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軍師官兵衛 |
第21話(14/05/25)
今回は、これぞ軍師という半兵衛の活躍が見られて本当に嬉しかったです。
やっぱヅラはこうでないとな!(ヅラじゃない、桂だ!あっ違った石田彰だ!「何言ってんだヅラァ!」)
なんか今回久しぶりにあらすじ入りましたね。
てか前回も思ったけど、荒木が斬りかかるのをパッと避ける官兵衛、アクションすげぇわー。
さすが岡田さん。
軍師の動きじゃねぇよとかいう突っ込みはさておき。
さて城下町に忍び込んだ善助ら、あの御子の人らを店主にして、商いを営んで情報
収集しているようです。
で、官兵衛がどうやら牢に入れられている、まだ生きていると調べてきた。
さすが。
でも今の季節は冬なので、皆官兵衛の身を案じています。
ほんとこうしてみるとひどいですなぁ…。
官兵衛父の方も、信長の総攻めが始まったということで、この騒ぎに乗じて何とか官兵衛を
助け出せればと願っていました。
で、この総攻めですが、仙千代が指揮を執ってた。
あっダメだこの人、蘭丸呼んでこい!(いや仙千代だって腕が立つし、まだ蘭丸出てないから!)
官兵衛は四方から銃声がするのを聞きつけ、四方から攻めるのではだめだ、一点にまとまって
一点突破の方法でなければ勝てないと考えている。
まあ荒木だって相当の準備はしてるだろうしなあ。
案の定、信長のもとには苦戦の様子が伝えられ、信長めっちゃ怒ってる。
仙千代の方は、一部守りが薄いとこがあるみたいなことを言われて、そこに攻め入るのですが。
そこには敵が待ち受けていた。
あれぇ…なんかこれ、上月城の戦いで官兵衛がやったの見た事ある…。
この話聞いててまんま荒木がパクったんじゃないのか。
いやこの手の騙し合いは結構あるけどさぁ。
なんでそのまま乗り込んでいっちゃうんだか…。
こうして仙千代は戦死。
その知らせが入ると信長は、これは荒木ではなく、官兵衛がやったんだとか言い出しました。
お前ちょっと考えろや…。
秀吉は、官兵衛が裏切るはずは絶対にないというけども聞く耳持たず。
信長は、長政の首をはねよと命じる。
秀吉が困っていると、スッと半兵衛が、自分がやりますと言った。
もし信長が落ち着いていた状態であれば、こいつが言い出すのは何かあるな、と読めも
したでしょうが、今はそれどころじゃないから全然気づかなかったっぽいですね。
荒木の方は信長の兵を退けたということで大喜び。
毛利の軍も年明けは来る、とめっちゃ喜んでいます。
どうにもならんなぁ。
さて善助らのところでは、井上がもうこれ以上は待てない、自分は荒木のとこに士官して
忍び込んでくる、と言い出していた。
そこにお道が帰ってきて、官兵衛は本丸の土牢にいると言う。
勝利して大騒ぎしている荒木の兵士の間に潜り込んで、よっぱらって話をしているのを聞いて
きたらしいです。
善助は、そんな危険なことをって言うけど、案外女の方が怪しまれなくて良かったんじゃないかな。
で、ますます気がせく一同ですが、善助は、ここで下手に動いて正体がしれたら救い出すどころ
ではない、と言う。
でも井上は、自分のやり方でやる、と出て行ってしまうんですね。
いつもはクールな井上があれだけ怒ってたのは珍しいですね。
ひょうひょうとしてものを言う人が熱くなったら失敗するってのが漫画では定石ですが、まあ
井上なら何とかなるでしょう。
私この井上のキャラ好きなんですよねぇ。
漫画で言ったらどのキャラだろう。黒バスの氷室みたいな感じかなぁ。
(キャラに例えるなっていう方おられたらすみません)
こういう、普段はクールだけど動く時は動く、でもちょっとムキになっちゃうとこもある、みたいな
人は見てていいなぁって思うんですよね。
さて。
半兵衛はおねのとこに来てました。
おねも官兵衛のことは聞いていたでしょうし、情勢も知っているから当然、半兵衛が何をしに
きたかは薄々わかってるんじゃないかなと思います。
半兵衛はきっぱりと、信長の命により、長政の首をはねにきたと言いました。
んで官兵衛の方は荒木から、信長やっぱヒデェよ、お前んとこの息子、首はねられたってよ
という話を聞く。
今までの官兵衛ならすんなり信じていたでしょうが、土牢の中でレベルアップした(おい)官兵衛は
それも自分を裏切らせようとするための策だろう、と信じない。
嘘ではないという荒木ですが、お前今までしてきたこと考えたらお前が言っても信じてもらえる
