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真田丸 |
第15話(16/04/17)
秀吉がやってきて、わけもわからず屏風の後ろに隠れるユッキー。
念のため確認してみたらやっぱり秀吉だった。
というか人をゆびさしてはいけませんよ、と。
上杉と会う予定だったのでは?とユッキーが聞いても、それは後だという秀吉。
着物を持ってこさせてさっさと着替えさせ、スタコラと出かけていきました。
そのあと三成がやってきて、やられた…!と。
片桐が胃が痛いといってたのはこれかー!
秀吉としては、興味の湧いたユッキーを呼び寄せて、一緒に抜け出す計画だったんでしょうね。
で。
やってきたのは太夫のいるところ。
秀吉はくどくも大夫は袖にしてそのまま出て行った。
いやあの…太夫のとこにきて、大夫が出てったら何のこっちゃって感じなんだけど。
それともお座敷に太夫を呼んだのかな。
秀吉なら出来るでしょうな。
(普通は遊女は遊郭から出ることはできないので、呼びつけることは不可能)
一緒にきた福島正則がでかい升で升酒飲んでた。
ちびちび飲むのは割に合わんからでかいの頼んだらしい。
秀吉、それが気になるみたいでした。
ここで秀吉はズバッと、ユッキーの父に手をやいていると言い出した。
上洛を促してもまったくやってこない、おまえの父親どうなってんだ、みたいな。
ケンカ売ってんのかって言ったのはちょっと笑いました。
でもこの秀吉は思ったことをズバズバ言うからちょっと気持ちがいいな。
そこに三成がやってきて、上杉待ってんだけど、と怒る。
したら秀吉、「信繁が『せっかく大坂にきたから見物したい』と言うからここにきた」と、
ものの見事にユッキーのせいにしやがった!
ただユッキーも、空気読むことには長けてるので「おかげでいろいろ見せてもらった、忙しい
時にこういうもてなしをしてもらってありがたい」とうまくヨイショして、秀吉をいい気持ちにさせてました。
これで秀吉の顔もたったので、城に戻ることに。
なんか秀吉思いついたことがあるとか言ってましたよ。
あっ、升を注視してたのはこれか!
ユッキーの父の方はまだ粘ると兄に話しておりました。
本当に秀吉は天下を治める人間たるか、みたいな。
ユッキーは人を見ることに長けているからあいつの報告を待つ、と言ってます。
その間にあんたの好感度ダダ下がりなんやけど…。
しかし兄は自分の存在意義を見いだせないでいた。
気持ちはわかるんだけどねぇ。
すえが大分おっきくなっててかわいかったです。
作兵衛が自分の乳を吸わせてみたとかとんでもないこと言ってて、兄が「吸わせない方がいい」と
言ってたのは笑いました。
あと佐助がいたので兄、「暇かっ」と誘ってみたんだけど(それ「相棒」の課長や)、佐助は出浦に
弟子入りして忍者の術をきわめている最中でした。
あの、火遁の術は危ないんで屋敷内でやらないでもらえますか。
ユッキー父と母が二人で会話してて、大名になってお前の城を作るという約束を果たせなくなって
しまうかも、という父に対し母は、あなたの約束を信じてたら身が持たない、とかるくいなしてるのは
良かったですね。
その後母は、兄のフォローも忘れなかった。
何かとユッキーを父は重んじてるけども、兄信幸のことも忘れないで下さいねと。
父も忘れてるわけではないんですね。
彼はきちんと兄のことを平時のリーダーとして評価していた。
つまり、今のような乱世には自分やユッキーのように、臨機応変に動け、パッと判断を下せる人間が
必要だけど、世の中が落ち着いて、平和な世になったら今度は、安定して治めていける力を持っている
兄がリーダーとして引っ張っていくことが大事だと。
ちゃんと子供の力量をわかってる父はすごいなと思いましたね。
信繁は平時には無能になるからなあ。
いや無能という言い方はあれですが、あの生き方は平時ではさぞかし退屈でしょうからね。
その夜大坂では、景勝が秀吉に会うの明日になっちゃったじゃん、と怒っていた。
まさか自分と会ってました、とは言いづらいので話を合わせるユッキー。
で、明日秀吉にあったら真田のこと、うまくとりもっておいてやるからな、という景勝に、少し間が
あってお願いします、というユッキー、何か言いたそうな顔をするも飲みこむ兼続、に笑いました。
その出来事を父に知らせるため、ユッキー手紙を書いてるのですが、その後ろできりがうぜぇ。
仕事してんのにあれこれ話しかけるなよ。
しかも持ってきた菓子をユッキーが食べないからって自分が食べだした。
さらに、足を崩してボリボリ食べながら、今日何してたか聞いて下さい、と言い、ユッキーが仕方なく
聞いたらどうでもいいことしゃべりだした。
あげくに、聞いてるの、と逆切れですよ。
お前が一方的にやってきて、一方的に菓子食い始めて、一方的にしゃべってることなんかしらんわ。
さっさと戻れよ納屋に。
と、そこに三成登場。
ユッキーを酒の席に誘いました。
あれだけ無視しまくってたのにすごい変わりよう。
会わせたい人がいる、と言います。
そうしてやってきたところにいたのは大谷吉継でした。
よっ、形部様!
