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平清盛 |
第28話(12/07/15)
義朝は子供らを引き連れて山中をさまよっておりました。
頼朝が、「おいとーちゃん髭切がねぇよどこに落としたんだよ俺が探してやんよ」みたいな
感じで声をかけるのですが、失意の義朝は答えない。
ってかあれ、前回清盛が放置したからそのまま義朝逃げてね?
討伐の命が下ったのになんであの場でとらえておかなかったんだよ!
何カッコつけて見送っちゃったんだよ清盛!
そうこうしている間に頼朝は、義朝が清盛との対決で置き去りにしたのだとも知らず、
髭切が落ちてないか探しにいって、はぐれるという、「オメーは真っ先に走り出したあげく
敵に所にたどり着けず迷子になるゾロか!」的なことをやらかしていたのでありました
ただ、史実ではどのようだったかは知りませんが、こうして彼が一人、行動を別にする
ことになったのは、後のことを思えばまさしく天命だったのかもしれませんなぁ。
藤原信頼の方は、ヨレヨレになった姿で後白河を頼ってきていました。
幽閉して好き放題やらかしておいて虫が良すぎるだろ。
後白河はニコニコしながら御膳を出してくれるのですよ。
ありがたがる信頼。
横にいる成親はヒヤヒヤ顔です。
あ、これ後ろにスケバン刑事控えてるからやられますね、信頼。(スケバン刑事じゃないよ、朝子だよ!)
後白河が今様を披露すると言い出し、信頼はうまいこと持ち上げているわけなのですが。
成親の顔が引きつっていたのは、この今様の意味を理解したからじゃないのか。
後白河もコロッと態度を変えて、この今様は部下の反逆によって国を乗っ取られる皇帝の話だ、
自分はそうなりたくないと言い放ち、信頼を連れて行けと命じるのでありました。
おいおいおい、お膳出したんだからメシ食わせてやれよ!用意されたものがもったいないだろうが!
(御膳はスタッフが後でおいしくいただきました!)
こうして清盛のところに連れてこられた信頼と成親。
清盛が出てきます。
あ、これLの顔ですね。厳しい判決が下りますね。
清盛は、成親に関しては身内だからと許す。二度はないと。
清盛さん、その男、その二度目の裏切りやりますぜ…!
一方、信頼については、信西の地位を奪いたいがためにこんなことをやらかして、生かしておいては
信西が浮かばれんと厳しい態度を取り、斬首を命じます。
信頼は「面白くないのぅ」と思わず言うんだけど清盛が、「志なき者の一生が面白くないのは道理だ」と
言ってたのがなんか良かった。
だらだらと毎日を生きていれば何も楽しく感じられないのは当たり前、そういうことなのだと思います。
数年前では武士が公卿の斬首を決めるというのは考えられないことだった。
つまりいよいよ武士の時代がきたということであります。
清盛は義朝をとらえよと命じます。
ほらぁぁぁ!河原のところで逃がしちゃったから!
その義朝はというと、次男がもう逃げられないケガを負っていたので介錯をしてやっていて、
悪権太は北へ逃げると言っていました。
で、義朝とお付きの正清は正清の親類を頼って尾張へ行くことになる。
自分の浅慮が招いたこととはいえ、みじめな敗走でありますなぁ。
ただこの後結局悪権太も捕えられ斬首にされたらしいです。
で、正清の親類を頼ってたどり着いた義朝らですが。
彼は出迎えた長田に対してえらい不審な目を向けてるんですね。
風呂の支度をさせるといって場を離れたすきに、正清に、源氏はこれまでだ、あいつは自分達を
捕えて差し出す気だと告げる。
いやいやいやいや!源氏これまでだとか言っちゃダメだから!
まだ常盤御前との間に出来た子が3人と、はぐれた頼朝がいるでしょうが!なんで全員亡き者に
しちゃってんの!
