぁ。
初めに相対したのは、義朝の軍勢でした。
別の弟らと対峙することになったらしい。
つーか義朝弟超ウゼー…源氏の連中はこんなんばっかか!
しかしこの弟が話してる途中、義朝が矢を射てきて戦いに。
まだ話してる途中でしょうが!!!!
仮面ライダーだって敵が口上述べてる時は黙って聞いてるよ!?
一方、八郎と伊藤軍。
八郎の矢の勢いが超すごくて、伊藤の弟あっという間にやられました。
見せ場がねぇぇぇぇ!!!
瞬殺じゃねーか!
清盛の方は忠正と対峙。
予想していたとはいえ、一番嫌なカードですね、清盛。
清盛は、目的は崇徳と頼長を捕まえることで、無駄な血は流したくない、門を開けて欲しい、
と言うけれども、それを聞き入れる忠正なら元から対峙していないわけで。
えー、弓矢の応戦がはじまりました。
意外に絵面が地味だ!
もっとこうなんかあるかと思ったら、互いに射ってるだけだ!
時子は清盛らのことを心配していました。
盛国は大丈夫ですよ、と言う。
二人はソリが合わなくても共に生きてきた、と。
時子は、だからこそ案じていると言います。
盛国はどちらも真の武士として存分に戦うでしょう、と。
身内だからこそ手抜きできないということもありますしね。
えー、そんで弓矢の応戦をしていた清盛と忠正ですが、忠正の方が矢のストックが
なくなる。そうすると清盛、残った一本を射かけることもできたのに、そうしないで剣を
抜いて切りかかっていくのがフェアでいいですね。
ま、この時代正々堂々と勝負しないと武士ではないとみなされてたからなぁ。
つーかもう斬り合いが始まって誰が誰やら全然わからん。
せめて崇徳側と後白河側とか、源氏と平氏で色分けしておいてくれよ!
一方宗子のところには頼盛が戻ってきていました。
清盛が憎い、という頼盛。
上皇側にもつけず、その過ちの責めを負うこともできず、追い出されたことが。
宗子は黙って聞いてるけど、彼女はおそらく清盛の心を感じ取ったのではないかと
思うのですが、どうでしょうか。
えー、清盛と忠正の斬り合いはまだ続いています。
兎丸らなんはか退屈なわけだからヤジを飛ばしまくっているのですが、皆に静かに
していろ、とたしなめられる。
彼らは面白くないといって立ち去ってしまいます。
まあ海賊だからなぁ…気持ちはわかる。
そこに、伊藤の弟が死んだという一報が寄せられ、清盛は動揺。
あと忠正がなんかいちいちウザイ。つーか黙って斬り合いしないと舌噛んでも知らんぞ!
「俺は平清盛だー!」とかいって向かっていく清盛。
うんそれ、おじさんが何よりもよく知ってるからね!?
八郎のところに、義朝の乳父である鎌田がやってきましたよー。
八郎はこれにも臆することなく矢をいかけるのですが、鎌田の前に立ちふさがった者が!
敵として相対するはずだった、鎌田父でした。
矢を腹に受けつつも、武士としてしてはならないことをしてしまった、この父を見習うなと
いう鎌田父。
いいシーンなのになんか言うだけ言って去ってしまったよこの人!!!!
頼長はめっちゃあたふたしていて、それでもオウムとともに移動中。
置いて行かないのが彼らしいといいますか。
為義は落ち着いて下さいって感じだけれども、そこに鎌田父が、為義の子らの奮戦を伝え、
義朝以下、立派な武士になられました、と伝え、「源氏の世はきっときます」と言って息を引き取り
ました。
急所外れてるって言ってたですやーん!!!
あとその後ろで頼長が「ウーホーホー!」とか言っててうざい。猿のモノマネか!ゴリか!
近藤さーん、土方コノヤローがゴリラを侮辱してまサァ。あっ間違えやした、近藤さんのことを
バカにしてまサァ。
鎌田父までもが戦死して為義、ブチ切れました。
太刀を抜いて戦場に向かおうとする為義に、「私を守れ」という頼長ですが、為義に「黙れ」
と一喝される。
戦を知らぬものは耳をふさいで時が過ぎるのを待っておれ、と。
このあまりの剣幕に思わずうなづいてしまった頼長。
迫力の違いですな。
為義、最後にかっこよくなるという死亡フラグを立てて外に出て行きました。
外には義朝が来ていた。
為義は鎌田父が死んだと叫んで切りかかって行きます。
義朝も応戦するけど、やはり実の父だからなのか、本気でやってる風には見えなかった
ですね。
あれだけ宣言していても、やはりやりにくいんだろうと思う。
一方信西のところには義朝の部下がいってました。
火責めをする計画があるのだけれども、もしかしたらこちらにまで類焼する可能性がある、
どうすれば良いかという伺いを立てに来たんですね。
この時の信西のセリフがかっこいい。
勝てばいくらでも建て直しできる、許しを請うに及ばず、即刻火をかけよ!と。
…建て直しを命じられるの、源氏とか平氏じゃね?
そして兎丸の方は、帰ったかと思っていたら、丸太持ってきて門に突撃ですよ。
頭いいなお前!
さすがの八郎も、火をかけられたとあってはあわてずにはおられず。
義朝の仕業だな!とギリギリ。
で、兎丸らが乗り込んできました。
楽しそうなのがなんかいいな。
頼長は崇徳とともに逃げようとしているのですが、どうしようもない敗北を悟った崇徳は、
お前を信じた私が愚かだった、と言います。
あきらめたらそこで試合終了ですよ…!(安西先生!…)
呆然としている頼長に、空気読めないセリフを言うオウムが良かったですねぇ。
信西が後白河のとこにやってきまして。
何も言わずにニヤリとしてみせて、それで悟る後白河。
ここはなんか憎い演出ですねぇ。
為義がピンチになっていたのですが、それを救ったのはなんと鬼若。
上から石を投げつけてきた。
すごいですなこの人。
義朝は一時退却します。
一方清盛の方は火をかけられて燃えおちる屋敷の中に忠正を探すのですが、伊藤に
「見つけてどうするのか」と言われて引き上げていきました。
…屋敷が思い切りCGじゃねーかよ!
あと、白河法皇の回想をしていたけど、それ関係あるかなぁ。
と思ったらここ、白河の元御所だったらしい。なるほど。そりゃちょっぴり思い出にも
浸りますわなぁ。
こうして保元の乱は一応終わりました。
一話で終わっちゃったよ!
保元の乱自体も一日で終わったらしいから、ムダにグダグダやるよりはこれでよかったの
かなぁ。
次回、「何が正しいか正しくないか、何が正義か悪かなんて誰にもわかりません。
…もし神がいて神の教示があったとしても、私は一考し、
それが正しいか正しくないかは自分で決めます」