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軍師官兵衛 |
第37話(14/09/14)
パカ…もとい若が出陣したと聞いて驚く官兵衛。
太兵衛は出陣しようとするけれど官兵衛に、これ以上兵を失う訳にはいかない、と
言われて思いとどまります。
待つしかない、と。
一方その頃長政は案の定待ち伏せに遭い、コテンパンにやられたところでして、
又兵衛の機転により何とか隠れてやりすごしたという感じでした。
つーか部下が体張って敵をとめてくれてるのに、それ助けにいこうとしてどうする。
馬鹿か。
馬鹿なのか。
挑発されると後先考えずに突っ走る性格は何とかならんのか…。
あと又兵衛の兜の前立てがどう見ても的なんですが大丈夫なのかこれは。
善助は、長政らが戻った時目印になるようにと灯りをともしたりして指示。
そこになんとか長政が帰ってきたのですが。
失策を心から詫びるのかと思いきや、「まあ負けたんだけどさ、今なら敵油断してるから、
攻めるなら今だべ」っていって官兵衛にどつかれた。
官兵衛が怒ったのは、長政がうかつな行動をして兵を失ったことではなくて、そうやって
大きな犠牲を出したのになおまた犠牲の出るようなことをしようとしてるから、ではないで
しょうか。
どんだけ学習能力ないんだ長政。
官兵衛は、どうしてお前が負けたのか考えろ、宇都宮を攻めるにはどうすべきか、お前が
策を立てろと激しく叱りました。
一方で糸は着物をつくろっていたんだけど、光が長政の無事を知らせにきたのへ、
ほっと安心しながらも「当たり前です」って強気なとこ見せてて面白かった。
一方宇都宮の方では、あの黒田を負かしてやった、みたいな感じでした。
すげぇな。
長政は策をずっと考えてるというか落ち込んでるんだけど、糸はそんな長政へ、
部下を失って悲しくても、それでも前を向くのが上に立つものの役目です、と叱咤する。
この奥さんで良かったなぁ。
官兵衛もまた、若い頃はいろいろやらかしたし、それでも前に進まなければいけない
辛さを経験してきてるから、長政がひねくれずに前を向くとしたら今回のことはいい
経験になるはずなんですがねぇ。
できるかどうかだな。
官兵衛が小早川や安国寺と話していると長政がやってきたので、官兵衛は彼に
策を話すよう勧める。
長政は、自分らが待ち伏せされていたあの道は、逆に宇都宮にとっての欠点でも
あると説明。
そこに付城を築いて宇都宮を兵糧攻めにし、その間に他の地侍をつぶして孤立させる、と。
小早川も良い策だとほめる。
まずは受け入れられたというところでしょうか。
ともあれ早くいさかいを鎮めないと、秀吉が結構怒ってるので、佐々に続いて黒田までも
おとがめを受けることになりかねないらしいです。
秀吉変わっちゃったなぁ…。
そういうわけで長政の策はうまくいきまして、宇都宮のもとを安国寺が訪ねる。
黒田の傘下に入れば家臣としてこの地にいることが出来る、というものでした。
宇都宮は怒るけど、それを突っぱねるなら伊予の国に行くしかないわけで。
官兵衛としても、宇都宮をこの地にとどまらせてあげるための、苦肉の策だったんでしょうね。
で。
宇都宮の息子の朝房だっけ、彼は官兵衛に仕えることになり、娘の鶴は光に仕える
ことになったのですが。
長政はジーッと宇都宮見てた。
もとはといえばお前のせいなんだけどわかってんのかなぁ、この馬鹿息子は…。
鶴が光のとこに挨拶に来るのだけど、彼女は当然、負けて仕方なく来たという意識が
強いから、ものすごいツンケンしてんですね。
でも光はまったく気にしなかった。
懐の広い人で良かったなぁ。
安国寺は秀吉に、一揆は収まって峠は越しました、と報告するも、まーたあの三成が、
峠を越したといっても安心できないし、もともと佐々の一揆は彼の強引な検地が原因だと
言い出した。
それはそうなんだけど、佐々にあの地をまかせても大丈夫かとか言い出して、お前が
言うなよって感じなんだけど。
秀吉も、佐々は国を治める器ではないから、おって沙汰を決めるとか言ってる。
なんつーか、天下統一されて武士がいらない世の中にはなりましたし、三成のように
政治が出来るやつも必要っちゃ必要です。
けれどもたった一人の意見を聞いてそれを参考に政をやっていたら、この三成のような
自分のいいように仕切るやつが出てくるから、こういうことをしてはならんのですよ。
だから関ヶ原で負けるんだよ…。
それはともかく、秀吉は、官兵衛ならちゃんと豊前治めてくれると思ったのに、と言ってる
わけですがそれへ利休が、お前が宇都宮に本領安堵っつったのに嘘ついたからだろうが、と
官兵衛をフォロー。
その、宇都宮と官兵衛が和睦したと安国寺に言われて秀吉はビックリする。
なんか不満そうだなぁ。
三成も渋い顔してるし。
さて月日が過ぎて善助ら3人は黒田の家老に昇格していました。
あと宇都宮にも優しく声をかける官兵衛。
なんとかまあ、和解で来て良かったですなあ。
長政は相変わらずしらーっとしてるけど。
で、中津城というところに官兵衛らは移動することになったのでまた引越し作業をしてるのですが、
その最中に鶴が椀を割ってしまう。
お福がしかりつけるんだけど、お道が「自分も皿をよく割って福に叱られた」とフォロー
するんですね。
したら周りの人らも「私もです」「私もです」って。
えーい「私もです」の連呼うるせぇぇぇぇ!!!あとお前ら割りすぎだ!!!!
