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軍師官兵衛 |
第41話(14/10/12)
この調子で行くと、関ヶ原が最後の山場になってその後はナレーションで終わる
感じですかねぇ。
まあいいけど。
さて家康が関東に転封されることになり、官兵衛が挨拶にやってきました。
官兵衛としては秀吉に文句言ってもいいのよみたいな感じだったのではないかと思いますが、
家康は関東で力を蓄えておく、と。
これがのちの江戸幕府につながるって知ってたら秀吉は転封絶対にしなかったでしょうな。
さて秀吉は明征服の野望をまだ持ってました。
おねがやってきて人払いをした上で官兵衛を連れてきました。
こうなったら秀吉もなんか言いたい事あるんだろうなってのはわかるわけで。
つーか庭にあった、ひょうたんを持った猿の金ぴか像は趣味悪いなぁ。
本当に秀吉はわびさび理解できないんだなと思いました。
おねは天下統一を改めて喜びます。
…あれ?
北条のその後のくだりとか、伊達政宗の件とか全然出てこないんですけど…いいですけど…。
官兵衛は、半兵衛が生きていたらさぞかし喜んだことでしょう、と言う。
もう11年も前か、という秀吉。
そうかぁ、半年くらい前の気がしてたけど気のせいかぁ。←
ここで秀吉は、北条の件はメンゴメンゴー、官兵衛の評判台無しにしちゃったテヘペロって
感じだけど官兵衛は、天下統一のためなら自分の評判なんか別にいいし、と答える。
ただしこれからは、天下統一したのだから秀吉が下す命令は皆が納得いくもので
なくてはならないと。
つまり、今はようやく皆が待ち望んだ世がきたのだから、わざわざ明に出兵するような
愚かな真似は控えよ、ということです。
兵も疲弊してますしね。
(「兵が疲弊…きたコレ!」「伊月、黙れ」)
普通に考えたら、HPは回復させてからボス戦にいくだろって話だけど、悲しいかな天下統一
して思い上がった秀吉にはわからんのでしょうね。
半兵衛が生きていたら同じことを言うでしょう、といった官兵衛に、半兵衛をだしにして
説教するつもりか、と怒るわけですよ。
官兵衛は、耳の痛い事を言うのが軍師の役目、それをするなというのなら自分は秀吉の
軍師は務まらないというけれども、それは自分が決めること、と引かない秀吉。
自分なきあとの鶴松を支える人間がどんどんいなくなるってのがわからんのでしょうなぁ。
まあ鶴松はあれにしてもその他の子とかさ。
そして秀吉の弟、秀長も病気で伏せっていて、彼は官兵衛に後を託します。
弟が健在だったらまたちょっと違っていたかもなぁ…。
さて鶴松の方ですが、茶々が戻ってきたのでおねは引き渡すんだけど、すごいドヤ顔で
受け取ってて、マグダリアだっけ、あれが皮肉言ってたけど、そこはお前余計なこと言うなって
感じだった。
秀吉は朝鮮国王との謁見の場に臨んでいました。
この時代あったっけなぁそんな国。
まあいいや。
小西が一席を設けたらしいんだけど、なんか顔色悪いぞお前。
トイレ我慢してんの?
その場にあらわれた秀吉は鶴松を抱きかかえて現れ、朝鮮国の使者を呆然とさせる。
しかもおしっこもらしただの大騒ぎだし。
こらあかんわ…。
で、秀吉は「明に攻め込むための道案内よろしくな!」って感じだったのですが。
三成も朝鮮国とか小西の様子がおかしいのに気づいた。
でも小西、三成には言わないんですね。
言えば即座に首が飛ぶと思ったからでしょうなぁ。
なぜ彼があんなにアワアワしていたのか理由がわかります。
彼は官兵衛のところに相談にきていて、実は彼らは天下統一のお祝いにきただけで、
明への道案内云々の話は知らない、もし朝鮮国へ兵を送ったらその場で朝鮮国との
戦争になってしまう、というわけです。
お前なんだってそんな嘘ついちゃったの。
出来ませんでした、と報告しづらかったのはわかるんだけどさぁ。
それで助けをもとめてきたわけですな。
私なら、「最初はちゃんと道案内の約束だったんだけど、それは無理って急に断られた」
と言うかな。相手が悪者になってしまうけど、それ以外助かる道はない気がするので(笑)。
この場で話を聞いていたのは官兵衛の他に利休もいて、それだから彼は後であんな
ことを言い出したのかな、と思いました。
それから少しして秀吉を呼びだした官兵衛。
秀吉はまた小言か、と言ってたけどここで利休が、割れたのを接いである茶碗を出して
くるんですな。
この時代、茶器が割れても使えそうなら接いで使うこともよくありました。
この接ぎも単に貼り合わせればいいってもんじゃなくて、きれいにやることで、茶を入れて
