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軍師官兵衛

第3話(14/01/19)

 おたつが官兵衛の姉とか言っててビックリしたんだけどそーいや官兵衛自体がまだ
10代設定だっけ。無理があるなぁ…。
 まあ主役早く出さなきゃってのがあるんでしょうけど、2話くらいは駆け足で若い世代を
やってもいいのに。

 さてさて。
 浦上家では婚礼が行われていたのですが、赤松が攻めてきたと大慌て。 
 婚礼の日にまさかこないだろう、という油断だなあこれは。
 敵は待ってくれやしないんだし。
 つーかさ、おたつがさ、物置に隠れたんだけど、例えば戸をあけっぱなしにして中の
ものを乱雑に出して荒らされたように見せかけるとかできないのかね。心理的にはそう
なってれば中に人はいないと考えるもんだけど。
 あとここから秘密の抜け道とかないんか…。
 
 そういうわけで官兵衛が駆けつけた時には全員皆殺しにされており、おたつも官兵衛の
腕のなかで息を引き取ったのでした。
 ちなみに駆けつけて来た時官兵衛は頭に血がのぼっていて、一人でウロウロするのは
危険だから援軍を待とうという武兵衛の言葉まったく聞きませんでした。
 敵兵が残っていたらどうするつもりだったんだ。このドラマ3話で打ち切りになるとこだぞ。
 っていうかずいぶんと敵もあっさり引き上げたもんだなおい。占拠せんのか。
 ま、小寺と浦上の同盟に対する嫌がらせの意味の方がでかかったんだろうなぁ…。

 そういうわけで官兵衛父が、自分らも駆けつけたが間に合いませんでした、と小寺に
報告中。
 浦和との盟約が裏目に出たという者もあれば、そんなことせんでもどうせ浦上は襲われて
いたとかいう者も。
 ま、結局は早急な同盟はよくなかったのでは、ということで官兵衛の言うとおりではあったの
ですが、その官兵衛はもう頭に血が上りまくった状態だっから、「作戦名:ガンガンいこうぜ」って
感じです。
 このままやられっぱなしでほっとくのは恥、と。
 横で聞いてる左京進は、しらーって感じ。
 いきり立つ官兵衛を父はいさめました。

 まあ戦いの経験だとか、小寺みたいなのに仕えてきた経験からして父はわかってたんで
しょうね。こんな状態で戦争になるのがどれだけ危ういかということを。
 そんで黒田の家に帰ってきてみんな話をしているけど、官兵衛の叔父は父に悔しくないのか、
という。
 悔しいわけないだろうが。
 祖父がいさめてたけど、まあなかなか難しいところですね。
 官兵衛の方は左京進が本当の姉でなくて良かったなみたいなこと言ってて、馬乗りになって
殴ってた。これは左京進が悪いわ。
 大事な人を亡くした相手に対して言っていい言葉じゃないし。
 つーか本当にこいつもっと痛い目遭わないかな。
 官兵衛、森の中で怒りにまかせて草を斬りまくってたけど、おたつはダメで植物は斬りまくって
命を無駄にしていい理由を聞かせろコラ。
 やみくもに植物を傷つけるんじゃない!
 
 一方。
 ヅラじゃない竹中半兵衛だの方。
 有名な話ですけども、斎藤道三の息子、斎藤龍興があまりにもアレでアレなバカ殿状態
だったんで、一計を案じて稲葉城を乗っ取ったんですな。まあ半兵衛自身龍興の家臣である
斎藤飛騨守という男からしばしば嫌がらせを受けていたらしく、この乗っ取りに乗じて
こいつも殺しといたみたいです。
 そういうのはなんというか彼らしい。
「僕には…無駄な時間などないんだ」←それ戦国BASARAの半兵衛やないか!
 で、信長は半兵衛が稲葉城を乗っ取ったと聞いてすぐ使いを出せ、金やるからその城くれと
言え、と命じる。
 この後お濃さん出てきたけど、信長は(道三の)仇討ちなど下らん、と言ってて、これは
官兵衛と反対の考え方だなぁと思いました。
 いろいろ裏切られてきた彼らしいというか。
 この城の件ですが、半兵衛は龍興をいさめるためにやったことらしい。
 それで半兵衛が城くれるならそれでいいけど、断ってくるような、義を重んじる男だと
もっと面白いなぁ、とか言ってた。
 この時代に滅多にいないと。

 そのころ官兵衛も、半兵衛がたった17人で稲葉城を乗っ取ったという話を善助と武兵衛が
一生懸命話してくれているのですが、馬耳東風でした。
 つーか二人の会話がわざとらしくて笑える。
 彼らは彼らなりに一生懸命、官兵衛が興味引きそうな話をしようとしてんですね。

 んで官兵衛父は小寺から、赤松は鉄砲を使ったそうだ、もし討伐するなら自分らも鉄砲を
揃えた方がいいだろうなぁという話をされていて、その売買を任せると。
 父は官兵衛にやらせると言いました。
 あと囲碁は父の負け。わざとらしくなく負けるのは大変そうだなぁ。
 それだけ世渡りはうまいのでしょうが。