まあ職場としては、こういう厳しい上司が上にいることによって下がまとまるから、これは
これで良い環境なんですけどね。
お福がお道に「聞こえてますよ」って言うの良かったわ。
宇都宮の方もこうしてここでまた桜を見られるとはな…これも黒田のおかげかも知れん、と
死亡フラグを立てることを怠りませんでした。
大坂城では利休がおねに、秀吉が自分の出自を、やんごとなき方が父親だと吹聴
して回っている、と知らせていた。
これは面倒なことになりますなぁ。
生まれがあれだから、すごいコンプレックスあるのはわかるんだけど、出自をそうやって
嘘つくのはどうなん、みたいな。
おねは笑い転げてるけど利休は至って真面目な顔で、今や秀吉の発言を否定する者は
誰もいない、という。
怖い話ですなぁ。
その頃官兵衛のとこには佐々がきていた。
三成が秀吉にあることないこと吹き込んでいるので、このままほっておいたら自分は
一揆の罪で切腹させられるから、秀吉に直接申し開きをしてくる、ということらしい。
官兵衛はやめた方がいい、かえって秀吉の怒りを買う、というけれども佐々は、一縷の
望みにかける、と一揆の時の助力にお礼をいって上京していきました。
秀吉と自分は30年来の仲だから聞き届けてくれる、と。
ところが尼崎にて三成が、秀吉めっちゃ怒ってるから。ここで謹慎しとけって言ってたわ、と
伝えてくる。
こうなると本当に秀吉が言ってるか、三成がまたいらんこと吹き込んで謹慎の言葉を
引き出したかわかりませんなぁ。
佐々は怒りますがもはや後の祭りってなわけで。
さらに秀吉は手紙を書いて、これを官兵衛に送れと三成に命じる。
なんか内容があれっぽいなぁ…。
で、肥後の一揆を沈めるために出陣していた官兵衛はそこでそれを読み大変に驚く。
内容は、宇都宮は逆らって一揆したんだからさ、宇都宮と朝房もろとも殺せというものでした。
官兵衛としてはうまく和解したのになんでって気持ちでしょうね。
ここで二人を殺してしまったら、また一揆になりかねない。
もっとも、秀吉か三成か、それとも両方かわかりませんが、彼等はそれにかこつけて、官兵衛をも
処分したかったのかも知れませんが。
もはや自分らの天下に官兵衛は必要ないとか思ってそう。
官兵衛は秀吉に話を聞きに行こうとするけれど、今動けば佐々の二の舞と、善助が
行くことを申し出ます。
会ってくれるのかなと思ったら、やっぱ官兵衛の部下だけあってちゃんと会ってくれた。
で、善助の申し出に対して秀吉は、官兵衛がうらやましい、良い家臣をもってる、と
告げる。
黒田の宝は家臣だと。
そんなもん、お前が三成の言う事だけ聞いて、きちんと自分にとって大事なことを言って
くれ時には処分を恐れず意見具申してくれる家臣をどんどん遠ざけたからだろうが。
自分で宝捨ててりゃ、どんなに欲しがったところで手に入るわけがない。
有名武将の家臣を片っ端から欲しがったそうですが、誰も秀吉のもとに行かなかったのは
そういうことでしょう。
イエスマンだけを周りに置く組織は必ずつぶれますよ。
秀吉は、官兵衛がいつまでも意地を張っていると、その大事な家臣が路頭に迷う
ことになると伝えよ、と言う。
…官兵衛が家康についたらどうするんだろう。
さて、豊前の方では、長政のとこに加藤清正とか福島正則らが訪れて、心配だから
立ち寄ったよん、とか余計なこと言いやがった。
宇都宮討てと言われたんだろ、佐々謹慎になってるけどさ、あれ命も危ないんじゃね、
みたいな。
このままだと官兵衛もやばいよ、とか言われたら、この馬鹿殿がソワソワしないわけがない。
官兵衛も善助からの報告を聞いて苦悩しています。
黒田が生き残る道はただ一つ、だと。
んで長政の方も黒田一成を呼びました。
えー…このドラマでは一切説明がありませんでしたが、この子があの、荒木の有岡城で
官兵衛が幽閉されていた時に、気にかけてくれた牢番の息子です。
わんことともに出てきた子ね。
牢番が世話をやいてくれたことに感謝した官兵衛は、その後この息子を召し抱え、養子に
して可愛がったそうです。
という一成を呼んで長政はあることを話す。
そうして宇都宮が呼ばれてやってきたんだけど。
家臣は別の部屋で待機、宇都宮は長政とその家臣がいる部屋へ。
どう考えてもおかしいですわな。
酒を飲みかわそうと思って、とか言われても、その酒を宇都宮についでる奴がボタボタ
こぼしてますし。
もっとうまくやれよ…。馬鹿過ぎるだろ。
こうして、長政の合図を元に彼らは一斉に宇都宮に切りかかり、だまし討ちという形で
彼を殺します。
あと、家臣も殺しました。
うーん…今回は長政の独断なのか?というのは分かりかねます。
官兵衛は今遠征中だから自分がどうにもできんということでやらせた可能性もあるし。
しかし宇都宮は可哀想だなぁと思いますね。
次回、どうなりますことやら。
次回
人は軽蔑されたと感じたときに最もよく怒る。だから自信のあるものはあまり怒らない。
by三木清
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