多分花鳥風月金田一、コナン的読み物ページドラマ&もろもろの感想→真田丸


真田丸

第33話(16/08/21)

 1599年1月21日。
 三成は家康の首をとる、とユッキーらに言います。
 島左近を呼んでくれって言ってて左近出てくるけど。
 こんな年取ってた人だったんだ…。いやどうしても戦国バサラのイメージが。
 と、ユッキーは江雪斎とすれ違いました。
 あれから転々としたあげく、今は金吾のとこにいるらしい。
 それは数奇な運命ですなあ。
 この後ユッキーは三十郎と天守閣に上がって外を眺めていた。
 徳川の屋敷は案外近いもんですなあ、と三十郎びっくり。
 ユッキーは、このまま家康の首を取っていいものか、と悩んでいるようです。
 彼ら的にはここで動いていた方が良かったんだろうけど、歴史から見たら家康を殺さなくて
よかったな、という感じですねえ。
 本当に運命とはどう転がるかわからない。
 
 攻め込む手筈としては、宇喜多の屋敷が徳川の隣だから、ハシゴをかけて忍び込む
という手筈のようです。
 表で陽動作戦をして、そこに警備の目が向いたすきに、ということらしい。
 この作戦が、江雪斎によってまんま徳川の本多正信に漏れてるわけですが。
 完全にスパイとして金吾のとこに入ってんじゃねーか。
 金吾も信用するなよ。
 最後まで秀吉に対立してた北条氏政のとこのアドバイザーだったのに。
 これが多分「小早川秀秋」が裏切る伏線なんだろうなあ。

 襲撃があると聞いた家康、すっかりびびって、江戸に帰るとか言ってます。
 でも正信は策がある、と。
 ナンバー2が正信だったから家康もここまでやってこれたんだろうなあ。(このドラマでの話)
 で、正信はわざと三成の襲撃を大事にしてはと提案。
 諸大名に警護してくれるよう呼びかけてはと。
 それによって、他の大名がどれだけ使えるかわかる、というものでした。
 んで忠勝が兜姿で登場したんだけどすごいな。
 これ振り向いただけで周りの人にダメージ与えるやつだ!
 
 三成、徳川の屋敷に兵が集まっていると聞き、作戦が漏れたか、と言っている。
 ユッキーはあきらめましょう、伏見が戦場になると言ってるけど、三成は聞き入れない。
 秀頼からお許しをもらってくるとか言い出した。
 金吾には毛利を、ユッキーには上杉を説得して仲間に入ってもらうよう言ってます。
 上杉はともかく毛利は無理だろ。
 なんでこんなムチャ言っちゃったのか…。
 周り見えなくなってんだろうな。

 というわけで上杉のとこにいったわけですが。
 案の定、兼続にこんこんと説教をくらうユッキー。
 そらそうですわ。
 兼続は、お前が言うことであれば景勝は出来もしない約束をしてしまう、だからやめてくれ
というわけです。
 今徳川を敵に回したくないと。
 ユッキーは、徳川に対して上杉、毛利、宇喜多が手を組めば互角ですと言うけど、それは
手を組めばの話であって、単体では歯が立たない以上、争いを避けるのは当たり前のこと
だと思う。
 兼続、これ以上は時間の無駄、と突っぱねました。
 外で聞いてた景勝がすまん…とか言ってるけど、もともとあんたが前回の場でちゃんと
言えてればまた違ったんだよ…。

 さて、真田の屋敷にも徳川からの手紙届いたようです。
 父はともかく、兄は立場上無視するわけにいかんので、顔を出してくる、と言ってました。
 ユッキーは三成のとこに戻ると言うんだけどそんな彼に兄は、敵味方に分かれて戦うの
だけは勘弁だぞ、と言ってました。
 なんでそこでフラグを建てるんだ大泉洋!(いやこれ役者さん悪いわけじゃないし!)

 そこにきりが、寧が呼んでるつーてやってくるんですよ。
 あちこち探したアピどうでもいいから早く用件いえ。
 こいつが呼びにくるのは、寧の下女だからまあいいにしても、あれだけガラシャの
とこに入り浸っておいて、今度は寧にずっとくっついてるってなんなん。
 しかも身内同士の大事な話とかも聞いてるしさぁ。うぜぇ…。
 あと気になったのが、ユッキーがスタタタタ…と歩いて行くのに対し、きりはドスドスドスって
歩いていくこと。もう少し考えましょうや演じることを。

