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真田丸

第17話(16/05/01)

 家康が攻めてくる、と真田では騒ぎになっていました。
 信尹が知らせてきた、と。
 どうやら、上洛する代わりに戦の許しをもらったらしいです。
 北条の方はにらみ合いが続いているので、そちらも油断せず真田とことを構えるということに
なりそうです。
 てか内記さんよう、もう少しきりのことも気にかけてよ。
 あいつ大坂でやりたい放題でイラッとするんだけど。
 どこが武家の娘なんだよ。
 やりたい放題甘やかされて育ったどうしようもない奴じゃんよ。

 ユッキー兄は、家康も今回は負けられないだろうから必死で向かってくるだろう、と心配。
 父は、新しい策で行くと言ってます。
 ただ、ユッキーから手紙の返事がないことも兄は気になっている様子。
 てか、あのユッキーが手紙をよこさないのは何かあったのかも、くらい思わんのですかねぇ。
 きりはあの通りバ…能天気だから何の役にも立たないし。
 
 秀吉が戻ってきたということで、ユッキーあわてていって、真田攻めをやめて欲しい、と言うの
ですが、秀吉は聞き流してる感じ。
 で、三成に片桐ってもう家康のとこについたかなって聞いてる最中もユッキーがわーわー言うので
笑いながら「うるさい」と言った。
 これは怖いぞ…。
 秀吉そのまま、面白い物を見せてやると連れていきました。

 その頃浜松では、片桐が家康に、真田の首をはねよと名代として秀吉の言葉を伝えていました。
 忠勝がそわそわしてるから何かと思ったら、片桐が七本槍の一人と聞いて、会えて光栄だったらしい。
 こういう、きちんと礼儀正しいとこいいなあ。
 もう、きりみたいなひどいの見てるとねぇ…。
 家康は、片桐の手前、うやうやしく返答したものの、自分がやりたいから戦うんだってばよ!って感じでした。

 さて秀吉ですが。出雲阿国がきていて、その踊りを見るらしい。
 河原で踊っていたのを見かけて連れてきたといいます。
 阿国にしてみたら、わざと目に留まるのが目的だっただろうしねぇ。
 出雲大社の巫女ということを秀吉は言ってましたが、一応そういうことになっていますが、本当の出自は
不明だったり。
 この当時出雲大社はそこそこ知られていたので、その名を使ったという説が信憑性高いです。
 まあ出雲も恩恵にちゃっかり便乗してはいるのですが(笑)。
 というわけで、出雲大社近く、稲佐の浜あたりに、出雲阿国の碑があります。

 さて。
 踊りを見ている間三成がユッキーに、他言無用だ、と口止めしておいて、一旦真田攻めの許しは
出したが、すぐにそれは中止されると説明。
 秀吉曰く、向こうは秀吉の顔を立てて許可を求めてきたのだから、こちらも家康の顔を立てて許可を
出した、だからこれで面子はたったから、中止ということにすれば問題ない。
 むしろこれで家康がどう出てくるかを確かめるのが目的と言います。
 それから、片桐は腹芸ができる人間ではないので、このような策があるというのは知らないと。
 真田はわしが守るという秀吉。
 ユッキー一人が大騒ぎした形ですなあ。
 思えばちゃんと三成はユッキーに、真田はなくならない、大丈夫だと言ってくれてたもんなあ。
 まだまだユッキーの経験値が足りないな。

 ユッキーが安堵したのもつかの間、秀吉は自分の留守中に茶々と会ってただろ、と言ってきた。
 いやー、ユッキー真っ青になってて笑える。
 でも秀吉は、怒ってないという。
 むしろあれに変な虫がつかないよう見張ってて欲しい、と。
 多分秀吉は、ユッキーなら茶々に惑わされないだろうこと、ちゃんと言ったことはできる人間だろう
ことを看過していたのだろうなと思いますが。

 さて。
 阿国の踊りには後ろで踊ってる女性らがいたのですが、ユッキーはその中に、琵琶湖に身を投げた
はずの松の姿を見つけていた。
 びっくりですわー。
 他局のドラマ収録終わったから戻ってきたんですか?(おいやめろ)

