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軍師官兵衛 |
第31話(14/08/03)
官兵衛中心だからしょうがないんだけども、割とあっさりと重要な場面終わったぞおい。
さて、1582年6月27日。
あの有名な清須会議が行われました。
要するに織田家の跡継ぎをどうするかって話です。
信長と長男が亡くなってしまいましたからなぁ。
順番からいけば次男がつぐんだけど、次男はアホ…ちょっと頼りないので飛ばして、
前回官兵衛が担ぎ出した、信孝が…となりそうなもんだけど、秀吉の考えはそうでは
なかった。
柴田勝家らは信孝を推すんですな。
三男だから当然、みたいな感じで。
勝家は信長の弔い合戦に出遅れたから、評定で何とか取り戻そうと必死でした。
三成は落ち着かない様子だったけど、官兵衛は策があるようで落ち着いたもの。
秀吉は腹が痛いフリをして抜けてきたという。
これ以上あの場に自分がいると、勝家がムキになってしまい、どうにもなんなくなる
からと抜けてきたわけですな。
うまいと思います。
そして秀吉が推したのは、長男信忠の息子、つまり信長の直系の孫にあたる三法師
でした。
まあいつの時代も、長男に子がいればそれが継承権持つのはありましたからなぁ。
幼ければ推薦した奴が後見人として政治を切り盛りできるからね。
で。
勝家はこれが面白くない。
ただ秀吉は、昔からの朋輩であるからというけれど官兵衛は、勝家は今や内なる
敵であるとはっきり言う。
確かに、手加減してたらこっちが攻め滅ぼされることになるでしょうな。
そういうわけで三法師が後継者に選ばれ、秀吉が後見人の座を手に入れる
ことになったのですが。
このあたりは、三谷さんが監督やってた「清須会議」をご覧ください。あれは非常に
分かりやすくて良いです。勝家の視点からですが。
(ただ多少のフィクションは当たり前だけどあります)
さて秀吉らは、長浜城を勝家にゆずり、姫路に移ってきました。
光はおねとの再会に大層喜びます。
この二人は仲良くやっていけそうで良かったですね。
と、そこに勝家が、信長の妹、お市と結婚したという情報が。
みんな…市のせい…。
これは勝家の敗北は決まりましたね!←
まあともかく、勝家はこれで信長の義理の弟という立場を手に入れたわけです。
権力者の身内の立場を手に入れたがるのは今も昔もかわらんですな。
でも官兵衛は、こそこそそんなことしなくても、どちらに大義があるかは明らかに
なるはずだ、と気にもせず。
ただ、勝家に入れ知恵された信孝は、官兵衛の申し出に対して預かっている
三法師を渡さないという手段に出た。
官兵衛らとしては、信長の葬儀を執り行うために、喪主として三法師がいるから、
ということなのだけど、それで渡したらもう返さない気だろう、と信孝は言うわけです。
当たり前じゃないかそんなのは!(コラ)
つーか信孝もこっちの味方になっておけばよかったのに。
まあ、前の戦いで担ぎ出されていい気になっていたら、跡目つげないって言われ
たんじゃ、反発するのもしょうがないけど。
大体あんな決断もできないで引きこもってるようじゃ、どうにもなりませんわ。
勝家も見る目ないのぅ。
ま、もし勝家が推さなかったら、ひょっとしたら秀吉が推してくれていたかも知れんけど。
そういうわけで三法師を渡してくれなかったので秀吉は、自分の養子であり信長の
四男である息子を喪主として、大きな、豪華な葬儀を執り行いました。
これで勝家らの面目丸つぶれといったところですな。
勝家は怒って、諸大名に自分の味方になるよう手紙を送るという。
足利義昭や毛利からは良い返事をもらっている、と。
この時代の大名は義昭やら秀吉やら勝家やら、いろんなところから手紙もらって
大変だな…ちょっとしたスパムメールじゃないか!
その頃秀吉は、茶室にジャンプして入ってきた。
おい、静かに入ってこい。茶室だぞ。
そこには利休や、中川(荒木に挙兵するよう言っといて自分が真っ先に荒木裏切って
信長に寝返ったずるい奴)らがいまして、利休は、ここにいるからには皆は秀吉の
味方ですな、と先にまとめてた。
いやいいんですけども!