 寧は、この騒ぎは何かと怒り、金吾も危険なことに巻き込むなと言う。
 さらには、少し前に清正と福島が、どちらにつくか悩んでると来たから、徳川を守れと言った
と伝えてきます。
 何やってんだあんた…。
 秀頼を守っていけるのは徳川だけなんだから、守るのは当たり前、みたいな。
 その徳川に豊臣は滅ぼされるわけですが…。それ見てどう思うんだろう。
 ともあれ、ユッキーがどうしたものかと悩んでるんですけど、それにまたつきまとうきりがうざい。
 さらにいきなりユッキー、お前は鬱陶しいけど平等に見てるからとか言い出していきなり
きりに、三成のことを尋ねるんですよ。
 いや全然平等に見てないんだけど。なんでいきなりきりが重宝されだしてんのこれ。
 きりは、三成はプライドが高いから、いまさらやめたくても戦をやめられないでしょう、とか
いってる。
 まったく見当はずれですけど。
 役に立たねえ。
 三成は、秀吉の遺言を守って、秀頼にあだなすもの、政、権力を独占しようとたくらむ家康を
排除しようとしてるだけなんですけど。
 それをちゃんと説明しないで一人で暴走してるから誤解されてるだけで。
 ユッキーもあてにならないんだから聞くなよ。
 自分に都合のいいようにしか物事をとらえてない女のたわごとなんかさ。
(あれだけユッキーに拒否られても、私は初恋の人と言ったり、未だにストーカーしてたり)

 徳川の屋敷にはかなりの大名が集まっていました。
 ユッキー兄も顔を出したものの、隅っこにいようと思ったら忠勝に見つかり、「真田信幸どのが
こられましたぞー!これでこわいものなしじゃー!」と紹介されてしまい大慌て。
 大変だな。

 大坂城では三成が、片桐らに頼んでいたけど、秀頼が出ていくのはもっての他、とあの局さんに
怒られていた。
 豊臣の旗である千成瓢箪の旗を貸すのもイヤ、と言われました。
 もしも負けたら、徳川に豊臣が負けたことになると。
 確かにその通りですね。
 利家もあきらめろと言ったので三成はもう引き下がるしかないわけです。
 茶々は三成が来たと聞いて「もう帰ったの?」とびっくりしてるけど、皆は何故きたかは耳に
入れたくないようで、適当にごまかしてました。
 気持ちはわかる。
 もう戦は嫌だろうしね。

 ユッキー兄、静かに飲んでいたら福島正則やってきた。
 あと政宗も、我々がいれば三成なぞおそるるに足らずとか言ってる。
 で、実は以前忍びが家康の命を狙ったのも三成の手の者らしいぞ、とか話が出て、兄としては
何とも居心地悪いわけですよ。
 ところがそれを聞いて激怒した者がいた。メロスです。あっいや、加藤清正です。
(走れ、メロスの冒頭は「メロスは激怒した」)
 
 清正はそのまま伏見城にやってきた。
 三成が大坂城にいって留守だったのでユッキーが相手しています。

 ユッキー父は両方の様子を静観中。
 佐助によって情報がもたらされています。
 徳川の屋敷には続々人が来ているが、三成の方にはきてないらしい。
 
 三成が戻ってきまして。
 清正は彼を問いただす。
 清正は、今回のこと、お前らしくないぞ。どちらかといえば力任せはわしの領分だ、と言ってる。
 ちょっと笑いましたね。
 この人、考えたことをすぐ行動に移しちゃう人だけど、悪い人じゃないんだよなあ。
 しかも、「よっぽどなんだろ?振り上げたこぶしをどうしたらいいかわからないんだろ」みたいなこと
言ってて、やはり旧知の仲だけあってこの人は三成のことを理解してるなと思いました。
 ただ三成もちゃんと説明すればいいものを、徳川屋敷に帰れというから余計に誤解されるわけで…。

 三成は金吾、ユッキーから、毛利・上杉は動かない旨の報告を受けて、何をしていたんだと叱る。
 そうはいっても自分たちに利なしと見れば動かないでしょうよ。
 逆に処罰うける可能性高いんだし。
 で、細川忠興がいたと思いだす三成。
 説得にいきます。
 …持ってきたの干し柿かぁ…。
 いやこの時代だとそれなりに貴重な食べ物ではありますよ、確かに…。
 
 忠興が何か話しかけたのを思い切りさえぎって三成、家康の首をとるとか言い出した。
 いや話させてやれよ…。
 忠興は、清正も福島も嫌いだったから徳川にいったのはせいせいすると言い出した。
 しかし、お前には怒りを覚えると。
 こんなんで人の心がつれると思うかと干し柿を投げつけてきた。
(投げつけた干し柿はあとでスタッフがおいしく)
 てか忠興にしてみたら、酒の席では誘っておいてろくに顔を出すどころか挨拶もしなかった
クセに、いざとなったら友人のようなフリをして頼みにくるのが許せなかったんだろうなあ。
 気持ちわかります。
 
 というわけで細川の旗が徳川の屋敷に立ってしまいました。
 バカ三成め…。
 ユッキーはいよいよと考え、父に、徳川について欲しいと話します。
 あきらめがつくでしょうと。
 いちいち説明しなくても理解するのがさすがですね、父。

