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真田丸 |
第36話(16/09/11)
今回面白かったですなー。
じっくりと物語楽しめました。
ユッキーの父はユッキーとともに上田に帰るといい、三十郎らは半日遅れて出る
ように、と。
目立たないようにするつもりなのかな。
あと前回覗き見しててゲタ投げつけられたやつだっけ、歯が欠けていたんだけど
ユッキー兄が全然気づいてないような聞き方がおもしろかった。
その頃岩櫃にて、松と旦那が、徳川から離反、何があったのでしょう…と深刻な顔をして
いるのだけど、そのあと笑ってて、ユッキー父らしいと言ってたから、この人らはいつもと
変わりなくてなんかホッとするなあ、と。
家康は、上杉討伐のはずだったのが、なんで毛利挙兵しちゃってんの、とか怒る。
まあそれだけお前をつぶす機会狙ってた奴が多かったということでは…。
毛利だし…。
で、正信は裏で手を引いているのがいると。
ねば〜る君のびーるねばよー!(それは糸を引いている)
正信に、裏で手を引いているのは三成だろうと言われ、家康はあわてて大名収集。
んでユッキー兄は家康のところにやってくるわけですが。
父とユッキーがいないので聞くと、上田に帰ったという。
家康の命令には従わず、謀反に加担すると。
どっちにもつかず帰った、くらい言っとけばまた違ったかも知れんが…。
まあそういうわけで、家康はなぜユッキー兄だけは残ったかと聞く。
兄は、義父が忠勝だから、残るのは当然と言いました。
ここで、忠勝が無言で感動してるんですなあ。
でも、あのぼんくらの本多正純は信用せずに、だったらなんで父とユッキーが帰って行くの
黙って見てたんだよ、わざとだろうがよ、と文句を言う。
こいつ器の小さいやつだなあ。
兄は、裏切った父の代わりに私に腹を切れとおっしゃるならその通りに致します、と。
ここで忠勝が割って入るんですな。
実の家族だから助けたいと思うのは当たり前、どうか許して欲しいと。
忠勝に言われたら家康も納得せざるをえんでしょう。
正純うるさい。
正純のタイプって、上司に気に入られようと周りの人のあら捜しをしまくって、あることないこと
上に吹き込むタイプですよね。実力はないのに昇進していくタイプ。嫌いですわこういうの。
家康は、父が去ったのは痛いけど、ユッキー兄が残ってくれて嬉しいと言います。
まあクソマジメな兄には徳川はあっていたかも知れませんね。
ということで家康は、秀頼を奉って裏切った毛利らを討ち果たす、と宣言します。
他の武将らも威勢よく賛同。
てか細川忠興くん、君の奥さん先週…。
ユッキーと父は沼田の近くに滞在していました。
もう少しで沼田城に入れる、ということらしいです。
ここにやってきたのが稲とおこう。
大坂を抜け出してきたのですな。
ユッキー母と春は大谷のところに身を寄せているそうです。
てか稲さん。
座敷にあがるのに傘と杖は普通もってあがらないものですよ。
汚いでしょ…。
おこうが疲れたというのへ、しゃんとしなさいという稲はかっこよかったですね。
それで、ユッキーは、自分たちは徳川を離れたと説明。
ただし、兄は徳川に残ったと言います。
稲は少し考えて、沼田に入るなら私が出迎えるのが筋だから、先にいって支度する、
後からきてくれと言いました。
この時に彼女の決意は固まっていたのかなあ、と思います。
夜になり、父一行が沼田城にやってきたのですが門が開かない。
不審に思い声をかけると、稲が出てきた。
しかもたすきがけで長刀を持って武装している。
彼女は、夫が徳川についたのだから、徳川にはむかうものはすべて敵です、と言い、
ユッキー父らが入ろうとするのを赦さなかった。
かっこいいなあ。
父は、さすが忠勝の娘だ、兄は良い嫁をもらった、と笑いながら引き返していきました。
多分このあと、上田城へいったと思われます。
確か表向きはこうやって追い払いましたが(間者がいる可能性もあるから)、後でこっそりと
稲は父に孫たちと会わせてやったはずだったような。
上田城にて父は、徳川軍が引き返してくるのを迎え撃つ、何の因果かこの上田城で徳川を
迎え撃つのは二度目だ、と言ってます。
だから同じ手は使えないと。
さらに、徳川の中には兄もいると。
皆がザワザワするので父、気にせず戦えと言います。
そのあと、「…多少はきにかけろ」って言ってたのは笑った。
何も本気で傷つけたくはないもんねえ。
家康は秀忠にまず上田攻めを命じました。
その先鋒をユッキー兄に命じる。
