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真田丸 |
第19話(16/05/15)
きりの存在意義ってなんなんですかね…。
信繁を傷つけ思い出を踏みにじる役目なんですかね。
そういう人が身近にいるのって不幸でしかないんですけど。
ユッキーのとこに茶々がやってきて、大坂城で自分が入ることを禁じられている、とある
蔵に連れて行け、と言ってきました。
真田の事を秀吉にとりなすかわりに、なんでも言うことを聞くから、と安易に約束してしまった
のが原因のようです。
見つからなければいい、という茶々に、半ば引きずられるようにしてやってきたユッキー。
そこは武具の蔵でした。
ういろう売りのセリフにそんな早口がありましたよのぅ…。
茶々はなぜ私に見せたくなかったのかしら、と疑問に思う。
5歳の時父が戦で切腹(浅井長政)し、その時の織田軍大将は秀吉だった、兄は10歳だったけど
秀吉によって串刺しにされた(浅井の跡継ぎを残さないため)、そしてその後母のお市は柴田勝家に
嫁ぐも、秀吉が信長の後を継いで仕切り始めた事が気に入らず、戦になって、勝家とお市は自刃して果てた。
私の大切な人はことごとく秀吉に殺された、という茶々。
ユッキーはどんな気持ちで聞いていたのかなと思います。
幼いころから人が死ぬのを見てきたから、人が死んでもなんとも思わない、自分が死ぬのも怖くない、
という茶々ですが。
まあ心壊れてもしゃーないよなとはちょっと思いますね。
欲しくて手に入れたものとかもいずれ壊れるから何も欲しくない、という風に達観してる部分もあるかも。
この後、長巻を触っていてそれが倒れていて、ユッキーが茶々を助けるシーンがあるのですが、ユッキーは
死を恐れる人の怖がり方ではないと言っている。
去勢を張っている部分もあるのかも知れませんね。
というか武器を触るなよあぶねーから。
茶々は側室になるように言われた、とユッキーに話します。
ユッキーもそんなの言われても困るんじゃないかと思うけど、ユッキーは正直に「側室になることが幸せか
どうかはわからない。でも、断ればあまり幸せにはならないのでは」と答えてました。
うーん。
二人が歩いていると後ろからきりがきた。
寧からカステラもらったからユッキーの分もって持ってきたらしいんだけどこの人、食べてるシーンしか
見た事ないんだけど仕事してんの?
で、茶々がいることに気付いて憮然。
ユッキーは、このことは内密にって念押ししていくけど、城内に噂ながしたのきりじゃないだろうなあ。
ピンチに陥るところを寧に自分がいってとりなしてもらえば恩を売れるしさぁ。
しかもきり、寧と秀吉の後ろに控えてるシーンで舌打ちしてて、こいつ何なんって思った。
舌打ちって下品すぎるわ。
どういう教育受けたらこんなのになるんだよ。
秀吉は寧に、どうしたら茶々が側室になってくれるかを相談しにきてたのでした。
そういうのを正妻に相談するのもどうかと思うけど、側室は普通にいるものだったしねぇ。
寧は、あの子の親はあなたに殺されたようなもの、小細工せず正面からいった方がいい、と告げます。
ひざまくら外してたのは笑った。
聚楽第の説明をしに、秀吉らが茶々のところにやってきて、三成が図面を広げている。
茶々なんと、ユッキーがいないといやだと言い出した。
これは怖いなあ。
秀吉はニコニコしながら、ずいぶんと気に入られたもんだなと言ってるけど、ユッキーは怖いだろうなあ。
本当に気持ちないんだもんねぇ。
秀吉らが去った後ユッキーは茶々に、ああいうことは言わないで欲しい、仲が疑われるというのですが…。
片桐がユッキーに、お前の家では釣り合わない身分の人だと警告してて、忠告してくれるのはありがたい
けど、ユッキーの話も信じてあげなよ…とはちょっと思いました。
ユッキーの父と兄は駿府城にいました。
信尹とで、今回の一件を話していて、信尹は徳川の家臣になっておくことは別に真田にとって悪い
ことばかりでもない、徳川に攻められることはなくなった、と言う。
それはどうかな……(遠い目)。
父は相変わらず駿府城の図面作ってて、攻めるならここ、と言ってた。
一方松は、ここのことが思い出せないのです、とユッキー兄に告げてたんだけど、兄真面目な顔で
「ここは初めてくる場所です」と答える。
やだー!思い出そうとして損したー!と兄を突き飛ばす松が笑える。
ちなみに兄が入ってきた時も「源次郎!」「源三郎です」というやりとりがあって笑った。
まだ記憶が完全に戻ったわけではないんでしょうね。
真田の里に戻って母やとりにあったら記憶がもっと戻るでしょう。
でも、梅がもういないと知ったら悲しむかもねぇ。
ダンナはどうしてんだろう。
家康は、真田が味方になったとしても、状況を知る者、間者が必要だと考える。
というわけで…。
忠勝の娘、稲をユッキー兄と結婚させてはどうかという話になるのですが、忠勝としてはまあ心配
ですわな。
このころ若くして結婚するのが当然だったとはいえ、13歳の子を敵方(表面上は味方だけど)の中に
送り込まなければいけないのだから、心配でしょうなあ。
そんなこととは知らないユッキー兄、トイレにいたら後ろに忠勝が立っててびっくりしてた。
うん、気持ちはわかる。
出るものも出ないよなあ。
この後家康から、縁組の話を聞いて驚く真田一行。
確かに。
稲をいったん家康の養女にして、そこから真田へ嫁がせることにして、あくまでも徳川と真田の
縁組ということにすると。
ユッキー父は、おこうがいるというのですが、家康は離縁すればいい、と言うのです。
お前な。
旭のこと経験してるのに、離縁というのがどれだけのことか理解できんのかよ。
せめて側室に降格させてどうこうくらいは言えよ。
ひどいな。
信尹は、「多分徳川としては真田に裏切られるのが怖いのだろう、もしくは間者として送り込む気だ」と
告げる。
それを聞いてユッキー父、使えるなと。
使えるとかじゃねーよ!
