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真田丸 |
第28話(16/07/18)
大坂城にて。
隠れている秀次。
彼にきりが、関白として考えがなさすぎると偉そうに言ってたけど、いつも空気読まない
行動するこいつに言われたくないよなあ。
うっとうしいと言われたらきり、誰にでも言いたいこと言うと言ってたけど、こいつの場合
相手が偉い人だろうとズケズケものを言うってだけでしょう。
今まで斬首されないのがおかしい状況ですわ。
秀次が心配だからこういうことを言うんです、とか言ってるけど、それだったら側室の話
3年も待たせてんじゃねーよと。
あれだけユッキーに嫌われてても、自分はユッキーから好かれてるという思い込みは
どこからくるんだか。
本当にこいつ鬱陶しいなあ。
ユッキーらはとりあえず心当たりのあるところを探すという。
まずユッキー、大谷の耳には入れておいた方がいいと考え、伏見にいきます。
その伏見ではユッキー兄が父に、官位を返上しようと思うという話をしていました。
父は、おまえが返上したらユッキーも返上してしまう、そうなったらワシ悲しい、とうまいこと
言って兄を丸め込んでました。
うまいな。
しかも、図面渡して普請はお前がやれと押し付けた。
…前回のあのあと、ユッキーにも断られたのかな…。
佐助がやってきて出浦にうなずいて見せてて、ユッキー父は出浦とどっかいきました。
残された兄のとこにユッキーがきたんだけど、大谷が帰ったと聞くと、そそくさとその場を
後にしてしまう。
兄と地図だけが残されました(笑)。
大谷の屋敷には春がいて、ユッキーに、大谷の具合が悪いことを知らせる。
あーこれはアレがアレしますね…。
ただの風邪だ、と現れた大谷。
やっかいなことになったなという。
ユッキーは大坂に行く、心当たりがあります、と言ってきました。
その頃ユッキー父と出浦は、あの太夫のとこにいってた。
何してんだかお前は…。
ユッキーの母は稲と話していました。
稲は京にやってきたのでした。
でも、稲がブッスーとしてるので、目を見て話しなさい、と言うと稲は顔をあげたんですが
「あなた、鼻を見てますね」と。
母すげぇな。
ユッキー母は京暮らしで上機嫌なので、私の父は公家でうんたらかんたらという話を
稲にしていました。
この話がのちのち問題になってくるとは…。
さて大坂城。
ユッキーの読み当たりました。
秀次に会って彼は必死に説得しますが聞く耳持たない。
すると外で「殿下」という声が。
すわ見つかったかと焦る一同ですが、外で茶々が拾と遊んでいて、この子を殿下だの
関白殿下だの呼んでいたのでした。
ああ、ますます秀次の被害妄想がはかどるわぁ…。
そういうわけでユッキー、ここはまずいということで、真田屋敷につれてきました。
ユッキー母、兄、ユッキーと会ってるわけですが。
ここで公家と会うのが仕事云々の話をしていたら、兄が、母も公家の出ですと言い出し、
稲はわざとだと思うのですが、なにがしという者が父です、と秀次に伝えた。
秀次が「それなら知っている、ではあなた(ユッキー母)は私の妻の姉?」みたいな話に
なって、ユッキーがあわてて咳払いをして兄もやっと気づいたみたいですが。
面倒なことになりましたなあ。
気まずい空気になりましたよ。
つまり、母は出を詐称してたということなんでしょうね。
面倒くさい。
ただこれで、秀次と縁のある人間ということになり、連座の危機があるのかと思えばそうでも
なかった。
このくだりいりませんやん…。
稲は自室で手紙を書いていたのですが、おこうさんがスパーン!とふすまをあけて入って
きて、それを破った。
家康に知らせるように言われているという稲ですが、おこうさんは、真田を守るのが私の
役目と言っててカッコ良かった。
しかも稲、底意地悪く、あなたは前の奥さんだったそうですねーと言うけどおこうさん、
そうであろうとなかろうと、私は真田を守るだけです、って言ってました。
この人の決意は本当にすごいなあ。
この後ユッキー父が、秀次きてたん?だったらもっと早く帰ってたのにみたいなこと
言ってて。
ユッキー母が「あなたも毎日大変でしょう」と言ったら「くたくたよ」と言ってたけど、これは何か
含みある言い方だったなあ。
まさか連日太夫のとこにいったりしてないだろうなあ。(何か作戦を進めてる、的な)
秀次がいなくなったことで、病気で臥せっているということにしていたのですが、そろそろ
それもごまかしきれない感じになってきました。
ユッキーが廊下を歩いてるとたかが、これを父に渡してくれと包みをもってきた。
と、ここでユッキー、秀吉に呼ばれます。
ひとまずユッキーは秀次に、秀吉に呼ばれたわと話をする。
ユッキーは、秀次は豊臣家になくてはならない人、きちんと説明してくる、という。
あと、あの包みも渡してました。
その中にはキリストの本と絵が入ってた。
この人キリシタンだったっけ?
