多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→平清盛


平清盛

第29話(12/07/22)

 今回の話は小休止的な内容でまあ面白かったと思います。
 てか滋子どんだけわがままなんだよ…そりゃこの時代、女性の意思は無視して政略婚
とかありましたけど、もしかして平氏没落のきっかけとなったこの婚姻(広義で)、滋子が
疫病神なんじゃあ…。
 
 さて後白河上皇、ヒマらしくて矢を投げてツボに入れる遊びをしております。
 清盛が挨拶にやってきたのへ、いやーまさか上ってこいとは言ったけど本当にここまで
くるとはね、的な会話をしている後白河。
 いやそれより今、投げた矢がツボに入ったよ!?カメラさんそっち映してないよ!?会心の
一投だったのに!(音でわかる)
 それはともかく、清盛はこれからは平氏が支えます、と約束。
 一方、平氏の館では、清盛が公卿の仲間入りということで皆さん衣装一新です。きらびやかな
感じになってます。アニメでは衣装チェンジすると、おもちゃメーカーさんが新しいグッズを出したり
する前触れだったりするのですが(コラ)これは出世でより豊かになったかららしい。
 この時期から平家、と呼ばれるようになりました。
 あと、源義朝を見限った源頼政は平氏の部下となってました。
 で、盛国がやってきて清盛の子らを、皆それぞれ肩書がついたみたいな感じで紹介
していくんだけど、私は?みたいな感じで忘れられていた経盛が。
 影薄いなお前!お前の子孫に黒子テツヤとかいないか!?
 盛国があ、すみませんみたいな感じで紹介しようとすると、兎丸一行がドヤドヤと到着。
 経盛の紹介がぁぁぁぁ!!!!!
 もうお前、幻のシックスマン目指せ!(主旨変わってるやろが!)
 彼らは、貿易で手に入れた品を運んできたのでありました。
 その中に、家貞の分があって、清盛はそれを家貞のところに持っていく。
 この頃彼は病気で伏せっていました。
 まあ年を考えるともっともな話ではありますが。
 これは唐果物といって、ま、中国のお菓子らしいんだけど、清盛の祖父の時代に家貞は
これをもらい食べて非常に感動し、毎日でも食べたいと思って、宋との貿易をするよう勧めて
きたらしいです。
 え、朝廷に隠れてコソコソ貿易してたのってこれが動機?
 えっ………。
 ジジイてめぇ!
 清盛も驚いているのが笑える。

 それからほどなくして家貞は安心したようにこの世を去りました。
 きっとあの世で清盛の活躍を忠盛らに語っていることでしょう。
 清盛はこれからももっと力をつける、と志を新たにするのでありました。
 どうでもいいけど、兎丸と出会ってはや30年ってお前今いくつの設定やねん。

 得子がある時清盛を呼んで、お前の国づくりとはどういうものか、と聞いてくる。
 清盛は、宋銭を国中に流通させれれば、この国は豊かになると提唱。
 確かに物々交換よりも、お金というものの存在の方が安定しているわけですから、
経済は回っていくわけです。
 得子は、それは途方もない事だが、お前にはハッキリと思い描けている未来なのだろう、
成し遂げよ、と告げる。
 そうして彼女もほどなくして、この世を去りました。
 前回もだけど人が次々死ぬ回だなおい!

 清盛はこの後二条天皇に会い、得子を乳母としてつけ、ご用があれば何なりとお申し付け
下さい、と言います。
 その頃滋子は、後白河上皇の姉、統子の女房として仕えていたのですが、髪の毛が天パー
だったことから、嫌がらせを受けていたようです。
 天パーなめんなコラ。世の中天パー言われつつ世の中救ってる銀髪の侍だっているんだぞ。
 まあ滋子も負けじとやり返していたようではありましたが。
 んでそこに統子がやってくる。
 かわいい猫を抱いています。
 時忠を連れてきてくれたのでありました。
 統子が気を利かせて、ゆっくりしてまいれ、と去ろうとした時に猫がニャーと鳴いてまるで
「してまいれ」と同調したようで可愛かったです。
 で、時忠は二条帝の嫁になる話を滋子に持ってきたのですが、彼女は自分の好きになった
相手と結ばれるのだ、と譲らず。
 この時代にその生き方は許されんやろとは思うのですが。
 清盛はそれを聞いて笑っています。
 この時点ではまだ余裕だった、この時点では。
 その頃後白河は、清盛からの献上品を見て面白くねーって感じでした。
 清盛はつかず離れずの姿勢でいこうと思っていたので、あまり会う機会がないらしい。
 しかし後白河に投げられても割れない器、すげぇ!(驚くポイントが違う)

 後白河は歌会を催したのですが、公卿らはあきれ顔。
 藤原忠通も、君主の器ではないと言っている。
 別に、帝になるべくしてなった人じゃないってのもあるしなぁ…。
 夜飲んだくれている後白河。
 警備とかお付きのものはおらんのかい、これ。
 暗殺するなら今だぞ!(コラ)
 まあいいわ。
 で、そこに滋子が今様を歌いながらやってくる。
 後白河は、そんなに楽しく歌うな、そんな歌ではないと怒ります。
 歌をどう歌おうが自由だろうが!世の中、どうやったらそんなに下手に歌えるんだってくらい
騒音レベルのジャイアンとか黛(リーガル・ハイ)とかいるんだぞ!
 滋子はケロッとして、おかしなお方、と言います。
 偉い人!一応今一番偉い人!
 あーだこーだ言い返してくる空気の読めない滋子、後白河の脅しにも屈しませんがな。
 ただ滋子は後白河の虚無感を感じ取っていたのでしょう。
 後白河は滋子が清盛の妹と聞いて、自分からは離れろ、政の道具になるだけだと言うの
ですが、滋子はそんなものにはならない、と一蹴。
 いやめっちゃ巻き込まれてますけど、あーた。

