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真田丸

第13話(16/04/03)

 ああー、梅ちゃんかわいかったのになぁー。きりの方が残るとか最悪なんですけど。
戦場に平気で他人の子供連れてくるような女のどこに、いい人たる成分があるのかまったく
理解できない。
 この先どんだけきりのいい人エピあったとしても、もう私の中できりへの評価がひっくり
変えることはないような気がする…。

 さて海津城に手勢を集めておいたと兼続がいってるので、ユッキーと三十郎が言ってみたら
じいさんと子供らばっかりだった。
 兼続せっかく前回で見直したのに…。
 景勝の顔を立てて兵は用意しといたけど、しっかり真田への意趣返しはしときましたぁー!的な
アレだなこれ…。
 もともと身内以外には塩対応の人だしなぁ。
 上杉に余力がないといってもここまでじゃなかろうしね。
 というわけでユッキーは、彼らにはここを守るように命じておき、自分と三十郎で父のもとに
向かいました。その方が早いな。

 一方徳川では、本多忠勝がなんで自分は出陣できないのーって文句言ってた。
 オメーが出て行ったらライダーキックで終了やろが!
 あとこっちには信尹がいたのですが、臣下になるかとっつかまるか選べって言われてた。
 まあこの人を殺すのはもったいないと家康もきちっとわかってるし、信尹も、もとから真田が
生き残ればという考えの人なので、うまく立ち回って徳川の側で生きていくことになるん
ですけどね。

 というわけで上田城。
 父は、「沼田城明け渡したら兵引いてやんよ」という鳥居(徳川軍大将)の言葉に、「よしこれで
返事を待たせてる間時間稼げる」とか相変わらずですよ。
 村では、乱杭を作兵衛が指示して打ち付けていた。
 吸血鬼の歯を表現するのに、乱杭歯という言葉がありますが、あれはこの乱杭からきてんのかね。
 梅も食事もってきたりして働いてるなーと思うけど、こういうのはしたくは梅がしても、もっていくのは
下女とかやるもんなんじゃ…てかきりが先週から全然働いてないんだけどなんなんこの女。

 ユッキー母は、戦が始まるといって嫌だいやだといってるけどとりは、この戦いは勝ちます、負ける
戦はやる前から負け戦のにおいがする、と落ち着いている。
 さすがですね。
 ただ、とりはいくさ経験したことがないと言ってるから、はったりも大したもんですよ。
 ここに梅が、すえにお乳をやりにくるんだけど、ユッキー母が落ち着いてやりなさいとかやってて、
打ち解けててすごい良かったなと思いました。
 前回のままじゃ悲しすぎるもんなあ。
 この二人の演技の後ろで、ふすまの後ろに控えていたお付の人が柔らかく笑ってて、いい演技だなあと
思いました。

 さて。
 ユッキー父は皆に策はある、と話をするんだけど、持ってきたのが餅ですよ。
 一瞬何かわからんかった。
 父としては、この餅をひきのばして引き延ばして、ちぎっては投げ、ちぎっては投げしてんだけど、
これどう見てもつきたてっぽいのでやたらくっつく上に手から離れない。
 これ演技じゃなくマジに、ちぎるの苦労してるやろ!
(おもちは後でスタッフがおいしくいただきました)
 というわけでハラハラして話を聞いてなかったんだけど要するに、誘い込んで列を細長くして、そこを
おそって分断する策をしてやれば、いかな大軍とて何とかしとめられるはずだ、ということらしいよ!
 ここで「布陣は」と聞かれてBGM止まるの笑った。
 いきなり手を洗いに行くとかいってたけど、どうやら、駒が一つ足りないらしい。
 それは、ユッキーのことでした。
 ところがここにユッキーが戻ってきた。
 父の「勝った!」は良かったですねぇ。

 ユッキー兄らは戸石城で合図があるまで待機。
 ユッキーはおとりとして徳川軍をからかい、兵を引き寄せる役目。
 作兵衛らは村の中に敵が入ってきたら四方八方から攻撃と。
 作兵衛、直々に名指しされて嬉しそうだったなぁ。
 なお、ユッキーのやり方がわざとらしすぎて騙されるかなってのもあったけど、徳川軍はバ…単純な
方々が多いので大丈夫でした。

