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平清盛 |
第3話(12/01/22)
時は1132年。
清盛の弟、平次が元服して、服部平次と名乗ることになりました。(違)
もとい、家盛と名乗ることになりました。…ヤモリ(いえもり、いえもり!)
ちなみにこの場には清盛はいませんでした。
前回、舞を舞っていたから少しはまともになったかと思ったら、家を飛び出して放蕩息子に
なっているらしい。
月に一度、息災であるという手紙は届くらしいです。
本当に「息災也」しか書いてないなおい。
パケ代節約するためにメール短くして送る人じゃないんだからさぁ…。
「VENI・VIDI・VICI」の手紙を送ったカエサルかっつの。
(有名な「来た・見た・勝った」の手紙です)
さて清盛は何をしていたかというと、ある漁村近くにいて、海賊狩りをしておりました。
漁村を襲う海賊を討伐してたんですね。
元親兄貴はどうしたんですか!海賊をこんなにのさばらせるとは!(まだ長曾我部一族すら
生まれてないから!)
つか海賊も清盛らも小汚…ボロを着てますから、乱闘になったら誰が誰やらわからんの
ですが。
せめて「チーム清盛」のジャンパーとか作ろう!
そういうわけで彼らは、海賊から取り返した米とかをそこの村に分けてやるのですが。
なんていうかやることが中途半端っていうか…。
まあ清盛自身それには気づいてないんだろうなぁ。
村人に米を残らず分け与えて自分達は魚の干物、そんな暮らしらしいですが、清盛は
自分たちの取り分として米を残していたら、やっていることは海賊らと同じだと言う。
そんな話をしていたらまた漁村が襲われるんですね。
どんだけしつこいんだよ海賊ども。
やっぱり海賊狩りのゾロ連れてこないとダメだな。レッツパーリィ!!(その時代ももっと後!)
さて平家の御屋敷では。
またまたいつものおっさんが、殿ォォォォ!!!とドタドタ走ってきましたよ。
あれだ清盛のお目付け役の人。
清盛が、海賊をとらえてきたものの、検非違使に引き渡す段階で何やらもめごとが起きた
様子。
忠盛らがいってみますと…。
うん、海賊と一緒に捕まってるね!清盛、めっちゃ海賊扱いされてるね!
しかも平家の人達も、海賊に身を落とすなんてヨヨヨといった感じ。
この時の忠盛の心境としては「うわぁ…帰りてぇ…」みたいだったのではないかと。
そんな中で空気読まずに清盛に「兄上!」とかけよる家盛。
清盛も、彼が元服したことを知って嬉しそうです。
二人とも気づいて!平家の人達の空気が氷点下!!!
ほーら「アハハハではない!」って怒られた!
鱸丸が、船の警護をしていました、海賊から取り返したものはちゃんと民に分け与えました
って感じなのですが…。
忠盛は、解放された清盛があの漁村に戻ることは許さず、京にいろと言います。
海賊がまたのさばると言っても聞き入れない。
この時忠盛は多分気づいていたのかなぁと思いますね。
清盛がしてきたことがどんな結果を産んでいるか、というのを。
父が許してくれないのでプンスカしながら歩いている清盛に、声をかけてくる者が。
前回出ていた武者丸です。この時彼も元服して名を改め、源義朝と名乗ってました。
…一発変換で出ない漢字を使うな!←辞書登録しとけ!
義朝は清盛に「勝負せい」と声をかけるのですが、清盛は知らない人なわけですから、
なんじゃこいつみたいな感じで素通り。まあそうなるわな。
この後清盛が「やっぱしらねぇ」つーて走っていったの、超笑いました。
一方朝廷では、白河法皇が亡くなったので、鳥羽上皇が「ずっと俺のターン!」って感じで
政権を握っておりました。
白河と璋子の子である崇徳天皇は思い切りハブられてました。
藤原忠実は白河法皇の不評を買って蟄居させられていたのですが、鳥羽が復帰させて
くれたので、もうずっとついていきます、という感じらしいです。
どうでもいいがこの時代は全部名前変換が一発で出ないでイライラするわ!
