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軍師官兵衛 |
第20話(14/05/18)
せっかく20話というきりのいい回だというのに、主人公が牢に入れられているのが
こちらの大河です。
官兵衛の消息が途絶え、善助らは一旦、官兵衛父の指示を仰ぐために姫路城へ
戻ってきました。
皆がすぐ様子を探りに行きたいというのへ父は、ともかく今は焦って動いてはダメだ、
騒ぎ立てないことが大事だといさめるのでした。
さすがです。
久しぶりに出てきた義昭の方は、荒木が自分らについたということで上機嫌でした。
手紙かくぞーとかやってるけど、いいからお前は一月後のサッカーワールドカップでも
目指してろ。(これ蹴鞠ですから!)
さて信長の方は荒木討伐の陣をしいていたけれど、ここにも官兵衛が戻ってこない
という報告が入る。
家臣は、荒木とは親しいから官兵衛は裏切ったのだとか言ってるけど、秀吉はそれは
絶対にない、という。
確かに一度仕えると決めた相手にはずっと仕えて、その結果裏切られたのに気づかない
くらいのお馬鹿だからなぁ…。
長政を殺した方がいいという声も出ますが半兵衛が、今ここで長政を殺してしまえば、
黒田はそれこそ荒木の側についてしまう、ここはひとまず負かせて欲しい、と言うので
ありました。
信長も、人質はどうでもいい、まずは荒木だ、と言ってくれたのでセーフです。
官兵衛の方は牢屋で酷い扱いを受けていました。
ここが荒木はアホだと思うんですが、自分の味方になれというのであればまず、
きちっとした待遇をすべきですよ。
こんな扱いしてたらますます反感持つだけで、官兵衛を有能な相手、使えると思っている
のならなおさら、下にもおかない対応をすべきです。だから天下取れないんだよ。
だしは荒木に、自分が官兵衛に手紙を書いたと打ち明ける。
荒木に謀反を思いとどまって欲しかったから、と。
奥さんの方が正しいわなぁ。
荒木は、小寺にはもう官兵衛を殺したと伝えたので、信長にもそう伝える、とか
言ってる。
小寺の方はその手紙を受け取って喜んでますが、はたしてそう思い通りに進むかどうか…。
荒木は官兵衛のとこにいって、自分の味方になれというけど官兵衛は、毛利の水軍なぞ、
信長の鉄甲船にはかなわない、と逆に説得してくる始末。
まあいいんだけど話にならんなこいつら。
信長はその頃、オルガンチノを呼んで、なあ国内でキリスト教布教できてるの俺の
おかけだよね、右近をお前らちょっと説得してこいや、でないと国内のキリスト教徒どうなっても
しらんぞ、とものすごーく婉曲的な脅しをかけるのでありました。
※信長がこぼしまくったワインは後でスタッフがおいしくいただきました。(なんでや)
話を聞いた右近は考えさせて下さい、と答えます。
その頃だしは官兵衛に会ってるんだけど、さすがに官兵衛も今回のことで身に染みた
ようで、小寺の裏切りを見抜けなかった自分が悪かったのだ、と言ってます。
ただ、まだ諦めてないから、この城の位置と周りが分かる地図をくれと。
誰か官兵衛さんに、グーグルマップお持ちして!
黒田家にも小寺から使いがきて、官兵衛が荒木に殺されたという話に皆衝撃を受けます。
でも父は、嘘かも知れない、とうのみにするようなことはしなかった。
ゆらいではならない、そうすれば長政が殺されると。
この後すごいなと思ったのは、官兵衛父の言葉です。
もしかしたら荒木は官兵衛を人質に、黒田家へ寝返るように言ってくるかもしれない。
しかし何があっても黒田家は毛利にはつかない、いざと言う時がきたら自分は官兵衛を
捨て、長政を生かす、と。
すごい決意だなと思いました。
まあその頃長政はそんなことになってるとはまったく知らなかったんですが。
おねの様子が変だったから多分、彼女には官兵衛が死んだという話は伝わったのだと思います。
秀吉は信じてないでしょうが、おねは信じたのかなぁ。
黒田家の臣下にも衝撃が走っていて、太兵衛が、官兵衛はもう死んでいるという家臣と
乱闘になるんだけど、もともと彼らは小寺から来てる奴らだったので、早く帰りたいみたいな
気持ちがあるようです。
官兵衛父は彼らを小寺のところに返した。
まあそれはそれでしょうがないですわな。
んでもって又兵衛も、自分のおじが小寺につくといってるからにはここにはいられない、と
いって出ていくのでした。
馬鹿だな。
それぞれが敵味方に分かれても、どちらかが生き残れば家存続させていけるのに…。
真田とかそうしたのに。
まあ、又兵衛自身も本意じゃないわけですから、家の影で泣いてて、光がいつでも
戻って来なさい、と声かけてあげてました。
又兵衛も空気読めない官兵衛のせいで大変だなぁ…。
えー右近は白装束で信長のところに現れてまして。
信長は刀を抜いて彼の首で寸止めして、今までの右近は死んだ、これからはワシに
仕えよとか言ってた。
伊達政宗も似たようなことを秀吉にやってたけど、これパクったのかな…いや別に
いいんだけども。
この場に秀吉がいたことを考えると、政宗がそうやって現れた時「しょうがねぇなあいつは」
みたいな気持ちになったかもですね。信長が許したのだから自分も許さないと、的な。
これは推測ですが。
さて右近父は荒木に、自分の息子は道を誤った、裏切って申し訳ないと謝ってたけど、
元々荒木自体信長を裏切ったんだから、そりゃ自分を裏切る人に文句言う権利ないだろうよ。
善助らは官兵衛父に頼みこんで、潜入捜査をしたいとか言ってました。
まあ彼らのことだからうまくいくとは思うのですが。
その頃、荒木をそそのかした張本人の中川は、右近が信長についたので自分もとばかりに
裏切って信長のところに行くという、とんでもないことやらかしやがった。
卑怯くせぇ。
信長、てっきり殺すかと思ったら褒美をやってるし…。うーん。
こういうのは何度でも裏切りそうな気がするんだけど。
松永久秀で裏切りに耐性ついたかな、信長。(でも荒木には激怒してましたが)
ともあれ、この中川の報告で彼らは、官兵衛がまだ生きてとらわれていることを知るのでした。
秀吉も半兵衛のところにいって、官兵衛が生きていたと大喜びで報告する。
で、官兵衛を味方につけようとしているから早く助けてやらないと、と案じます。
善助らの方は、荒木の城の城下町に潜入成功。
さてどうなることやら。
まだ助け出す事は出来ないと思うんだけども。
その頃官兵衛は仮病を使って門番を引き寄せ、これを気絶させてだしの手引きの元、
脱出しようとするのですが、それは荒木に読まれてた。
裏切られてばっかりだからカンがするどくなってんな荒木。
それで官兵衛は土牢に連れて行かれます。
岡田さんご本人もドン引きするくらいセットが真に迫ってて気持ち悪かったらしいですよ。
んで荒木はお前までワシを裏切るのか、とだしに怒鳴ったけど、これを殺すようなことは
しませんでした。
まあ人裏切っといて、自分は裏切られないなんてないからなぁ。
土牢で官兵衛は、だしらが歌う讃美歌を聞いていたけど、これがのちに彼をキリスト教に
傾倒させていくきっかけになるのかも知れませんね。
次回
世の中に 思ひあれども 子をこふる 思ひにまさる 思ひなき哉
by紀貫之
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