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平清盛 |
第36話(12/09/16)
なんか今回、松山さんの演技が非常に合ってる雰囲気がありました。
今までは、松山さん演じる清盛という感じだったのが今回は、本当に清盛そのものって
雰囲気があった。
私だけかもしんないけど。
落ち着いていて、一癖も二癖もあるキャラを演じるのは松山さんお得意だから、それがうまいこと
重なってきたのかもしれませんね。
鞍馬寺にて修行の身となった義経。(遮那王と呼ばれてるけどめんどいので義経で)
てかここで静かに暮らして欲しいという常盤御前の気持ちはわかるんだけど、将来
坊主一択ってある意味可哀想だろうが!もっと好きに生きさせてあげようよ!
で、建物の中にいる義経に話しかけていた坊主が転びかけるのですが、それをすばやく
支えたのが義経。
こいつ…やはりスペック持ちだった!
時を止めて坊主支えやがった!
当麻さん!ニノマエここにいたよ!
(このネタが分からない人はSPECというドラマを見よう!)
さて清盛の方は、比叡山延暦寺の坊さんらを呼んで千僧供養というものを行いまして、
その場に後白河も呼んでいました。
比叡山!ヒェ〜!
………残暑もこれで涼しくなりましたでしょうか。(ムチャ言うな)
これにて福原も特別な地になった、という清盛。
坊主らの方も満足そうな感じですから、清盛と山法師の関係は今のところ良好、と言える
でしょう。
どうでもいいけど延暦寺は天台宗の方ですが、これと並んでよくテストに出るのが、空海の
開いた真言宗ということで、覚え方を。
「新婚(真言)さん 高野豆腐(高野山)を くうかい(空海)? 今後無事(金剛峰寺)かは 知らないが」
ものすごい昔に聞いたんですが未だに覚えてます。
えー、何の話だっけ。歴史の暗記だっけ。(清盛!清盛!)
延暦寺の明雲と清盛が話していると、後白河が、自分のためにも祈願しろとか何とか
言ってきてウザいんですが、後白河はなるほどーと一人で何か納得してるみたいな感じで宿泊
する館に行く。
そんで清盛は、今後何か大きなトラブルがない限り、京には戻らないから、重盛を棟梁とし、
皆うまくやるようにと言います。
後白河は、福原から船を出せたら便利だろうなと言い、西光は、信西の言っていたような
交易が活発となるとか言ってるのですが、それにチャチャ入れてきたのが成親。
こいつ、先だっての乱で清盛に命助けてもらったクセに、それを忘れてほんとうにあーだ
こーだウゼぇな…。
周りとうまくやっていくということをしらんのでしょうかこいつは。
後白河は、さて清盛は六波羅をどうするつもりか…と言ってるのですが、成親はそれ
を察して重盛と酒を飲んでくる、と。
つまり情報を聞き出してくるということですね。
重盛はなーんもそういう腹が読めない人ですから、成親に聞かれるままにベラベラしゃべって
いました。ううーん…。
成親は、重盛は明子の子だから一門の中には、時子の子である宗盛が棟梁となるべきだ
という人もいるだろう、しかし、清盛だって同じ立場だったし、それをねじ伏せてきたんだから、と言う。
言われてみれば確かにそうではあるんですが。
持ち上げられていい気持ちで重盛は酒を取ってくる、と場を外すのですが、成親は「小物が」
と吐き捨てた。
いやあんたも大概小物ですよ、成親さん。
さて滋子の方は部下と酒の席を設けてました。
院号もらったらしいけど、これ後白河が法皇になってなくてももらえるんですかね。
よくわからんけどまあいいや。
時忠も、わが妹ながら上り詰めたみたいなこと言ってるのはいいんですけど、えらいあんた
日に焼けたな。サーフィンでもしたんか?(ねぇよ)
こいつはこいつで宗盛に、忘れるな、滋子の姉がお前の母なんだ、お前もすごい地位について
当たり前なんだぞ、的なことを言ってます。
本当に一門にとって一番いらないの時忠だな…。
さて清盛は、宋の船を入れるための工事が意外にやっかいだと兎丸に言われて、やって
みないとわからん、いいからやれ、みたいな鼓舞を。
確かに「無理だからできない」と言ってたらいつまでもできないままですね。
兎丸も兎丸で、それでやる気になるからいいですね。
盛国はそんな清盛を見て感心しています。さすがやる気にさせるのがうまい、的な。
ただ、棟梁となった重盛も心配なようですが…。
清盛が彼を棟梁と据えたからには何か腹積もりがあるのでしょう。
んで伊豆の方では相変わらず頼朝がぐったり中。
政子に捕まった後も、「殺してくれ」とか言ってドン引きされて逃げられたっぽい。
チッこの時政子が願いを聞き入れていれば…!←歴史変わるゥゥゥ!
