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軍師官兵衛

第14話(14/04/06)

 山中鹿介出ましたぁぁぁあ!!思ってたより出番多くて嬉しい。
 まあこの後、運命がひっくり返るんですけども…。
 なので鹿介らのピークは今回の話です…。

 さて福原城が落ちたことで、播磨内において毛利についているのは、上月城だけに
なりました。
 官兵衛は力の旦那さん、景貞に直接会って、信長側につくよう進言する。
 でも力も一緒になって、会っただけでも妥協したんだから帰って、と言われてしまいました。
宇喜多んとこの使いがきたのもあって追い返される形でした。
 きっと、宇喜多はわざとやったんだろうなぁ。
 官兵衛に説得する時間を与えないために。

 官兵衛は秀吉に対し、自分が先鋒に立って上月城を落とす、とすごい剣幕です。
 お前なぁ、少しは落ち着けよ…。
 秀吉と半兵衛、どう思ったか知りませんが、任せると言いました。
 善助や太兵衛らも不満はあるようで、姉妹同士で敵味方に分かれて戦うことなど
したくない、といさかいが起きてます。
 気持ちはわかるがお前らがケンカしてもしょうがないだろ。

 その頃宇喜多直家は景貞に対し、お前官兵衛と義兄弟だったよな、と確認してる。
 嫌な予感しかしないなぁ…。
 しかも女はべらせてまるでやる気がない。

 そうして早朝、いよいよ戦が始まりました。
 上月と宇喜多の軍にやや苦戦している黒田の軍を見て、秀吉は官兵衛を助けろと
大慌て。
 しかしこの戦況を読んでいた半兵衛、助っ人を呼んでおりました。
 そうです!
 やってきましたよハムの人!(それCM!!)
 えーハムの人もとい、山中鹿介です。
 やったね!
 直家も読んでいたのか知りませんが、鹿がでよった、引き上げるぞと言ってパーッと
帰ってしまう。
 景貞は直家らが引き上げたと聞きあわてて自分達も引き上げます。
 
 秀吉は駆けつけてくれた山中鹿介とその主、尼子勝久を大いにほめます。
 まあこの人らは毛利憎しですからね。
 どれくらい憎いかというと、鬼灯の冷徹のからしちゃんの「おのれ狸」みたいな感じです。
 で、予定では到着は明日だったらしいのですが、彼等は半兵衛に言われて早めに
きたという。
 つまり半兵衛は、景貞らを助けたいと思うあまり結果を急ぐ官兵衛が、窮地に立たされるで
あろうことを読み切っていたということですね。
 その半兵衛は官兵衛が驚いた顔をするのにしれっとして、これで景貞らは籠城するしか
なくなりましたな、と先の展開を話し始める。
 んで山中鹿介は秀吉に、必ずや毛利を討ち滅ぼし、尼子家を再興しますと近い、秀吉も
再興の思い、しかと受け止めたというのでした。鹿だけにね!(だまらっしゃい)

 その夜官兵衛は鹿介が三日月に向かい「願わくば我に七難八苦を与えたまえ」と言って
いるのを目にします。
 これは別に鹿介がドMなわけではなく、その災難を乗り越えてみせますから尼子家
再興をかなえて下さい、という意味です。
 それで官兵衛は鹿介と酒を酌み交わしながら話を。
 …尼子勝久の存在が空気なんだけどあいつどこいった。
 