断ると波風立つというので何やら決まりそうですが…。
嫌われるようにすればいいんだろうけど、兄はそれも出来ないだろうねえ。優しいからねえ。
なお稲こと小松殿は気性が荒く、婿候補を見定める際に髷をもって顔を見ていたとか、顎を扇子で
持ち上げて見ていたとかあるのですが、それをユッキー兄、信幸が諌めたことから逆に、稲に気に入られる
フラグがたった、という話もあるそうです。
また、鬼嫁ではあったんだけど二人の仲はとても良かったとか。
稲の方は一応これ13歳(実年齢は12歳)設定ですから嫌だと言っている。
忠勝も哀しいだろうなあ。
はっ…ピーン!稲(いな)が否(いな)と答えた!いける!(伊月、黙れ)
その気持ちをぐっと押さえ忠勝は、家康のために間者になって欲しい、と言い含め、稲も間者で
あればと引き受けたのでした。
まあこの後やっぱり嫌とか言ってて忠勝も声裏返ってたりして笑ったんだけど。
その後家康のもと、挨拶を交わす二人ですが、視線が合わさることはありませんでした。
お互いに納得いかない結婚なんだろうねえ。
史実はどうだったのか気になります。
さて大坂では平野が加藤清正に、ユッキーが茶々を蔵に連れ込んでたってさ、とあることないこと
吹き込んでました。
ひでーなこいつ。
で、片桐と加藤も話をしていて、その話が秀吉に伝わってしまう。
片桐が、おまえが茶々と蔵に入るのを見た者がいる、というのでユッキーは堂々と、見た人を
連れてきてくれと言う。
片桐ここで、自分は又聞きなのでそれは誰かわからないと言い出した。
確証がないんなら秀吉の耳に入れない方が…。
秀吉もそう思ったようで、そんな話を持ってくるな、おまえ茶々に惚れてるからユッキーに嫉妬して、
そんな話を持ってきたんだろう、と激怒。
怖いわー。
ユッキーは仕事変えてよぉぉぉんと秀吉に頼むけど、秀吉はもう少し茶々のそばにいてやってくれ、
話し相手になってくれと言うのでした。
もうここは自己保身と言われてもいいから、茶々に側室になるようにいって、秀吉には「側室の話を
説得していたからその姿を見られたのかも」と言っとけよ!
平野、自分がうわさを広めたクセに、ユッキーに「災難だったなー」とか言ってて、こいつも腹立つんだけど、
また茶々のお呼びがかかったよ。
ユッキーも生きた心地しないよなあ。
茶々、花畑で「花に詳しい?」とか聞き始めた。
まったくわからないというユッキー。
六法全書とか銀行法なら詳しいと思うんですけど。(それ中の人の役!)
茶々は、この花は山吹といって、自分の母が好きだった花だという。
それをユッキーにくれたんだけど、アワアワしていたら加藤が見てるのに気付いたユッキー。
半ばやけで、髪の毛にさしてドヤァァァ…!ってやっててめっちゃ笑いました。
何してんすか!
ギョッとする加藤清正。
気持ちはわかる。
それを茶々がスッととって、母はよく押し花にしてたから私もやってみよう、と言ってました。
せっかくの奇行も空気読まない茶々にはムダだった!