 一方片桐。
 家康が激おこで、大坂から真田討伐はいったん中止って手紙きたけどどういうことだってばよ!と
問いただすも、彼は何も聞かされていないのだからわからない。
 ある意味捨て駒ですよね…。かわいそう。
 片桐は、いったん大坂に戻り聞いてくる、と言うも家康は、秀吉が待てというのだから一応待って
やるわ!という感じです。
 正信はどうやらなんとなーく気付いていたような感じではありましたね。
 殿の忠誠心を試したんでしょう、とか言ってるし。
 で、真田の片がついたとなれば、と正信が言い出すのへ「ついてない!…ついたとなれば?」と
聞いてる家康が良かったです。
 ちょっとかわいかった。
 正信曰く、片が付いたということになれば一応上洛せんといかんでしょうなあ、と。

 真田の方は家康が攻めをやめたと知ってほっと一安心。
 父も本当はホッとしたと言い出した。
 新しい策なんかなかったしーと。
 お前その場その場の思いつきで言うのやめい!
 父はこれを幸いとばかりの、上田城の守りをもっと強固にしよう、と言うも兄は、ここで上洛した方が
いいのでは、と言う。
 でも父は、ここまでねばったんだから上洛しないよーと言ってる。
 物事にはさすがにタイミングがあると思うんだけどねぇ。
 私としてはここが最後のタイミングだったように思うのですが。
 だって、値が吊り上っているうちはいいけど相手が、到底もう手に入らないとあきらめて手を引いたら
元も子もないですからね。
 博打しすぎるとそんなリスクもある。
 ちょっと話はずれますが、道路が通る予定の場所で立ち退きを求められて、最後までゴネれば立ち退き料が
あがるとばかりに、数年ゴネまくったら、道路がその家をよけて通ることになって、結局周り何もなくなって、
ぽつんとその家だけが残ることになった、ということがありました。
 そういう風に、欲を張りすぎると大損することにもなる、ということで。

 ユッキー兄は、自分には父の考えがわからない、とおこうさんに言ってます。
 あまりにも甘く見てるのではないか、と。
 確かになあ。

 ユッキーの方は秀吉に言われて、奥の見張りになっていました。
 そこに茶々がやってきて、こんなのあったー抜いてきたーと言うけど、それは寧が植えたなすびだった
模様。
 おい…。
 茶々はユッキーが自分の警備についたと聞いて、楽しくなりそう、と言ってました。
 ユッキーは胃が痛くなりそう…。

 家康が全然上洛してこないので秀吉、なんでこないんだと怒ってます。
 しかも「三成なんか言え」とムチャブリ。
 お前何してんだやめろよ。
 三成は、旭以上の人質が必要でしょう、と答える。
 旭とは秀吉の妹で、家康の正室でした。
 そういうわけで秀吉は、母上のなかに頼むことに。
 寧は当然許さないですわな。
 秀長もダメですよという。
 三成は、人質ではないですよ、家康が上洛するまで、ちょっと預けるだけ、とナイスフォロー。
 ここで秀吉がダメ押し。
「一時の人質じゃ!」
 人質じゃねーか!!!!!
 三成がフォローしてくれたものをぶっこわしてどうする!
 ただ、なかも、この年になって秀吉の役に立てることがあるのは嬉しいし、浜松見物だと思えば、と
引き受けてくれたのでした。
 おばあさまにしたら娘の旭と会えるわけだし、人質いうてもちゃんとした扱いしてもらえるだろうし、
そんなに悪いわけではないでしょうね。

 これを、聞いていたきりが信繁に報告に行くんだけど。
 この言い分がひどいんですよ。
 あんなおばーちゃんで大丈夫か、コロッと死ぬんじゃないのかみたいな。
 馬鹿じゃねーのこいつ。
 こういう風に思ってるから、とりに対してもタメ口・上から目線だったんだろうなあ…。
 早くこのドラマから消え去って欲しい。
 ここに茶々がやってきて、きりのことを尋ねる。
 茶々に自分のことを深入りされたくなかったユッキーは、きりのことを付き合ってるみたいに
紹介するんですよ。
 自分で死亡フラグ立ててどうするよユッキー。
 ここまで馬鹿なことするとは思わなかった。
 というかこの台本何なんだよ。
 きりは「また知らせに来る」とか堂々と言ってるし、間者と言ってるも同然なんだけど。
 ともあれこいつ、ユッキーの言葉にウキウキして帰って行った。
 もう二度と出てくんな。
 茶々はその様子を見て、しぐさ真似てたけど、こっちはかわいかったのになあ…。
 と、そこに三成がやってきた。