彼が未来の義父になるとは、もちろんですがこの時は思いもよらなかったでしょうな。
あと、良かったさすがにこの場にきりはついてこなかった。
こいつがいたらどうしようかと…!
吉継は、ユッキー父の名は知れ渡っていると言います。
上田城の戦いで徳川を退けたことが一躍真田を有名にしたらしい。
あとここのユッキーと三成の会話で、最初三成はやはりわざとユッキーを無視していたこと、
秀吉がユッキーを重用してると知ったので態度を変えたのだということがわかります。
加藤清正が昨日酔っぱらったのをわびたい、と来たから三成は席を外したけど吉継が、
三成のことをフォローしてて、いい友人だなあと思いました。
三成は立場で人を判断してしまうところがあり、ユッキーを下に見ていたけれど、秀吉が気に入ったのを
見て、三成にとっても大事な人になったのだ、と。
ただ、秀吉は気に入った人はずっとそばに置きたがるから面倒なことになるぞ、と笑ってはいたけど。
あれだ、冬場にこたつから出たくないからテレビのリモコンとか本とかみかんを、常に手の届くところに
配置するような。(なんか違う)
そうして翌日。
景勝、やっと秀吉に会いました。
秀吉は最高のもてなしをするよ、と言ってたけど、一つ、真田への肩入れはもうやめよと言ってきた。
上洛しろといってもしないし、無視しまくってるので、あいついっちょこらしめるからと。
もうすぐ家康は体勢を立て直して真田討伐に乗り出すだろうけど、家康にも恩を売っておきたいんだ
という秀吉。
ここで兼続がすばやく、「それは真田に加勢するなということか」と確認。
秀吉はそうだと答えました。
ここ、景勝のセリフはほとんどなかったけど、動揺してるのが見て取れました。
うまいですなぁ。
しかしこれでもし真田がほろんでいたとしたら秀吉、後世になって後悔していただろうねぇ。
なんせ自分の息子を守る大事な駒が一つ減っていたことになるからねぇ。
この後秀吉は利休の茶でも飲んでいけ、と景勝を誘います。
で、外に出て三成に、景勝動揺してたねーハハハというけど三成から「景勝は上杉謙信の実子
ではないですよ」と言われて「えーっそうなの!?」と驚いてて笑った。
なんかこの秀吉もいいなあ。
快活な分、本気で怒ったら何をするかわからんところが、軍師官兵衛の秀吉より怖さあるなって
思います。
秀吉が唐突に利休の茶を飲んでいけと景勝に勧めたのは、上杉がこの先秀吉に従うか
どうか、それを見極めたく、利休の意見を聞くためでした。
結構利休頼りにしてんですねぇ。
ユッキーも呼んでやれ、と三成に言ってます。
どうなることやら…。
景勝は、真田のことはどうすればいいのだと激しく動揺してましたが、彼にはほれ、兼続が
いますから。
上杉を守るのが大事、仕方がないことです、と兼続は言いました。
義を重んじすぎて自分の家もつぶれてしまったら何の意味もないですからね。
景勝を支える存在として兼続という有能な家臣がいて良かった。
この後景勝、ユッキーと会うのですが兼続がうまいこと話しをそらして、「あっごめーん、真田のこと
言うの忘れたわーメンゴメンゴー」とフォローしてました。
さて三成がやってきまして。
茶に誘われたユッキー大慌て。
急ぎ着替えを取り寄せるのですが、やってきたのがきりですよ。
うぜぇなこいつ…。
利休の茶室にて。
めっちゃ固まってるユッキーがおもしろい。
あぐらかいて(身分が下の者はあぐらでも問題ない)、両腕をあげて固まってる感じが、緊張を
表していていいなと。
言うなければ、総理と県知事と、いきなり呼ばれた一般市民みたいな感じですよ。
そりゃ緊張もするだろうっていう。
ユッキー、初めておめにかかります、とあいさつしたけど秀吉に「昨日会ったろ」と思い切り
ばらされてて笑った。
ただ秀吉の方も気付いて、景勝より先に会ったのが申し訳なくて黙ってたのか、とナイスフォロー
してくれたからまあ良かったと思うけど気まずいわ!
