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真田丸 |
第48話(16/12/04)
ここに至ってきりが、不自然なほど「よくでできる女性」として持ち上げられてきてて、見てて
イライラする。話が全然面白くないなあと。
徳川の陣に、敗走兵がきて、皆が驚いてかけよるとそれは塙の変装で、それを機にユッキーや
毛利らがワーッと切りかかっていくのなかなか面白かったですね。
やるなあ。
ただユッキーは深追いはせずさっさと引き上げた。
これには意味がありました。
ユッキーは有楽斎に、家康は自分たちが奇襲したことでさぞ驚いたでしょう、さっさと駿府に
引き上げようとするはず、その道中を狙いますと話す。
有楽斎は、一度しくじると警戒されてしまうからうまくやれよ、と佐助に話す。
明日ここを立つはずだから明日の道中に、と佐助は言うのですが…。
もちろんこれはユッキーの作戦で、有楽斎を通じてわざと家康に自分たちの計画を筒抜けに
させ、その裏をかいて家康は今日帰ろうとするはずだから、その裏の裏をかいて自分たちは今日
家康を狙おう、というわけです。
つまり、裏の裏の裏はやっぱり裏というわけですね!(それ銀魂!)
佐助がいきなりきりに、この暗殺成功したら夫婦になってと言ってたけど食い気味に「ごめんなさい」
言われてて笑った。
このコントのためだけの告白っぽいなあ。
まあそれはいいけど佐助も消えるのはやっ。
秀忠は相変わらず、陣襲われて和睦破られたんだから総攻め総攻めとか言ってます。
うっせーなオメーは総攻めしか言えないのかよ。BL界の申し子かよ。(それ違う総攻めだからやめなさい)
家康は、自分たちが去れば牢人は大坂城を出て行かざるを得ない、それを待っての総攻めだと
言います。
絶対に負けるわけにはいかないからこそ、満を持すのだと。
一方、ユッキーは秀頼らの軍議で、家康はまた攻めてくるつもりだから、牢人らは絶対おらんと
やばい、と説いているわけですが、あの局がはよ牢人は出て行けとうるさいわけですよ。
秀頼は、牢人には恩義を感じるからできる限り家臣にしてやりたい、と話す。
まあこれもまたユッキーの策なのかな。
有楽斎の前でわざと、「牢人らは出て行かせない」的なことを言うの。
その夜有楽斎が手紙を書いていて、外にいたものに渡すと、それはユッキーだった。
確実なしっぽをつかむタイミングを待っていたんでしょうね。
今回の冒頭のところでは多分、手紙をいつごろ書いて誰に渡すのかを見張っていて、そして今回で
すり替わったのではと思うのですよ。
で、有楽斎が「言い訳はせんから切りたいなら切れば」と言っておきながら、「待て」と言ったり
して、ダメな男だなーと。
実際はどういう人だったかは知りませんけどね。
まあそれでユッキーは、ここを出て二度と戻ってくるな、と刀を突きつけて脅す。
有楽斎はこの後、茶道に入れ込んで穏やかな余生を送ったそうです。
前にも言ったけど有楽町はこの人由来です。
さて。
佐助の方ですが、割とあっさり家康を殺したなと思ったら影武者でした。
まあそうだろうなあ。
家康に関しては影武者多すぎてコピーロボットかよってくらいいたらしいから。
失敗したことを佐助、詫びるのですがユッキーは別に怒ってませんでした。
何となくそういう予感あったんじゃないのかな。
ただ、大坂の方は問題が少しずつ出てきていた。
牢人が、冬の陣以降2万ほど増えたらしいです。
タダメシにありつけるからってきたやついるんだろうなあ。
ユッキーはそれよりも、守りを固めることを考えないといけなかったから、城のもっと外側、
南に空堀を作ると言いました。
大野が、面倒事は全部自分が引き受けるから存分にやってくれと言っててありがたい。
ユッキーは茶々に報告。
局は激怒してますが大野、口をはさむなとピシャッとやった。いいねえ。
まあ局のせいで真田丸壊されて、堀が埋められてしまった一件ありますもんね。
むしろあれがあってよくもまあまた、ぎゃあぎゃあと言えるもんだなと感心しますが。
ユッキーはその空堀を作るためにはまず時間を稼がねばならないという。
牢人がなかなか大坂城から出て行かない理由についてです。
そこでユッキーは、牢人の就職先を探すのに時間がかかってることにしよう、と言い出した。
ハローワークいけよハローワーク(ねえよ)。
あと、牢人の不満がたまっているということで、家族を呼んでもいいことにして欲しいと提案。
