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真田丸

第3話(16/01/24)

 1582年、武田家は滅びました。
 真田は織田につく決意をしたところですが…。

 とりあえずは真田の里に戻ってきた一行。
 親類らはユッキー父の決定に対して、上杉も北条も真田を受け入れてくれていたのに、
なにもわざわざ織田にいかなくても…って感じなのですが、父は織田にかけたい、という。
 確かに勢い的には織田でしょうなあ。
 信長、タイムスリップしてきてるし。(他局やっちゅーねん)
 一族は父の決定であるならば、とすんなり受け入れてくれます。
 のるかそるかの賭けは真田の家風らしいですよ。

 そんで軍議に参加していないユッキーは何をしていたかというと、箱を弄繰り回していた。
 どうやら贈り物用の箱らしいのですが、結ぶヒモの色を何にしようか試案しているらしい。
 ラッピングしてもらえばよかったのに。←

 で、そこに叔父がやってくるんだけどユッキーは叔父のことを褒めまくるんですね。
 彼は上杉とか北条との交渉を一手に引き受けていたやり手でもあるらしい。信尹というらしい。
 ユッキーは、叔父上は私の鑑とする方であり、信尹のように兄を支えていきたいと言う。
 まあそこまで言われたら嫌な気持ちしませんよね。
 この後の出浦の態度を見ていても、ユッキーは人の心を掌握するというか、気に入られるのが
うまいんだと思います。さすが山南さんやー!(新撰組!)
 
 一方ユッキー兄は妻のおこうと会ってました。
 え、結婚してたんだ。
 小松殿は後妻だったのかぁ。
 ともあれこのおこうさんが病弱でして、あなた様は真田家の嫡男で…とか言ってるわけですよ。
 なんか会話がちぐはぐだな。
 ユッキー母は松のことを心配していました。
 小山田の裏切りにより勝頼は自害したわけですが、松の旦那さんがどうなったかわからないので、
食事ものどを通らないらしい。
 ばばさまは、裏切り者だから戻ってこられるわけがない、死んでる、と言ってました。
 それもまあしゃーないですわな。
 でも高木刑事だから大丈夫!コナン君と戻ってくるよ!

 家康の方は、高遠城というところにいたんだけど、信長が来るというので綺麗に片付けるよう
指示を出していた。
 部下をいちいち呼び止めて指示出すもんだから、まだあるのかと思って待機してた部下笑った。
 本多が「行け」って言ってましたけど、これは家康の指示の出し方が悪いわー。
 で、家康と本多、歩いてたんだけど何かに気付いていきなり引き返そうとする。
 それは本多忠勝でした。タダカツゥー!
 なんでかと思ったら、忠勝がここ戦場の跡なんで弔ったりしていたらしく、勝頼の自害した場所を
是非みてあげてくれ、と強引に連れて行くんですな。
 この家康は血とかが苦手らしい。
 うんざり、みたいな顔で連れていかれてたの笑った。
 またただ、勝頼の首検分が終わったら丁重に弔ってあげようと言ってた。
 その話を甲斐の国に広めて、家康はいい人なんだっていう情報操作に使おうってわけですな。
 と、ここでいきなり落ち武者が出てきた!
 コナンを呼べ!
 松の旦那さんでした。
 切ろうとした忠勝を家康は止める。
 もう戦は済んだのだからと。
 まあ確かにそれは正論ですね。

 さて。
 真田のいる土地は真田のものだけってわけではなく、ほかに室賀とか、いろいろの国衆によっておさめ
られていました。
 要するに理解としては、今の県知事が武田信玄、市町村長が真田ら、という感じでいいのかな。
 それで次の県知事を真田は織田に決めようとしている、と。
(領土をあげるわけではないので正確には県知事になるわけじゃないけど。)
 ただ室賀は大反対するんですね。
 出浦はなんでそんなに信長を買ってるのか、とユッキー父に聞く。
 カン、と答える父。
 出浦は、梅雪とか小山田の裏切りに気付かなかったお前のカンをなんで信じなきゃいけないんだ、と
ズバリ。
 てか私は見ていて、そこら何となく気付いていたんじゃないかなーとも思いますけどね。
 小山田のことについては、勝頼がそっち選ぶんならしゃーない的な。
 と、ここで室賀が、なんでお前が俺らの代表みたいにふるまってんだよ、と文句言ってきた。
 それで結局まとまらないわけですが。