そこに利休がやってきて詰め詰めですよ。
秀吉が「3人は多かったか?」と言ってるのが笑えた。
何がかなしくて3畳にむさいおっさん4人なんだよ。(失礼)
利休の入れた茶をまず秀吉が飲んで、その後上杉が飲むのですが。
ここ一切セリフなしで、重苦しい雰囲気をよく表してるなと思いました。
上杉が飲み終わったところで、もういいぞ下がれ、と秀吉はあっさり二人を追い出してしまう。
作法わからんユッキーは安心したと同時に、茶飲んでみたかったなーと思ったでしょうな。
秀吉としては、上杉が自分に従うかどうか見たくて呼んだのだから、彼が茶飲んだらもうそれで
いい、という、どういったらいいの、ある意味あっさりしてるけど、終わり方が唐突というか早いなと
思いました。
人の都合なんか知ったこっちゃない、みたいな。
利休は秀吉に、最初は迷っていたようだが覚悟を決めたみたいなので、上杉は秀吉に
従うだろう、と告げました。
秀吉、満足そうです。
景勝の方は目もうつろな感じで。
気の毒だなあ。
茶を飲んでみたかった、と無邪気に言う信繁に、生涯で一番まずい茶だった、と告げるのでした。
ささっお屋形様、口直しにチョコボールを!(それ別のCMや)
ユッキーに着物を持ってきたきりが帰ろうとしていると、まずいまずいと言いながら通りかかった武士が。
茶が?(その話はもう終わった)
彼は秀次。
軍師官兵衛を見た人なら彼がどういう運命をたどるかはご存知だと思います。
きりを見かけてかれは、ビワを寧に持って行ってくれという。
あと秀次はきりを見かけて気になったらしく、ちらっちらっしてて恋愛フラグたったっぽい。
あー秀次がきりとさっさと結婚してくれればありがたいわ。
きりがこれでもう二度とドラマに出てこないでくれれば幸い。
秀吉らは会合を始めようとしていたんだけど、そこになぜか同席させられるユッキー。
これは生きた心地せんな…。
そこに秀次がやってきて、検地の話になるんですが、秀次は秀吉に何を聞かれても答えられない。
代わりに三成が答えていました。
秀次は政治とかに興味なさそうな感じですね。
んで年貢の米を図るための升を統一しよう、という話が出ました。
そこまで決めて秀吉は後は三成にまかせた、とまる投げ。
ただこれは良い上司のあり方だと思うよ。
一つのプロジェクトをやる時に、たまに「あれはどうなった」と進捗状態を聞くくらいならともかく、
「あれはこうやれ、これはああやれ」という風に何から何まで口を出してきたあげく、少しでも進行が
遅れようものなら部下のせいにして大騒ぎ、というのはたまったもんじゃないからなあ。
明確なビジョンがあって「この通りにしてくれ」と言うのならともかく、気まぐれで引っ掻き回すタイプは
始末に負えないですからね。
ともかく。
ユッキーついて来いと言われてあわてて皆に挨拶して秀吉についていく。
彼は茶々のとこにいったのでした。
ユッキーを見せびらかしたかったらしいけど、茶々がもう知ってると言うのでユッキーに「手が早いなあ」と
言ってたのは笑った。
誤解にもほどがある。
で、一同、神経衰弱で遊び始めたのですが…。
茶々は控えてるお付の人をぽわーっと見ていて、それに気づいた秀吉がすごい顔をしている。
さらに、それに気づいたユッキーは、多分人間関係に何となく気付いたんじゃないかなと思いますね。
この後秀吉は寧のもとへ。
皆が集まってわいわいと芋煮を食べていました。
やってきたユッキーはそこにきりがいてびっくり。
つーか偉い人ばっかりなのに、寧の後ろから「ばあ!」て意味わからんのですが。
きり、一度でも秀吉に挨拶したかっていう。
ここには福島正則、加藤清正、のちの小早川秀秋などいろいろいました。
ナレが、これはユッキーが見た、秀吉一家の短い幸せな時だったのかも、と言ってたけどそうかも
知れませんねぇ。
これから波乱の運命が待ってますからねぇ。
というわけできりは一刻も早くこのドラマから消え失せていただきたい。
秀吉のことをどこにでもいそうな人って言ってて、こいつマジで失礼な奴だなと思ったんで。
次回第16話。
「いかなる相手にもひるみませぬ」