そしてユッキー、もう一つ何か提案があるようで…。
この後、皆身内と会って和気あいあいとしている中、ユッキーは兄の息子らに会ってくる
ということを茶々に報告していました。
茶々が、そのまま向こうの味方になってはダメですよ、と軽口叩いていて、これは信用して
いるからこそ言えたことでしょうね。
秀吉だったら「よし、向こうのやつらを味方にして連れてこい」くらい言ったかもしれん。
秀頼は茶々に、自分はいずれ大坂を離れるつもりだと話す。
四国に移りたいと。
もちろん牢人もつれて。
茶々は、ユッキーがついてきてくれるならいいっぽいしなあ。
ユッキーは秀頼に、これは次の戦に勝った時の条件としましょうと話す。
徳川としてはその方がありがたいだろうからすんなり飲むでしょうなということなんだろうね。
このあとユッキー、ちゃんと長宗我部盛親にも根回ししててすごいなと思った。
四国が欲しいと彼も言ってましたもんね。
長宗我部は、四国を欲しがっているのが秀頼だと聞くと、アチャーって感じになって、
自分も実は四国がもらえるとは思ってない、本音のとこで、淡路島もらおうかとか言い出してて
かっこいいなと思いました。
ここの、なんていうのかなあ、空気読み合いのやりとりは良かった。
で、そんなユッキーを千姫(さっきの秀頼のシーンでもいました)が呼びとめて、江戸に
帰りたいとか言い出した。
おいおい…。
さて、ユッキー、三十郎、松のダンナと会いました。
三十郎が心底嬉しそうで良かったです。
あと、信吉と信政ともあったんですが。
信政がすっごい不審そうな目というか、反感もったような目をしてて何かと思ったら、
家康に逆らうような大罪人に会いたくもないし、一族って言われるのも嫌みたいな感じなんですね。
なんかこの子…武士の世なら普通にあることなのに、なんで理解できないんだろうね。
というかこれはにーちゃんのしつけが足りないと思う。
家を存続させるために兄弟別れざるを得なかったんだってしっかり教えてないから。
信政だって、兄と敵味方に分かれたら、そういう態度取れるのかって話だろうにね。
ユッキーらは三十郎、松の夫と話をしつつ、この戦が終わったら沼田に戻りたいと言ってた。
三十郎がどのような策で徳川に勝つつもりかと聞いてて、ユッキー茶化して、敵に手の内は
あかせんよと言ってましたが…。
三十郎がまるで自分のことのように、ユッキーはすごいと語るのが、本当に会えたこと嬉しくて
仕方ないんだろうなあと思いました。
あとこの前に春が作兵衛の畑仕事を手伝うシーンが出てきたんだけど、きりが「私は畑仕事なんか
しないことにしてる」とか言っててすごいむかついた。
梅の時もそうだったなあと。
仕える人の奥様が畑仕事をしてるのに、自分は縁側で菓子をボリボリ。
いくら梅が農民出といっても、自分が仕えてる家の奥さんなのにね。
本気でこの人常識なさすぎ。
信吉、信政、大助は、信政が大助とユッキーを太罪人呼ばわりしたことでケンカになり、信吉が
慌てて止めていると、三十郎らがやってきた。
さすがにユッキーも状況は見当ついたんだろうなあ。
三十郎が信政を相撲と称して投げ飛ばしておりましたが。
で、ユッキーは松の夫に、敵陣に馬で乗りこんで何とかするにはどうしたらいいか、と話を聞く。
ダンナは、又兵衛とか毛利の方がすごい策を持ってるでしょうと遠慮するけど、武田軍に従事して
場数をこなしているからこそ聞きたいのだとユッキー。
ダンナ、鉄砲がいいですなあと言う。
これなら敵が離れていてもしとめられると。
ただそれも結局囲まれたらやりと同じことになるらしい。
まあそらそうでしょう。
でもダンナ、ここの会話で気付いたんだと思います。
ユッキーがどういう目的で聞いているかということに。
ユッキーが戻ってくると、春らが畑仕事してるんだけど、わざとらしくきりが手伝ってて、春が
いかにダメな人間かをユッキーに語っていて、こいつ本気でクズだなと。
ともあれ、ここは昔利休の茶室だったという話をしていると、作兵衛が何かを掘り当てた。
中は鉄砲でした。
(ここ、手が汚れたユッキーにサッと手ぬぐい差し出してる春かわいかった)
毛利に見せたら、これは利休の鉄砲だろうと。
つまり武器商人だった利休が、当時最先端のこの銃を仕入れていたけど、まだ時期早々だと
思ってかくしていたと。
それを偶然にもユッキーが手に入れたというわけですね。
都合良すぎ展開なんとかしろォ!