 父の狙いとしては、自分が織田信長に会えば、ここの代表に認められ、そしたらここ一帯は自分の
もんだったのになーってことだったらしい。
 ビックリする兄。
 まあ父の方がしたたかだった、ってことでしょうね。
 というわけで父、信長に会うために次の手を考えるという。

 その頃ユッキーまだ悩んでいて、何かと思ったら、農民の子で梅という子がいるんだけど、
その子に片思い中らしくて、お土産を渡すタイミングをはかっていたらしい。
 で、幼馴染なんかな、きりという武士の娘がいるんだけど、はやく渡せばとけしかけてくる
わけですよ。
 勇気が出ないユッキーはきりに渡してもらおうとする。
 何してんだよおめーはよ。
 で、きりにも櫛あげるからって感じなんだけど、きりはきりで、梅にあげる櫛は豪華な箱に
入っているのに、自分は単に布に包んだだけってのが気に入らなかったらしい。
 つまり、三角関係なわけですな。
 それできりは強引にユッキーを梅のところに連れていくのですが…。
 いい雰囲気の二人に、居場所をなくして、「まきを乾かしてるんだー」と大きな独り言
いってるきりが笑えました。
 まあなんつーか、家のことがあるから、好きな相手との結婚はできないでしょうけどねぇ。
 と、そこに梅の兄、作兵衛がやってきた。
 どうぞ家にあがってお茶でもとか言ってたら、村の人間が「室賀の連中が山を荒している」と
血相変えてやってきた。
 こないだの戦で山を焼かれて薪が拾えなくなった室賀の村人らが、真田の山へ勝手に入って
木を切り倒してもってっちゃってんですな。
 それはやはり死活問題になるから、追っ払わないといけないわけです。
 梅も作兵衛もユッキーも急いで走っていく。
 取り残されたきりが、適当な棒を持ってついていくのがなんか滑稽でした。

 その頃ユッキー父は兄に、上杉から密書がきた、自分を取り込もうと必死なのだ、だから
返書を届けて欲しい、と重要な任務を任せていました。
 返事には「ありがたきこと」と書いたと。
 兄は、信長のとこにつくはずだったんじゃねーのかよ、と驚くわけだけど父は、信長のところに
正式に決まったわけじゃないからと。
 まあ打てる手は打っておくというのはあながち間違いではないですもんね。

 兄は佐助とともに出かけることになります。
 旅の支度をするのに、おこうを呼んで「重要な役目を任された」と喜ぶ兄。
 でもおこうは、あなた様は真田家の嫡男様で…とか言うから、私タイムスリップしたかと思ったがな!
 なんか毎回言われてるようで兄も「それはもうわかった」って言ってた。
 そういうわけで張り切って出かける二人ですが…。
 それを室賀とか出浦のスパイが見ていて、二人は会って話をしていた。
 室賀は、人に信長へつくと言っておいて自分は上杉につくのか、とめっちゃ怒ってました。

 さてユッキーらですよ。
 うまいこと室賀の村人をおっぱらってました。
 つーか梅意外につぇぇな!
 あと乱闘でカメラぶつかってましたけど。まあこれも臨場感あって良いのか。
 きりがコケちゃって、ユッキー心配してくれるんだけど、きりは意地を張った返答をしてしまう。
 その時のなんともいえないユッキーの表情は良かったですね。
 で、ユッキーは梅らに、父に頼んで室賀に言ってもらおうと約束してるわけですが。
 ここできり、気を引きたかったらしくて足をひねったとか言い出した。
 つーか、もっと素直になればいいと思うんだけどなぁ。
 ユッキーが背負って歩いていると、茂みから何かが飛び出してくる。
 ここでユッキー、パッときりを落として身構えるのはかっこよかったです。
 と、出てきたのはなんと松の旦那でした。
 ここまで逃げてきたんでしょうな。

 その頃兄と佐助は室賀の連中に襲われ、佐助は殺され文は奪われていました。
 真田十勇士が九勇士にぃぃぃぃ!!!!!!

 室賀はやはり上杉とつながっていた、と手紙を出浦に見せて怒っています。
 これを信長に届けたら真田終わり、と企む室賀。
 はたしてそうなるでしょうか?

