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軍師官兵衛

第17話(14/04/27)

 皆、今まで山中鹿介を応援ありがとう!
 鹿介は皆の心の中で生き続けます!(やめなさい)

 1578年6月。
 上月城では、援軍が来るのを信じて、食料がなくなった後でも籠城を続けて
おりました。
 もう悲惨な状態でした。
 秀吉の方も必死に信長へ嘆願するも、受け入れられず。
 上月はもういらんという信長へ、今ここを見捨てたら、播磨で信長の信用がなくなると
言うけれども、大事なのは毛利を落とすことだ、上月はもういらん、と信長は言い放つので
ありました。
 彼は彼で最善の選択をしたのだろうけども、厳しいですわなぁ。
 せめてこの時大友氏らが毛利を西から脅かしてくれてたらなぁと思ったけどこの時
島津の4兄弟とやらかしてたんだっけか。しかも負ける。
 うーむ。

 官兵衛は信長が兵を出してくれないと知り大変なショックを受けます。
 利用するだけ利用して捨てるのか、と怒るけど、蜂須賀らは秀吉の悔しさを知っているから、
皆わかってるといさめる。
 納得いかないからこそ、叱られるの覚悟で戦場抜け出して信長のとこにいったんだもんなぁ。
 それでここを引き上げるのでと亀井に、鹿介へ伝えてくれと命令します。
 もう万策はつきた、毛利に降伏せよと。
 で、官兵衛もこっそりついてくる。
 善助らに命じてわざと火のついた台車を突っ込ませ、騒いでる間に上月城へ入るという
作戦らしい。
 …出る時はどうすんだ?(シッ)

 中は本当にひどいありさまで、それでも官兵衛はしっかりと秀吉の言葉を伝えます。
 官兵衛はたまらず勝久と鹿介に逃げようというけれど、彼等はこの兵を置いてはいけないと
言う。
 優しい人らですなぁ。
 鹿介は、来世で会えたらその時は思う存分飲み明かしましょうぞ、と官兵衛に約束するのでした。
 ありがとうハムの人!(ハム言うな)
 今回官兵衛がついてきて良かったなぁ。前回が今生の別れになってしまうとこだった。

 毛利の陣でも、秀吉が陣を引いたという話は伝わってきて、上月を見捨てたか、織田軍は
播磨での信用も捨てたのだ、と高笑い。
 元春うぜぇ…。
 官兵衛はなすすべもなく片付けを見てるんだけど、荒木は使い捨てか…とすっかり荒んで
おりました。
 
 切腹する前に勝久は鹿介に、お前のおかげで尼子再興という大きな夢を見ることが出来たと
お礼を言ってます。
 ここのシーン泣いたですよ。
 なんか本当にさみしいなぁと。
 鹿介は、自分遅れて行くから、ちょっと元春とか隆景やってくっからと言うけど勝久は、
あいつらもずるがしこいからそれくらいは計算に入れてる、お前は生きよと申し渡します。
 それが自分の最期の命令だと。
 そうして7月5日、上月城は開城しました。
 家臣は許されて毛利家に所属することになります。
 ところが、毛利が黙って鹿介を野放しにしておくはずがなかった。
 鹿介は移動の途中で毛利の兵に襲われ命を落としました。
 こうして尼子再興の夢は完全に絶たれたのでありました。
 まあ最後鹿介の首に元春が合掌してたから許してやる……わけねぇだろバァカ!
(黒バスの花宮か)
 ま、この後毛利は秀吉と和睦することになるわけだけど、家康の天下になった後も
恨みは忘れず虎視眈々と機会を狙い、結局明治維新という形でひっくり返して天下取るん
だからどんだけしつこいのって話ですよ。
 モトナリ・モーリからしてしつこかったからなあ。

 本当はこれ、信長も出陣する予定だったのです。
 ところが信長の領土で洪水が起こり、出陣どころではなくなってしまった。
 もし洪水がなければ信長、鹿介を助けてくれたかなぁ…。

 さて、上月が落城したことで、播磨が揺らいでまいりました。
 官兵衛父は小寺の動きを探れとおじに言い渡します。
 確かになぁ。
 こうなると。
 小寺は家臣にそそのかされかけてたけど、すんででとどまって「いかんいかん、てい!」って
言ってたのは笑った。
 お紺にも、怒鳴りつけてやったぞーとか言ってますがお前危なかったやん。

 書写山では、半兵衛が病からちょっとだけ回復してました。
 半兵衛はここは心が安らぐ、仏門に入りたくなるとか言ってた。
 で、鹿介が殺されたのはどう思ってると官兵衛に聞く。
 官兵衛は、援軍が来ると信じて籠城を続けた味方を見捨てるのはひどい、と激おこです。
 しかしそれを半兵衛は、目がくらんでいるときっぱり。
 あれか、「おどる宝石はまぶしい光を放った!」「官兵衛の目がくらんだ!」(多分違う)
 信長の決断は正しい、ほかに策はなかった、だからこそそれを秀吉も受け入れたのだ、と
半兵衛は説明。
 我々軍師の役目は、最良の作戦を実行すること、嫌われ、憎まれ、命を落としてもそれが
軍師なのだと。
 情で動いて命を落としたら、それこそ勝久も鹿介も浮かばれない、と半兵衛は言います。
 今やれることをするのが使命だと。
 まあそうは言ってもいきなり割り切れないのが官兵衛でしょうが…。
 この後どうせそれを身をもって経験することになるし。