自分はぁーユッキー兄裏切らないと信じてるけどォー、臣下の中には信じない者もいるん
だよねー、ということらしいです。
うぜえ。
その頃父は三成から手紙がきたと。
領地いろいろあげるから好きに大名と戦いなさいねということらしい。
父、ちゃっかり武田領もお願いしたら、くれるというのでテンションあげあげです。
よっしゃー!とやってたのが、クイズに全問正解した人みたいで面白かった。
三成としても、信濃に真田がいれば徳川は気にして、全軍を三成の方に回してくることは
出来ないから、いてくれた方がありがたい、ということのようですね。
そういうわけで、上杉の牽制にいた秀忠が動き、信濃へ向かいました。
上杉の方では、今まだ動いてはダメです、と兼続が景勝に言ってました。
かっこいいー。
上杉が動くのは、石田と徳川がぶつかってからだ、ひと月2月では勝負がつくと思えません、と。
兼続ですら、そのように思ってたんだからしゃーないよなあ。
誰一人、半日で終わるとは予測していなかった。
秀忠軍が信濃にやってきまして。
正信は、神川が流れてる、前回はここの堰を切られて水攻めにあった、先にきっておきましょう、と
秀忠に説明。
真田の方でも、堰が切られましたと報告くるが、父は読んでいたらしく気にしない。
父、まだ早いか…とか言ってる。
何かを待っているようですね。
徳川勢では兄が、父から書状がきたと秀忠に渡す。
正信が「つらい立場になりましたなー」とか言ってたけど、それを兄がはねのけていたから、おそらく
からかい気味に言われてるのが腹立ったんだろうと思いますね。
んで、ユッキー父からの書状には、降伏すると書いてあった。
ここで秀忠が偉いなと思ったのは、自分は戦の機微がわからないから聞くのだが、戦の前に
降伏するのある?って聞いてること。
どっかの氏政のバカ息子みたいに、自分はできる子!自分はすごい!みたいにならなくて
良かった…。
まあこないだは「何のために江戸に帰るん?」とか家康に聞いてたけどさ。
降伏の話し合いの場にきたのはユッキーだったのですが、敵方に平野がいて笑った。
徳川に拾ってもらったらしいです。
久しぶりという言い方がいやみったらしくて笑える。
降伏の条件は到底受け入れられるようなものではなくて、兄はこれを読んで、降伏する
つもりはなくわざとやってんだろうなーと感じたでしょうね。
時を稼ぐために。
正信は何の時間か、と激怒するけど、それは兄にもわかるはずはなかった。
秀忠が「これは怒っても良いのか?」と確認して怒ってて笑った。
お前は何をしてんだよ。
父は交渉決裂という話を聞いて、これで良いと言っています。
もともと作戦のうちだっただろうしね。
染屋原というところに秀忠は陣を築きました。
その中に兄の姿もあると聞いて、父、戦いたくないのーと。
ユッキー、策があると言います。
まずユッキーが戸石城に行く。
そこで、兄と一芝居うつというのです。
城の内外でやりあって、その隙に誰かが城門を開く。
兄の軍が中に入り、城は兄のものになる。
ユッキーらは速やかに逃げる。
その門をあける、「内通者」の役目を三十郎にやって欲しいというユッキー。
三十郎は大事な役目ですから大喜びしますが、その後は兄のところに残れと言われて
衝撃を受ける。
まあ内通者が一緒に逃げたらおかしいのは道理ですが。
その後も兄に従えと言うんですね。
もしかしたらユッキーはこれからのことをわかってたのかなあ。
てか三十郎がいなくなると、きりのストッパーがいなくなるんですけど…。
こっそりと佐助が文を兄のところに届けました。
さあ、いよいよ始まりです。
15年前の時もいた平岩という武将がいるのですが。
城下に誘い込まれ、ひどい目にあったと正信がいってて、こいつチクチクと人の失敗つつきやがって
嫌な奴だな…と思った。
で、今回は刈田をすると。
稲を刈り取って、敵の兵糧を自分らのものにしてしまおう、というわけです。
その後は城を囲んでじわじわと持久戦というわけですね。
昔は戸石城に伏兵いたからなー、横から突かれて痛い目にあいましたなーという正信。
またまた謝る平岩。
なんだこれ…。
で、その時指揮を執っていたのが平岩の隣にいたユッキー兄。
やりにくいわ!
この戸石城を今回押さえておく必要があると言われ、兄は、ここは自分がやると言った。
勝手知ったる城だし、敵に内通者がいるからうまくやります、と。
秀忠、それがいいな、と賛同すると、正信が「でも親子で戦わせるのはなー」とか言い出して
兄が、「まだ疑ってるのか」と怒ると、秀忠「そうなのか」と。
お前は意見をはっきりしろ!