 さてその話を官兵衛にしたところ、鉄砲買いに大坂の堺までいかないといけないのかよ
みたいな。
 そんな彼を、仕事お前最近さぼってるだろと指摘し、一時の怒りや憤りで戦いを仕掛けては
ならない、死んだ者は生き返らないのだという孫子の教えを用いていさめる父。
 そして、今のお前は黒田家の恥だというのでありました。
 若いから仕方ないよなぁ。

 そんな官兵衛に祖父がやってきて、おたつは嫁に行く前にわざわざ訪ねてきて、実は官兵衛が
好きだったこと、この縁談の話を受けた時その思いは捨てた、胸のつかえがとれましたという
なんだかよくわかんないことを言ってきたらしいです。
 そして祖父は赤松を討つのはやめておけ、と言う。
 おたつがそんなことを望んでいると思うか、今のお前は怒りにまかせているだけだから負けると。
 官兵衛は、戦って命を落とすくらいなら本望、というのですが祖父はそんな彼を一喝した。
 命の使い方が分かってない、と。
 まあ…なんていうか、仇討ちしたとして、向こうも例えば婚礼の日にやられたりしたら、
それでまた仇討ちをしようということになる。
 結局復讐の連鎖になるってことですよね。
 祖父は、おたつが仇討ちを望むと思うか、お前はまだ世の中を知らん、己が何をなすべきか
世の中を見て考えろと諭すのでした。
 龍馬は諭す前に先に飛び出していったなぁ。ま、彼は前しか見てませんでしたが…。

 それから間もなく祖父は亡くなったらしいです。
 展開はぇぇぇぇ!!!
 野々村係長に全員敬礼ッ!
 つーかあの世でおたつと官兵衛のことをハラハラしながら見守ってそうですな。

 んなわけで官兵衛は武兵衛と善助とともに堺へ旅立つのですが。
 お前道端の、商人らがいて何聞いてるかわからんようなところで、大量の金もってること
大声で言うなよ。
 馬鹿かよ…。
 あと官兵衛は武兵衛にまんじゅうの支払い押し付けていくなよ。オメーが頼んだんだから
オメーが出してやれよ!やれやれだぜ!
 というわけで山の中で襲われた一同。
 みればかしらは饅頭を売ってた奴でした。
 要するに金もってる人間と踏んで襲ったと。
 この戦いのさなか、昼寝してた浪人がたまたま彼らを追い払ってくれたのです。
 彼の名は冷泉。レモンをかじって予言をするよ!(SPEC、SPEC!)
 えー、彼の名は荒木。のちに官兵衛を幽閉する人だよ!わぁ、ネタバレはやーい!
 彼は雨風をしのげるような場所に案内してくれただけでなく、堺の商人のとこに案内して
くれるんですね。
 いい人ですなあ。
 ただ、このあたりは先日足利義輝が殺されてから治安が悪くなっているらしいです。
 あの、刀を畳に刺して敵と戦い、刀がダメになったら次の刀をというので有名な、武闘派の
将軍です。信長に操られてた奴とはワケ違うよ!ってかこの人だったら信長も苦労しただろう
なぁ。
 で、その義輝を裏切ったのは松永久秀。あれだ、茶器抱えてドーン!て爆発する人。
 戦国BASARAではひろしの声でおなじみ、簡単に人を裏切るよ!
 えーとなんでしたっけ、魔王信長ドン引き発言だっけ。(それも戦国BASARAです)
 ともかく松永のせいでそれでこのあたりもいろいろ物騒なことになってんだっけ。

 街中を歩いていた時に、外国人を見て武兵衛がかけよっていって何かしてて、その後
善助にも何かしてたんだけど、これの意味はわからんかった。何したんですかね?
 そういうわけで鉄砲商人のところにたどり着いた官兵衛。
 世話になった荒木に旅行賃を渡してやると、荒木は大層喜び、今度会った時は自分は
城持ちになってるからな、とこの先の展開を全部バラして去っていったのでありました。
 鉄砲商人、今井の屋敷には珍しい物があって、3人ともあれこれ見てんだけど、今井が
きたらあわててサッと座るのはちょっと可愛かったです。
 で、鉄砲は売ってくれるらしい。
 今井は、信長が先日大量に買ってくれたという話をする。
 おい、そんな情報流していいのか。まあ知れ渡ってはいるだろうけど…。
 買い付けにきたのは秀吉なんだけど、その時に面白いことを言ってたらしいです。
 堺が戦の道具を売ることによって成り立っているのは因果なものだな、と。
 まあでも何か売らないと生きていけない時代だしねぇ…。

 ただ官兵衛は迷いが生じたのか知りませんが、その後屋敷を出てフラフラ歩いてて、
たまたま鐘がなっていた、教会のようなとこに入るんですね。
 そこにはルイス・フロイスという宣教師がいました。
 キリスト教の教えを説いているのだけど、汝の隣人を愛せよという有名な教えが出てくる。
 この教えに胸をうたれた官兵衛は、世界はなんと広いものだ、自分にはまだまだわからない
ことばかりだ、とさとりを開いたのでありました。
 てーか鉄砲買ったのかお前。

 私思ったのですが、官兵衛が言ってた、泣きながらおたつが死んでいったというの、
もしかして死に際に官兵衛と会えた幸せの涙だったのではないかと思うのです。
 悔しさとか無念とかではなくて。


 次回
 至上の処世術は、妥協することなく適応することである。
 byジンメル



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