 大谷の屋敷に行くと、吉継が戦支度をしていた。
 三成、病気がひどかったから声かけなかったけどやっぱ友達だね!と大いに喜ぶ。
 しかし大谷は、自分は徳川の屋敷に行くと言った。
 この人もユッキーと同じこと考えてたみたいですね。
 もはや言っても聞かないのなら、自分が敵になることで思いとどまらせるしかない、的な。
 
 ただ大谷は、徳川が要となって秀頼を守っていく、それしか道はないと言ってたけど、
残念なことにそれは間違ってたことがのちに証明されるからなあ…。
 三成は、秀吉から家康を殺せと言われたのだ、と打ち明けるけども、大谷に、死を間近にした
人間のたわごとを信じるなと諭されてしまう。
 ここで逆切れした三成に対して、大谷の部下がガタッとなってるのかっこよかった。
 
 そして大谷は、もし家康を殺したとしてどうする、お前に人はついてくるのかと言った。
 やってみないとわからないと言う三成ですが、ならばどれだけお前のとこに大名が集まって
いる、と言われて反論できない。
 まだ間に合うから兵を引けという大谷ですが、三成帰って行きました。
 友達にここまでさせてもあきらめないとは…。

 家康の方は、大谷がきたのかとビックリしています。
 皆も、大谷もこちらについたのかと驚いている。
 でも彼は、自分は家康のためにきたのではない、秀頼の家臣だときっぱりいいました。
 さすがです。
 さらに、ユッキー父も来て大名にどよめきが。
 徳川を退けた話は伝わっているようですな。
 ユッキー兄、なんで?とびっくりしてるようだけど、アイコンタクトで理解した模様。
 んで父、さっそく軍議を始めました。
 と、加藤が「なんでお前が仕切るん?」と言ってくるわけですよ。
 父、名乗ってから発言してくれと言ってると大谷が、この人は徳川の軍勢を打ち負かしたから
任せられると言い出して。
 政宗と忠興も名乗ったうえで、異存なしと言い出した。
 加藤もそれを聞いて納得した。
 この人、ちゃんと筋が通ってれば納得する人なんだろうね。
 したら政宗が、「三成は大悪党だ。こないだも忍びを雇って家康の命を狙ったらしい。伊達政宗だ」
 うん、いやあの、一度名乗ってくれればいいから。発言ごとに名乗れって意味ではなくてですね…。
 あとそれこのユッキー父の仕業だから。
 父、どういうリアクションをと「まことか、許せんな!」
 白々しくすっとぼけやがったー!
 兄も同調してるよー!
 これ銀魂で見たことある!
 万事屋がやらかしたのを一生懸命新八とかが「誰がやったんだよ」「許せねーよ!」とか言ってるやつだ!

 んで軍議が進んでいくわけですが、とりあえず政宗と忠興、発言するごとに名乗らなくていいから。
 お前らはギャグ要員になったのか。
 政宗はともかく忠興は怖くてつっこめねーよ!

 三成戻ってきて、自分達だけで戦う、と言ってます。

 その頃景勝は三成のことを心配していました。
 兼続は、三成は目先の利で動くような男ではない、義のために戦う男であると。
 景勝は、ならば自分はと思うわけです。
 今の時点ではただの腰抜けですやん。

 三成がそろそろ出ようとしてたら三十郎が、徳川の屋敷に大谷と真田の旗が立った、と
慌てて報告してくる。
 ユッキー冷静に、父が徳川についたのでしょうと言う。
 ユッキーは、今ならまだおさまりがつく、というが三成はもう遅いと。
 そんな彼にユッキー、激しい口調で言います。
 三成が天下の安寧のためいままで頑張ってきたのは知っている、時には秀吉にすら
逆らった、命をかけて平和を守ったのを見てきた、だから死んではならないと。
 そこに現れたのが景勝でした。
 家康は自分が倒すから、今は引けと言うのです。
 一応兼続を確認するユッキーが笑える。
 兼続も景勝が本気になったと言います。
 大戦をしかける時は必ずくる、それまで命をつなぎ、待てと言う景勝。
 やっと三成も引くことが出来ますなあ。

 というわけで徳川の屋敷も皆帰っていくんだけど。
 正信、これでわかったんじゃないの、的なことを家康に。
 自分が声をかければこれだけの人間が動くのだ、ということを家康に実感して欲しかった
ようです。
 そして家康、いらん自信つけて天下取りに乗り出すことになりました。
 最後、ユッキー父が帰っていくけど、二人の会話に意味深な間がありました。
 あと、帰っていく姿がスローモーションになってたり。
 まあのちのち戦うことになろうとはねって感じですな。


 次回第34話。
 「ゆけ、わが槍! 力の限り道を拓け!」



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