この後官兵衛は利休に会い、自分には弟子がいるんだけど、その弟子が官兵衛の
ことを良く知ってるから一度会ってほしいなーと言われてました。
さて毛利が勝家と連絡を取っているということを知り、秀吉は、もし勝家とやりあってる
時に毛利きたらまずいな、と考えるのですが。
官兵衛があわててないから多分大丈夫っぽいな。
その頃毛利では、小早川が「兄さんなんで勝手に勝家の味方しちゃったの」と激おこ
でした。
元春は秀吉への恨みが強いからしょうがないだろうなあ。
元春、官兵衛だって騙して和議したじゃん、信用できないじゃん、と怒ってますが…。
まあ小早川がいる限り大丈夫そうだな。
官兵衛は蜂須賀小六とともに、義昭のもとへ。
多分釘を刺しにきたんだと思います。
秀吉の味方したら上洛さしてやんよ、そんかし妙な動きはするなよ、と告げる官兵衛。
もし勝家と通じているのであれば、京に戻ることはできないでしょう、と。
義昭は二つ返事で承諾し、二人に刀を土産として持たせました。
このあと官兵衛は、やり取りを小早川に伝えると小六に話す。
つまり、自分は義昭とこういう約束をしたから、毛利が勝家と組んで動くようなことが
あったら一緒に滅ぼされることになるよ、という意味でしょうね。
小早川も馬鹿じゃないからそのあたりのことはわかるでしょう。
領地安堵は約束されてるから動く理由もないし。
んで義昭。
会話中家臣があきれ顔してたので何かと思ったら、義昭は勝家に、味方すっからって
手紙出したばっかりらしい。
義昭は、両方に良い顔をしておいて、条件の良い方に乗ればいい、余の取り合いじゃ、と
ホクホク。
…いやどっちかっつーと多分…いてもいなくてもいいけどとりあえず、的な…。
官兵衛は利休の招きに応じて茶室にやってきた。
入り口が狭い事に驚く官兵衛。
まあ茶室ってこんなもんですからなぁ。
しかも中もせまいし。
まさに、ひざを突き合わせるとはこのことです。
で、その弟子はというと。
はい、もう皆さん薄々わかってると思いますが、荒木村重その人でした。
今はみちぐそ…じゃなくて、どうふん(道糞)と名乗ってるそうです。
道に落ちてるウ●コかよーって思ったらまさにそれ由来だった。
お前今お食事中の方もいらっしゃるんだぞコラ。
だしは死んだ、お前は何故見捨てた、という官兵衛の問いに答えない道糞。
利休が官兵衛たしなめてますが、だったら先にいっとけと。
こうなるにきまってるだろ。
で、官兵衛は茶に手を付けず出て行きました。
そらそうなりますわな。
こうなったすべての原因なわけだし。
閉じ込められたこともだけど、だしを見捨てた事や、半兵衛の死に際に間に合わなかった
のも腹立たしい、人生変えられたことが許せないでしょうね。
利休は、あの男の迷いを絶ってほしいという。
彼は二人の間に何があったのか知っているようでした。
そんなこと急に言われてもなぁ。
年が明けて1583年。
新年の祝賀が姫路城で行われておりました。
ここで光、糸を官兵衛に紹介するんだけども、これがなかなか気が強くて官兵衛を
閉口させる。
小六が、はねっかえりで困っておりますわって言ったら、光が、どっかで聞いたことが
ありますな、と笑うのはよかった。
ちょうど光と官兵衛もこんな感じでしたな。
んで糸、長政にお酒を注ぎに行くんだけど、長政は「おーどうもどうも」って感じなんですね。
あんな出会いだったのに長政、心広いなーと思ってたら。
「で、どこで会ったっけ」みたいな。
良かったなあお前、糸さんで。
るろうに剣心の巻町操だったらローリングソバット食らってるぞ。
(るろうに剣心 京都大火編 好評上映中!←なぜここで唐突に番宣入れてくるんだ)
小六の娘、と聞いて思い出したらしい長政。
しっかりして下さい殿。あなたそれでもシンケンレッドですか!(終わった、終わった)
周りはほほえましく見ていて、秀吉とかも冷やかしたりしてるみたいで。
光が小六に、糸には決まった人がいるのか、と聞くんですね。
官兵衛も言いたい事がわかったようで。
長政を呼んで、糸のことをどう思うって聞くんだけど、これがまた父親ばりに空気読めない
