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軍師官兵衛

第15話(14/04/13)

 1578年元旦。
 信長は茶会を催していました。
 正月くらいは休むもんだっただろうがこの時代。
 まあ、この男に常識は通用しませんけども。
 そこには秀吉も招かれていて、周りから、信長の茶器もらったそうだな、と嫌みを
チクチク言われてました。
 秀吉がすごいなと思うのは、そのスルースキルと、信長をたてる部下力とでもいい
ましょうか、そういうとこですね。
 で、秀吉は播磨を平定したのはあくまでも信長のおかげだという。
 それで秀吉は毛利との戦いには自分の力では足りない、信長直々に出てきて
ほしいと頼むんですね。
 したら信忠か、父の手を煩わせるまでもない、自分が行くと。
 そうだそうだ!今信長はヘルニアやっちゃってて動けないんだぞ!(それ中の人や)
 荒木は今本願寺と和睦を結ぼうとしているらしいです。
 本願寺が出てきたら毛利との戦いに邪魔になると考えた信長は和睦を急がせ、
毛利攻めには自分が出ると宣言する。

 ところでOPで気づいたんだけど、大河ドラマなんだから文字くらい縦書きにしましょうよ。
 そぐわねーよ…。

 さて。
 おねは秀吉から話を聞いていて、大事なところを信長に任せるのは、秀吉の出世を
ねたむ連中が多いことから信長を立てたんですね、とちゃんと見抜いていた。
 さらに茶会のあと信長は、播磨を秀吉にやると言われたけど、秀吉自身は直接
支配とかするつもりはなくて、播磨の大名連中の好きにさせておくと。それがいいで
しょうねぇ。
 
 そんな中、長政の具足始の義が行われました。
 まんま5月人形さね。
 それを見てきた善助と太兵衛が官兵衛に報告していて、それを官兵衛と光はとても
喜ぶんだけど、太兵衛が秀吉の子供を「悪童」って言ってて笑った。
 …なんて言うと思ったか、バァカ!(それゲジ眉の方の悪童や!←黒子のバスケ)
 ただ、長政も一緒になってやんちゃしてたらしく、それを聞いた官兵衛父が、わんぱく
なのは官兵衛に似たか、いや光かって何気にひどいこと言ってた。

 そこに左京進がやってきたのですが、力をたぶらかしたお前を許さんとか言って
彼女の二人の娘を自分らで引き取るというんですね。
 でも官兵衛は、力は自分を信じて託してくれたのだからそんなことはできない、と
拒否する。
 左京進は、景貞が殺されたのもお前がたぶらかしたからだとか思いこんでて、話
聞かないわけですよ。
 頭から官兵衛が関わってるというのがあるから何言っても聞かないでしょうね、この人。
 死ぬ間際にならないと理解しない人だと思うよ。
 ほっといたら。
 まあ、義兄弟だからほっとくわけにもいかんのでしょうが…。
 官兵衛に足りないのはこういう時の冷酷心だよなぁ。
 冷たくなれっていうんじゃなくて、どうにもダメだと思ったらある程度ほっといて、被害が
広がらないようにするくらいの頭脳が足りないというか。
 半兵衛だったらそういうの絶対やったと思うんですね。
 
 その頃、櫛橋の家には毛利の連中が出入りしていました。
 あの坊主ですわ。
 官兵衛父は、もし左京進が毛利に寝返るなら、小寺を説き伏せるはず、と言い、官兵衛は
小寺と話すと言う。
 つーかさ、そのパターンを向こうも読んでるから別のとこと手を組んでるかも、くらいは
見抜いて…っていうのは今の官兵衛の経験値では無理か。
 もうすぐ、毛利攻めの評定が開かれるので、今播磨の足並みが乱れていてはまずい、
というわけです。
 そうしたら光も行くと言い出した。
 お紺の様子が気になるからって。
 
 小寺も官兵衛に、左京進が散々悪口言ってたよ、と伝えてくる。
 面倒くさいなぁ。
 でも自分はそんなことは耳かさないよエッヘンって感じだけど、お前過去に何度も
毛利につこうとしてたやん…。
 男の嫉妬見苦しいとか言ってるけど自分もやってたし。
 過去を都合よく忘れられるなんてうらやましいですね!

 お紺は光に対して、自分は斎の人質の件で助けてもらった恩があるから、絶対に
小寺を毛利につかせるようなことはしない、と約束してくれます。
 つーかあれだ、左京進を杉下右京さんに替えたらどうですかね。左がダメなら右で。(はい?)
 
