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平清盛

第32話(12/08/19)

 平氏の没落、はっじまっるよー!(やめなさい)

 最初の部分で頼朝が今までのあらすじを説明してくれるのは、先週お休みだったから
助かるのですが、そこまで説明しておいて、流罪とはいえ平穏に暮らす自分にはどうでも
よかった、的な全否定ってどうなの。

 清盛は大納言に昇進していました。
 六条帝にごあいさつ…ておい、この赤さん聞いてねぇよ!
 と思ったら後ろにいた、藤原基実にしゃべっていたらしい。
 あ、ああ、よかった、赤子相手にこんなマジでしゃべられたらお医者さん呼んでるわ。
 一方公卿の間では、武士があんな地位まで上り詰めるとは前代未聞とザワザワ。
 彼らは前例のないことを嫌うのでよってたかって清盛の提案などを無視する手に出ましたよ。
 新人OLイビリするお局か。
 清盛は瀬戸内海を工事して、宋の船が近くに入れるようにしたかったらしいんですが、
その提案はボツ。
 なんだかねー。
 それと時忠が御赦免されて帰ってくるそうです。
 ずっと出雲にいてもよかったのに。せっかくだから神話博見て帰ってこいよ。(ムチャ言うな)

 基実が清盛と話していたのを見て、藤原兄弟は冷やかすのですが、基実は忠盛の遺言を守って
いるだけという。ああ、平氏の力を頼るとかなんとか言ってたもんなぁ。
 後白河の方は、いずれ清盛は自分にひれ伏すと随分余裕です。
 そう宣言しといて思い通りになった試しがないような気がするんですが。

 平氏の館では、清盛の地位ってすごいんだぞー!と子供らがえらい盛り上がっていました。
 一番上の太政大臣が偉いんだぞ、とか言うけど盛国は、太政大臣は名ばかりで、政治に
口出しは出来ない地位だという。
 …なんでそんなもん作ったんだよオイ。
 つーか嫌なフラグ立てるな。
 ちなみにここで長女の徳子が、一番偉いのは帝だ、と、今までの流れぶち壊しな発言を
かますのでありました。

 清盛がまた後白河のところに貢物を持っていくのですが、成親が、みつぎものしか持って
こないのはあからさまですなーとイヤミをチクチク。お前、先だっての乱で清盛に命助けて
もらったクセに随分と尊大な口を利くんだなコラ。
 でも後白河は帰っていいよ、と清盛に。
 この静けさが何ともいえず怖いですね。

 と、入れ違いにハゲ…誰だお前は。(西光だよ!忘れないであげてよ!)
 ああ、西光か、彼がやってきました。
 朝子に呼ばれたらしい。
 お前信用できない、頼朝殺さなかったし、という西光を清盛は右から左へ受け流して
帰っていくんですが、朝子は西光に、これから後白河に仕えて欲しいという。
 彼が迷っていると、私の言葉は信西の言葉と心得よ、と朝子。
 いや、そういう時だけ名前使うってどうなの。

 伊豆では頼朝と八重姫が深い仲になっていたのですが、付き合っていたのが八重姫の
母にバレたらしく、もう二度と会わない、と八重姫は人を介して伝えてきます。
 でもそれをサクッと無視して会いに行く藤九郎。自由だな!
 彼の導きによって頼朝に会いに来た八重姫は、子供が出来たと伝える。
 これはもうできちゃった結婚しかないな!
 まずいと思った八重姫の母は、急いで別の男と結婚させ、強引にその男の子供にしてしまおう
作戦を考えたらしいです。子が出来たとわかるのなら数ヶ月すぎてるだろ。どう考えても計算
合わなくなるだろ…。

 頼朝は八重姫に自分の子を産んでくれ、と言います。
 あんたそんな、流罪になった身で何もできないのに産んでくれとか…。

 年が明けまして。
 いきなり基実が死んだ。
 これによって朝廷で後ろ盾を失った形になった清盛は立場が危ぶまれるわけです。
 公卿らもこれで清盛を追い落とすことが出来るとニヤニヤ。
 で、基房というやつが跡を継いで摂政になったのですが、こいつは清盛らを嫌って
いるのでいよいよヤバイ展開に。
 基実の財産も受け継がれてしまうと、かなりの財産があるのですごい力を持つわけで、そうなると
やすやす平氏を取り立ててもらうということも難しくなる。
 時忠は、基房に平家から嫁やればいいじゃん、とか言ってて盛国に、オメー出雲に流されて
たのになんも学習してないのな、とか言われてて超笑いました。
 盛国手厳しい!
 でも清盛の子供らは、何とかなりますよ!と明るい顔。
 それが一番ですね。
 と、そこに邦綱という新キャラが。(新キャラ言うな)
 忠通の下で働いてた人なんですが、それが、基実は荘園をもっててこのままだと基房に
とられてしまうが、幸い子供がいるんだから、子に継がせ、さらに奥さんである盛子に継がせれば
実質盛子の父である清盛がこれを管理できることになる、というわけです。
 あれだ、今でいう後継人制度みたいな。(えらいざっくりしたな!)
 この話を聞いた一門は、困っていれば助けてくれるものが現れる、平氏が私財を投じてあれや
これやしてきたから皆が助けてくれるんだよという、自画自賛なのか何なのかわからない喜び方を。
 
 一方滋子が清盛を呼んで、のちのち自分とこの子の憲仁を次の天皇にしようと思うから、東宮大夫に
なってといいます。
 要するに天皇のお付きの人でサァ。
 ここで清盛は、でもー、今の地位じゃ朝廷でちゃんとした発言できないしぃーと言う。
 要するに地位を上げろと言ってるわけです。
 どうでもいいけど滋子、上皇の奥さんだから確かに身分は高いんだけど、清盛に対して随分と
上から目線の物言いだな…。

