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真田丸 |
第26話(16/07/03)
鶴丸…ええい鶴松が亡くなり、気落ちしてしまった秀吉はやる気ゼロに。
関白の座を秀次にゆずったので自動的に身分は太閤になったけど、そんなの嬉しくもなんとも
ないだろうなあ。
秀吉はユッキーに、おまえはお役御免だ、新しい関白につけというけれどもユッキーは、秀吉に
しばらくは仕えるという。
嬉しいことを言ってくれるな、と秀吉は言ってたけど案外本心かも知れません。
何となくだけど、息子のようにというか、家族のように思ってるとこはあるんじゃないかな。
三成とか大谷とはまた違ったところでね。
1人部屋でぼーっとしてる茶々を無言で抱きしめる秀吉のシーン、いいなあと思いました。
そういうわけで秀次、関白になったわけですが。
なんできりが控えてんの。
これ寧の下女だろうにおかしくないですか。
秀次が呼び寄せたにしてもさあ。
しかも、疲れたと言ってる秀次に渋い顔してるからなんだこいつと思ったら、「いつも自分の
話しかしない」とか偉そうに文句ですよ。
今の時点でこの国のトップにこんなえらそうな口を利く下女がどこにいんだよ。
おかしいだろ脚本。
しかも自分の話しかってお前だろきり。
秀次も注意くらいすればいいのに甘やかすからこの人、ずっと誰からも訂正されることなく、
ズケズケとものを言う恐れ知らずの性格になってんだろうなあ。
このドラマできりだけが雰囲気ぶち壊しだと思いますよ。
秀次は側室らをきりに引き合わせるんだけど。
秀次の隣にきりが座ってて、他の側室らが下座っておい。
さらに、秀次の娘たかはきりがこんな扱いされてるのがおもしろくないようでそっぽ向いてるし。
そらそうだ。
きりはこないだの結婚の話を父に伝えるからちょっと待って下さいと言ってます。
その様子に、承知する気持ちはあるんだね、と嬉しそうな秀次。
とっとと引き取っていただきたい。
信繁のストーカーになってるからこの人。
秀吉、なぜかうってかわって元気な様子で、三成に明を攻めるぞー!と言ってます。
何があったんでしょうか。
大谷も話を聞いて、どうしたんだ、とあきれてる。
でも間近で秀吉を見ていたユッキーは違います、と否定。
秀吉は、太平の世になったからこそ明を討つのだ、人には仕事がいるというのですね。
明を攻めればこの太平の世をひっくり返そうと考えるやつはいなくなると。
…公共工事でもさせておけばいいのに…。
ともあれそういうわけでユッキー、秀吉はボケたわけではない、とフォローするわけです。
さて名護屋城が肥前に作られましたよ。
黒田官兵衛は出てこないのか…別次元にいるのか…。
ユッキー父は兄のことを鼻が高いと喜んでいます。
一国の主として呼ばれたと。
つまりこの時点で、父側と兄側とで真田は別れたことになります。
別れたつーてもまあ増えたようなもんだ。
それぞれが大名として認められたということなので鼻が高い、というわけです。
明攻めに呼ばれたとはいえ親子3人そろうのは嬉しい様子の父。
で、真田の明行きはかなり後にしてもらえとか言ってます。
様子を見ての出陣というわけですね。
ただ父は、秀吉も明攻めとはいよいよトチ狂ったなーとか言ってて、それをユッキーじーっと
見てたから、少しずつ父の読みが外れてきていることを実感しつつあるのかなと思いました。
まあ秀吉のそばにいるユッキーの方が情報量多いわけだから、情報で劣る父が秀吉がトチ
狂ったと思うのは仕方ないですけどもね。大谷だってそう思ってたんだし。
今日は加藤清正が酒宴を開いてくれるということなのですが、ユッキー兄がまずいと言い出した。
忠勝に今夜のもうと言われているらしいです。
さりとて加藤の顔をつぶしても怖い。
のんきに父が、どっち断っても殺されるとか言っててちょっと笑いました。
完全に他人事じゃねーか!
忠勝のとこに顔を出したユッキー兄。
家康上機嫌で、忠勝を怒鳴りつけたらしいじゃないか、と言ってる。
ああ北条との戦いのやつか…。
なんか過大評価されて伝わってるな…。
兄ここで仮病を使って、「ちょっと横になって休みます」とごまかした。
家康も、疲れが出たんだろう、戦に備えて少し休みなさい、と声をかけてくれた。
ただ、廊下で忠勝が、自分の顔を立てて後で顔出してね、と言ってきたから兄も困ってしまう
わけです。
でも兄は、徳川のおぼえはめでたそうですね。これなら関ヶ原でこっちにつくのも理解できる。
加藤のとこに3人顔を出して飲むことになったんだけど、ユッキーとユッキー兄の名前について
加藤がややこしいとか言い出して妙な流れに。
まあ大体迷いますわな。
でも加藤はバk…単純だから、まいっか、と面倒になったらしく、女呼んできて酒宴再開なわけですよ。
兄、忠勝のところに顔を出さないといけないので焦る。
寝てることになってるわけなので、おしろいのにおいがしないかとか考えたんだろうなあ。
香をたいて行けばよかったのに。
家康のとこにいったら忠勝が額ごっつんこしてきたので焦る兄。
熱を測っていたようです。
紛らわしい!