つーかお前、一月くらいほとんどセリフないな…。
頼朝の様子を見ていると政子、時政に見つかって帰るように言われて立ち去るんだけど、
時政が頼朝のとこにいくと、ひょいっと現れて様子見。
こいつがおとなしく帰るタマじゃなかったぁぁぁぁ!!!
福原から戻ってきた後白河、滋子に「そうだ、出家しよう」とか言ってます。
要するに、自分が出家することで仏法の頂点に立てば、山法師どもも自分らの言うことを
聞くに違いない、というわけです。
そういう、人の心に疎いというか、いきなりトップになって皆が言う事聞くと思ってるあたり、
この人は下に立つ人間のことを何もわかってないんだなぁ、と思いますね。
まあこのあたりも恐らく、清盛の計画のうちだったんでしょうけど。
しゃべってる最中に扉閉められたらいいのに。
「わしは出家して法皇となり、仏法の…まだしゃべってるんですけど。頼みますよー」
…ギャッツビーのCM見てないとわからないネタじゃねーかよ!!!
後白河、出家して法皇となったのですが、止せばいいのに、延暦寺とライバル関係にある
みたいな寺で出家してました。
代々帝が出家するというと延暦寺だったので、明雲は面子つぶされたも同然なわけです。
後白河は延暦寺をけん制する目的だったようだけど、これじゃ逆効果でしょ。
アホだなぁ…。
明雲はいつかこの仕返しをしてやる、と固く心に誓うのでありました。
お前らはもっと煩悩と切り離して生きられんのか。坊主のクセに…。
まさに天罰が下ったというか、その頃事件は起きます。
成親の領地で、彼の部下の藤原政友が、延暦寺の神人とトラブルをお越し、神人側に
死者が出てしまった。
つまりもう一触即発の状態になったわけです。
延暦寺側は政友と成親の処分を求めてきた。流罪にせよ、というわけですな。
ここで普通なら両方の話を聞いて毅然とした態度を取るべき後白河は、成親だけを
かばい、時忠に、神人をとらえるよう命じる。
彼は延暦寺をやり込めてやるぞってつもりだったんでしょうが、逆効果だよなぁ。
案の定強訴が起き、明雲らは、なんと高倉帝のおわす御所を占領した。
普通なら強訴の相手は後白河なので、彼はその話を聞いて怒り狂います。
しかし明雲にしてみれば、帝に言うのが当たり前だから、と涼しい顔。
つーか坊主、たいまつに照らされて頭まぶしいやろが!夜なのに太陽出てるぞ!(シッ)
清盛は話を聞いて大体の事情を理解します。
後白河のことも、野心をむき出しにしてるから反発食らうんだ、やりようが拙い、と批判。
お前も忠盛にあれやこれやよく言われてただろうが…。
重盛はおびえる成親に、絶対に流罪にはさせない、命令あれば山法師らを追い返します、と
言う。
あれだけバカにしてたクセにこういう時だけは頼る成親。
朝廷でも、とっとと追い返せー!という話が出てるのですが、神輿があるから、あれを
傷つけたらまずい、神罰が下る、と。
何かあれば都合よく持ち出す神輿に神が宿っててたまるか!神様はそんなやっすい存在
じゃねーんだよ!
