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軍師官兵衛 |
第48話(14/11/30)
家康が上杉討伐に出かけたんで、からになった大坂城に我が物顔で三成が戻って
きましたよ!
一方で官兵衛の方は、農民など兵を集めていました。
彼がすごかったのは、先にお金を渡すこと、そして武具がないものは用意してある武具を
渡して、みんなが均等に兵力を持てるようにしたことですね。
兵として集められても、お金をろくにもらえない(戦いが終わった後でもちゃんともらえなかったり)、
武具は自前ってとこも多くて、そうなると兵の指揮はダダ下がりしますからのう。
で、そんな中、「お前さっきも並んでただろ!」と、給金を二人分受け取ってる男がいたん
だけど官兵衛はとがめるでもなく、「二人分働けるか」と聞く。
いいけどそんなことしたら皆2回並ぶぞ。スーパーの「卵おひとり様1パック限り」じゃないんだから!
で、数千くらい集まったけどまだまだ足りない。
官兵衛は、能力のありそうな農民は士分にしろと言い、みんなにも「官兵衛が立った、だれでも
雇うと広めてくれ」と頼みます。
一方茶々の方は、三成がやってきて喜ぶかと思いきや、遅いと文句たれてる。
三成だってタイミングがあるんだから、まず来てくれたことにお礼言えよ。
茶々がこんなだから皆から嫌われたんだろうなぁ。
三成は、機が熟すのを待っていた、今こそ徳川を成敗し、豊臣の大恩に報いる時、と言うので
ありました。
ちなみに兵は毛利、宇喜多、小早川、島津、小西と自分とで10万だと。
そっかー。
その中に裏切る人いるけどねー。←
三成このあとみんなに手紙を出すと言います。
自分らの味方になれってことですね。
あと、徳川方についた大名の妻子を集めて人質にとれ、と。
まあこれがもとで一悶着起きるわけですけども。
官兵衛のところにも三成から書状が来てて、官兵衛はそれを笑って受け流してました。
確かにあれだけ散々やっておいて今更味方になれってどういうつもりだって思いますね。
まあただ気がかりなのは、光と栄なわけで。
善助と太兵衛をつけてるから大丈夫だと思うけど、無事抜け出せたかどうかまだわからない。
その二人の方はといえば、大坂城に集まるようにという呼び出しが来ていて、こっそり逃げ出さない
よう大名の屋敷に見張りがついている様子。黒田の屋敷にもじき見張りがくるから、早く逃げなければと。
そういうわけで用意されたのは、わらでした。
この中に入って、太兵衛が荷物を運んでいるかのようにしてかかえ、逃げるという手段です。
っていうか栄、ぐだぐだ聞いとらんと早く入れ。
一刻を争う事態やろが。
で、太兵衛が抱えた時に「女とはいえ重い」って言ったら、光に「何か言いましたか」って言われて
いたのは笑った。
これ善助とで、一人一個ずつじゃダメなんか。
怪しまれるか…。
たどり着いたのは、納屋という商売人の納屋でした。
黒田に日ごろよくしてもらっているから今回協力したらしいです。
(「ハッ、ピーン!納屋さんの納屋!」「伊月、黙れ」)
念のため外で太兵衛が見張りをしておくそうです。
一方で黒田の屋敷の方には三成の使いの者が来て、なんで大坂城にこないんだという。
善助はしれっと、支度に時間かかってると答える。
使いの者は、光らに目通りしたいと言うけれど善助は、主の許可なしに目通りさせたら
自分が腹を切らなければいけない、と一歩も引かず。
それで、もしやおらんのではないか、屋敷を改める、と使いが言うと、力づくで来るのなら
こちらにも考えがある、一戦交えるぞ、みたいな。
かっこいいですねぇ。
さすが、すべて任されるだけのことはありますね。
使者の一人も、黒田を敵に回すつもりはない、一目見せてもらえば帰るから、となだめる。
善助も、光らに気付かれないように見るなら、と承諾した。
全部拒否らず、少し妥協を見せることで信用させる、うまい手だと思います。
つーかここまで多分考えてあったんだと思うな。
それで、梯子をかけてこっそり見る使者ですが。
「栄は16歳って聞いたけどなんか老けてね?」とか言ってて善助が「あ?失礼な!」と反応してたの
めっちゃ笑いました。
(栄の役をお道がやってた)
ともあれ、これ以上覗いて奥方らものぞかれていると知ったら自害しかねない、そしたら
お前らも腹きってもらうかんな、と善助が脅したおかげで、使者はあと3日のうちに大坂城