おしろいのにおいしなくて良かったですな。
さてさて。
上田城です。
内記がきりを叱っていました。
ユッキーと結婚させるつもりでついていかせたのに、どこの誰ともわからんような奴と結婚させて
たまるか、と。
いやそれ以前にお前んとこの娘、ユッキーの好感度ダダ下がりしてマイナスしかないんだけど。
完全に嫌われる行動しかとってないんだけど。
ちゃんとしつけしとけよ。
きりは、じゃこの結婚話は断るといって帰って行こうとするけど、関白から求婚されていると知った
内記はあわてます。
いいからそのまま嫁入りさせてください。
そしてこのドラマにもう出てこないでいただきたい。
名護屋城では作戦会議が開かれており、ユッキーそれとなく確認したところ、真田はずいぶんあとの
出陣のようでした。
加藤が先陣切って乗り込んだようですね。
そして秀吉が名護屋城にやってきました。
家康が、秀吉には最後に乗り込んでもらう、それまでここで様子見してて下さいと言ってる。
あと茶々もつれてきたようですね。
静かにしているから何かと思ったら、波の音を聞いていたらしい。
彼女らしいなと思いました。
茶々はユッキーに、ここ身内連れてきてもいいそうですよと言ってて、きりは?とか言いましたがそこは
ユッキー、身内でもなんでもないときっぱり否定してました。
良かった。
と、なんかいきなり後ろ走ってきたからえ、スタンド?と思ったら違った。
春だった。
迷ってたらしいぞ。
なんかハリポタに出てくる不思議ちゃんみたいなノリだな。
いいけど。
天然ぽくてかわいい。
春は、大谷の娘でした。
なるほど彼女が正室になる方ですか。
お似合いですね!
きりがいないうちに早く結婚するんだ!(早いよ)
三成、大谷が朝鮮へ渡りました。
その頃京では秀次の子が産まれようとしていて、秀次は、男なら自分の後ついで関白になって
この世を治めていくなーと大喜び。
で、きりに返事を聞くときり、もう少しとか言ってる。
お前は父に報告したんだろうに何やってんだよ。早く結婚しとけよ。
そんな喜びのさなかにある秀次でしたが。
なんと、茶々も懐妊したのでした。
これは怖いだろうなあ。
完全に自分は邪魔者になってしまったわけです。
それどころか、子の存在すらもまずい材料になったわけで。
さらに、朝鮮で戦っていた弟が病没したと知らせが舞い込んできました。
かわいそうに。
その頃秀吉は、朝鮮出兵がこう着状態にあると知り、面白くない。
ここで秀吉言いました。
コスプレ大会開催!
あ、ああ、銀魂映画?(空知先生が「コスプレ大会のようなものと思って」と言ったからと
いって傷をえぐるのはやめるんだ!)
出浦がすたすたユッキー父のとこに戻ってきたから何かと思ったら、家康の出し物を
探っていたらしい。
あじか売りというものらしいです。
ザル売りかあ。
で、出浦はユッキー父に、瓜売りにふんしてはどうか、と提案。
早速父が練習を始めるのを見て兄は、自分には無理だ、と感心している様子。
結局凝り性なんだろうなあ、父は。
秀次の方は男子が産まれていたのですが、まったく嬉しくなさそう。
しかもきりがまた空気読まずに、嬉しくないんですかとか言ってる。
お前ほんと空気読まないのもいい加減にしろよ。
自分が生きるか死ぬかの瀬戸際で悩んでる人に嬉しくないんですか、って、状況読めてないにも
ほどがある。
秀次は、茶々の生む子が男子であれば、自分は親子ともども立場が危うくなる、と案じています。
ところが、生まれた秀次の子は生後わずかでこの世を去りました。
このドラマでは病没になってるけど、状況を考えるとまあ意図的に死なせた説もあるのは仕方ないと
思いますね。立場的にねえ。
秀次は、泣いているのは死んだからではない、子が亡くなったことでほっとした自分を呪っているのだと
説明、きりが抱きしめていたけど、だからもうこっちはこっちで勝手にやってくれと。
はいこっから話面白くなりまーす。
仮装大会が始まりまして、片桐は猿回しに興じていた。
でも猿が去ってしまった。猿が去る…。
ユッキー父と兄は一生懸命瓜売りを練習しているのですが、ユッキーがえらいことになったと。
秀吉も瓜売りをやるらしい。
なんでもっと早く確認しておかねーんだよっていうか秀吉お前も参加するのかよ。
てか秀吉はもともと百姓だからうまいだろ、と思ったんですが。
ここで重大なことが発覚。
秀吉よりユッキー父の方がうまいらしい。
…なんでだよ!
