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平清盛 |
第46話(12/11/25)
仮にも主役をこんな書き方するのってどうなんかなぁ…まあ仕方ないけど。
さて頼朝ですが、以仁の手紙を「これ一時の勢いに任せて書いただけじゃね?勝て
ないんじゃね?」と悩んでおります。
でも、頼政はすでに立ち上がっていると聞いてビックリ。
あの義朝の戦いのことをうっすら覚えていたらしい。
てか行家が、「頼政が平家に味方していたのはこの時のためだったのだよ!」みたいな
後から実は伏線でした宣言してるけど絶対違うような気がする。
ともあれ、ついに頼朝は戦う決意を固めたのでありました。
一方清盛は仏御前をそばにおいてイチャイチャしていて、祇王、祇女は「リア充爆発
しろ!」みたいな目でにらんでおりまして、もうここに自分の居場所はない、と立ち去ります。
小兎丸も、これが本当に父の目指した国と同じなのか、と思っている様子。
そりゃそうだろうなぁ。
その頃頼政は以仁のとこにいました。
以仁は、自分が帝になったら良い政をするぞ、と。
うん、大体皆そう言う!
そして権力を手にしたらサッパリ忘れて私欲に走った政をするもんだ。
と、いきなり清盛が上洛してきたという報告が入り、よもや計画がバレたかとあたふた。
頼政が内心ドキドキしながら清盛のところに行くと、なんか息子が病に伏せってたからその
見舞いに来たんだよーんって感じで拍子抜けでした。
頼政が裏切っているとは知らない清盛は、彼に福原への遷都計画があることを話します。
何ィ!せんとくんが福原のものになるだと!?(違います)
なんでこんなド田舎を、と聞く頼政に、清盛は海に近いからだと。
交易が便利だかららしい。
これこそが武士の世の要となるとか言ってるけど武士の世の要多すぎだろ!今までどんだけ
「これが武士の世の要」って言ったか思い返してみろ!
頼政にはやってもらうことが沢山ある、という清盛ですが、頼政はそれをどういう気持ちで聞いた
のでしょうか。
で、その息子を見舞った清盛ですが、「じゃ、帰るわ」とソワソワ。
時忠が、早く帰りたいワケがあるんでしょう、と仏御前のことを冷やかしててちょっと笑った。
盛国がすかさず「新しい都づくりのためです」とナイスフォロー。
フォロ国さん!(無理して言わなくていいから!)
この時息子が、横になっているとよくわかる、あわただしく馬が出入りしています、とお前は千里眼か!
みたいなことを言い出す。
不審に思った時忠が調べて、以仁が平家打倒の命令を源氏に出していたことが判明。
はやっ!
清盛は、それが本当だとしても返り討ちできるし、まず本当かどうか確かめろという。
ただそうしていたところへ、頼政が反旗を翻したという報告が入り、これにはさすがに清盛も驚いた
ようです。
まああれだけ恩があったのにという気持ちがあるでしょうが、宗盛と息子の一件を知らんからなぁ。
それをもし清盛が知っていたとしたら何とかフォローして、頼政が動くことはなかったかもしれません。
清盛は頼政を討ち取れと命じます。
で、源氏の方でも平家打倒計画が平家側にバレたと知り、以仁がアワアワ。
大将の器じゃねーなぁこいつ…。
八条院は、女に化けて逃げるのです!と提案。
なるほど、男の娘、と…。(年とりすぎだろ娘には)
頼政の方は以仁を逃がすために時間を稼いでいて、以仁はなんとか寺に逃げ込んできたんだけど
もう戦う前から死にそうな勢い!
以仁は頼政に、平家のところにずっといたら平穏な生活だっただろうにすまないと言います。
今更言うなよ…。
で、平家の追手に攻め込まれた頼政は、ずっと清盛はこの国の宝かそれとも災いか考えていた、
今分かったとか言うんだけど、結局どっちだったのか言わなかったよ!
まあ災いだったということなんでしょうけど…。
そういうわけで頼政はここで息子とともに命を絶ちました。
ちなみに逃げた以仁はその後討ち死にしたらしいです。
逃がしてもらった意味ねぇぇぇぇ!!!