義朝は昔、正清に木登りを教えてもらった話をし、今回自分は足をかける場所を間違えたのだ、
もう木登りはおしまいにしよう、と言う。
そーいや清盛の弟、家盛は同じ木登りしてておっこったっけなぁ…。
まあいいけど。
で、長田の部下に囲まれた二人は自害するのでありました。
なんともあっけないと言ったら失礼だけれど、義朝は最後、何を思ったのでしょうか。
清盛との対決のことを考えていたようだから、決して無念だらけの終わりではなかったので
しょうけども。
清盛にも義朝自害の知らせは届いていました。
皆は喜んでいるけれど彼は、見つからない頼朝を何とかしなければ、この戦いは終わらないと
宣言、出ていきます。
そりゃ義朝が死んだからといって喜べないだろうなぁ。
対立したとはいえ、唯一無二の親友だったのですから。
それから少しして、頼朝がとっ捕まり、清盛のところへ連れてこられました。
彼は頼朝に、義朝らがどうなったかを話して聞かせる。
生き残ったのが自分だけと知り、泣く頼朝。
そりゃそうでしょうなぁ。
盛国は14歳なんだから泣いても仕方ないみたいな同情的なんだけど、時忠がウザい。こいつ
本当にどうにかならんのか。
清盛は、覚悟は叔父を切った時から決まっている、新しい国づくりを邪魔する者は許さん、それが
友の子であっても、と、頼朝への厳しい態度を匂わせます。
まあでも友と言うのだから、憎んで殺そうとしてるわけではないんですよね。
頼朝が部屋で木を削っていると、宗盛がやってくる。
初陣は満足に戦えなくても仕方ないとか言うんだけど頼朝は、あーだこーだ言われてやっと
「あーあの時の」と平治の乱のことを思い出した様子で、宗盛が「今思い出したのかよテメー」
とか言ってたのはちょっと笑った。
お互いに初陣で腰が引けてたんだから別に忘れててもいいだろうが!
そこに宗子が来て、宗盛をなだめます。
で、彼女は頼朝に、その木の棒をどうするのかと尋ねる。
決まってるだろ!ヒノキの棒とおなべのフタでラスボス清盛に突撃じゃー!(ちょっと黙ってろ)
頼朝は、一族を弔うために卒塔婆を作りたいと言う。
…大きさも数も足りませんけど。(シッ)
命あるうちに弔いたい、と答える頼朝。
いかなる時も誇りを持てと教えられてきたので、清盛がどんな沙汰を申し渡しても受け入れる
ことが、母の教えに答えることだ、と頼朝は言います。
ビシッとしてる子ですねぇ。由良姫の育て方がよかったんですね。
まあこの時代では当然のことなんですけども。
一方常盤御前は、鬼若に助けられて、牛若を隠れて育てておりました。
鬼若がえらいモジモジしてるんでトイレでも行きたいんか、と思っていたら常盤に「抱かせて
くれんか?」と声をかける。
えっ…常盤を!?(年齢制限発言やめなさい!)
牛若でした。ですよねー…。
強い源氏の武者となるだろう、と喜ぶ鬼若。
ま、どえらい兄弟げんかやらかして死ぬことになりますけど。
常盤は、清盛のところに行くと言い出します。
子供の命を守るために。
鬼若は驚くけれど、常盤としてはこうして隠れていても見つかれば同じこと、という考えが
あったんだと思います。
母は強いですなぁ。
ま、見事清盛も引っかかるんですけどね!(引っ掛かるとか言うな)
清盛のところに宗子がやってきて、どうか頼朝を助けて欲しいという。
家盛に似てると。
似て…えっ…似てるかなぁ…?
清盛キッパリと似てない、と言う。
宗子は似てる、と返す。
ええいきりがない!
ここは皆にジャッジしてもらおうか!(いいから!)