 実は三成はこっそりユッキーに、家康の人質の扱いを聞きに来たのでした。
 とりが家康のとこにいたことがあるかららしい。
 ああー、木曽からまとめて家康にわたったんだっけ。
 忘れてた。←
 ユッキーは、とても丁寧に扱われたという話をします。
 三成としては、秀吉の母なんだから万が一のことがあってはならん、ということらしい。
 そこに加藤、福島がやってきて、なかが人質とはどういうことだ、どうせお前が入れ知恵
したんだろうと怒る。
 必死に止めるユッキーがかわいそう(笑)。
 でも三成はしれっと、家康の上洛の方が大事、というのです。
 もしここでユッキーに、人質の扱いがきちんとしていたと聞いていなければ多分、三成が
率先して秀吉に、出すのやめた方がと言いに行ったと思うんですよ。
 だけど安全だというのはわかったからもう秀吉の命に従うだけ、お前らがうるさく言おうが
知らんって感じなんだろうなあ。
 ユッキーは、さっき確認していたことを言ってあげれば、って感じだけど無視してる三成。
 こっちを向けと言われて、「見てあげた方が…」って言ってるとこも笑った。
 
 加藤は、おまえには情がないと怒る。…ボクシングの?(それは明日のジョー)
 彼らが立ち去ったあと、馬鹿と話すと疲れると言ってたけど、ユッキーは三成に、なんで心配
してたことを言ってあげないのかと言う。
 三成は、あいつらに好かれようとは思わない、ということでしたが…。
 ここでユッキーが二人にとりなしてあげていたら、またちょっと違っていたかも知れませんね。
 本当は二人と同じくらい三成も心配していたのだ、ってわかったら。

 家康の方は、母親が来るなんて思い切ったことしたなーと言ってたけど、母親の顔しらんから
替え玉きてもわかんないぞと。
 すると正信が、うってつけの人がいるという。
 それは家康の正室、旭でした。
 旭は結婚していた夫と無理やり別れさせられ、ここに嫁いできていたらしい。
 そりゃ不機嫌な顔にもなりますよね。
 しかも、家康とは直接話をせず、阿茶局を通して、というのがさらに笑える。
 家康は、母がもうすぐ来るぞ、と言い、一度くらいは笑ってくれ、と言うんだけど旭、(阿茶を通して)
「これでも笑ってる」と。
 …えー……。
 
 そして1586年10月18日。
 なか様がやってまいりまして、旭と対面。
 喜ぶ様子を見て家康は本物の母親と確信し、上洛することを決めました。
 
 ユッキーは阿国が女たちへ踊りを指導するのを見てました。
 うわーきりも一緒だ…。
 松を確認してんだろうな。
 ユッキー、阿国に声をかけて、踊りの話を聞いていた。
 よもやこれが後で役に立とうとは。
 話は聞いておくものですねぇ。
 ここで阿国、元は出雲の社へ仕える身だと言ってました。
 秀吉もだけど、この時代は本当は杵築大社というのが正しいのですが、それだとわからないから
わざと出雲大社になってると思う。
 で、その阿国の語った話も真実ではないそうです。
 出雲の巫女という設定、で全国歩いてたみたいで。
 あと阿国がきりに、あなた踊りの才能あるんじゃない、ちょっと回って見て、と言ってたけど「ごめん
私の勘違いだった」と言ってたのは笑いました。
 どう見ても才能ないだろ。
 ユッキーは、踊り子の中に自分の知り合いがいると言って松に声をかけるのですが、松は
ユッキーもきりのことも知らないようだった。
 てかきりはユッキーに、松のことを駒呼ばわりして言ったりしてかなりひどい扱いだったんだけど。
 記憶をなくしているんでしょうなあ。
 今はお藤というらしいです。

 ユッキー、手紙を書こうとして結局辞めた。
 確信もないことを書いてもしょうがない、と思ったのかも知れませんね。
 そこに秀吉がやってきた。
 お前気軽にやってきすぎだよ!
 秀吉はユッキーに相談にのってもらいにきたのでした。
 明日家康と会うことになったんだけど、自分は緊張してしまうから、今夜会いに行くことにした、と。
 思い立ったら本当に行動早いな…。
 それで、ユッキーに仲立ちして欲しいというのでした。
 ああ、信長に挨拶にいった時に、一度会ってるからなあ…。
 秀吉に頼みこまれたらどうしようもないのでユッキー、しぶしぶ行きました。