というわけでどうすべーと堂々巡りですよ。
重盛のところに清盛のとこから戻った人が伝言を伝えるのですがそれは、山法師とは
絶対に事を構えるな、ということでした。
平家は比叡山と良好な関係を保つことが必要だ、だから何があっても兵を出すな、と。
重盛は驚きます。
親類関係にある成親の流罪がかかっているのだぞ、と。
清盛にしてみれば、流罪になったところで呼び戻す方法はいくらでもあるし、何より、
きちんとした裁きをしないで一方的に後白河が成親の味方をしたことを問題視してるので
あって、そこのところが重盛には説明してるヒマがない、理解できない、と思ったのかも
知れないですね。
平家がすべきは、平家の力なくして、後白河には何もできないということを知らしめること
である、そういうたくらみのようです。
後白河はイライラして、山法師を打ち払う命令を3回出したのですが結局重盛はこれに
従わず、最終的に後白河は、山法師の要求を受け入れることになりました。
で、明雲らは満足して帰って行きました。
帰宅した重盛が、経子に謝ってるのがなんか印象深かったですね。
兄である成親を流罪から救えなかった、的な。
でも彼女は労をねぎらっていて、良くできた人だなぁと思いました。
それからほどなくして後白河は、時忠を呼び出して、検非違使トップの座を解いて、出雲に
流罪にすると仰天の指示を。
いらっしゃい、神話博しまね!(時代が違うから!)
成親は流罪から呼び戻していました。
つまり、時忠の調べがいい加減だったからこのようなことが起きたのであって、成親は
悪くない、ということです。
それで今度は成親を検非違使トップにする、と。
完全に報復人事じゃねーか!
話を聞いた一同は、平家に対する威圧だろう、と言ってます。
時子は重盛に、後白河にとりなして欲しいと言うけれど、挙兵の命を聞かなかった自分には
無理だ、という重盛。
ええい…。
確かにそうなんだけど、清盛だったらそこをなんとかしちゃってましたけどね。
皆もその考えは同じだったようで、こうなったら清盛に頼むしか、という声が上がる。
話を聞いた清盛は、重森と頼盛を福原に呼び寄せます。
そうして、ありったけの兵を集めておけ、しかし絶対に動かすなと命じる。
強訴が起きても動かしてはならない、と。
重盛がもっと思慮深いというか、いろいろ考えをめぐらす人であったならば、なぜ清盛が
こういうことを考えたのか、あれこれ考えるのでしょうが、この人は「えっなんで、どういう
意味で」で止まってそうな気がする…。
さて平家に兵が集まっていると聞き、後白河はまたの強訴に備えているのだろう、と
いう感じですが、西光が、比叡山に加担するつもりなのでは、といらんことを言ってくる。
朝廷の基房らも、あの兵はどういうつもりだ、とザワザワ。
つか兼実さん、先週からこっち全然しゃべってないけど大丈夫ですか。しゃべってるのに
カットされてるとかそういうんじゃないですよね?
さて平家のところに後白河と、摂関家の二人がやってきました。
そんで、この兵は何事だ、もしや比叡山に加担するつもりではないだろうな、と言っていると、
そこに清盛登場ですよ。
タイミングを計ってやがったなこいつ。
これは何事だ、と尋ねる後白河。
これとは、と言う清盛。
後白河は兵のことだという。
もー、そこは「それだ」「どれです?」のボケを重ねんか!(いやこれ一応シリアスドラマなんで)
清盛は、比叡山に行く、と言います。
自分出家したんだから行くのは普通ですよ、的な。
後白河、何も言えずに帰って行きました。
つまり、予想なんですけど、後白河や摂関家の出方によっては強訴を追い返しもするし、比叡山
側にもつくよ、どうせお前らでは止められないだろうけどねという、清盛の牽制なのではないかと
思うのです。
だから後白河は何もできず帰るしかなかった。
そして清盛の力はますます世に知れ渡ることになった、と。
こののち後白河は時忠を呼び戻し、成親をクビにします。
成親には恨みが残ったらしいですが、元々自分がちゃんと領地のいさかいをおさめられなかったのが
原因であり、清盛を逆恨みするのは違うと思うんですけどねえ…。
こうして一連の出来事は一応落ち着きまして。
兼実が後白河のやってる政はアホのしてることだ、みたいな批判を。
つかセリフあった!よかったなぁ!
そして基房は弱点を見つけた、と言います。
なんてか平家結構弱点あるなおい!
清盛という光に照らされるほどに一門は影に飲みこまれていった。
そういうナレーションで今回は終わります。
なるほど、こうして一門の中から「僕は影だ」という幻のシックスマンが…。(バスケはしません!)
次回、「こ…こいつ、本当に殺した方がいいな…」