きりがユッキーに、そんな噂が広まるのはあなたに隙があったとか言っててうるせぇ。
お前は秀次の気持ちを図々しく利用してんじゃん。
しかも仕事もしてないし。
さらに、ちょっとはやましいこ気持ちになることはあったんでしょ、とユッキーを問い詰めてて、
最初は否定していたユッキーが、まあ少しはあったかもと言い出したら「これだから男はサイテー!」とか
言い出して、そんな男に言い寄って、あわよくば既成事実作ろうとしてるお前は何なんだよと思った。
きりは人として最低だと思うけど。
きりに言われてやってきた秀次は、秀長なら秀吉にとりなしてくれただろうけど、今病に附せって
いるからちょっと無理かなと答える。
秀次も話聞いてお前に隙があったと言ってんですけどね。
で、あとは三成なら何とかしてくれそうじゃん、と言い出した。
きりが「助けてあげて下さい」と言ってたけど、身分が下の者の話なんだから「助けてやっていただけ
ませんか」だろうが。
三成に話を持ってきたユッキー。
ここでもお前に隙があったんだ、と言われてもうあきらめの境地になったのか「ハイ、私がわるいですー」
みたいな反応になってた。
いろいろ疲れたんだな…。
三成は、加藤は九州にいかせる、いろいろ仕事与えて忙しくさせるから、と言うのですが。
あっさり引き受けたから変だなーと思ってたんだよ。
三成が堺に行く、と出てった後大谷がネタ晴らし(そんな、ドッキリみたいな)。
実は前々から加藤は九州征伐に行くことが決まっていて、ユッキーの危機を受けて命じられる
わけではないので、そんなに恩に着ることもないよ、というものでした。
あいつ!
実は秀吉は、朝鮮、中国の支配を視野に入れていて、そのために九州のことを加藤に今のうち
から見せておくのだと。
ともあれ大谷は、お前は人懐こいのが良い点だが、それが裏目に出ることもあるからね、と忠告
してくれるのでした。
秀吉、正式に加藤に九州討伐を命じ、その平定一年後に加藤は肥後で大大名となりました。
その4年後、朝鮮出兵となったそうです。
さて。
聚楽第が出来ましたよ。
秀吉、上機嫌です。
ここに茶々が住むことになるのですが、蔵がいくつもあると聞いた茶々、うっかりユッキーに
「また蔵を見に行きましょうね」と言ってしまう。
空気凍ったなー。
ここ、セリフなしでその空気が凍る様を醸し出す小日向さんの演技力がすごい。
皆はいろいろ違う話をするのですが、ごまかせる秀吉ではなかった。
しかも三成は、「あ、六の宮様来るから迎えにいってくるわ」って逃げた。
みーつーなーりー!!!!!
お付の人も下がるよう言われ、ユッキーも出ようとしたら「なんでお前も下がろうとしてる」と
咎められちゃったよー。
かくなる上は、とユッキー、騙していたことをすっぱりと認め謝りました。
申し開きするよりはまあいいか。
ただ秀吉は、武具の蔵を見にいったのだと言われて、ハッとするとこもあったのではないかと思うのです。
この後の展開を見る限り。
秀吉は茶々に、あのような体験をしてきたから、これからはきれいなものに囲まれて生きて欲しかった、
忌まわしかった思い出の数倍、楽しい思いをして欲しいと告げます。
それが償いだと。
お前はもうすぐ天下人の妻となる、正室にはできないけれど愛しいと思っていると話す秀吉。
死ぬ時にこう言ってほしい、「私は日の本一幸せな女子でした」と。
なんつーか、こういう風にまっすぐに言われたら茶々としても思うところがあっただろうし、ユッキーが蔵に
入っていたということについても、武具の蔵と聞いて秀吉は恋愛の気持ちじゃなく本当に、茶々が見たくて
ユッキーを連れてっただけ、と理解したんじゃないかなと思いますね。
この後寧のとこにやってきた秀吉、茶々が側室になってくれる!とめっちゃ喜んでいました。
それを聞かされた寧も複雑だろうなあ…。
茶々にはあのお付の人が、秀吉は信用ならない人ですよと言ってた。
でも茶々は、あの人は私を日本一幸せと言わせると約束した、私もそれを言ってみたいと思った、と
言うのです。
幸せになってもいいんじゃないかな、とは思ったんでしょうね。
のらりくらりと言う秀吉が、あの時はまっすぐに言ったのが届いたんじゃないかなと。
で、ユッキーに茶々は、秀吉に返すことにしたと告げる。
普通に話をしていたから多分、ユッキーにあれこれせまってたのは、秀吉をからかう気持ちの方が
大きかったのかなと思いました。
で。
茶々は、いつかあなたとはまたどこかで出会う、死ぬ日は一緒のような気がしますと話した。
そんな先のことをネタ晴らししないでください!←
ユッキーは、遠い先であることを願っております、と言うのですが。
そんな彼に茶々は、自分が作った山吹の押し花をくれました。
大切なものですねぇ。
下がりなさい、と厳しい感じで言ってたけど茶々、これを区切りにユッキーに対してはきちんと、
下の者として接するようになるんだろうなあと思いました。
で。
ユッキーが押し花を見てるんですけども。
茶々という人の生涯を物語る大切なものだなと思ってたら、きりがいきなりつまんで食べたんですよ。
何こいつ。
人の思い出そこまで踏みにじって楽しいですか。
最低じゃないか。
この人本当にこの大河から消えて欲しい。
ここまでなんで人の気持ち台無しにして生きてられるのか不思議で仕方ない。
憎まれまくって楽しいことあるんかね。
茶々を側室に迎え、三成はひとり言だ、と言いつつユッキーに、秀吉はどこに向かわれるのかと
言ってた。
三成ですら危惧を抱いたのかも知れませんね。
秀吉が暴走し始めていることに。
次回第20話。
「得体の知れぬ暗き情念…!」