そういわけで戸石城にて。
ユッキーが出てきたのでどよめく一同。
両者せめぎ合いが始まると、頃合いを見計らって三十郎が門を開け、兄らはなだれ込んでいく。
ここでは平岩とか敵もいることだし、三十郎は「兄の命令でお味方させていただく」と高らかに宣言。
これで、芝居だとは思われなくなったでしょうな。
軍が入り乱れて混乱の中(おそらく傷つけるなみたいなことはうっすら言われていたのでは
ないかと思うんだけど。結束固いし)、向き合う兄弟。
しばしの別れだと思っていたでしょうが、この後あんな形で再会することになろうとは…。
このあとユッキー側の兵は、佐助から渡されたであろう煙玉を投げつけて逃げていきました。
この後兄はこの戸石城を守って動かず、これによって真田の軍勢が直接ぶつかり合うことは
ありませんでした。
さて。
父は、敵方には正信がいるから、前回の失敗を踏まえて、やみくもには攻めてこないだろう、
一つ一つ敵の軍勢をつぶしていくか、と言ってた。
攻めたら深追いせずすぐ引くと。
真田の兵がどこから現れるかわからないと敵に知らしめよというわけです。
こういうのは精神を消耗するからねえ。
でもって、松の旦那には敵の兵糧を奪えと。
作兵衛には、敵は刈田をしてくるはずだからそれを阻め、と言います。
父、こういう風にそれぞれの役割をうまくふるのはさすがですねえ。
徳川の陣の一つでは、平野がスルメ食ってました。
すると、ユッキーらが襲ってきた。
刀抜いたから平野斬り捨てるのかと思いきや、スルメを切っただけでした。
食べやすくしただけじゃねーか!
松の旦那さんは、敵の兵糧の見張りにちゃっかり忍び込んでいて、いやー大変だねーと言ったあと
見張りをざっくり倒して兵糧を奪っていく。
あれれー?高木刑事が窃盗をしているよー?(黙れメガネ小僧)
作兵衛も、皆とともに潜んでいて、刈田をしにきた連中を襲っててカッコ良かった。
ある意味最後の真田の見せ場だもんなあ。
(大坂の陣はユッキーの見せ場)
正信、状況を聞いて敵もやるもんだなと言ってる。
秀忠は、戦ってこういうもの?と。
お前、初陣が真田親子相手とはなあ…。
テニスで言えば、新人プレーヤーの対戦相手が錦織とジョコだった、という感じですわ。
戦は焦った方が負けですぞ、という正信。
するとそこに雨が降ってきます。
正信、しまったという感じでした。
父が時を稼いでいたのはこれか、と。
雨で川の水が増す、つまり神川ですが、それによって徳川勢は退路を断たれたというわけです。
ここでOP流れ出すのがめっちゃかっこいい。
父がいよいよ動くんですよ。
まさに神がかっていてかっこいい。
ユッキーは、正面から攻めるのですか、というけど父はその裏をかくという。
本陣の裏にいけと。
そして秀忠の首を取ってしまえ、とユッキーに言います。
本陣の裏へまわりやすくするために父は、半月かけて周りをじわじわとつぶしていっていた
のでした。
これに正信が気付いていたかどうかは不明ですが、悟られないようにあちこちまぜてつぶして
いたでしょうな。
父は最初から、本陣を築くならここだ、と読んでいたようです。
戦は始める前が肝だ、というのはその通りなんだろうなあ。
秀忠は、正面から攻めるぞーと言ってるけど正信は、兵の数を過信するな、と注意。
そこに家康から火急の知らせがやってきます。
雨でその羽根重そうだな…。(伝令役はこうした羽根をつけるのがならわし)
内記が、秀忠の首を取れるでしょうか、と父にいっていて、それは別に取れなくてもいいと
答える父。
初陣で思い切り怖がらせるのが目的だと。
怖い思いをさせられた者は、生涯戦下手で終わると言う父。
その秀忠は、戦を今後しないのですから皮肉なもんですなあ。
本陣の裏に到着したユッキー。
物見にいかせると、徳川の旗があったという。
ただし、ユッキーは「兵の姿は」と確認する。
あまりにも静かだったから(ここまできたら兵の声が聞こえるはず)気になったんでしょうね。
ユッキーが行くと、徳川の陣はもぬけの殻でした。
徳川はとうに撤退していたのです。
実は、血気にはやる福島が岐阜城を落としたんだけど、これによって西軍の緊張が高まり、
これはやばいと思った家康が秀忠の軍を呼び戻し合流を急いだ、というわけです。
山の中で秀忠が、あの戦勝っておったのにとか悔しがってるけど、あのまま戦ってたら
負けてたのはテメーだわ。
身の程を知れ。
さて9/15に三成の陣は関ヶ原に広げられていました。
大谷があの服装になっててかっこよかった。
イケメンは何着ても似合うな。
その頃、上田城では、勝利の宴が開かれていました。
まだ三成らがどうなったかわからんのに…。
と、ここに佐助が関ヶ原の様子を伝えにくる。
皆は、どこで激突するか予想が当たった外れたと大騒ぎですが。
佐助がまだ言い淀んでいるのを見て、ユッキーが「静かに」と怒鳴るのが良かった。
冷静に人を観察している彼らしい。
佐助は言いました。
もう勝敗は決しました。
大谷吉継は討ち死に、石田三成は行方知れず、と。
徳川の勝利です。
父、言葉も出ませんでした。
てか関ヶ原これで終わり?
手抜きすぎやろ…わかるけど…。
大坂の陣はハデにやってくれるんだろうな?
次回第37話。
「周囲のあなたに寄せる期待と裏腹に結果が出ない現実に対し、恐怖を感じてはいませんでしたか?」