そういうわけで以仁の乱はあっさり終了してしまいました。
ただこれで平家は勘違いしたんじゃないかと思います。
どんな者でも必ず抑え込める、みたいな。
頼朝の方は知らせを聞いて、ずっと心の中で何かが騒いでいたとか言ってますよ。
あれか、獣がどーたらこーたら。(それ高杉晋助)
一方清盛は、福原に都を移すとか言ってて、皆はさすがにムチャだべと。
建物自体全然できてないし、帝らが住まわれる場所すらないと。
清盛は自分の館に帝をお迎えする、とムチャなことを言い出します。
頼盛もさすがに、横へ横へ広がっていくのが清盛の目指した国作りだったはず、こんな強引な
ことをしていては、そんな世が来るとは思えないと批判。
しかし清盛はそれを聞き入れず。
10日以内には帝へ移ってもらうとか言ってます。
京に残るという奴は反逆者として処罰すると。
ムチャクチャですがな。
そういうわけで強引に高倉上皇、徳子、安徳天皇が福原へおいでになりました。
徳子はフォローしてるけど、高倉とかにしたらたまらんよなぁ。
もういっそ、あれもってこい、これがたらんと文句言いまくったらええねん。
また、時子の方は清盛のとこへは行かず、兎丸の奥さんとこにいました。
本妻がいたら側女を呼びにくかろうという配慮でした。
知ってたようですね。
なんかこの人も可哀想だなぁ。
頼朝は強引に清盛が遷都をしたと聞き驚きます。
京が荒れ野原になっていると。
京ってのは昔っから、帝のために、力を持った人があらゆる鉄壁の守りを敷いた国でも
ありますからなぁ。そういうのをしてない福原に帝をお移しすれば、都に災いが起きるのは
必至でしょう。
で、各地でも平家に対して小競り合いが起きているということで、頼朝は、清盛が目指した
武士の世とはいったいなんだったのか、平家だけがいい思いをする世か、といよいよ
立ち上がったのでした。
つーか今回、立ち上がる立ち上がるばっかりでいつなんだよって気がしなくもなかったの
ですが、ラストあたりでやっと本当に立ち上がってくれたのでホッとしたですよ。
立った立った!頼朝が立っ
その頃清盛は西行と会ってました。
いやー久しぶりですなぁ。
清盛は、高倉上皇が病で伏せっていると聞いて、方角が悪いのかもなとか言ってます。
だってここにはそういう守りがないもん…。
西行は、心労ではないのかとズバリ。
この人だからこそ言えることですなぁ。
人々も、心は京に置いたままではないのか、という西行ですが、何と清盛、無視して仏御前を
呼びつけましたよ。
ダメだこのジジイ。
本当に人の話聞く気がない。
しかも、立ち去ったと思ってた祇王と祇女を連れてきて、強引に舞わせるわけですよ。
仏御前を楽しませろ、とか言って。
もう周りドン引きですね。
西行は、昔清盛、義朝、自分で目指す道を話し合ったことがあったなと言う。
面白く生きたいと言って義朝に怒られたこと。
で、西行は俗世では美しく生きたいということがかなわないから出家したのだけれど、
あの時恐れていた世が到来し、その頂きにいるのが清盛だと非難する。
要するに白河の世と同じことになってると言いたかったんでしょう。
これが本当に面白く生きることなのか、と。
清盛は、誰にもわからんとかまた言ってますよ。
そこに頼盛がやってきて、高倉上皇が、えーと藤原基光ですっけ、政治の一切合財を
任せると言ったらしいと報告。
つまり清盛を無視してるわけです。
清盛は怒って、京に帰りたいというものは口にしただけで罪に問うとかもうどうしようもない
感じですよ。
仏御前もドン引き。
清盛、カッとなって仏御前を殺そうとするけれどもそこに、母が射殺されたことを思い出す。
で、ただならぬ様子に駆けつけた盛国がとりなして仏御前は死なずに済んだわけですが、
本当にどうしようもないな。
したらいきなり清盛、助けてくれとか言い出したし。
いきなりでなんかとりつかれてんのかと思ってビビッたわ!
何をしても暗闇ばかりで光が見えてこない、と言う清盛。
…もっと明かりを?(それゲーテじゃないですかね)
てか一旦リセットして京に戻り、民を大切にすればいいのに。
したら絶対変わるから。
と、そこに伝令が来まして頼朝が挙兵したとの知らせが。
清盛はあの剣を握りしめて泣き出します。
だから行動が脈絡なくてこぇぇっつの!
のちに頼盛が頼朝に語ったところによると、あの伝令によって清盛は救われたらしいです。
つまり、目指すものを見失ってどうしたらいいかわからなくなったところへ、頼朝という生きる
目標が出来た、みたいなもんですかる。
本当にどうしようもないなぁ。
次回、「Lの後継者か…。Lより酷い…」