 んでここで尼子はもともと毛利より大きな、大大名だったという話が出ますが本当です。
スーパー謀将おじいちゃん尼子経久の時(勝久の曽祖父)には中国地方をおさめていた武将でして、
モトナリ・モーリは小さな一国の主にすぎなかった。
 まあ官兵衛みたいなもんです。
 そんである時「俺あんたの部下辞めるわ」つーて紆余曲折ありまして、尼子を滅ぼし、
中国地方の覇者となったと。(かなりざっくりやっております)
 実際に尼子の力が及んでいたのは今の島根県内あたりなんですが、当時一応中国地方では
でかい大名でした。
 でもって、その経久のひ孫、勝久の代で鹿介はお家再興すべく奮闘してるんだけど、ある時
元就の息子らにとらえられてしまった。
 その時に、腹が痛いんでって何度もトイレいって、その警備の隙をついてトイレにボットン。
何とか逃げ出してきました。
 えー皆さん信じられないでしょうが実話です。
 そこまで彼が尼子に思い入れていたのは彼が尼子の一族だったからです。本来当主と
なることもできたんですが、勝久がいたので彼をたてることにしたと。
 で。
 その、一度は鹿介をとらえていながらトイレにドボンされた毛利さんとこの元春君は、
やっぱあんとき殺しとくベきやったんやー!と悔しがる。
 でも皆は、宇喜多がこのまま引きさがるわけないんじゃね?ちょっと様子みようべ、って
感じでした。

 鹿介は官兵衛に、毛利に勝つための策が欲しいと言いますが、官兵衛はそんなの急に
ふられても思いつかないし…と。
 自分のことを買い被りすぎだというんですね。
 確かに上月・宇喜多軍に勝ったのは、半兵衛が見越して鹿介らを呼び寄せてくれて
いたからだもんね。
 官兵衛、つい焦りが出たといい、こんな恥をさらしたのは初陣の時以来だと。
 えっ…いやあなたちょいちょいやらかしてますよ!?
 その一世一代のうっかりを毎回毎回やらかしてますけど!?
 
 ともあれ鹿介は、自省というのはなかなかできない、あなたは将来とてつもない戦上手に
なるでしょう、とでっかい死亡フラグをたてるのでありました。
 その時まで生き残ってればな、とか言って笑ってたけど、まさか自分が先になるとは…。

 宇喜多の動きがないことに秀吉も半兵衛も、何をたくらんでいるのか読めずにいた。
 その頃上月城ではとんでもないことが起きておりました。
 そして7日後。
 事態は急変します。
 景貞のとこの家老がなんと、景貞の首をもって「降伏するから助けてほしい」と言いに来たのです。
 衝撃を受ける官兵衛。
 首を確認して間違いない、と言ってたけどどんな気持ちだっただろうなあ…。
 そして彼はあることに気づき、上月城に急ぐ。
 ここでなんか戦闘になってたけど、こいつらはまだ籠城を続けてる、降伏反対派の人達
なんですかね?
 そんで官兵衛は自害しようとしていた力や娘らを助け、「生きよ!」と叫ぶ。
 生きていくことが残った者の義務であると。
 確かにその方がいいだろうなぁ。
 景貞は無念の最期だったわけだけれども生きていたら必ず、自分は切腹しても力らは
助けて欲しいといっただろうから。

 光のところへ身を寄せた力は、地獄を見た、信じていた者に裏切られたという。
 ただこの乱世ではそういうのは普通にあったと思いますね、どうしても。
 だからこそ皆が皆、世を平定しようと思ってたんでしょう。
 
 さて播磨の平定が一応済んだと言うことになりまして、秀吉はこの上月城を尼子勝久に
与え、治めるようにいいます。
 …こんな毛利と隣同士のとこにせんでも…福原城やれよ。(ダメです)
 鹿介は大変に喜びます。
 そんで秀吉は信長のとこへ播磨平定の報告に行く、と言います。

 尼子一族の十勇士どこいったよ。あれ経久の時代でしたっけ。
(真田十勇士と同じように尼子にもいるのですが、メンバー10名以上おります…。まるで
どこぞのアイドルグループ48のようだ!)
 
