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平清盛 |
第45話(12/11/18)
今回のお話は、「老兵は死なず、ただ去りゆくのみ」という言葉は本当だったなぁ、と
実感させられた内容でした。
というか主人公なのにこの描かれ方はちょっと気の毒な気もする。
ま、驕る平家はなんとやらだったのは確かですからなぁ。
さて福原では帝の譲位はどうなっておる、と清盛がイライラしておりました。
攘夷がJOY☆!←今それ言える雰囲気じゃないだろ!
盛国はさすがにムチャな譲位は朝廷でも異を唱えるものが大く、なかなかすんなり
いかないようですと言う。
高倉帝が20歳、言仁が3歳だったので若いってのもあるでしょうが、誰の目にも
傀儡政権化するのが明らかだったからでしょうなぁ。
この頃朝廷ではほとんどが清盛のシンパになっていて、平家の棟梁となった宗盛も
高倉帝のとこにいって「譲位がJOYですよ」とせかしているのでありました。
てーかこいつが棟梁になってなかったらまだ滅亡しなかったかもなぁ、平家…。
てかもう皆「平家一門が全力で支えます」しか言ってないような気がする!
一方、以仁。
騒動ですっかり忘れておりましたが、この人もなんか追放されてて、所領を清盛に
取り上げられていたらしい。リアル、ひとしくんボッシュートじゃねーか!
私は何のために生まれてきたのだろうとか言ってます。
え、当て馬じゃないですかね。(コラコラ)
んで、えーへとお付きの……ババア…ゴフゴフッ……八条院とかいう人が、可哀想だから
何とかしてやってよ頼政、と頼政呼びつけて言うのでありました。
…あの…人選誤ってないですか…。
頼政は、清盛の慈悲で公卿になったんだし、自分には何の力もない、また、清盛に
逆らうなんてとてもとてもって感じでした。
つーか八条院、鵺退治の話とか持ち出してるけどそれいつの話だよ。
頼政、穏やかに暮らしてあの世で義朝に改めてこの首はねていただきます、と潔い
返事でした。まあ死んでるからね!もう首はねられたところで痛くもかゆくもないね!
てか八条院も下手に話を持ち掛けて、頼政が清盛に報告したら…とか思わんのか。
伊豆の方ではまたまた税金の取り立ての話が出ていて時政うんざりといった感じ。
政子らも話を聞いていて、自分達が贅沢をするために税を取り上げていてなんの意味も
ないと憤慨している。
んでその来た役人が、頼朝と政子結婚させたの間違いじゃね?みたいなこと言って帰って
いくのでありました。うわームカツク!
てか誰も怖がって意見しないからでしょうが、清盛がやってるのは白河がしてることと
なんら変わりありませんわな。
白河の世に腹を立てて壊す国作りをしたものが、いつの間にか同じ道をたどっている。
皮肉なものです。
そういうわけで立ち上がらなければと思った頼朝。
かっこよく弓矢をつがえています。
そして的に向かって………おい、横の木に当たって落ちたぞ。
おい、武者殿!
一番盛り上がる場面で外しやがったよ!
しかも政子に「もう少し足を開いた方が…」とか言われてるし!
また、奥州筆頭伊達政宗…もとい、奥州では、藤原秀衡のところに身を寄せた義経が
弁慶とともに腕を磨いておりました。
さすがはニノマエ!一気に弁慶の後ろに回り込んだぜ!
この頃秀衡は京に負けないくらい大きな街づくりをしていたようです。
こっちの方がよっぽど有意義じゃねーか!
で、昔なんとか将軍に任ぜられて、金とか財宝を提供させられたことがあってなーとか
義経に話すわけですよ。まあ清盛のことなんですけども。
でも、今回のように、小さな子を帝にして自分が政権を握ろうというのはまったく外道な振る
舞いである、と言う。
そうだそうだ!必殺仕事人の出番だ!(ムチャ言うな)
遅かれ早かれここにもやってくるかも知れない、その時には金を惜しまないから存分に
使って立ち向かって下さい、というわけです。
秀衡は義経の腕にほれぼれしたようですね。
そうして言仁は即位し、安徳帝になりました。
立った立った!
死亡フラグが立った!←
で。
えーと、高倉帝だっけ、安徳帝だったっけ、とにかく寺社の参詣を行うのに清盛は厳島に先に
参詣させよと言い出すのです。
今までの慣例では京の周りの寺社に参詣していたのですが、まあ要するにすべて自分の言いなりに
させようとしたわけですな。
盛国、朝廷では騒がれていますと諫言するのでありますが、清盛は文句を言うものは全員
クビにしろと聞き入れやしない。
ここまでくると本当に老害だなぁ。あまり言いたくないけど。
そのやりとりを庭で睨んでいる子がいたんですね。
兎丸の忘れ形見、小兎丸でした。
そりゃ父親があんなことされて、忘れたかのように傍若無人な振る舞いしてたら腹立つよなぁ。
朝廷では、帝の参詣先が厳島と発表されて、何人かとんでもないという奴がいたんですが、
長いものには巻かれろ的な兼実は、清盛が言ってんなら仕方ないなって感じでした。
ただ、比叡山の方は今まで自分らのところだったじゃん、ないがしろにされたって感じで、
仲が悪かった寺社同士が結託して、強訴をしようと計画してたんですね。
今まで良好な関係を築いていたのも、すべては後白河に対抗するためであり、その脅威が
なくなればどうでもいいって感じだったんだろうなぁ、清盛。
ちなみに後白河今回一切出番ありませんが、またマンダムのCMに出てたので大丈夫だと
思います。(コラ)
宗盛、坊主らの強訴の動きありと聞いてワタワタしてます。
他の兄弟のアドバイスを聞いてホッとしてる始末だし。
こんな風に一人では何も決められない人間が棟梁かぁ。
こりゃ平家の終わりも近いな、うん!