こいよ!って言って帰っていきました。
良かったですねー。
お道も福も、バレたら自分らだってやばかったのに、光らの心配してて、いい人らだ
なあと思いました。
ま、目的は奥方らなんで、二人が無事逃げたの確認したら、お道らも脱出はできると
思います。
光らは納屋さんの納屋で(もういい)脱出の時を待っていたんだけど、表は石田の兵
だらけで、脱出用の船がなかなか港に近づけないと。
したら細川の屋敷から火の手が上がったと大騒ぎになるんですな。
これが、前回書いた、細川ガラシャのエピソードです。ってか、火の手があがった、だけで
それ以上の説明がないってどういうことさ!
善助と太兵衛はこの隙に乗じて脱出を決意、二人を荷物の中にかくして運び出します。
ここでまたわらに詰めるという二重三重の策をしておけばよかったのに…。
あと、その上にもわらをつめておくとかね。
まあいいや。
それで、脱出時に兵にとがめられるんだけど、最終的に太兵衛が「船の出航期限に
この荷が間に合わなかったらどうしてくれる!」とブチきれてなんとかなりました。
綿密な計画も最終的に力づくだったような気が。まあいいや。
それで官兵衛は二人が無事に戻ってきたことを喜ぶ。
栄も初めて会う官兵衛に緊張しつつ挨拶してんだけど、噂で言われてるほど怖くなかった、と
喜んでました。
善助が茶化してて面白かった。
まあ無事に脱出できたからこそのジョークですな。
これで黒田はもう憂いなく戦える、というわけです。
三成らは、大坂周辺の東軍への攻撃を始めていました。
その頃家康は上杉討伐のために下野国にいたんですが。
軍議開くからと長政を呼び出していた。
長政はすぐ行くと返事しかけたんだけど思い直して一成に、少し所用あって遅れるけど
必ず行くっていっといて、と。
それで長政がやってくると、家康らはごはん食べてんですね。
人がきたんだから食べるのやめなさい!←
しかも長政がきても家康は無言なんですよ。
わざとなんかなぁ。
長政は気にした様子もなく、遅くなってすいません、福島んとこ言ってたと報告。
福島正則は、豊臣の縁者なんですね。
だから上杉討伐軍についてはきたけれど、心変わりが気になって一応自分が説得しに
いったらしい。
三成と戦うことになったとしても、秀頼をどうこうするというものではないということ、むしろ
秀頼を守るためにこの戦いは必要、みたいなことを説明していたようです。
それで、納得してくれたからもはや寝返ることはないと。
井伊が笑って、長政に用があると呼びつけたのはまさにそのことだったというんですね。
手間が省けた、よくやってくれたと。
ここで家康もようやく長政を褒める。
もったいぶりやがって…。
頼みにしておるとかいうけど、もう完全に「使えるコマ」って感じだよなあ。
どうしても、昔からの家臣らとは一線引いたところがあると思います。
完全に信用してない感じ。
後ろに官兵衛もいるしね。
さて家康は皆を集めて改めて、三成討伐の話をします。
あまりにもひどい所業である、秀頼のためにも三成を倒す必要がある、みたいな。
さらに、大名の妻子を人質に取っていることを伝え、三成側につきたいものはとがめない
からいっていいよというんですね。
…まあその代わり三成倒したら転封とかされるだろうけど…。
で、長政がさっきから福島とチラチラ顔を見合わせていて、こいつなんか打ち合わせして
やがったなと思った。
案の定福島がサッと立ち上がって、三成に味方なんかするわけがない、と宣言したし。
長政もすぐに賛同する。
豊臣の縁者である福島がそう言って、長政が支持したんだから、大名としてもテンション
上がりますわな。
つーか皆立つな。座れ。
そういうわけで西にとって返し、三成を討つ、ということになりました。
三成らは家康が引き返してくるそうだという話をしていますが、安国寺は官兵衛の動きが
気になるという。
三成は、「え?官兵衛の軍って今長政と一緒に家康のとこいんじゃん」って感じだけど安国寺は、
今地元の民を集めて官兵衛は1万の軍を作っている、見過ごせない、と。
三成、手は考えていると笑ってます。
で、呼ばれたのが大友宗麟の息子、義統でした。
えー…宗麟もアレな感じでしたが、この息子も輪をかけてバカ息子です。
三成はこいつに官兵衛と戦うよう命じていたのでした。
立花宗茂は何してんだよって思ったけど三成の軍に入ってんだっけ?