家康がしびれをきらして、早く牢人を追い出せという手紙を秀頼に送ってきたようです。
大野は、そんなことよりもそろそろ資金がやばいという話をしていた。
ユッキーは、はやらずとも次の戦に勝てば領地を取り戻せ、金銭に余裕が出てくるはずだ
という話をしているのですが…。
タイミングの悪いことに問題が発生した。
あの、大野の弟が倉を勝手にあけて、自分の臣下らに金子を配ってしまったんですね。
そんな無謀なことをする人間のようには見えなかったがなあ…。
で、一部の人間だけ金が潤ったのでは不満が出るということから、秀頼は倉を開けて
すべての牢人に金子を配ろうと提案した。
ユッキーは大野の弟に、自分も兄に対してコンプレックスをもっていた、しかし兄も自分に
コンプレックスを持っていたことがわかり、兄弟とはそういうものなんだなと思ったという話を
するのですが…。
残念なのはこの大野弟が、それで理解できるほど物わかりがよくなかったってことだな。
さらに悪いことは続くもので、金を得た牢人らは武器を次々に買い求めたのです。
鉄砲買ってキャッキャしてる牢人見ると、なんかいつの時代も、新しいもの好きなのは
変わらんなあとか思ってしまった。
ユッキーはこれを聞いてあわてます。
戦支度をしていると受け止められてしまうと。
まあ実際家康のとこにその話は届いて、家康、汁もので火傷してたけどこれは、いら立ちを
うまいこと表してんだろうなあと思いました。
そして大野が襲撃されてしまうのです。
ユッキーに彼は、弟がやったんだと伝える。
身内のゴタゴタだと。
ただ、母も絡んでいるらしい(あの局)ということで、これは絶対そそのかされたんだろうなあ。
身内がバカすぎて気の毒すぎる。
そしてその大野弟、ついに堀を掘り返し始めてしまいました。
こいつも局と同じで、自分が死ぬ状況にならないと間違ってたとわからないタイプだなあ。
いや、死んでもわからないかも知れない…。
又兵衛、毛利はユッキーに、腹をくくらなければならないと言います。
家康も話を聞いて戦支度を命じました。
秀忠には任せておけない、自分が叩き潰すと。
やばいですなあ。
ユッキー、鉄砲の準備をしていました。
それに重ねて、兄がユッキーからの手紙を読んでいるシーンが流れます。
珍しくユッキーが朗読してた。
ここは直江兼続に読んで欲しかった…。(兼続関係ないですやん)
兄はこの手紙を読んでユッキーが死ぬつもりであることを悟る。
さすがです。
三十郎はわかってなくて、いやユッキーなら素晴らしい策で勝ってくれるでしょうなあと
言ってたけど、その笑顔が固まるのが良い演技だなあ。
兄、大坂に行くと言います。
止められるのは自分しかいない、と。
それではサイコロゲームスタート!(真田丸どうでしょうじゃない!)
次回第49話。
「き・み・じゃ・な・いー!君じゃない!」