映えるように出来たりしたんですね。
さらにこの茶碗は小田原で秀吉の怒りを買って嬲り殺された利休のお弟子さんのもの
らしくて。
要するに、きちんといさめる人の話を聴け、さもなくば修復は出来ない、みたいなメッセージを
こめていたのではないかと思うのですが。
でも秀吉は怒るばかりで全然ダメでした。
それで利休は、明の征服は無謀ですと言い出した。
朝鮮国は秀吉に従う気はない、道案内をする気もないから兵を送ったら戦争になる、と。
ここで利休が、噂として聞いたとでも言っておけばよかっただろうに…。
あ、でもそうしたら小西に確認が行くから、どのみち切腹させられることになるかぁ…。
利休は、皆平和を望んでいると伝えるけど、秀吉激おこ。
出て行きました。
その後三成がやったねとばかりに、利休の悪い噂を吹き込むんですな。
ここで秀吉が本当にダメだなぁと思うのは、三成の言い分を頭から信じて、自分で
確認するようなことはしなかったこと。
かつての秀吉であれば、直ちに官兵衛に命じて調べさせていたと思いますし、官兵衛も
きちんととりなしていたでしょう。
本当にどうにもならないなあ。
あーただ、大徳寺の利休の像は本当にあるらしいですよ。
あれは利休に感謝して設置したらしいんだけど、どうにも間が悪かったな。
そうして月日が経過し、弟、秀長が亡くなりました。
これでまた一人秀吉をいさめる人がいなくなってしまい、どんどん人が離れていく
わけですなぁ。
利休は三成から蟄居を申し付けられていました。
こうなるともう、切腹は時間の問題であるわけで。
三成は、詫びるなら取り次いでやんよって感じだけど、利休は逆に、あんた何のために
働いてんだと問いかける。
三成は天下のためと答えますが利休は、「豊臣のために天下があるにあらず、天下の
ために豊臣がある」と言うのでありました。
要するに思い上がんなってことでしょうな。(ざっくり要約しすぎ!)
官兵衛もこの後利休のところにきて、おねが仲立ちに入るから詫びれば許してもらえる
はず、と言います。
そんな彼に利休は茶の道について説きました。
その様子から官兵衛は、秀吉に詫びを入れず、自分の信念を貫くつもりだと気づく。
茶の道も人の道も同じってことなんでしょうなあ。
もし明に兵を出すとなれば官兵衛の力がいる、自分は苦言を言うことはできるけど
戦争では何も役に立たない、後のことは頼む、と利休は告げます。
怒涛のように、秀吉に耳の痛い事を言ってくれる人がいなくなりますな。
利休は切腹を命じられるのですが、迎えにきた使者に茶をふるまっていて、最後まで
彼らしいと思いました。
秀吉は鶴松とキャッキャ遊んでいて、三成から利休のことを聞くと、謝れば許してやった
のにとか言ってる。
だからダメなんだよ。
自分が絶対正しいと思ってる時点で。
しかもさらし首にしろとかいてるし。
この後三成と茶々が意味深なアイコンタクトを交わしてました。
なんだかねー。
その年の夏、鶴松は病にかかり、あっさりとこの世を去ってしまいます。
完全にバチがあたりましたねこれ。
茶々もさすがに落ち込んでいました。
光は鶴松のことを聞いて、熊之助に何かあったら悲しい、気持ちはよくわかるとか言ってます。
いやそうやってフラグ立てるのやめよーや…。
官兵衛は秀吉の元を訪ねます。
秀吉は、これは利休を切腹させた天罰だと言う。
わかってたんならもっと反省しろよ…。
利休死なせるべきではなかったとか言っておきながら、この後明へ出兵すんぞー!とか
言ってたし。
それからしばらくして、主だった家臣が集められました。
皆、鶴松の死を悼み、髷を落としているわけですが、ハッキリ言って落ち武者がずらーっと
いるようで下手な怪談よりこぇぇわ!
そして秀吉はすっかりもとに戻ったような感じで、朝鮮にわたる準備をしろ、と。
官兵衛には肥前に城を作れといい、三成には船を作れと命じる。
三成はそれはもう嬉しいですからテンションアゲアゲですよ。
官兵衛はあまりにも無謀、と言うけれども、自分にはこれ以外の望みはない、と秀吉は
聞く耳持ちませんでした。
鶴松という生きがいを失ったから、悪い方向にいっちゃったね、って感じですな。
官兵衛は一旦中津城に戻って長政と、城を作る算段を始めますが。
黒田家が見放したら秀吉はどこにいくかわからん、黒田が支援をしなければ豊臣家、
いやさ、この国は滅びると案じるのでありました。
随分大きく出たなおい。
次回
怒りの結果は、怒りの原因よりはるかに重大である。
byマルクス・アウレリウス
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