あの人がいれば…。
大友義統は、豊後は自分のもとの領土だったから、大友の旗あげれば皆あつまっからよ!
と意気揚々と出かけていきました。
なお立花宗茂のその後は「殿しゃん!」(全2巻)をご覧ください!
官兵衛はというと、善助ら3人を集めて、天下を取りにいくって話をしていました。
三成と家康の戦いは決着がつくまで時間がかかるだろう、そこが狙い目と。
うわー…。一日で決着がつくとか言いづらいわこれ…。
で、まずは九州を制圧的な話をしようとすると、善助も太兵衛も井上もサクサクと
あれをして、これをして、みたいなこと言うわけですよ。
うん、官兵衛のセリフ全部先にいっちゃったよ!
まあつまりは長年の付き合いだから官兵衛がやろうとすることも、指示することも
わかってるから先に手配しておきました、ってことなんですけどね。
ここのシーンは良かったなぁ。
唯一官兵衛にミスがあるとしたら、まさか関ヶ原が一日で終わるとは思ってもみなかった
ことでしょうが、これはおそらく当時の誰も読めない展開だったからしょうがないと思う。
サブローみたいに歴史の教科書持ってたらさっさとそっちからやってただろうけどね。
こうして官兵衛は善助らとともに天下を狙うため、動き始めたのでありました。
まああと2話しかないんですけどね!←
ただ長政は家康についてるけどどうする?と井上が言うと官兵衛は、自分ら老兵は
したたかに戦うと。
そうすれば長政らも自分たちに従わざるをえなくなると。
どうですかねー…。
その頃長政は家康について引き返してましたが。
どうしたん長政くん!
その兜、いざとなったら焼きそばでも作るん!?
携帯用焼肉プレートなん?
その頃、関ヶ原の戦いのカギとなる人物、小早川秀秋がおねのもとを訪ねていました。
勝つ方につきたい、とかしゃっきりしない感じです。
わーこれは見てて腹立つわー。
殴りたい。
おねもあきれてて、自分が信用できる人間に手紙かくから、その意見に従えと。
つーかさ、これ長政に手紙書いてたけど官兵衛に書いた方がよかったんじゃ…。
手紙を受け取った長政は、秀秋は寝返りたがってる、やったぞー、的な。
その頃家康は出陣の支度をしていました。
…ハヤブサに肉やってるけど全然食べなくて笑える。
これおなかいっぱいの状態なんじゃないの。
多分、餌求めて鳴いて、その声が音声で入ったらうるさいからなのかな。
もう全然食べなくて笑えました。
で、家康が何いったか聞いてなかったけど、そろそろ出陣だな的なこと言ってたと
思うよ!
官兵衛の方は、大友が動いたと聞いて、戦う準備を始めていました。
どんどん官兵衛が黒い笑い方になっていきますのー。
次回
誰かに向かって「それは不可能だ」などと言ってはいけない。
神はその不可能なことをやってしまうほど無知な者をずっと待ち続けているのかもしれないのだから。
byジョン・アンドリュー・ホームズ
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