 大手門まで誘い込んだら父の出番。
 そして散り散りに敵が逃げていくところをユッキー兄が横から襲撃、とどめに出浦が水攻め、と。
 負ける気がせんのう、と目を輝かせてるユッキー父がいいですねぇ。
 ちなみにあのおじさんは、沼田に戻ってそこを守り抜いてもらうと。
 血気盛んすぎて策が失敗しそうというのはあるけど、徳川崩れたら北条が強引に取り戻しに
くる可能性は確かにあるから、そこ固めておいてもらうのは間違いではないですな。

 ユッキー、すえとやっと会うことができてうれしそう。
 でも、赤ちゃん怖いからときりに預けようとしたんだけど、きりは「もう少し抱いててやりなさいよ」と。
 おこうさんが「抱きましょうか」というとユッキー、「大丈夫です」というの笑った。
 おこうさん可哀想やろ!
 なお、梅とは入れ違いになってしまった模様。
 赤ちゃんぐにゃぐにゃだから抱いてて怖いってのはわかるわー。
 
 梅は作兵衛のとこで、ユッキーが帰ってきた知らせを聞いています。
 ところがこのあと、めぞん一刻ですれ違う主役二人なみに会えないんだこれが。(例えが古すぎて
わかりにくい!)

 二の丸を兄と見に来たユッキーは、こんな入り組んだ作りも父の策だったのですね、と感心。
 一方梅の方は戻る途中で子供が泣いてるのを見つける。
 なんでも、お守りをもって避難したかったらしい。
 てかなんで自分で探さないでぼーっと立ってんの?
 それがわからんのだけど。
 梅が話を聞いてる間に、ユッキーは後ろを通り過ぎてしまった。
 梅は代わりにお守りを探してやっていて、それが六文銭だと気付くと、これを譲ってと銀と引き換えに
買い取ったのでした。
 銀つーてもこれは多分価値の低い方の銀だから、1000円もしないと思うけどなあ。
 1000円もしないけど、六文銭を買い取るのは結構な差額ですよ。50円くらいのもんだし。

 梅とまたしてもすれ違ってしまったユッキーですが、きりからお守りを受け取った。
 梅が預けていったものでした。
 てか不思議なんだけど、真田の子だからユッキー母とかおこうさんとかが見てるならともかく、
なんでただの下女にすぎないきりが、こうして屋敷内にあがって子供ずっと抱いてんの。
 梅ちゃん専用の下女もいたやん。
 こういう、自分が図々しくしゃしゃりでて当たり前と思ってるとこが嫌いです、きり。
 あと梅もバタバタしてるのがおかしい。
 真田家に入ったんだから「私も戦う」じゃなくてちゃんと皆止めなさいよと。
 跡継ぎを生む存在なのに、好き勝手させてるのがすごい不自然でした。
 梅このあと死ぬけど、死ぬからといってもう話が破たんしてるというか、メチャクチヤな扱いに
なってるのは納得いかなかった。
 私はてっきり、残党に襲われそうになったユッキーをかばって梅がやられる、くらいだと思って
いたので。
 いくらなんでも、嫁入りした奥さん一人を戦いに行かせて、母もばば様も誰も注意しないなんて
絶対にありえないですよ。
 扱いがぞんざいすぎる。

 なお、梅は六文銭の意味を知ってたからこうしてお守り作ってくれたみたいですが、きりは家紋のこと
知らなかったみたいで、三途の川の渡し賃だと聞いて縁起が悪いとか言ってる。
 バーカ。
 そんだけの決意を背負って戦ってるということだろうに、何でもかんでもすぐそうやって決めつけんな。
 ちなみに私はこれ、「(敵は)この旗印を見たからには六文銭をくれてやるから死ね」という意味でもあるかなと
勝手に思っています。
 いつでも死ぬ覚悟だけじゃちょっとなぁ。
 ともあれ、戦いが始まりまして。
 こっから先は面白かったですね。
 皆の戦いぶりがよく描かれておりました。
 ユッキーのおとり作戦もうまいこといって、徳川の兵が川を渡ってだだーっとやってまいりましたよ。
 なんかもう障害物競争みたいな感じになってて面白かった。