 それから数ヶ月のこと。
 清盛息を切らして走ってきました。
 滋子が後白河の子を身ごもったのであります。
 清盛は、滋子を二条に嫁がせようとしているのが後白河にバレたら、彼がどういうことを
してくるか分かってるはずだったのに、してやられた、と言う。
 清盛は、後白河が自分のもくろみを邪魔すべく恋仲になったのだと思ってるようですね。
 滋子はそれを否定。
 お互いに惹かれあったのだと言います。
 周りは、まーでも後白河と親類関係になっておけばなんかいいことあるんじゃん?てな
感じだけれど、彼が一筋縄ではいかないことを知っている清盛は、そうもいかん、と。
 
 その頃後白河の方はめっちゃウキウキしてて、うきうきウォッチング踊り出しそうな勢いで
婚礼の支度を指示していました。 

 すべてが台無しだと怒る清盛。
 怒りのあまり肘置きが一瞬浮いたがな。倒れるかと思ったがな。
 二条と滋子の婚姻は、平家がますます力を持つためには必要なことだった、と言う清盛。
 それに対して、自分の心までは勝手にできないという滋子。
 あーもういいんじゃないですか清盛さん。
 同じ、空気読めない夫婦ということで。(疲れてきた)
 時子は、姉としていわってやりたい、どうか協力をというのですが、清盛は手はかさない、
自分達で支度をしろ、と言い放つのでありました。
 そして自分の娘たちには、平氏の身内であると教えろ、わきまえさせよ、と言って去っていく。
 この時清盛には二人の娘がいて、兎丸の部下と遊んでいたんだけど、部下が空気よんで、
被せてた烏帽子ソーッととったのはちょっと笑いました。

 滋子は統子に女房を辞める挨拶をしています。
 猫かわいいなぁ。
 ただ統子は、めでたい事ばかりではない、後宮はしきたりにうるさい、お前のような天パーでは
苦労するよ、と言うのでありました。
 まあそらそうでしょうな。滋子は気にしないかも知れないけど、回りまわって馬鹿にされるのは
後白河ですから…。
 よーしストパーにするためにヘアアイロン持って来い!(ありません)
 
 清盛の屋敷ではバタバタと女たちがあわただしくしていて、清盛が何事かと見に行くのが
面白かったなぁ。
 皆あの手この手で、滋子の髪の毛をまっすぐにしようとしていたのでありました。
 …ヅラにすればええですやん!(ヅラじゃない、桂だ!)
 んであれやこれややった結果。
 ………うわぁ……今時アニメでもなかなか見かけないような爆発髪の毛になっちゃったよ…。
 え、これドリフ?ドリフの爆発オチ!?
 清盛は呆れて、髪型で人の値打ちなど決まらんだろう、そんなつまらないことを気にするような
女だったとはな、と言うのだけれど、すっかり落ち込んだ滋子は、結婚を辞めると言い出します。
 恥をかかせたくない、と。
 それもう少し早く気づいてほしかった!
 でも、清盛は今更そういうわけにもいかんだろう、子がいるのだし、と言うけれど、どうせ巻き髪の
子が生まれてくるにきまっている、と。
 わからんぞ!天パーで銀髪の死んだ魚の目をしたような子が…(それは時代的に一番生まれちゃ
いけないだろ!)。
 
 この事態を何とする、と清盛に言う宗子。
 婚礼を取りやめたとあっては、後白河の機嫌を損ねますよ、と。
 そういうわけで結局手は貸さんとも言ってられなくなった清盛、後白河のところへ。
 しかし面会を拒否される。
 てっきり怒ってるのかと思ったらそうではなく、落ち込んでいたらしい。
 おおっ皆来いよ!
 珍しいもんが見られるぞ!(コラ)
 巻物を眺めている後白河。あーこれはかなり落ち込んでますねぇ。
 清盛がちょっと笑ってるのが面白かった。
 こいつも珍しいもんが…とか思ったんだろうな。

 さて。
 滋子のところに清盛がやってきたかと思うと、いきなり兎丸らが乗り込んできて、彼女を連れて
いってしまいました。
 そうして、後白河の方でも公卿が一堂に集められている。
 どうやら婚礼は予定通り行われることになったようです。
 で、清盛が合図をすると、ドラの音が鳴り響き、滋子は宋の婚礼衣装で入ってくるんですな。
 そのきらびやかな様子に人々はいたく感心し、後白河も機嫌を良くしたようでした。
 これなら巻き髪であっても誰も文句を言うことはできないわけですね。
 清盛は、巻き髪が醜いなぞ、大昔に決められたこと、そんな因習にとらわれているうちは新しい
世など名ばかりだ、と言う。
 つまり髪の毛という些細なことでグダグダ言う奴は許さん、と公言したわけですな。
 そういうわけで婚礼は滞りなく進みました。
 あと兎丸が、滋子の飾り付けのために広島から来てもらったという女性といい雰囲気になって
いて、仲間が覗いてニヨニヨしてるのが良かった。
 この二人もうまくいけばいいですね。

 のちに大天狗と呼ばれる後白河との婚姻が、平家にとってどのようなものになっていくかは、
これからのちの波乱の展開に現れてくることでしょう。


  次回、「できるできないではなく、やるんです…」



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