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軍師官兵衛

第9話(14/03/02)

 さて秀吉から官兵衛のことを聞かされた半兵衛は、その男がどんなものか試して
みたい、と言います。
 何事も自分の目で確かめる彼らしいですな。

 官兵衛の方は三成に案内されて歩いてんだけど、皆が忙しく働いていることについて、
信長がキビキビ働くことを望んでいる、と聞かされる。
 ああ、まあだらだらしたのとか一番嫌いそうだろうなぁ。
 合理的な人だったんでしょう。
 てかえらい近距離でキビキビ働けってことですか?ってミッチーに確認してたけど
お前は何がしたいんだ官兵衛。

 それで、官兵衛は半兵衛のとこに行くわけですが。
 この頃は少し離れたとこで暮らしてたんだっけ、半兵衛。女性人気すごかったらしいけど。
 で、官兵衛は半兵衛の噂は聞いてます、大変素晴らしい人でと褒めますが、半兵衛は
それ噂だし?なんで噂を頭から信じられるの?とバッサリ。
 確かにそれは正しいことではありますが、試す意味で挑発的な言い方もしてるので、
見事策にはまってる官兵衛はムッとしてる。
 経験値としては半兵衛の方が上でしたか…。
 それで、播磨は小競り合いしてるけどどうすんの、と言われて官兵衛はちゃんと皆
説得するというけど、そんな悠長なやり方じゃダメ、と半兵衛。
 んで官兵衛は、播磨を代表する武将の小寺、別所、赤松を説得して信長に会わせれば
他の武将もあわてて追随してくるはずだし、それをやり遂げる、と約束。
 半兵衛としては力量も試せるし、これで播磨が従えばちょうどいい、くらいの感じなん
だろうなぁ。ぬかりない。

 秀吉の方は家臣らとともに信長と話をしてんだけど、信長は播磨に兵をして欲しいん
だろ、と秀吉の気持ちを見抜いてた。
 でも、すぐには出さない、官兵衛にしばらくやらせる、しくじればそこまでの男だ、と。
 多分ここで秀吉の気持ちをくみ取って兵を出していたら、古参の家臣がますます納得
しないようになるということを信長は見抜いてたんでしょうね。
 だから、今は官兵衛にやらせとけって言えば、家臣の顔も立てたことになる、みたいな。
 同時に、半兵衛と同じく、官兵衛が使える男か見届けようってのもあったでしょうけど。

 官兵衛は善助らに急いで支度をさせ、おねにも挨拶に行くんだけど、部屋を出た途端
だーっと走っててメチャクチャ笑いました。
 おね、たまたまやってきた半兵衛に何を言ったんですか、と言ったけど、半兵衛はしれーっとしてた。
 面白いねぇ。

 数秒で播磨に戻ってきた官兵衛は(カットされてるだけだから!)、小寺に報告して、信長に
会ってほしいと言う。
 それが礼儀だと。
 でも小寺や家臣らは、敵の領地も通るし危ないじゃんと反発。
 官兵衛は別所や赤松も連れていくという。
 自分が説き伏せると。
 ここで左京進が、まあやるっつーてんだからやらせればいいんじゃね?あいつら説得
出来たらまあ殿も行くってことで、とか言い出した。
 こいつは絶対できっこないって思ってんだろうなぁ。
 まあ、昔と違って官兵衛も少しは成長してるから落ち着いて計画を立て…ああもう別所の
とこに乗り込んでいった。
 別所のとこは長治という若干18歳の子が当主になっているのだけど、それだけでは
心もとないということで、叔父二人がサポートの形でついていた。
 しかし意見が食い違い、未だに毛利につく、いやいや信長側だとモメてるみたいです。
 官兵衛は長治の意見が聞きたい、と言うけど、叔父らがうるさくて話にならない。
 おーい誰か、鎮静剤って書いてある棍棒もってきてー!
 そんな言い合いのさなか、長治はきっぱりと信長につくのが最善だと思う、と告げる。
 実は官兵衛は事前に書状を出してたんですね。
 おお、いきなりいったわけではなかった!
 やっぱり成長したなぁ…しみじみ。
 んで、官兵衛の手紙を読んで長治は考え、今まではアドバイスしている叔父の顔をつぶさない
ように遠慮していたけれども、それでは当主は務まらないと言った。
 叔父の一人が、よくもここまで成長してくれた、と感激してたのがよかったです。