やつだから、「元気な人だと思う」とか答えてた。
皆笑ってて面白かったです。
そういうわけで二人はこの場で婚約をかわすことになります。
これはめでたいですなあ。
皆も喜んでて、嬉しそうで良かった。
さらに秀吉が、糸を自分の養女にしようと言い出した。
こうなれば、蜂須賀と黒田のつながりだけでなく、秀吉とのつながりもできるので、
より絆が強まるということらしいです。
で、誰かが太兵衛頼むとか言ったから、「え、MOCO'sキッチン始まるの!?」と思ったら
踊りが始まっただけだった。
あーびっくりした。
ちなみに皆酒すごい量のみ干してますが、この頃の日本酒はアルコール度数が高く
ないので、一升とか一斗飲んでも急性アル中でぶっ倒れたりすることはなかったと思います。
さらにさらに何のご縁か、今の清酒と言われる酒を造ったのは、かの山中鹿介ハッピー盛の
長男、幸元でありました。鹿介は死んだから遺児ってことになりますね。
これまた何の縁か、荒木村重の家臣のところに身を寄せて、武士をやめ、商人として働き
はじめ、その過程で清酒の製造に成功し、ここから一気に清酒が広まったとされています。
山中鹿介、尼子一族の再興はかないませんでしたが、はからずもこのような形でも歴史に
名が残るとは思わなかったでしょうな。
で、官兵衛は何か決心して道糞のとこに行くのですが。
あー面倒くさいから荒木って書きたいなぁ…まあいいや。
そうすると、右近がいた。
ここに移ってから右近があれこれ世話を焼いてくれる、自分を見捨てて逃げたから負い目を
感じているのだろう、と道糞は言うけど、お前に言われたくねーわって感じですな。
荒木は3年前、毛利を頼って安芸へ逃げ延びたそうです。
ところが、皆を見捨てて逃げた荒木に周囲の目は冷たかった。
そこで全国をさまよったけれども、死ねば信長に負けたことになると思い、生き続けたと。
こいつ意外と馬鹿だな…。(何を今さら)
そんで、信長が討たれたと聞き、自分は勝ったと思ったけど、いつ死んでもいいと思い始めたら
なかなか死ねなくなったと。そんで茶の道入って道糞となったと。
海にアイキャンフライしてこいよてめー。
つーか死ぬ気ないだろお前。
で、何が言いたいかと言うと、乱世が続くとわしのような者が生まれるっていう、完全に
責任転嫁の主張だったー!
官兵衛は乱世は終わらせる、といいましたが、道糞はそうは思わないと。
どうでもいいわハゲ。
秀吉だって天下を取れば変わっていくはずだって。
秀吉は現に織田家を乗っ取ろうとしている、そんな男の天下は恐ろしい天下だという
道糞。
だからお前は何がしたいんだよ。
全然反省してねーじゃねーか。
今更出てきてあーだこーだ言うなら、とっととこの世の未練を絶てよ。
てかここで利休が、あの男は信長が討たれたと聞いた時泣いたらしいって言ってたけど、
その時まだ髪の毛あったんですけど、こいつ剃髪したの割と最近だな…。
なんもかんも中途半端なやつだなー。
だから言うことも真実味がないんだよ。
さてそういうわけで、秀吉と勝家の戦いが始まりました。
なんつーか滝川との戦いはかなりあっさり終わりました。
で、勝家のとこには三成がきて、3人姉妹を引き取っていく。
えーと、茶々、お初、お江でしたっけ。
勝家とお市はここでおさらばえーですな。
秀吉は茶々を迎えて大層喜ぶんだけど、刃物で切られそうになってた。
浅井長政とお市の仇って言ってたけど、浅井長政討ったのは信長なんですが。
あーお市のことだから吹き込んでそうだなぁ…。
秀吉は、すべて官兵衛の言うとおりになった、本当にお前は恐ろしい男だな、と笑ってた
けど、そこは「官兵衛…恐ろしい子!」だろ!(ガラスの仮面じゃねーよ)
ともあれ、この茶々との出会いが、秀吉、官兵衛の運命を変えていくことになるのだ
そうです。
官兵衛関係あったかな…。
次回
あたかも良く過ごした一日が、安らかな眠りをもたらすように、
良く生きられた一生は、安らかな死をもたらす。
byレオナルド・ダ・ビンチ
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