 官兵衛はこのあと、密書をばら撒いて毛利をかく乱する作戦に出ます。
 太兵衛が、死を覚悟して戦えば生き延びることもできるが、生きようとすれば死ぬことになる
みたいなのを言っててどこで学んだんだと思いました。
 彼は彼なりに勉強してんでしょうね。
 孫子の言葉を言った時も井上に「トイレで読んだん?」とか言われてて笑ったし。
 MOCO'sキッチンで読んだにきまってるだろうが!(違う)

 さて会議では、織田信忠が、左京進のいる志方城も落とすよーんという話をしているのですが。
 仙千代という、信長の小姓であり今は頼もしい右腕の役割もしているやつが荒木に
「お前こないだの戦で、降伏してきた藤太夫助けたよね」とか問い詰めてる。
 荒木は、降伏してきたんだから受け入れるのは当たり前と説明。
 もしそれで藤太夫を殺していたら、残った兵が死の物狂いで反抗して来てこちらにも
被害を出していただろうと。
 それで皆は、いいんじゃねーの、藤太夫の首はねときゃ面目も立つしとか言ってるん
だけど荒木は、え、藤太夫逃げたけど?と。
 いやいやいやいや…。
 志方城に逃げ込んだらしいです。
 秀吉は、志方城すぐ落とせば問題ない、とナイスフォローするのですが、仙千代は、
これ信長に報告すっから、と。
 結果的に志方城落とせばいいわけだから黙っててやれよ。
 ミッチー(石田三成)ばりに融通きかんなー…。

 明智光秀は荒木を励ますのですが、荒木は信長を非常に恐れていました。
 尼子を見捨てたんだから自分もやばい、所詮信用されてない外様だし、と。
 光秀は自分も10年つかえてる程度だけど、働いたら認めてくれる、大きな手柄を
あげてなければこれからあげればよいとこちらもナイスフォローです。
 ああなるほど、こういうことがあったから光秀は信長に反抗したんだ、という良い
伏線だなと思いますね。
 
 一方毛利の方でも順調とは行かなくて、官兵衛の作戦でいろいろ内輪もめみたいな
感じになってるらしいけど、今謀反が起きたらやべぇぞという話になっている。
 しかも宇喜多直家がどう動くかわからないと。
 したら直家が、病気治ったからとあいさつにきたんですな。
 元春はいっそここで直家を斬ってしまうかとヒソヒソ。
 いいんですかお二人さん。
 直家の特技は暗殺だぞ。
 直家自身、ちゃんとそれはわかってたようで、もしここで自分を斬ったら直ちに
毛利と戦いの準備に入るよう言い渡してきている、と宣言。
 そんなもんだから結局手も足も出ず直家は帰って行きました。
 こういうことがあったので元春は結局宇喜多家を信用できないと判断し、一旦
兵を引いて、官兵衛によって引っ掻き回された領内をまとめることにします。

 実はこの後直家は、「帰るんだったらうちの岡山城にも寄ってってよ」と元春と
隆景に声をかけていたんですが、警戒した二人はそのまま帰りました。
 直家実はここで二人を暗殺して、信長の配下に下るつもりだったようです。
 恐ろしいやつや…。

 そうして今度は志方城が取り残されることになった。
 毛利の援軍がこなくなった今、もう滅ぼされるしかないわけで、左京進は自害しました。
 
 黒田家では、左京進の子も引き取ったのでえらくにぎやかになってた。
 気を使ってる子供らに又兵衛が面白い事いって緊張を和らげていて、いい子に
育ったもんだなぁと。

 秀吉は官兵衛に、左京進を助けられなかったことで光はさぞ自分を恨んでいるだろう、
と話す。
 さらに官兵衛にも、上月城のことを言う。
 無言になる官兵衛。
 おい…何か言えよ…。
 秀吉は、乱世を終わらせ太平の世を作るため、これからも血が流れるし理不尽な
こともあるだろう、でも自分についてきて欲しいと言います。
 官兵衛はそれでもついていく、この覚悟に変わりは無いと伝えます。
 これがあったからこそ秀吉はずっと官兵衛を信用してくれたんでしょうねぇ。

 さてさて。
 仙千代が荒木のことを信長に報告しましたよー。
 そうして荒木のとこに、安土城に来いと呼び出しが。
 これは怖いな…。
 でもさ、切腹申し渡すとかあれだったら、使者にそれ言わせてたと思うんだよねぇ、信長。
 呼びつけるってことは本人から申し開きを聞きたい、みたいなとこがあったんじゃないかと。
 そこまで荒木が気付けていたらなぁ。
 もしくは諫言してくれる優秀な部下がいたら…。

 その頃小寺のとこではお紺が病で亡くなっていました。
 ああこれでやばくなったなぁ。
 お紺がいたから官兵衛を裏切らなかった部分もあったのに。
 彼女はそれを十分わかっていたようで小寺に、何かあったら官兵衛に頼れ、彼の
言うことを聞いておけば間違いないから、と言い残しました。
 お紺が亡くなったことを知った官兵衛父も、これはまずい、しっかりと小寺の動きに気を
つけろと指示。
 やばいですなぁ。

 
 次回
 人はいつだって、いろいろなものにさよならを言わなければならない
 byピーター・ビーグル



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