 それで、家康に会って挨拶をするんだけど。
 この、後ろで控えている人に注目ですよ!
 ユッキー、上田の戦の話をしているんだけど、徳川軍も健闘したって言ったら家康がビキビキって
なってて面白かった。
 それでユッキー、会わせたい人がいる、という話を切りだしたのですが…。
 秀吉が会いたいと言っている、という言葉に話が見えないという家康。
 ここでしびれを切らした秀吉が「ええいめんどくさい!わしじゃ、秀吉じゃ!」とユッキーの後ろから
出てきて、家康がめっちゃビビってて笑いました。
 そうです、ずっと頭を下げていたのが秀吉でした。
 ここのシーンは声出して笑ったなあ。本当に面白かった。
 
 それで秀吉は、明日自分が秀吉であると名乗った後、ははーとまずは言ってくれ、と芝居を
して欲しい旨を伝える。
 その後自分が偉そうなことを言うから、よく聞こえる声で、この家康お仕えしますと言ってくれれば
良いから、と。
 家康、自分は芝居は苦手ですと言うのですがここでユッキー、阿国が言っていた、肩の力を抜く
方法を二人に伝授。
 おっさん3人が狭い空間で深呼吸とか…。
 てか一度ここで練習しろや…。
 で。
 秀吉はさらに、陣羽織をくれませんかと言ってくれ、と家康に言う。
 理由を家康が問うと、「もう戦はなくなったのですから、陣羽織は必要ないでしょう、もし秀吉に
はむかうものがいたらこの家康が成敗します、だから下さい」と言ってほしいというわけです。
 家康が、「芝居がどんどん難しくなっております…!」って言っててめっちゃ笑った。
 確かにだんだん増えていってる!
 ただ秀吉も、おまえと自分は同じ思いのはずだから、どうかこの先やっていくためにも協力して
欲しい、というのですね。
 秀吉は本心からだったかも知れないけど家康はこの時くらいから、天下のチャンスを待っていた
かもなあ。
 だって実質二番目にいるわけだし。
 この後二人、手を取り合って喜んでいたけど、もっと早めにカメラとめてあげてよ!
 間がもたなくなってたよ!

 三成は今回のことは誰にも言うなと口止めしてたけど、ユッキーは、唐突すぎて誰にも信じて
もらえないでしょうね、といった感じ。
 あと、三成はまたユッキーの手紙を渡してきて、もっとうまくやれと言ってた。
 旅の僧に託したらしいけど、完全にばれていたらしい。
 それと、兄からの手紙もここで止まってました。堂々とユッキーあてって書いちゃってるからなあ…。
 茶々に頼んで、茶々から別の人に…あ、こっちも三成が監視してそうだから無理だなあ。
 あ、きりですか?
 そんな人はいませんよ。

 三成は信繁に、わしは真田とのことは戦にはしないといった、その通りになっただろう、徳川は
真田攻めをあきらめて秀吉に臣従を誓った、慌てていたのはお前だけだ、と言う。
 裏を読めと。
 三成にしたら、もうちょっと経験詰めよって感じだったんだろうなあ。
 確かに真田のことだからあわてるのはわかるけど、一人ドタバタしてた感じだもんなあ。
 ただ三成はこうも言いました。
 ただの薄っぺらい小僧なのに、上杉、徳川、秀吉の心をつかんだ、おまえは何者だと。
 三成もツンばっかりじゃなくてデレも見せたら絶対加藤とか福島に理解してもらえるのに。
 お前はわからなくても俺がわかっていればいいんだ、みたいな態度は味方なくすからねえ。

 さてユッキー兄の方ですが、なぜ返事をくれないんだって手紙書いてた。
 ユッキー父が上洛しないことに意固地になっちゃってて困ってもいるらしい。
 秀吉も何が起きるかわからんからな、とか言ってる。
 この父は完全にタイミングを見誤ってるのではないかと思うのですが。

 事前に打ち合わせした通り、秀吉と家康の猿芝居が行われている中、ユッキーは複雑な
気持ちでした。

 
 次回第18話。
 「幸村が槍、まだ折れはせん!」



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