 さて。
 もう一つ大変なのが赤松。
 官兵衛は善助らを先に帰して一人で乗り込もうとするのだけど、死ぬ時は殿のそばで、と
誓っている彼らは帰らない。
 太兵衛も、向こうに殺す気があれば一人でも4人でも同じことだと。
 納得した官兵衛は一緒にいこうと言うんだけど、善助に「いざという時には善助に
斬りこんでもらおう」って言ってて、善助が「えっ」とびびってたの笑った。
 しかも、太兵衛に一緒にいこうなって言ったらフフッて流されたし。
 善助、「そこはわしがいきます、だろー」と文句言いながらついていった。
 このあたりアドリブか知らんけど面白かったなぁ。
 ま、実際に官兵衛が襲われたら何を差し置いても前に出て守るもんね。信長のとこに
いこうとして刺客に襲われた時まさにそうだったし。
 つーかあれ差し向けた奴結局誰だったのか明らかにして下さいよ気になるから。
 今の書かれ方だと多分左京進がまた何かやらかしそうな気はするけど。

 さて赤松の城にきたら当たり前ですけど、矢を構えられてる。
 でも官兵衛が、当主赤松広秀に会いたいつーたらあっさり門があいたで!
 どうなってんだここの警備はよ!
 んで出てきた人に、播磨の行く末について話し合いたい、と言う。
 向こうは当然話し合うことはないというけれど、どうしても自分を殺したいのなら話を
聞いた後にしろ、今殺すなら赤松に未来はないぞ、すでに別所は織田についた、と
官兵衛に言われて、急ぎ当主に会わせてくれるのであります。
 さていよいよ当主赤松に会い、官兵衛が話した内容とは!
 ………カットされたがな!!!!
 そこ一番盛り上がるとこちゃうんかい!
 ザックリカットされたよ!
 続きはCMの後で!よりひでぇよ!

 …ともかく、小寺に別所と赤松のことを報告した官兵衛。
 小寺は恐らく説得できるなんて思ってなかったでしょうから、信長に会いましょうとか
言われてすっごい空返事なんだよなぁ。

 一方秀吉の方も、官兵衛が3人を説き伏せたと聞き大変に喜ぶ。
 半兵衛の方もやったかって感じでした。
 でも彼のこと、この先どうなるかも多分読んでそうだなぁ。情報収集にたけてるし。

 官兵衛は、信長のスケジュールの空き具合聞いて会う予定立てましょうね、みたいなこと
言ってるけど、小寺はもうやる気なくした感じ。
 いかないと言い出しました。
 それはいいけどそんなことしたら小寺だけ滅ぼされるけどいいのか。
 馬鹿たなぁこいつ。
 しかも、お紺が危ないから行くなと泣いてすがるのじゃとか言い出したぞ。
 それで官兵衛はお紺に話をすると、あきれるお紺。
 言った覚えもないし、また小寺のわがままだろうと。
 そうして黒田家の奥の手、父がやってきて小寺と囲碁をしつつ話をしようとするんだけど、
行かないとザックリ言われたわ。
 と、官兵衛のもとに善助が、秀吉から手紙きたよという。
 10月に信長が京へ上洛するから、それにあわせて3人連れてこいよって内容らしいです。
 これはやばい事態になりましたなー。
 父と官兵衛とで説得するも、全然聞かない小寺。
 これはもうあれじゃないですかね、後ろから殴り倒して気を失ってる間に運ぶしか
ないんじゃないですかね。
 と、小寺は官兵衛が信長に気を使ってばっかりだ、と言う。
 なるほど、自分がないがしろにされてるように感じているのか。
 父も納得したように、あれはしっとだ、と言う。
 Shitですか?(それ違う)
 どうしようと2人で悩んでいると、一大事だと家臣が報告。
 たくさんの兵がこちらに向かっていると。
 
 あわてて守りを固める一同。
 おい、小寺が斎と布団かぶってんだが。
 その後ろでお紺さんが勇ましいんですけども1
 ただ、来たのは荒木でした。
 官兵衛が急いで荒木にあって、多分この時点で何のために来たのか目的を聞いたと
思うんですよ。そして自分の窮地も話したでしょうね。
 それで、荒木は小寺に会って、「いやこの先で戦があるのでたまたま通りかかって
寄っただけですわ」と話す。
 ただし、もしこの地に信長の敵があれば蹴散らすように言われてる、とも。
 それですっかりびびった小寺は、いつ会うの?今でしょ!…じゃなくて、10月の
上洛に合わせて会いに行きますと約束することになったのでありました。
 ざまーみろ。

 脅しが過ぎたかなぁという荒木に官兵衛は大層喜んで、なんでわかったのかと聞く。
 したら、半兵衛に言われてやってきたというんですね。
 どうやら播磨にも半兵衛の間者がいるらしくて、それで小寺がいかないとゴネ出して
困ってる情報が入って来たらしい。
 それで、信長に直々に半兵衛が助けを出してもいいかと聞いたんだと。
 すごいですね。
 半兵衛は今うまいことやれば播磨を我等は無傷で手に入れられると説いた。
 それで信長は荒木に命じたというわけですか。
 ここのシーン、ハヤブサ出てきてかわいかった。いいなあ。