その藤原忠実と家成に、源為義が会いにきて、うちの息子(義朝)を北面の武士に推薦
してよ、と言うわけです。
この頃の源氏はちょっとパッとしない感じだったようですね。
彼らが帰る入れ替わりに忠盛が来たので為義は、「お前んとこも息子を北面の武士にして
下さいって推薦にきたの?」とイヤミを言うわけですが、忠盛は「いや、鳥羽チャンに呼ばれたんで
来たんよ」とサクッと返す。多分忠盛、イヤミに気づいてないよコレ。
為義、「ち、ちっとも悔しくなんかないんだからね!」みたいな感じで帰って行きました。
為義としては、白河の子である清盛を忠盛が育てて、うまく取り入ってたんだろうけど、鳥羽上皇の
世になったから、果たしてその手が通用するかなフフン、と思ってるらしいです。
あんたみたいな小細工しない分、忠盛の方が信頼感はあると思うのですけども。
鳥羽は忠盛に会って、よく尽くしてくれているが、でもお前白河にも仕えてたじゃん、心から
信用するのはちょっとなーと言うわけです。
忠盛にしてみれば、相手が誰であろうと自分は忠義を尽くすってつもりだから、こういうことを
言われても別に動揺はしないと思うんですけども。
それで鳥羽上皇は、忠誠を示すために、家成のアドバイスを得て、清盛が北面の武士になったら
信用してやるよ、と言うわけです。
彼にとっては、白河の子と噂のある清盛を自分の下に置くことで、白河を見返してやるみたいな
気持ちもあるのかなぁ。わかりませんが。
ただ、ハッキリしているのは、そういうイヤミはこの親子には一切通用しない、ということです。
その清盛はまた賭場に出入りしていて、負けた連中に明日やってもらいたいことがある、と
ある話を持ち掛けていました。
賭場に出入りしていた清盛が来週からは鳥羽のとこに出入りですか…。(寒い)
忠盛から北面の武士にという話を聞いた清盛、すごい顔して断りました。
それを聞いて「私が至らぬばかりにー!!!」つーてる盛康が面白い。
この人毎回言ってるよなぁ…。定番のセリフになりそうですな。
皆は、忠盛も北面の武士やって、そんで出世したんよとか言うわけですが、清盛としてはそういう
武士の出世には興味なく、ただ誰かを守る仕事がしたい、みたいな感じなんじゃないでしょうか。
自分に朝廷の犬になれと言うのか、自分はこの面白くもない世を変えたいだけだ、と言う清盛。
うん、その後半のやつは高杉晋作って人がね、後世にちゃんと言うからね、うん。
そんなわけで出て行きました清盛。
帰ってきたり出て行ったり忙しい奴だな…。
清盛に母の宗子が、家盛と同じだけの愛情を注いでやりたい、と言うのだけれども清盛は、
自分の分まで家盛に与えて下さい、とけんもほろろ。
このままでは家盛が甘やかされ過ぎてしまう!(ねぇよ)
母の為に桜を折ってくれた家盛に、宗子は「嫡男は清盛です、それを忘れないでね」と
言うのでありました。なんでこのタイミングでいうんだよ。あと桜はむやみに折っちゃいかん。
(桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿という言葉がある)
璋子が鳥羽のとこに来て、崇徳可哀想じゃん、なんでつらく当たるのよと白々しいことを
言いますが、鳥羽は「だって俺の子じゃないし」と返す。
すると驚いたことに璋子は、あなたにとってはおじみたいなもんじゃん、と平然と言うん
ですね。
いや、空気読もうよ…。
そういうこと言ってるんじゃなくて、あなたの不義を婉曲に責めてるんですけど。
ダメだこの女、皮膚の厚さがハンパじゃねーぞ!鉄壁だ!鉄面皮だ!
そんな騒ぎがあるとはつゆ知らず、また為義は今度義朝を連れて家成に、鳥羽上皇への
接見をお願いに来てたんですが、鳥羽ちゃん出かけたわと言われてがっくり。
しかも、北面の武士に取り立てるつもりはないそうだ、と言われて余計にショック。
義朝は、清盛はどうするのか、と尋ねます。
すると家成、上皇は彼を北面の武士に望んでいると言いました。
こういうことを言えば源氏と平氏の対立が激化しそうですけど(今のところは一方的に
源氏が平氏をライバル視)、家成は何となく、その火種をあおってる節がありますね。
清盛はというと、検非違使庁にて陽動作戦を起こし、その間に捕まっていた仲間を
脱出させることに成功。
逃げ出してんだけど、この仲間3人が、京に来たのは初めてらしくてあっちゃこっちゃ
見学しまくってます。
早く逃げんか!
鱸丸は清盛に、こんなことしてないで、ちゃんと北面の武士になった方がいい、両親の
気持ちを考えて、と言うけれども、清盛は聞き入れない。
どれだけ自分が恵まれているかも知らずに、野良犬気取ってるからなぁ。
つか清盛、人ごみの中で刀を横にさしてたらいかんでしょ!
コスプレのマナーでも、人ごみを歩く時は刀は体に沿わせて縦に、が基本ですよ!
そんな2人の会話を聞きつけて、義朝が、北面の武士にならんってどういうことよ、と
やってきます。お前…いたのかよ…。
朝廷の犬にはなりたくない、と言う清盛ですが、そんな彼に義朝は、甘やかされて育った
御曹司か、とあきれ果てる。
こんなやつに関わるだけムダだ、と彼は帰って行きました。
こんなのをライバル視してたのか、と心底呆れたんでしょうね、義朝。
あとここで気づいたけど清盛、母舞子の形見の髪飾りをちゃんとさしてんですね。前回
全然気が付かなかった。
と、そんな中検非違使に見つかったらしく結構な騒ぎになりました。
清盛は仲間を逃がそうと奮闘するんだけど運悪く、鳥羽上皇の輿がやってきちゃって、
結局脱獄した仲間はまた捕まってしまう。
清盛が助けに行こうとするのを鱸丸が止めたのはナイスだ!