わけないだろうが。
特ダネすっぱ抜いても信じてもらえない東スポと同じだぞ。(ひどい)
えー黒田家に秀吉がきました。
こんな知らせをするのは本当にいやだろうなぁ。
足取りが重い。
秀吉、長政が成敗されたと知らせる。
ここのシーン、柴田さんの演技がめっちゃすごくてびっくりした。
セリフなしに感情の変化を演じてるなぁと思って。
秀吉は、信長は官兵衛が裏切ったと決めつけたのだ、それで長政を成敗せよと下知された、と
伝える。
どれだけ辛かっただろうなぁ。
あと光がすごい丁寧に話してて怖い。これは怖い。
光は、武家に生まれたからそういうのは覚悟していた、というけど、でも官兵衛が裏切るはずは
ない、長政を返してくれと秀吉に詰め寄る。
そらそうだよなぁ。
もしこれで官兵衛が助け出されて、本当に長政が殺されていたら、そこで改めて裏切られても
しょうがないと思うぞ、信長。
半兵衛という、有能な部下を持ったことに感謝すべきですよ。
上司の命令に背いてでもその時良かれと思った手段を選択する、責任は自分が取る、みたいな
強い意志をもって動ける人が部下にいると頼もしいです。
えーと話を戻しまして。
官兵衛父は秀吉に、最後の様子を聞かせて欲しい、見苦しくない最後だったか、と聞く。
すると秀吉は、そのように半兵衛から聞いているというんですね。
半兵衛に任せたと。
私の勝手な推測ですけど、官兵衛父この時点で「もしかしたら」という思いがあったのでは
ないでしょうか。
あの半兵衛が自分からそんなことを言い出すのはきっと何かがあるのでは、と。
まあそこまで考えてる余裕なかったかも知れないけど。
それで秀吉はこんな話の後で申し訳ないが、これまで通り織田に手を貸して欲しいと言う。
そしてこれから言うことはただの独り言だと。
秀吉は、今回の信長の命令は間違っていたと思う、官兵衛は絶対に裏切っていない、自分は
官兵衛を信じている、と言い出した。
官兵衛父も独り言を聴いて欲しいという。
跡継ぎを二人とも失ってしまった、長政は成敗され、官兵衛は敵に捕らわれていつ死ぬともしれない、
生きる望みを失いかけている、と。
…官兵衛の弟さんは黒子か何かですか?存在ものの見事に忘れさられてるんですけども。
秀吉は、すべては自分の力不足のせいである、でもどうか織田とともに歩むことが黒田家の
生きる道だから納得して、みたいなことを言います。
どうでもいいがSEがオナラみたいな感じだった。(おい)
有岡に潜入していた善助らも、長政が殺されたと知って呆然とする。
そらもう、本当に愕然としますわなぁ。
太兵衛は、長政の仇を討つ!というけれども善助は冷静に、誰を討つんだ、小寺か、毛利か、
それとも信長かといさめる。
そして、泣くのは官兵衛を救ってからだ、と言うんですね。
本当に善助という良い部下をもって良かったなぁ…。
官兵衛はまだ脱出を諦めていなかったんだけど、そこにまただしが来て、それで、自分が
手紙を出さなければ長政は死ななかった、申し訳ないって謝るんですね。
私これさぁ、ちょっとだしに腹が立ったな。
だしが罪悪感で言いに来てるのはわかるんですよ。
でも、長政は死んでいない、何としてでもここから脱出してみせると、生きる糧にしていた
官兵衛にとっては死刑宣告に等しいわけで。
自分が早く楽になりたいからそういうこと言っちゃうのはどうか、と思う。
もうちょっと考えろと。
さて年があけて正月。
荒木との戦いが済んでないので、武将の挨拶は省略。
信長とお濃が能を見てるんだけど、その後ろで信長の母親が、今年は武将いねーから
マジ静かーとか言ってて、信長がぷちぷちーって感じだった。お濃がハラハラしてたのは
ちょっと笑いました。
信長さんそういう時は「是非もなし」って言うんですよ!(どこの若本さんですか)
荒木の方は毛利から手紙が来て「ごっめーん、支度もう少しかかるわ。あと宇喜多直家が
マジウザくて何すっかわかんないからちょっと待って。テヘペロ」って内容で、援軍がこない
ことに対して焦りが出てました。
思い通りに行かないと途端に焦り出すのは荒木の悪いクセですなぁ。
紛れ込んでいた井上も、多分この情報をゲットしたと思います。
あれから官兵衛はまったく食べ物を口にせず、牢番が気にしてました。
前の奴と違ってこの人はちょっといい人なんですね。
実はこれものちのちの伏線だったりします。
おねが半兵衛の屋敷にやってきました。
薪割りしてたじいさんが耳の遠い人だったんだけど、口の堅そうな人選んでるのかなぁ。