 兄は父に使命を果たせなかったことをわびます。
 ところがそこに出浦がやってきて、見事室賀は引っかかったぞ、と報告する。
 そもそも上杉からの密書自体きてなかった。
 つまり、わざと文は室賀に奪われるように仕向けたものでした。
 必ず信長に届けるはずだと。
 信長が、父が書いた返事を読んだらどう思うか。
 この真田昌幸という男はあちこちの武将から自分の臣下になってくれと声をかけられて
いる、となれば自分も会ってみた方がいいかも知れない。
 そう考えるはずだと踏んでの作戦だったわけです。
 信長も頭がいいからこその、父の作戦ですね。
 兄は、それならそうと言っておいてくれと言うけど、父は、おまえは芝居ができないから、と。
 まあそりゃそうですわな。
 絶対見抜かれてたと思う。
 で、佐助も生きてました。
 よかったー!真田十勇士のままだー!
 ただ、兄は強くショックを受けるんですね。
 自分は信用されてなかった、みたいな。
 まあもしこれがユッキーの立場だったら「騙されましたー」とあっけらかんと笑うのでしょうが、
兄はそこまで柔軟な思考は持ってないんだろうね。
 自分だけがのけ者にされていた、自分の存在意義って何、みたいになっちゃうんだろうなと。

 その頃松は、ユッキーからの連絡を受けて旦那と再会していました。
 喜ぶ松。
 しかしユッキーは時が無い、と焦っていた。
 彼は小山田の一族であり、武田を裏切った人間だから父に見つかれば切腹は間違いないと。
 松は自分からとりなしてもらうとか言ってるけど、そんなわけいかんでしょう。
 つーかうぜーわ。大して役に立たないくせに。
 
 どうしたもんかって感じでユッキー、戻ってきたところへ出浦と出会う。
 彼は佐助をはじめとした忍者を束ねる人らしくて、ユッキーはまた術を教えて下さいとか言ってる。
 本当に好かれてるんだろうな。
 出浦は、兄のフォローしてやれと言って帰って行きました。
 出浦は人の心にさといようだから、兄がショック受けてたの気付いてたんでしょうね。
 よし、ユッキーじゃなくフォロ方十四フォローさんを呼ぼう!(無理)

 ユッキー、兄を連れ出すのですが、自分は父に好かれてないのかも、と兄はすっかりしょぼくれモードです。
 赤葦!赤葦君を呼んできて下さい!(木兎ほど単純じゃないから!)
 そんな兄に、話聞くのはこっちの用事が済んでからでもいいですか、と結構辛辣なことを言うユッキー。
 兄は松の旦那に引合され非常に驚きます。
 それと同時に、どうして戻ってきたとも。
 ユッキーにも、なぜ自分に伝えた、こうなれば父に報告しなければならない、と怒る。
 まあそりゃそうですね。
 ユッキーは、兄ならうまく取り計らってくれると思って、と言うわけですけども兄は、この人に言えるのは
おとなしく切腹せよということだけだ、と突き放す。
 それしかないよなぁ。
 でもユッキーは、いまさら死んでも仕方がない、残りの生涯をかけて償うのこそがけじめでは、と
兄に伝える。
 あと松うるさいしうざい。
 兄は、とにかく自分の一存では決められない、父に伝えるが、今夜は疲れたからとりあえずゆっくり
休んで、明日は昼くらいに起きてそれから父に会うことにする、と去っていった。
 つまり、その間に逃げろと言ってくれてるわけですな。
 旦那が、もうダメだーみたいな感じで絶望してて笑った。
 ユッキーが、兄は逃げろと言ってくれてるんです、とナイスフォロー。
 それで逃げる支度をしようということだけど松がユッキーに、二人になりたいのですが、と言い出す。
 気を利かせて出て行こうとするユッキー。
 なぜか自分も出て行こうとする旦那。
 お前ェェェェ!!!二人きりと言うたやろが!
 話聞けよォォォォ!!!!
 しかもこいつ、助かるとわかったら寒いとか文句言い出しやがった。
 図々しいぞ!

 さて。
 それからほどなくして織田信長からユッキー父に、参上せよという手紙が届きました。
 いよいよでした。
 ユッキーを連れて行くという父に、なぜ自分は連れて行ってもらえないのか、と不満をぶつける兄。
 しかし父は言いました。
 もし自分に何かあった場合、お前は嫡男なのだからここに残って真田一族を率いていけ、と。
 ここで初めて兄は、父の態度が自分をないがしろにしてではなく、何かあった時に自分を残すため
だったと知ったんじゃないかなと思います。
 それほど嫡男、という立場は重いものですしね。

 兄も自信を取り戻したようで、ユッキーを送り出してくれます。
 それと、松の旦那のことも、今それどころじゃない、と。
 さあ真田の大勝負、果たしてどうなりますことやら。

 次回第4話。
 「慢心なかれ! 精進あるのみ!」



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