 梅はすえにお乳をやったあとまた戦いに戻って行こうとするけど、止めるきりに対して梅は、親と
なったら話は別、この子のために戦う、といってしまうのでした。
 だからー。
 きりが梅からすえを引き取るから行くんでしょ。
 「別の仕事があるからだっこしてられない」くらい言えばいいのに。
 危ないとわかってて行かせるんだからなあ。
 それか、祝言の時みたく大騒ぎして、周りに知らせれば皆、梅を危ないと止めたでしょうに。

 大手門前に敵が到着、と父知らせを受けるもまだ動かず。
 梅は閉じられた門の前で「向こうにいきたい」というけど、門兵は「もう向こうでは戦いが始まって
いるから」と開けず。
 当たり前ですわな。
 なんでこんな無謀なキャラになってんの、梅。
 このあと開門して敵を招き入れて、その陰に隠れてやりすごした梅、なんと開いた門を通って
またいっちゃうんですよ。
 誰も止めないとかね、おかしすぎ。
 この後兵に囲まれた梅をユッキー見かけるのですが、佐助が助けました。
 さすがだ。
 さて大手門前。
 いよいよユッキー父が出てきました。
 ここでOPかかるのめっちゃかっこよかった。
 兄らも突撃してきました。

 梅、城内に戻ってきて、みんなのところへ行けなかったといってたけど、こういう時こそきり、
ちゃんと引きとめろよと。
 役に立たないな。

 で、出浦もトドメで水を放って、増水した川に徳川軍はちりぢり。
 ほうぼうのていで撤退を余儀なくされました。
 こうして第一回「風雲!たけし城」攻めは徳川の敗北に終わったのでした。(城違う)
 見事徳川軍を追い払ったわけですが父は、もしかしたら長い戦いになるかもな、とこの先のことを
感じとっていました。

 ユッキーと兄は村の中を見回っているんだけど、柵が一部壊されていたのを発見した。
 この上には作兵衛らがいた寺があり、心配したユッキーは駆け上がっていく。
 そこには敵味方の死体がごろごろ転がっていたんですな。
 行き場をなくした徳川の兵が逃げ込んで乱闘になったらしい。
 作兵衛を見つけて声をかけるユッキー。
 梅は佐助が助けて城の中にいるはず、というのですが…。
 そこにすえを抱いたきりが。
 だからー、残党がおるかもしれんとこに何赤ちゃん連れてきてんだよこのアホは。
 しかも他人の子じゃん。
 襲われたらどうするつもりだったんこの人。
 ほんっと考えなしだな。
 きりによると、残党があがってくのを見て梅、飛び出していったとか。
「私はとめたんだけど…」って、なんで周りに知らせないよ。
 仮にも真田家の嫁さんだぞ。
 死んでもいいと思ってたようにしか聞こえないんだけど。

 あわててユッキー、付近を探すと作兵衛が変わり果てた梅の姿を見つけました。
 泣き崩れるユッキーの後ろできりが勝手に「この子は私が育てる」とか言ってて、こいつ
何寝言抜かしてんのかな、ともう悲しいシーン台無しでしたよ。
 室賀の時もそうだったけど、なんでこの人いつも、大事なシーンをぶち壊すの。
 真田の子であってお前の子じゃないし、きりは何の関係もないじゃん。
 何勝手に育てる宣言してんだか。
 じゃ作兵衛と結婚して育てればいいじゃん。
 そうしたら問題ない。
 なんかなー。
 梅が死んで悲しいはずなのに、その梅がありえない行動しまくったり、きりがでしゃばって
きたりと、余韻台無しの回で残念でした。


 次回第14話。
 「よき主君に恵まれることこそ武士の喜び」



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