 そんで清盛は内大臣となりました。この後は外大臣下大臣中大臣上大臣といくのですね!(ちげぇよ)
 清盛はこのまま右大臣まで行く、と発言。
 いっそ中央大臣までいったらどうだろうか!(どこだよ)
 公卿らにも自分達が優雅な宴を催すことが出来ることを示そう、と考えた清盛は、子供達に金はいくら
使っても構わないから見事な舞を献上せよと命じる。
 あと、見張りをしていた伊東を呼び止めて、働きぶりを褒めるのですが、ビビってた伊東が「は!?は!」と
言ったのメチャクチャ笑いました。

 頼朝は時政に、子が生まれるはずなのに知らせが届かないんですけどォーと、この人にいって
どうなるよみたいな話をしている。
 時政は、何といってもお孫さんが生まれるのだから伊東も喜んでくれるはず、と言ってます。
 いや清盛に命じられて見張ってんだから、こんなことが知れたらどうなるか分かりそうなもんですけど。
 そこに使いがきて、男の子が生まれたと知らせてきます。
 赤ちゃんを見た頼朝は大喜び。
 生涯身内を得られないだろうと思っていたが、と。
 うん、いやいいんだけど、一緒に喜びたそうな顔をしている、藤九郎とか使いの人とか時政の存在も
ちょっと思い出してあげて欲しいな…。

 一方京では、舞の支度が。
 あれ、なんかこの通路見た事ある…。
 気を付けて清盛!源氏の者に闇討ち仕掛けられるぞ!(今伊豆だし、それお父さんの話だし!)

 清盛を送り出した盛国が、舞を舞う女とすれ違ってなんか「ん?」て顔をしているのですが。
 後から思えばこの「ん?」というのは、思ってもみなかった昔の知り合いにあったリアクションだった
のかもしれませんね。

 重盛らはいよいよだーって感じなんだけど、一番手の舞姫がいないと聞いてあわてる。
 メインどころをやる人なので重要らしいです。
 なんと、舞を成功させまいとする(舞だけにね!←やかましい)基実の弟、兼実が舞姫を屋敷の外に
追い出すという嫌がらせをしていたのでありました。
 せこい!やることがせこすぎる!
 で、舞を待つ清盛の後ろに、後白河が現れてイヤミをチクチク。
 おっと、お面かぶってるぞー!
 え、BEAT CRUSADERSのコスプレ…?(違います)←雑面だから!
 もっと上に上るつもりか、という後白河。
 おい、舞が始まってるんだから静かにしろ。(この世で一番偉い人ですがな)

 後白河は、ここは自分の世だから好きなようにはせん、お前は次太政大臣にする、と言います。
 やったー!政治的権限はないけど身内の地位を上げ放題!(ネタばらし、ダメ、絶対)
 お前は自分の手の平で踊っていただけだという後白河ですが…。

 そこに今様を歌う舞姫が。
 祇園女御こと、乙前でした。
 姫…?(シッ!)
 驚いてしばし聞き入る清盛と後白河。
 はい、ダブルKOということで引き分け!
 清盛は、手のひらのすわり心地を知っているのは自分だけですな、楽しませてもらいます、と
いわば宣戦布告ともとれるセリフを。
 ここから少しずつ亀裂が生じていくのかもしれませんなぁ。
 元からお互い、あまりよく思ってなかったのもあるでしょうが。

 清盛は後日改めて乙前に会い、すごろくをやってます。
 で、高みに上り詰めてみせますよ、と言う。
 いや言うのはいいけどさ、お前今2回続けてサイコロ降らなかったか?

 そうして清盛は太政大臣になりました。
 あいたポストには重盛が赴任。
 100日ののち、清盛は太政大臣を辞任。
 もちろんいる間に、一門の地位を上げるだけ上げるという、まさにアゲアゲな展開だったので
ありました。
 ただではすまさないのがさすが清盛。
 どうでもいいけどそこのとこははしょらないで、ちょっとしたエピソードとしてやって欲しかったなぁ。
 清盛を、何の権限もない地位に押しやってニヤニヤしていたら、一門の地位がどんどん上がってて
ビックリする公卿とか。5分稼げるぞ。(銀魂じゃないんだから)

 その頃伊豆では頼朝が八重姫とともに子供と遊んでいたのですが。
 そこに伊藤が帰ってきてました。
 こぇぇぇぇ!!!
 無表情で無言で立ってられるとこぇぇぇ!
 八重姫が抱いてやってくださいませ、と渡した子を伊東は裏山にもっていって一刀のもとに斬り伏せ
ました。
 ここのシーンは声だけで展開されるから、逆に凄味が出て良い。
(子供を殺すシーンをこの時間帯出すわけにいかない、という制約もあるでしょうが)
 ただ気になったのは、八重姫の演技がヘタクソすぎる。
 子を目の前で惨殺された母親の悲しみが全然伝わってこない。
 宝くじ当たったと思ったら去年の宝くじでした、クラスの悲鳴だよこれじゃ。
 ヘタクソだなぁ…演技。
 ここのシーンはこれだけが残念でした。
 ぜんっぜん心に響かないシーンだった。


 と、何やら怨霊の声が。
 あ、清盛が今様歌ってた。(ひどい。)
 頼朝は、なんだかよくわからないけどこれは清盛のせい、と思うのでありました。
 逆恨みもいいとこじゃないか!


  次回、「しかしこれから世界はどんどん加速し、キラに傾いていく。必ずキラが正義になる」



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