その中に聖母マリアの絵を見つけた秀次は、きりにこれを渡して欲しいという。
そして側室の話はなかったことにして欲しいと。
散々待たされたあげく、自分から別れを切り出さないといけないなんて、秀次がかわいそう
過ぎますな。
聖母の絵を渡したのはやはり、きりにもっと優しい人間になれってことですね!(白目)
秀吉は上機嫌でした。
ルソンに会ってきたというのです。
当時のフィリピンとの貿易をしていた人物ですな。
珍しいものを持って帰ってきたから買った、的な。
ああこの人こういうの大好きだった。
ユッキーが、秀次のことをどう話そうかと思っていると秀吉が突然、大谷吉継の娘、春と
結婚しろと言ってきた。
大谷は大切な人物で、そばにおいておきたいからあれと結婚したらお前もずっとそばに
いるだろ、的なことでしょうね。
一族の人間が次々と亡くなってる現状、秀吉も心細くなったんだろうなあ。
このあと三成、ユッキーを書庫に連れてきて、ちゃんと秀次の事を言え、と叱った。
ユッキーは、もう少し待ってというんだけど、自分の耳に入ったということは秀吉の耳にも
入っているということだ、と三成は叱る。
てかこの人どこから聞いたかは言わなかったけど、どうせきり経由なんじゃないの。
あの人あちこちにいらんこと言って歩くし。
ともあれ、そういうことなので秀吉に報告したユッキー。
今は真田の屋敷にいると聞いて、すぐに連れ戻してこと、と命令。
茶々、寧はあまり追いつめるなととりなします。
関白の器じゃなかったんだと。
秀吉は、これからの豊臣を支えていくのはあいつしかいない、って感じですが、ユッキーは
それを伝えてあげて欲しい、と言います。
というわけでこれで秀次が戻ってくればよかったのですが、やつめなんと、高野山に逃げ込んで
しまっていました。
こうなるとこの人、もう現実に向き合わず逃げてるだけだよなあって感じですねえ。
一緒についてきてくれたユッキー兄に、もう周りに振り回されるのはごめんだ、と心の内を
話す秀次。
ここで兄の話すことがふるってるんですな。
自分も散々振り回されてきたと。
偉大な父、なぜか私のだけ声が聞こえない祖母、病かどうかわからない最初の妻、心を
開かない今の妻、恐ろしい舅…。
おい、おこうさんのことひでーぞ!
ともあれ秀次は大いに同情してくれますがそんな彼に兄は、振り回されているのは
あなただけではない、と告げるのでした。
兄の方が秀次に寄り添えてよかったかも知れませんね。
ユッキーは確かに真摯に言葉を伝えてはいるけど、秀次にとっては、秀吉よりの人間に
思えたのかも知れない。
秀次は兄に、もう帰っていいぞと言うけど兄は、もう少し待ちましょう、弟が来るはずですと
言う。
秀次はいつの間に連絡したんだ、と不思議な様子ですが兄はわかる、と。
かっこいいですなあ。
あと、官位の話も、「不服だと聞いたが」と秀次に言われあわてて兄は、そんなことはない、
自分の見栄で言ったことが間違って耳に入ったのでしょうと言う。
返上しないでくれ、と秀次に言われたら、そりゃこれ以上はわがまま言えませんなあ。
秀次が高野山にいったことは道中目撃されていたらしく、噂になっていると三成は
秀吉に報告間します。
困った秀吉は、謀反の疑いがあったとして蟄居させたことにしよう、ひと月くらいしたら
疑いが晴れたとして連れ戻そう、と考える。
頑張ってますなあ。
この後徳川の屋敷で、本多の嫡男の正純、徳川家康の嫡男、秀忠が出てきます。
ただこの秀忠がバ…うすぼんやりしているというか、挨拶を自発的にできない、しろと
言われればいつまでも頭を下げている、というような奴で、正純がドリフコントのようになって
いたのは笑いました。
家康と正信はお互いに、跡継ぎがあるというのは良い事だなあと言ってます。
さて。
秀次はもう帰る気ゼロでした。
こうなったらもう柱に括り付けて、無理にでも秀吉の話聞かせた方がいいんじゃ…。
この後ユッキーと兄は会って話をします。
兄はユッキーに、官位のこと礼を言う、と伝えます。
「自分だけでなく兄にも」と言ってくれて良かった、ユッキーだけ官位授かっていたら
もっとへそまげていたかも、的な。
良かったですねえ。
そして秀吉の使者として福島正則が来ました。
身内だから彼がいいという風にでも言われたのでしょう。
ところが秀次は、油断させて捕まえるつもりだなとかまた裏読みしてる。
ユッキー兄がとりなしてました。
で、たかが持たせた絵をいろいろ見てると、磔刑のキリストが出てきたわけですよ。
ああダメだ、この人また悪い方にとってしまうわ…。