平家では、清盛と、捕まった仲間たちの関係を隠せと大騒ぎ。
確かにこんなことが明るみになったら、北面の武士になるどころじゃない、平家そのものが
取りつぶしの騒ぎになってしまいます。
皆があーだこーだやってる時に、あの盛康が、清盛の乳父として責任とって切腹する
みたいなの言っててあわてて止められてるの超笑った。いやこの人にとっては笑いごとじゃ
ないんだけど大変だなーと。
そんなところに清盛が戻ってきてこの騒ぎは自分のせいだから、自分が責任を取ります、と
言うけれど、忠盛は冷ややかに、どうやって責任を取るつもりだ、と言う。
この責任を取るというのなら、徹底的に、今回の一件と自分とは関係ないと言え、って。
清盛は、あの三人は自分の仲間だ、見捨てることができないというけれども、忠盛は、
「お前はあの村を守っていたつもりかも知れないが、盗賊はそうは思わなかった。お前たちの
恨みから、あの村をまた襲った。浅知恵で押さえつけた者は、必ず浅知恵でやり返してくる」と
言うわけです。
そういう争いに巻き込まれれば傷つくのは弱い民であると。
忠盛はそれを見抜いて、清盛を返さずに、京へ留め置いたのではないかと思います。
それでも清盛が生きていられるのは、知らないところで平氏一族が清盛を守っていたからだ、と。
そんな状況で一人でどうやって責任を取るというのか、言われて清盛、言葉もありませんでした。
忠盛の弟が、平氏と縁を切れ、と言ったけど、忠盛は、それはならないと言いました。
清盛は平氏になくてはならない男だからと。
今の段階で、清盛がやってきたことは間違ってはいるけれども、才能自体はある男だと、忠盛は
信じていたんでしょうね。
しかし忠盛弟、今回ばかりは「俺のターン!」とばかりに、宗子の立場も考えろよ、家盛生んだのに
清盛が嫡男とか言われて可哀想じゃん、と反撃。
でも宗子は、清盛もわが子、とキッパリ。
おっと孤立したのは忠盛弟だったー!
清盛は黙って出て行きましたが…。
義朝が草むらで弓矢の練習していたら忠盛がやってきて勝負せいとか言い出しました。
君らはさぁ、あれだ、勝負せいと言うにしても、相手の状況見るとか一切せんのか。
忙しいと断る義朝。
両者スケジュールが合いませんのー!!!!!
でも清盛強引に勝負させます。
ゴールと定めた木まで、早く馬走らせた方の勝ちね、ということで走っていくのですが、清盛
途中で落馬。
おい…。
しかも転げ落ちたかと思ったら、自分はどうしようもない男だとか泣いてますよ。
あー義朝君、帰ってもいいよ。
つか前回舞を舞った後のあの啖呵は一体なんだったんだってくらいギャンギャン泣いている
清盛。うざいです。ダメ男超ウザイです。
Lに「松田の馬鹿」って言われそうなくらいウザイです。
そんな彼に義朝は、自分は清盛が白河法皇の前で舞を舞ったのを見ていた、と言う。
白河院を切らんばかりの殺気を見て、この男に勝ちたくて3年武芸を磨いてきた、と。
…前回から3年も経過してんのかよ!!!!
義朝は、武士は朝廷の犬だと申したな、そうではない、武士が朝廷、帝を守ってやって
いるのだと言う。
自分はいつか思い知らせてやる、武士がいないと朝廷は何もできない、と。
それははたして何十年後かに本当のことになるのですが、まだこの時の二人には
知るよしもないことでありました。
義朝は、自分は北面の武士になることを望んだができなかった、でも、今最も強い
武士は源氏だ、お前なんかのいる平氏とは違うと言います。
それが分かって気分がいい、と上機嫌で彼は帰って行きました。
まあ、馬から転げ落ちて泣いてる奴みたら、「ダメだこいつ…」くらいは思うだろう、うん。
勝ち逃げは許さん、また勝負せいとか言う清盛ですが、次はない、と義朝。
なんか龍馬と弥太郎みたいな感じだな。
でも、こういうライバルがいたからこそ、清盛もなにくそ、と上を目指したんじゃないでしょうかね。
つかお前の馬が草原に見当たらんのだが、清盛…。
源頼朝はこう語りました。
この時わが父義朝は振り返らなかったそうだ。
顔を見られたくなかったからだ。
義朝なくして清盛はなく、清盛なくして義朝はなかった。
そうして清盛は、鳥羽上皇に言われた通りに北面の武士となったのでありました。
次回、「キラ様!キラ様!」