宗子は、頼朝が切られたら、家盛が二度死ぬような気がする、とムチャ振りをしてます。
清盛は、自分は棟梁として、情に流されるようなわけにはいかないという。
そこに頼盛が現れて、お慈悲をとか言ってくるわけですよ。
宗子は、願いを受け入れてもらえるように断食を始めたらしいです。
ああ、あの朝食とって昼と夕食は抜くという?(それプチ断食)
皆は呑気に、どれくらい持つかの賭けとか始めちゃってるし…。
そこに西光がやってくるわけです。
おい!太陽をバックにして座るな!太陽拳でも会得したんかおめーは。
まぶしいよハゲ。
後ろ頭光ってるよハゲ。
自然に後光が差してるよハゲ。
というわけで西光は、頼朝の首絶対にはねて下さい、信西のためにというわけです。
この時頼朝の首をはねていたなら鎌倉幕府は開かれず、暗記する項目も少しは減って
いたというのに…。(待て)
家貞は宗子のところにやってきました。
あれこれ話をする家貞。
さすが、あちこち立ち回ってフォローがうまい!フォロ貞さん!(オイ)
自分達年寄りがでしゃばるところではないですのぅ、と家貞が言うんだけど宗子は、そなたと
同じにするなと言って白湯を飲んでます。
あれ、断食…。
その後「あっ」みたいな感じになって、家貞と2人でシィーてやってたの笑いました。
コントかよ。
そして清盛のところには常盤御前が子供をつれてやってきていました。
来客が多くて大変すなぁ。
清盛はおって沙汰をする、と一旦彼女を下げるのですが、彼女を見た皆は、美しい女だ、
当然側室にするのでしょう、とあれやこれや。
でも清盛は側女にはしないという。
基盛が間髪入れず「母が怖いんですか」と聞いたのめっちゃ笑いました。
しかも突っ込まれてるし!
清盛はそうだ、とニヤリ。
で、去っていくんだけど、やりとりを聞いていた時子は、自分を悪者にするなんてひどい、
気にせず側室にすればよいという。
けれども清盛は言いました。
彼女は義朝の心の支えだった。
それをわがものにしようとどうして考えられる、と。
時子はだったらそう言えばいいじゃん、と。
彼女もまた清盛の気持ちを知っていてわざと言ったらしいですな。
まあどちらにしろ、友達の奥さんを守りたいのだったら清盛の比護下に置いておかないと、
常盤の立場が微妙なものになりますからなぁ…。
そしてしばらくして頼朝の沙汰が下される時がきました。
清盛は髭切を彼の前に出す。
義朝が自分との戦いに敗れた時に置いていったものだと言われて、頼朝は驚く。
父は真の武士だったのに、髭切を残していくようなことをするとは、まやかしの武士に負けた
のはもう見たくない、髭切で首を切ってくれという頼朝に、清盛ズカズカと歩いていって彼を
はったおしました。
ここで頼朝が義朝の姿になる。(変身したんじゃないよ←当たり前)
清盛は義朝の残影を見ていたんでしょう。
お前はそれで気が住むだろう。
武士として生きて武士として死んだ。
しかし俺はこの先生きて行かねばならん。
お前がいないこの世で、道を切り開いて行かねばならん。
それがいかに苦しいか、いかにむなしいかわかるか。
だが俺は乗り越える。
乗り越えてこその武士、必ずこの国の頂きに立つ。
その時こそ思い知れ。
源氏は平氏に負けたのだと。
つまらぬ乱を起こしたことを悔やめ。
俺はお前を断じて許さん。
義朝に言えなかった清盛の、胸の内だったのではないかと思います。
で、頼朝は真の武士がいかなるものか見せてやる、流罪にするから伊豆から平氏の
繁栄を見ていろ、というわけです。
…見てるどころか平氏滅ぼしにきますけどね…。
頼朝はただ黙って清盛の背を見送るしかできなかった。
その背に、父の志も背負っていることだけはわかった。
確かにああいうことにはなったけれど、義朝の願いもまた、武士の世だったわけだから、
清盛はそれを背負っていくことにしたんだろうなぁ。
で、常盤のところにやってきた清盛は、自分の母が自分を守るため命を投げ出した話をし、
母なら生きて子を守れというのでありました。
それはいいけどお前、常盤を押し倒す必要はあったのか、時子の前で言ってみろ。
頼朝出立の日、えー藤九郎とかいう小汚い人が、宗子に共をするように言われた、とやって
きます。
それはいいけどお前、身なりくらい整えろよ!どうせ汚れるからいいってか!
というわけで清盛、公卿の座に上り詰めました。
平氏の繁栄が築かれていくわけですがそれはあっけないほど短いものでありました。
次回、「な…何!?冗談ですよね!?お父様…あはっ…」