結局坊主どもは平家の兵に恐れをなして強訴はしなかったのですが、その分参詣が遅れて
清盛はイライラ。
盛国もとりなしますが全然聞き入れません。
もう盛国の意見も聞かなくなったら終わりのような気がする。
今回始終盛国が痛ましそうな顔で清盛を見ていて、可哀想だなぁと思いましたし。
というわけでわがまま放題している清盛のところに、白拍子2名が来てると言われる。
…いやいやいやいや!素性が知れないのに中通したらあきまへんやろ!
えーと祇王、祇女という美しい白拍子姉妹にすっかりうつつを抜かした清盛は、デレッデレ
ですよ。
よーし誰か時子さん呼んでこい!
頼朝の方は何とか頑張ってカンを取り戻してきているらしい。
政子は、かつて頼朝に髭切を授けた清盛が、今や武士の心を忘れているのは皮肉なもの
ですなぁ、と言うんだけど頼朝は、果たして忘れたのだろうか、そうは思えないという。
いやいやいや!
忘れてる!
めっちゃ忘れてるよ!
酒浸りで女と遊び暮らしてるもの!
頼朝は、これも通らねばならん道なのだろう、武士の国作りのために、とかっこよくキメてるん
ですが、背景が、色ごとにうつつ抜かしてる清盛なので全然説得力ないです!
気づいて清盛!
さすがの盛国も「ダメだこいつ…早く何とかしないと…」って顔してる!
一方宗盛の方でもこんな感じでした。
毎日宴を開いてやんややんやらしい。
それを聞きつけた時子が、これは何たるざまかと言いに来るのですが、宗盛は、清盛が
存分に宴を開けといったからこうしてる、とか言ってます。
おい清盛、ダメだこいつ!お前の話全然理解してな…清盛も話聞く状態じゃなかったぁぁぁ!
重盛はまだしも宗盛は、直接清盛が非常に苦労して今の地位を手に入れたことをきちんと
見てきていないから、生まれた時から財があって贅沢できて危機感がないためにこんなに
なってんじゃないですかね。
よくたたき上げの社長が二代目に会社譲るとあっという間に傾くケースがありますけども
(もちろん業績をさらに伸ばすとこもありますが)、ああいうのはおそらく、父親の苦労を見ずに
育って、自分でも簡単にできそうみたいな感じでやるからではないかと思います。
苦労は買ってでもさせよというのは先人の正しい教えですなぁ。
時子は、情けなやと言って去って行きます。
これが宗盛に届いたかどうか…。
そんな中で、宗盛の息子が小屋から何か見つけたといって持ってくる。
それは、忠正が宗盛が幼少時に作ってくれていた馬でした。
それを思い出してちょっとでも反省するのかと思いきやなんとこのバカ、頼政の息子の
とこにいって、彼が大事にしていた馬を無理やり取り上げてしまうんですよ。
自分を誰だと思ってる、的な。
長らく仕えてきてくれた人の息子に対してこの仕打ちは、さすがに棟梁でも許されない
ことでしょうよ。
息子は頼政に、このまま自分らも虐げられていかなければならないのかと漏らす。
まーそりゃあ考えも変わるでしょうなぁ。
清盛の方は相変わらず美女に出会ったサンジさんのような感じでありますが、時忠が来て、
帝の即位の儀が内裏でやることに決まりましたと報告。
で、清盛は帰り際このことは時子には言うなよと念押し。
時忠もわかっておりますって感じだったけど、帰る時真顔になったのを見ると、さすがの
こいつでもドン引き状態の様子。
盛国に、あれは弔いのように見える、重盛や兎丸その他亡くなった多くの人の、とか言って
ますけど、視聴者にはどう見ても女遊びが過ぎてるようにしか見えませんが!
そんな中、亡き義朝の弟である行家なる人物が八条院のところにやってきてまました。
源氏の魂はあちこちに潜んでいた、と言う八条院。
まあ散り散りに逃げたから生き残りはいるでしょうよ。
そんで八条院は以仁に、令旨を出せという。
源氏に向けて、平家打倒の令旨を出せ、と。
え、メール一斉送信でいいじゃん。(ダメだから!)
それはともかく、バレませんかね?
清盛の方はそんなこともしらんとまた遊んでいたのですが、そこにまた白拍子が目通りを
希望してやってきたという。
だからー!なんで素性確認しないで通しちゃうんだよ!
しかもいきなり踊り出したし!
皆ちょっとは清盛に対して控えるとかしようよ!
てか顔を隠してやってきたので最初、話を聞きつけた時子がとっちめるために来たかと
思ったのですが、そんなことはなかったようだ!
えー、以仁様、令旨を読み上げてるとこ申し訳ないのですが、清盛の女遊びがひどすぎて
気になって内容が頭に入ってきません!
頼朝、この以仁からの手紙を受け取りました。
…義経のとこには誰かいってんのかな?
えーと、清盛の前にあらわれた白拍子ですが、清盛いたく気に入った様子で自室に連れ去って
いました。
祇王さん、祇女さん、お疲れ様でした!
清盛の知らないところでいよいよ源氏は立ち上がっていました。
次回、「ニア…、メロ…、L…、何かゾクゾクしてきたよ」