 その頃信長は荒木に茶出してましたけど、上月城の話をしている。
 家臣が主の首とって降伏してきたんだってさ、どうせお前も裏切るよね、みたいな。
 なんですか信長さん、先に歴史の本読んできたような発言はやめて下さい!←
 荒木、ムキになって否定してるけど、それこそ信長の思うつぼというか、手のひらで転がされ
てるんだろうなぁ。
 んで信長は、主の首をかくようなやつは信じられない、上月の家臣は全員殺せと
命じる。
 ま、そらそうなりますわなぁ…。

 小寺は、信長が降伏してきた上月の家臣殺したんだってー、こわいねーと話をしている。
 左京進に、やっぱ俺ら信長についておいてよかったな、みたいな。
 毛利につくことをしつこく言ってきた左京進にしたら、公開処刑に等しい辱めですわな。
 そうして話をしていたら、お紺が倒れました。
 胸押さえて倒れたけどデスノートに名前でもかかれたのか!?
(文庫版発売おめでとうございまーす。←今言うことじゃない)

 官兵衛はその頃、宇喜多の城にやってきてました。
 直家が呼んだらしいです。
 つーか官兵衛、嫌いだからイライラするのはわかるけど、ウロウロ動き回らないでくれ。
鬱陶しい。
 ハエタタキで叩くぞ。
 直家は、上月城の開城早すぎると思わなかった?あれ俺の仕業だから、と言う。
 家臣に景貞の首取って秀吉に届けたら絶対皆助けてもらえっから、みたいなことを
言ったらしい。
 でも直家が、そんなことをすれば信長が「裏切る奴は信用しない」と言って全員殺すよう
命じるのを読めてなかったとは思えず、すべては計算づくの上で煽ったのではないかと
思うのですよ。
 もちろん、そんなことに心動かされる家臣も心が弱いなとは思いますけどね。
 ずっとついてきた家臣なのに、最後まで景貞を信じてついていけなかった弱さがある。
 官兵衛は、なんで景貞自身に降伏を進めなかったというけど直家は涼しい顔で、毛利と
同盟組んでる景貞に降伏を進めたら、自分が毛利ににらまれっしとか言ってます。
 腹立つなぁこいつマジで。
 直家は、信長にも毛利にもつかないし、あと上月の開城俺の手柄だからよろしく
伝えといて、と言います。
 やなこった。

 つーか誰か、90年代のトレンディドラマのVTRお持ちして!
 直家さん宅で延々上映したげて!
(それ中の人のダメージになりますやん)

 話を聞いた光も、そんなこととても力には言えない、と怒っています。
 そうだよなぁ、義とか仁を大事にする武士とかからしたら、直家の生き方は到底受け入れ
られないだろうなぁ。
 ちなみに、その一方で鹿介の生き方は武士たるものこうありたい、みたいな感じで
明治時代の教科書とかにも取り上げられています。(確か)
 光は官兵衛に改めて、一日も早く乱世を終わらせて欲しいと頼みます。

 えー信長の方はなんか三河にいってくる、ついでに家康にもあってくるわ、と出かける
支度をしていました。
 お濃が、秀吉には会わないのか、と言うと、あれには茶道具をやると。
 そんでほめる言葉も、言わなくてもわかるという信長。
 これ何のことかと思ってたら。

 秀吉、もらった箱をあけて「ゲッ」とか言ってる。
 おねが「げっ?」って聞き返していてめちゃくちゃ笑いました。
 この茶釜は、乙御前の茶釜といって、信長が大切に使っていた茶器であり、それを
秀吉にくれたということは大変な栄誉であるということです。
 だから信長は言葉はいらない、と言ってたわけですか。
 秀吉ならこれがどれだけすごいことかわざわざ言わなくてもわかるはずだ、みたいな。
 なるほどねぇ。
 そんでおがんでるわけですが、長政はどれだけの価値があるかわからない、ときょとん。
 いいなあこのギャグパート。
 前半が重たかったからねえ。
 秀吉、自分にも価値はわからんという。
 ただ、大切なのは信長にもらったということだと。
 自分は勝家や丹羽と肩を並べる武将として認められたということだと。

 まあそういうことですね。
 誰が作ったからすごい茶器、ではなくて、誰が持っているから価値がある、みたいな
感じであるわけですし。

 力は出家して景貞の菩提を弔うことになりました。
 娘二人は光が育てるみたいです。

 さあこれから播磨はどうなっていくのでしょうか。


 次回
 嘘つきに与えられる刑罰は、少なくとも彼が人から信じられなくなるということではない。
 むしろ、彼が誰をも信じられなくなるということである。
 byバーナード・ショー



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