 官兵衛は半兵衛かよーって顔をしてるけど、それはやっぱり経験値の差があるし、
小寺が意見を土壇場で変えるのはいつものことだし、これはきちんと読み切れてなかった
官兵衛が甘かったと思うけど。
 ともかくそれで、荒木は光のもてなしを受けてんだけど、光が美人だとほめてる。
 で、自分の嫁の方がもっときれいとのろけたところで、蓼食う虫も好き好きとか言ってた。
 うん荒木さんそれね、褒め言葉じゃないからね?
 ともあれ、楽しい雰囲気に荒木はずっとここにいたいけど、一向一揆を収めてこねば、と
言う。
 自分は中国攻めをしたかったと本音をもらす荒木。
 いや悪いけどあんたの力量じゃ無理だ。
 あれだけ才能にたけた秀吉でも手こずったんだから。途中で半兵衛を失わなければ
もう少し早かったかも知れないけどなぁ…。
 分相応、というものがありますよ。
 荒木は、戦って武勲をあげて認めてもらうしかない、と言うけど、信長が助け舟を
荒木に命じた時点で結構認められてると思うけど。
 なんていうかさ、信長って、自分が理解できていればよい、相手が理解できなくても
良い、みたいな部分があって、それが良い方向に働けば、部下は指示を受けてサクサク
動くようになるけど、悪い方向に働くと、自分は信用されてないと部下が思うか、光秀みたく
反逆されるようになっちゃったりするんだろうねぇ。
 秀吉みたく、察する能力が高ければ別なんでしょうが。
 
 さて。
 10月、3バカ…じゃなかった、小寺、別所、赤松がそろって信長に拝謁するわけですが、
小寺の小物っぷり、ハンパない。
 信長もこれ多分ダレたんだろうなぁ。
 官兵衛が仕えてる上司っていうからちょっとは期待してたのかも知れない。
 で、あまりにも小寺がダラダラとしゃべるもんで、「大儀(であった)」とだけ言って立ち去って
しまいました。
 小寺は官兵衛に、わざわざ会いにきたのに一言だった、とか、成り上がりが偉そうにとか
文句言いまくり。
 あんたはその相手にろくにあいさつもできなかったクセに何言ってんだよ…。
 官兵衛は半兵衛を見つけて、助けてもらったお礼を言いますが、半兵衛は自分は何も
してないという。
 そんな彼に対して官兵衛も、自分で小寺を説き伏せたかった、と言うのだけれど半兵衛は、
物事を為すには迅速でなければと言う。
 そしてさらに、いつまで頼りにならない主君に振り回されているのか、いっそ倒して乗っ取れと
いうけどこれには官兵衛怒った。
 んで半兵衛は、お見事だった、いずれまた、と去って行きました。
 でも半兵衛の言うことももっともだと思うんですよねぇ。
 言い方は確かに悪いですよ。
 だけど、小寺の恩は恩としてもう十分返したのだから、気まぐれで意見を変えるようなアホに
つかえとらんで、ちゃんとした人に仕えた方がいいと思うよ、ってことだし。
 
 その後、官兵衛の読み通り、3人が信長に会ったという話を聞いた播磨のそれぞれの大名は
皆信長につくことにしたようです。
 これでいつでも兵を出せる、と喜ぶ秀吉。
 そんな彼に信長も珍しく笑顔で、良い拾い物をした、と官兵衛のことを褒めるのでありました。

 一方石山本願寺。
 坊主がいっぱいです。
 ぼーずがじょーずにびょーぶにじょーずの絵を…。
 彼らを束ねているのは顕如。
 どうしても信長と戦わねばならないと知り、坊主らは戦いを決意します。
 つーか顕如を「一休」「一休」「一休」みたく呼ぶな。
 「はーい、あわてないあわてない。一休み一休み」って言われたらどうすんだ。
(アニメ一休さんを見ていた人にしかわからないネタ)
 しっかしここ太陽光差し込んだら反射率ハンパねーな。

 あと黒田家でも、仕えていた侍女が、黒田が信長につくのなら自分らはもういられない、
自分達は本願寺の門徒なので辞めますといとまごいをしてました。
 この侍女の一人、ウルヴァリン・サムライに出てた人やん。
 まあともかく、それからほどなくして毛利の大群がやってきました。
 戦いが始まります。


 次回
 どんな困難な状況にあっても、解決策は必ずある。救いのない運命というものはない。
 災難に合わせて、どこか一方の扉を開けて、救いの道を残している。

 byセルバンテス



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