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軍師官兵衛 |
第45話(14/11/09)
今回の朝鮮出兵のトップは小早川秀秋。前回死んだ隆景の息子ですな。
まだ16歳。
皆は、総大将に据えるにはまだ早い、熊之助と同じ年ではないか、と言っている。
確かに、何を考えてこの子をトップにしたんでしょうな。
ほかにめぼしいのがいなかったのかな。長政をトップにしたくはないだろうしね、秀吉の
心情としては。
朝、糸は出かけようとする熊之助の姿を見かけます。
太兵衛の息子らほかにも数人と一緒で、戦の練習といったので糸は気にも留めず
送り出しました。
それが熊之助を見た最後の姿になったのです。
糸は熊之助が朝鮮にわたるつもりで置手紙を残していなくなったことを知り、なぜ
自分が引き止めなかったのかと、すごく気に病んだのだと思いますね。
熊之助の船が転覆したという知らせが届いたからです。
光にも謝ってたけど光は気丈にも、あなたのせいではない、という。
きっと熊之助は生きていると。
熊之助らの船が沈没したという知らせは朝鮮にも届きました。
官兵衛は悲しみよりもなんということをしてくれた、みたいな怒りの気持ちがあったかな、と
私は思います。
黒田家の跡継ぎ3人とも朝鮮にわたって何かあったら、というのを全然聞いてなかった
みたいな意味でね。
熊之助、あの世で官兵衛の父親にマジ説教されてると見た。
さらに官兵衛には気の重いことがあった。
熊之助だけならまだしも、太兵衛の息子と、他の家臣らも巻き添えにしてしまったことでした。
知らせを読んだ太兵衛は自分の息子のせいでとんでもないことをした、と土下座して詫びる。
でも官兵衛は謝るのは自分の方、家臣を巻き添えにするとは、と言います。
親としてやりきれないよなぁ…。
てか、他の犠牲になった子らはいいのか。無視されてるけど。
そして数ヶ月後、糸が女児を産みます。
糸は男の子でなくてすみません、と光に謝っていて、まだ熊之助のことを引きずってるん
だなあって感じでした。
このあたりどうしても暗いままで話が進行するよなあ。
そもそも秀吉が朝鮮行きを命じなければこんなことにはならなかったんだし。
それはそうと黒田家に女の子生まれたのって初めてじゃね?
一方秀吉の方は耄碌しまくってて、彼は家康を呼んで秀頼をくれぐれも頼む、と言って
いました。
家康は秀吉に、来年も豪華な花見催してねーとか言ってて。
おいおい、あの花見もすっ飛ばしかよ。
どんだけ予算ないんだよこのドラマ。
最後の関ヶ原にどーんとお金つぎ込む感じなんですかね。
つーか秀吉、秀頼が心配と言ってたけど、だからお前は粛清しすぎたんだよ。
三成の言い分なんか笑い飛ばしておけば、関ヶ原の戦いなんて起きなかっただろうに。
いや秀次だってわからなかったかも知れないけど、何より官兵衛がいればみんなを取りまとめて
くれたと思いますしね。
三成だけに頼りすぎたんだよ。
その夜、またおねに秀頼のことが心配という秀吉。
おねは家康に頼んだでしょっていうけど、あいつは狸だからと。
わかってんならもっと何とかせいよ…。
で、秀吉は官兵衛を呼べと言い出す。
気軽に呼び出しやがってこのジジイ…。
割と早く戻ってきた官兵衛はまず自分の屋敷で、初孫であるお菊を抱いてました。
糸はまだ臥せっているらしい。
光は、熊之助もまた戻ってくる、長政でさえ死んだと聞かされたけど生きていたのだから
戻ってきます、という。
官兵衛はそんな光に、熊之助は死んだのだ、と言います。
本当に空気読めないなこの男は。相変わらずのKYですわ。
光は生きていると思い込むことで精神の支えとしているのだから、そこに現実を突き付けて
どうするって話ですよ。
光まで精神病むぞ。
思いやりがないなぁ。
そのあと官兵衛は秀吉のところにいきました。
もうそろそろ死にそうな感じですな、秀吉。
備中にいるのかと思ったとか言ってる。
夢と現実の区別がつかないらしい。
秀吉は信長が討たれた夜の話をします。
あの時官兵衛が空気を読まずに「運が開けた」って言わなかったら自分の天下はなかったかも
しれない、と。
その割には警戒して遠ざけてましたけど…。
自分は間違っていたと思うか、と聞く秀吉に官兵衛は、あなたは信長にこだわりすぎたのだと
いう。
確かに憧れるあまり、そこに並ばないとみたいな気持ちがあったんでしょうね。
黒バスの黄瀬を見習え、黄瀬を。(「憧れるのは、もうやめる」by青峰戦)
官兵衛としては本当の天下を取りたければ、信長を踏襲するのをやめ、秀吉なりの
道を開くべきって気持ちがあったんでしょう。
朝鮮出兵なんかしなくても、まず国内を安定させてから十分、世界を回ることは
出来たのだから。
秀頼を頼む、という秀吉に対して官兵衛はその手を放しました。
怒る秀吉に官兵衛は、天下とはその器たるべきものが納めるべき、秀頼はまだ6歳だと。
で、秀吉は官兵衛に、お前は天下を狙っているのだろう、豊臣を滅ぼすつもりだろう、と。
お前なー…。
本当に天下狙ってたらもう動いてるに決まってるだろ。
官兵衛は、自分は軍師、秀吉のもとで世の乱れをおさめたかっただけです、という。
ここに至ってようやく秀吉は、官兵衛が嘘を言っていないと気付いたのでしょう。
遅すぎるよなぁすべてが。
去りゆく官兵衛に秀吉はすまなかった、と謝る。
お前の思うような天下人にはなれなかった、と。
官兵衛も軍師として仕えられたことのお礼を言っています。
これが二人の今生の別れとなりました。
官兵衛もどういう気持ちだったでしょうか。
晩年はあれこれ振り回されたけども、それでもやっぱり一緒に戦い、生きてきた年月を
思えば悲しかっただろうと思います。
まあ実際は「やったね、チャンスだ」くらいの気持ちはあったようですけども。(史実)
そうして秀吉はおねが見守る中、昔の話をしながら、辞世の句をよみ、息を引き取ったの
でありました。
どうでもいいけど女性陣はなんであんなに髪の毛が黒々としてんの。
男性陣がどんどん老けていく中、女性だけ若々しくてすごい不自然。
家康、また薬をごりごり作っていたのですが、そこに家臣が飛び込んでくる。
間髪入れず忠勝が「死んだか!」と身もふたもないこと言うのはちょっと笑えました。
さあ、家康の右目が開いたよ!
大魔神かよ!
てかもったいぶったわりにはそんな開かなかったけど!
秀吉が死に、朝鮮で戦う理由もなくなったので兵を引き揚げさせることになるのですが、
三成は秀吉の死は伏せて引き上げるよう伝えにいく、と。
まあ死んだこと話しちゃうと混乱になるからでしょうな。
茶々は、お前のいない間に何かあったらどうする、と怒る。
三成はそのために五奉行と五大老決めたでしょ、と。
10人の意見で政治するようにしてるから、家康も下手なことできんだろう、ということらしいです。
次々取り込んでいっていたらどうするつもりなんでしょうねぇ。
三成も官兵衛ほど頭回るわけじゃないからなぁ。
さて、また波乱が始まります。
次回
私は私の足を導いてくれるただ一つのランプを知っている。
それは経験というランプである。
byパトリック・ヘンリー
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