(史実では、秀吉の瓜売りは本当にうまかったと伝わってるそうです。経験あるからなあ)
父は、やった勝てるという感じなんだけどユッキーやら片桐はこのままでは秀吉の面目がつぶれると
大慌て。
演目を変更しようというユッキーに、兄は一生懸命練習してきたんだぞ、と怒る。
なんだかんだいってこいつも乗り気なんだな。
水曜どうでしょうでいろいろやってるからな…。(おいやめろ)
出浦が、秀吉が変えるように仕向けてはというので、兄は家康のとこにいって、秀吉に変えてもらう
よう言ってというけど、秀吉だって下手なことは言いたくないから、ユッキー父の方が変えた方がいいよ、と。
そらそうですわな。
というわけでユッキー一計を案じまして。
秀吉が練習しているところへたまたま、父も練習しながら通りががったように見せかける作戦!
ところが秀吉は、おまえには負けんぞ、というだけでした。
ダメですな。
ユッキー、「秀吉様は必死になるあまり己を見失ってるようです」と。
朝鮮出兵は冷静だったのにこっちでは己見失っちゃうの!?逆じゃね?
秀吉を先にさせて、父が後…でもよくない、とノリツッコミしてるユッキーが笑えます。
さらに出浦が、秀吉にしびれ薬を盛ろう、と。
アホか!
兄が片桐に、戯言ですから、とごまかすの笑った。
で、父は結局「急な病で出られません」ということにしました。
ういろう売りにでも変えときゃいいのに。
したらそんなにうまいってわけでもなくお役目果たせただろうに…。
てかビックリしたのは、皆がっかりしてるし、佐助に至っては泣いてるし、お前らたかがコスプレ大会に
なんでそこまで必死なんだよってことでした。
泣きたいのは銀魂コスプレ大会見させられるこっちやわ!(シーッ)
秀吉が瓜売りをやって、家康と対決みたいな形に。
家康はわかってるから、わざと押されてる感じであじか売りを演じてみせる。
一方で忠勝は本気でやってるっぽいんですな。このギャップは面白いな。
それで結局秀吉が優勝しました。
見ていたユッキーは始終渋い顔でした。
ここは渋い顔というよりも、内心複雑…といった感じにした方が良かったのでは。
ユッキーもそろそろいい年で空気読めるようになってきてるだろうし。
そして家康はこんな勝敗わかりきった出し物に付き合ってられっかつて感じだったけど、忠勝は
本気で悔しがってた。
うーむ。
と、ユッキー、出浦に呼ばれました。
上田城から知らせがきたらしいです。
秀吉にユッキーは、一度里に戻りたいと申し出ました。
この戦が終わった後でいいからと。
とりが危篤という知らせが届いたのです。
秀吉、あっさり許可した。
会える時に会った方がいいと。
まあ家族を思いやる気持ちは秀吉も強いでしょうしね。
何より、コスプレ大会で勝って気分がいいのも幸いしたのかな。
そういうわけで異例の、3人そろっての里帰りが許されることになりました。
上田に帰って、すえに会ったユッキー。
でもすえは嫌がって作兵衛のとこにいってしまう。
気持ちわかるなあ。
かわいそう。
とりは寝ていて、淋しいのは嫌だ、明るく見送れ、とこのばばさまらしいことを言うんですな。
そこでユッキーは父に瓜売りをやってみてはと提案。
父、やるのですがとりに「うるさい」と言われた。
その後とりは、皆が見守る中息を引き取ります。
こうして、武田信玄さえ一目おいたとりは「ちと早すぎた」
ちょ、待ってェェェェ!!!
ナレーションさえぎってとり生き返ったんですけどォォォォォ!
あれ?これ銀魂じゃないよね?
実写銀魂じゃないよね?
とり、むくりと起き上がり、「兄弟二人ついといで」と。
父と信尹がいこうとすると「お前達じゃない。お前たちにいうことはもうない」みたいに言うの
めっちゃ笑った。
ユッキーと兄でした。
これから真田を率いていくのはお前達だ、というとり。
兄、どうせ自分の言うこと聞こえないんだし、というけどとり、ちゃんと聞きたいことがあれば
自分の口で言えって言った。
最初から聞こえてたんじゃねーかババア!
ともあれですね。
戦のない世で自分たちがなすべきことは、という兄に対してとりは、この先どうなるかなんて
わかるはずねーだろと言った後、人は誰も定めを持って生まれてくると言います。
その定めに気付くかどうかだと。
「見ておるぞーばばは。怠るな」
かっこよかったです。
こうして、ナレーションまた最初からやりなおして、おとりさんは8/1に亡くなったそうです。
次普通に出てきそうだなこのババア。
そしてその2日後でした。
のちの秀頼となる、拾が産まれたのでありました。
豊臣家が大きなうねりに飲み込まれていきますな。
次回第27話。
「負け犬は黙って去れ」