まあともかく、そこに長政がいたんですね。
やはり半兵衛は長政を殺してはいなかった。
おねのところにやってきた時半兵衛は、長政は殺したということにして、自分がかくまうという
ようなことを言っていたのです。
ただし秀吉にも言うと、事が発覚した時に信長の命令に背いたことになってしまう。
秀吉は何も知らなかった、自分が勝手にしたということにすれば、自分はもう労咳で
余命いくばくもないのだから問題ない、ということらしいです。
本当に策士ですなぁ。
戦国BASARAの秀吉と半兵衛はそういうシナリオじゃなかったからあれだけど、あの二人で
こういう展開を見てみたかった気もします。
官兵衛の子をかくまってフフッとか言ってるヅラ…もとい、半兵衛を。
おねは長政に、きっと官兵衛は生きている、と声をかけるのでありました。
そして官兵衛父は、おねからの書状を受け取ります。
先に見たんでしょうね、いそいそと光のところに持ってきた。
光は長政を失ったショックで寝込んでいました。
手紙には、どうかこの扇を絆として織田に仕えて下さい、とあり、その扇には青々と
茂る松の絵が。
光は、こんなもの今更寄越してというけれど官兵衛父は、これは長政は生きている、
青々と茂る松は松寿の松である、と言うんですね。
そうでなければわざわざこんなものを送ってくる必要がないし、誰かに読まれてはまずい
からこのようにしたのだろう、と。
確かに、今の時点でハッキリ書状にして信長にバレたらまずいもんな。
ただ、この先も光は長政を失って悲しんでいるフリはした方がいいような…。
あんまり元気だとやばいからね。
それで官兵衛父は改めて、黒田家は織田につくと宣言し、光も承知するのでした。
確かにここまでされたらねえ。
長政が生きていることを知らない官兵衛は死にかかっていて、そこに母親の幻を見ます。
一瞬だけの出演お疲れ様です!←
実はだしが懸命の手当てをしてくれていたのでした。
それで官兵衛は何とか生き延びようと粥を口にします。
そうして季節は変わり、花が咲く時期になりました。
牢屋に入る光の角度が変わってたから間違いない!
さあ、次回いよいよ事が動きます。
今回長政は半兵衛がかくまったことになっていましたが、実際は半兵衛の腹心の部下のところに
女装してかくまわれていたようです。
この部下が、えーと斉藤道三のバカ息子に半兵衛がついていた時に、城乗っ取った時の部下だ
そうで。それならば信用もできますな。
そうして、秀吉が、半兵衛がやると言った時に止めなかったのも、薄々は、半兵衛が自ら首を
撥ねるというようなことはない、これはきっと何かがあるはずだと気づいていたのではないのかな、と
思います。
また、これでは出て来ませんでしたが、半兵衛は水死した子供を探してきてその首を信長に、
長政の首だと言って届けたそうです。そこまでしないと信用しないだろう、って考えてのことで
しょうな。
この時代だから斬首から首届けるまでに一月くらいかかっても普通だろうし。そうなったら
腐りますから、信長だって長政の顔知ってるわけじゃないし、まあ間違ってないだろう、と納得
するでしょう。
そして半兵衛は実際は、本当は誰にも告げずにたった一人、部下に長政を預けて秘密を守り通し
この世を去ったのだそうです。ドラマの展開は多分盛り上げるためだと思いますよ。
半兵衛が長政を殺したと恨み真髄だった黒田家では、彼が死に、官兵衛が助け出されてのち、
長政が半兵衛の策により生きていたことをどう思ったでしょうか。
処刑を命じた信長は、どんな思いで半兵衛が自分の下知に背いたのか、考えてくれたのだろうかと、
そういうことが気になります。(流石に後味悪かったらしく、背いたことをとがめることはしませんでした。)
この後黒田家は、恩に報いるためとして半兵衛の家紋に変えています。
つーても半兵衛の家紋も餅をモチーフにしたものなんですけどね。…餅だけに。(オイ)
これは、ある戦の最中に半兵衛、餅を後でたべよって思って懐に入れてたんですな。
そこに矢を射かけられて、たまたま餅に刺さって命拾いしたことから、餅を家紋にしました。
また半兵衛の兜は長政に受け継がれます。
早逝するには惜しい軍師でした。ってかまあ今週じゃなくて来週で死ぬんだけども。←
次回
死者にたいする最高の手向けは、悲しみではなく感謝だ
byレーントン・ワイルダー
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