 本願寺では荒木が顕如相手にここを立ち退いてくれと言ってたけど無理でした。
 前にも信長は和議を結んでおいて、帰ろうとする坊主どもを切り殺したことがあるから、
今回もそのようなことになる可能性がある、と皆信長を信じないらしい。
 そらそうでしょうな。
 つーてももう飢え死にしそうな感じになってるのにねぇ…。
 
 さて三木城では、官兵衛が半兵衛とともに訪れて長治に、今度こそ評定にはちゃんと
来て下さいねと言ってるんだけど、毛利につきたい派の賀相の様子がおかしい。
 ニヨニヨしながら、目が覚めた、信長についていくことで決定しました、とか言ってる。
 官兵衛はバ…空気読めないから、そりゃよかったハハハって感じだけど、半兵衛は
全然信じてない感じでしたね。
 一方上月城では、鹿介が勝久とともに「ここは毛利攻めの最前線だから離れられ
ない、評定にはいけないな」という伏線をばらまいておりました。

 さて、荒れている荒木。(シャレじゃないよ)
 なんせ本願寺と和議をしてはどうかと言ったのは自分なので、それが出来なかったら
どういうおとがめを受けるか、と心配しているのでした。
 気持ちはわかる。
 でも報告したらあっさりと受け入れられたって感じでした。
 信長としては変に言い訳されるより、こういう風にサクッと言ったから良かったのかも
知れない。
 何でもかんでも聞き入れない人じゃないしなぁ。
 まあ一応、立ち退かなければ滅ぼすまで、いずれあの地は手に入れるって言ってました
けどね。
 その後荒木には、秀吉のとこにいって毛利攻めに加われと命が下る。
 秀吉の下につけと言ったことで周りはザワザワ。
 周りとしては秀吉なんぞの下にはつきたくない、というわけでしょうが、命拾いした
ことを思えばなあと思うんだけどねぇ。
 ザワザワしてるので蘭丸かな、これ。控えよって言ったのは。
 この後彼出てく時歩き方変だったけど、足しびれたんですか?

 さて毛利攻めの評定が開かれたのですが、長治がやはり来ていない。
 官兵衛が気にしていると、賀相が名代としてきたという。
 で、秀吉が陣立てを決めるとか言ってたら賀相が自分に考えがある、と言い出したん
だけど、これがまあ、イモがどうたらメシがどうたらどうでもいい話をグダグダと言っていて
秀吉が三成に「あいつ何言ってんの?」って言ってたのめっちゃ笑いました。
 ただこれは賀相による作戦で、秀吉がしびれをきらして、「もういいから。こっちで
作戦考えっから」と言わせるのが目的だった。
 …家康がきてたらずーっと黙って聞いてただろうな…。
 ともあれそうしたら皆がしめたとばかりに、「何も考えずに従えということか」「田舎者と
馬鹿にするのか」と騒ぎだした。
 いや秀吉だって百姓から苦労して今の地位に上り詰めた人ですけど。
 指図に従ってほしい、と言うとまたワイワイ騒ぐんですよ。
 いちいち皆立ち上がるのドリフかよ。
 半兵衛が何か言えたらよかったんだけど、彼はまた咳き込んでいたのでそれどころ
ではなかった。

 秀吉は、織田につくというのはそういうことだよって言うけど、左京進が、すべて言いなりに
なれということか、やはりあの話はまことだった、毛利を倒したら播磨は秀吉の支配下に
置かれるんだよお前ら、みたいに騒ぎはじめました。
 おーい誰か、左京進さんに鎮静剤って書いてあるこんぼうお持ちしてー!
 秀吉は播磨の好きにさせると言ってたんだけど、こりゃ都合のいい発言だけ抜き出して
おりますなぁ。よくある手だわ。
 で、もう手が付けられなくなってほとんどの人が、毛利につく、と出て行ってしまうわけです。
 小寺は官兵衛の味方をするから、ではほかの者を味方につけてしまえばいい、と左京進は
考えたんでしょうね。
 毛利は安心だとか言ってるけど、一度毛利につこうとしていたのを信長について、そして
また寝返ってきたやつなんぞ、慎重な毛利が信用するわけねーわ。馬鹿なのかお前らは。

 秀吉は、信長とのやりとりを左京進が知っていたことについて、自分は確かに播磨を
やると言われたけどその気はないと言った、話が漏れたのは恐らく毛利の手の者だ、と
気付きました。
 
 その頃左京進や別所長治はあの、安国寺と会っておりました。
 やはり手引きしたのはこいつかぁ。
 戦いになれば毛利は兵を出してくれますな、と賀相言ってるけど、出すわけないじゃん。

 毛利のほうでは、別所は播磨で一番大きい大名だから、あそこが寝返れば皆毛利に
つくでしょう、と義昭に報告中。
 そうしたら信長なんかこわくないと言われて義昭有頂天ですよ。
 
 その頃小寺は左京進が裏切ったと聞いてめっちゃビビりまくり。
 しかも自分は櫛橋の縁者だから疑われるのでは、と官兵衛父に、秀吉へ謀反の
気持ちはないと伝えてほしい、と言ってます。
 えーい落ち着け。

 この後官兵衛は左京進のとこにいって考え直してくれって言うけど無理でした。
 そらそうだ。
 馬鹿かおめーは。
 いい加減にしなさいよ。
 てか左京進が、お前の口車にはのらん!と言ったら官兵衛が安国寺の口車には
のっとるやないけと突っ込んでてめっちゃ笑った。
 空気読めないクセに突っ込みはするんだな!
 安国寺は、信長は力はあるかも知れないけど、あれ長くもたないんじゃね、3年の
うちには滅びるでしょうよと言ってました。
 わあ、まるで歴史書を見てきたかのような予言だね!

 そういうわけで今度こそ身内が敵味方に分かれての戦が始まりそうです。
 次あう時は戦場だと言って去る左京進。
 ここお前の城じゃないんか?どこ行くんだ?


 次回
 壁にぶつかった人は、幸せだ。壁までたどり着けない人が、大勢いるんだ
 by中谷彰宏



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