秀次は絵を長持ちにしまってきてくれ、と兄に頼みます。
思えばここで目を離すべきではなかったんだなあ。
ユッキーならわかったかも知れないけど。
この後の秀次の演技がすごいなと思いました。
何一つ言葉はない。
けれども、いろいろ今までのことを考え、これからのことを考え、様々な思いを
めぐらせたのだなあ、とわかる表情でした。
ユッキーは福島と会ってて、謹慎すれば許していただけるんですね、と話している。
そこに兄が血相変えてやってきた。
一同が飛んでいくと、秀次はすでに切腹してこと切れていました。
死の間際に何を思ったのか、安らかな顔であったとは思います。
秀吉は死の知らせを聞いて怒り狂いました。
まあ嘆くより怒るのはわかるんだけどさ。
怒り狂いすぎて秀吉は、秀次の側室、子供、下女をすべて殺すように命じた。
これにはさしもの三成も歩みを止めたけれど、秀吉の怒りは収まらない。
こうして歴史に残る、連座処刑が行われたのです。
確か記録には、斬首して2週間経過し、腐っている秀次の首を前に、側室が斬首され、
泣き叫ぶ子供は突き刺されて殺され、それらが無造作に穴の中へ放り込まれていった、
と書いてあったような。
この中には、最上氏の最愛の娘も含まれていました。駒姫だっけ。
彼女は秀次からぜひ側室にと望まれ、最上氏もそれだけはと頼んだのですが召し上げ
られることになり、嫁入りの支度をしていた矢先事件が起こり、嫁入りすらしてないのに、
約束はあったということで連座させられたのです。
そりゃひどいですわなあ。
ところでここまでの展開なら当然きりも連座されたと思ってたんですが、されてないって
どういうことだよ。
平野が、馬廻りの役をとかれたとユッキーに文句言ってたけど、それは別にユッキーの
せいじゃないだろ。
あとオメー仕事してないからしょうがないじゃん。
と、ユッキー、聚楽第内の部屋にある掛け軸が不自然に揺れているのに気付いた。
そこから隠し扉の存在を探し当てます。
さすがです。
片桐がよく見つけた、というのへ、「慣れてますから」と言ったのは笑ったなあ。
そこには、たかが隠れていました。
ユッキーは彼女を助けたいと三成に言うのだけど、三成は無理なんじゃねと。
ユッキー、策があると言います。
三成に協力して欲しいと。
秀吉、縁側でユッキー相手に「あいつ一言もワシに相談せず腹を切った」と泣いてました。
でもその後「して、用は?」
あ、結構冷静だこいつ。
ユッキーは、春との婚儀を受けると言いました。
さらにもう一つお願いがある、どうしても妻にしたい子がいる、その者は側室とさせて
いただきたい、と。
秀吉は構わんと言った後で、どこの誰だと聞く。
ここでユッキー、一世一代の賭けですよ。
秀次の子、たかだというのです。
隠されて生きていたというのは何かの縁だから、どうか側室にさせて下さい、と。
ユッキーの「一生手を取り合って生きていくつもりです」という言葉で、秀吉は承諾しました。
一生という時間が欲しかったのかなあ、とちょっと思いましたね。
ただし、男子が出来たらその子は仏門に入れろと。
殺せとはいわん、っていうのが良かったですね。
秀吉もやりすぎたと思ってるとこがあるのかなあと。
このあときりが、結婚しなくてよかったーと強がりを言って、秀次を思って泣いてたから
あーこの女にもまだ人の心はあるんだなと思ったんですが。
ユッキー、春と結婚することになった、あと、たかとも結婚することにとになったと告げる。
この時たかが、きりに対して「そういうことになったんで」とかすっげー勝ち誇った顔
してたんだよね。
だからひょっとしてたかは、きりが秀次の求婚を受け入れず3年も待たせたことに腹立てて
いて、その原因がユッキーであることをうすうす気づいていたんじゃないかなと。
(ユッキーが悪いんじゃなくて、脈が無いのにユッキーは自分に惚れてると思ってる、みたいなの)
まあともあれ、なによーとかきりが叫んでいて、こいつ秀次が死んだことはやっぱり
どうでもよかったんだな…と思いました。
さて。
この後ユッキーはルソンと会っていました。
三成に頼んでいたのはこのことかな。
ユッキーは、いつ秀吉の気が変わるともしれないから、たかをロソンに逃がしたいと
言うのです。
ルソンは二つ返事で受け入れました。
翌朝、彼の船がルソンを目指して出航しました。
その中に、1人乗り込んだ娘がいたのですが、その素性はルソンしか知らなかったそうです。
次回第29話。
「もし、君が皆が幸せになる世界を築きたいと本気で思うのなら方法は1つだ。醜さを愛せ。」